(庫裏の繰り言)
https://touenji.jp/
2024-03-14T03:35:34+09:00
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2010-12-31T00:00:00+09:00
除夜の鐘・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=343#block377-343
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今年も、寒い大晦日でした。住職は、昨年の方が寒かったと言っていました。毎年、寒い中を、大勢の方にお参り頂きました。<br />
東円寺では、108個の飴を用意します。鐘を撞いていただいた方に、飴を1個お渡しします。今年も、108回無事に鐘を撞くことができました。片付けを終わらせた後、年越しそばを世話人さんと食べて解散しました。<br />
上野原のお寺で除夜の鐘を撞いている住職の帰りは遅く、午前2時30分頃でした。帰る時間に合わせて、おそばのお湯をかけていました。世話人さんのためにそばを茹でたお湯を使うことにしました。これが、悪夢の始まりでした。丁度沸騰する頃、帰るお客さんがいて、見送りに出たとき沸騰してしまい、気がついたいた時には、床が水浸しになっていました。夕方、手伝いのみんなで、ガスレンジを掃除したばかりです。明日、1日からガスレンジの掃除は嫌だったので、何とか綺麗にして、お風呂に入り布団に入ったのは、午前4時を過ぎていました。自分に、お疲れ様と言いたいです。
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2010-12-30T00:00:00+09:00
今年最後の・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=342#block377-342
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<p> 今日は、今年最後の<a href="https://touenji.jp/publics/index/8#type021_8_1">八海清掃の日</a>でした。師走の忙しい中、また、とても寒い中、12名の方々が清掃活動に参加してくださいました。東円寺の境内も清掃していただきました。今日も皆さんに感謝です。<br />
昨日から、おせち料理を作り始めました。とても、良いペースで作っているので、明日には、ガスレンジの掃除をして、年を越せそうです。本当に、あっという間の一年でした。明日は、11時45分頃から除夜の鐘を撞きます。午前1時頃には、片付けをして、世話人さんと年越しそばを食べて解散になります。就寝は午前3時を過ぎてしまいます。<br />
今年も、出会いの多い年でした。来年も、健康に気をつけて、たくさんの方との出会いを楽しみにしたいと思っています。世界中の人々が、幸せな年となることを心から祈っています。</p>
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2010-12-29T00:00:00+09:00
恒例の・・3
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=341#block377-341
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毎年28日は、お正月のお花を生け込む日です。お正月のお花も綺麗に入りました。、お正月を迎えられそうです。また、今日は、恒例の<a href="https://touenji.jp/publics/index/9#type001_9_4">餅つき</a>の日です。お供え餅、のし餅、のり餅を作りました。<br />
今年の夏、兄弟で遊びに来てくれた、お母さんのご実家で作られた、餅米をいただきました。とても美味しい餅米でした。有り難いことです。また、毎年お手伝いに来てくださる、住職の又従兄弟夫婦が来てくださいました。そのような、たくさんの方の暖かいお心のお陰に、餅つきが毎年続けることができています。<br />
餅つきの臼には、思い出があります。住職の大学からの友人ご夫婦が、十日市の市場で買って来てくださったものです。その年、友人の奥さんは他界されました。癌でした。<br />
亡くなられた年は、息子さんが、ご結婚したばかりでした。お孫さんのお顔も見ることなく逝ってしまわれました。そんな、思い出の詰まった臼で、今年もお餅をつきました。息子さんも毎年、お手伝いに来てくれます。その息子さんに4月、男のお子さんが生まれました。今年は、かわいい男の子も参加してくれました。楽しいお餅つきになりました。<br />
また、つい先日は、娘さんにも女のお子さんが生まれました。月日が無情にも過ぎていくことを感じます。<br />
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2010-12-28T00:00:00+09:00
終わった・・と思ったら??
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=340#block377-340
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今日で、今年の法事はすべて無事に終わることができました。寺子屋の子供達とも、楽しい食事会ができました。28日まで法事があった年は、今まで記憶にありません。来客も多く、電話も多い一日でした。<br />
毎年12月28日は、富士吉田市にある大明見という部落のお寺さんにお参りに行きます。このお寺には、東円寺の末寺だった、千手院というお寺の仏様がお祀りされています。千手院は、修験の寺でした。明治の中頃に、お守りする人(住職)がいなくなってしまい、その後は無住(住職がいないこと)となりました。その後、お堂と仏様が残っていましたが、お堂も老朽化したために、壊すことになります。登記簿には、千手院と記載されていますが、現在では大明見の財産区となっています。そのため、お堂の建っていた場所から近いお寺さんに、千手院の仏様は預けられてしまいました。そのような状態から、20年以上が経ちました。<br />
4年前にふと千手院の仏様のことを考えました。現在では、千手院の事を知る人はほとんどいません。しかし、千手院の言い伝えによると、伝教大師様が、延暦年間に富士山が噴火したとき、時の天皇の依頼を受けて、被災者の救済と供養に来られました。焼け残った材木を使って、お堂を建立したと伝えられています。<br />
そのような由緒あるお寺に、住まわれていた仏様が間借りされていることを、大変申し訳なく思いますが、今の私たちには為す術はありません。せめて、年に一度くらいは、お参りさせていただくことを決めました。千手院の奥の院は、不動湯で有名な硯水の不動様が祀られています。この、お不動様にも言い伝えがありますが、このお話はまたの機会にしたいと思います。そのお不動様にちなんで、28日にしました。しかし、今日は、お参りすることが出来ませんでした。申し訳ない気持ちでいっぱいです。日を改めて、30日にお参りさせていただく予定をしています。<br />
法事はすべて終わったと思ったら、30日にお墓の開眼供養が入ってしまいました。まだまだ、仕事は続きます。
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2010-12-27T00:00:00+09:00
恒例の・・ 2
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=339#block377-339
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今日は、おせち料理の食材を、静岡県沼津市の食鮮市場に買い出しに行きました。毎年、エビのごま揚げを作ります。100尾ほど作ります。食鮮市場では、エビがとても安く手に入ります。エビだけではありませんが、この市場に買い出しに行くと、いよいよ今年も終わりだなと思います。<br />
明日から少しずつ、おせちを作り始めたいのですが、明日は、今年最後の法事(49日忌)があります。また、寺子屋は、今年最後の勉強の日です。勉強後、簡単な食事会を予定しています。来客も多くなってくるので、予定は未定です。<br />
今日の買い物で一番の掘り出し物は、焼酎でした。日本酒は頂き物がありますが、最近は焼酎を飲む人が多く、世話人さんも焼酎を飲まれます。私がお酒の美味しさが分かれば良いのですが、分からないのでお店の方のお勧めを買ってきました。喜んで飲んでくださることを想像すると、心が躍ります。<br />
31日の午後3時頃までには、おせち料理作りを終わらせたのですが、なかなか思うとおりにはいかないものです。頑張ろうと思います。
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2010-12-26T00:00:00+09:00
恒例の・・ 1
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=338#block377-338
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毎年、年末になると、益子焼きの福袋を大量に注文します。お店は、「よこやま」さんと言います。今年で、7年か8年になると思います。初めは、実家の父がお祝いに、引き出物をお願いしたのがご縁です。「年末年始に、福袋を作っています。1万円分と3万円分です。」と聞いて、1万円分の福袋を、宅配でお願いしました。初めの年は、知り合いが数件で、3袋から5袋の注文でしたが、現在では13袋から15袋に増えてしまいました。<br />
増えてからも4年か5年経ちます。バラバラに入った商品には、1から12まで数字が書いてあります。福袋は、注文した数分入っています。1袋に12個の商品を詰める作業が、一仕事です。昨日、娘と2人で詰めました。福袋が15個あると壮観ですが、詰めるときの苦労がよみがえるので、福袋詰め終わった後はすぐに、頼まれた家に持って行きます。つぶやきに載せるなら、15個分の写真を撮っておけばよかったのですが、愚か者の知恵は・・・です。<br />
住職も無事に、葬儀を終わらせて帰ってきました。49日忌の法事も無事に終わらせる事ができて、本当によかったです。
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2010-12-25T00:00:00+09:00
捨てる神ありゃ、拾う神??
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=337#block377-337
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忍野村では、基本的に1月(お正月月)は、法事をしません。縁起を担いでいるようです。そんな習慣から、12月に亡くなると年内に49日忌をしてしまいます。11月に亡くなられた方と、12月に亡くなられた方がとても多かったので、今日、明日は、49日忌を2件ずつします。暮れも迫っていますが、普段以上に忙しくしています。<br />
捨てる神ではオーバーですが、あ檀家さんや知人、友人からいただく物で、季節を感じたり、ほっと一息つかせていただいています。そんなことがあると、拾う神??っているんだと感じます。
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2010-12-24T00:00:00+09:00
本当に師走・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=336#block377-336
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今日は、早稲田大学の学生さんが60名で座禅体験に来てくださいました。住職は、午前9時30分には、近隣のお寺さんに葬儀の手伝いに行きました。東円寺の世話人をしてくださっている方のご兄弟の葬儀でした。<br />
午後12時から、東円寺の檀家さんも葬儀がありました。座禅のお約束の時間は、午後1時30分頃でした。体験される人数も多いので、2,3日前から準備をしていました。時間に余裕がないので、葬儀の手伝いをしてくださった和尚さんには、座禅のお手伝いもお願いしました。大変な一日でした。<br />
住職は、年賀はがきの宛名書きに追われています。明日は、49日忌の法要後、通夜に行きます。毎日、仕事に追われています。師走を感じます・・・
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2010-12-23T00:00:00+09:00
和やかな・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=335#block377-335
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今日は、東円寺恒例の世話人さんご夫婦との食事会でした。しかし、今年は、11月から葬儀が続き、今日もお通夜でした。お手伝いのお坊さんをお願いしていたので、お坊さん方にも参加していただきました。<br />
途中、近隣のお寺のご住職が差し入れにきてくださり、和やかに楽しい食事会ができました。年末だなと感じながらも、明日も葬儀を控えて、土日は49日忌が続きます。体調管理と、年末の準備に手落ちがないようにと思っています。<br />
焦りは募ります。住職は、日にちの感覚がおかしいと嘆いています。
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2010-12-22T00:00:00+09:00
冬至・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=334#block377-334
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昨晩は、大雨でした。気温が少しでも低かったら、大雪だったでしょう。雨でほっとしました。今日も気温は高く、植物は春と勘違いしているようで、椎茸が小さな芽を出し始めました。24日頃は、寒波が来るそうです。勘違いして芽を出した植物たちは、寒さに凍えてしまうでしょう。自然の厳しさを感じます。<br />
今日は冬至です。カボチャを食べ、ゆず湯に入り、無病息災を願います。毎年、冬至の次の日に、「昨日、冬至だった」と、新聞を見て気が付きます。しかし、今年は、90歳になる叔父から、叔父が畑で作ったカボチャを頂きました。また、数年前に上野原のお寺に植えたゆずの木に、今年は実が生りました。<br />
今日は、叔父の作ってくれたカボチャを食べて、上野原のお寺のゆず湯に入りました。
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2010-12-21T00:00:00+09:00
風習・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=333#block377-333
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葬儀について、質問されました。忍野村では、お通夜に火葬をするケースが多く、「どうして、お通夜に火葬してしまうのですか?」と時々聞かれますが、特に仏教的な意味がある訳ではありません。<br />
葬儀の形態は、時代によって変化してきました。忍野村では、5年前から斎場を利用して葬儀をするようになりました。それ以前は、自宅葬でした。隣近所に休憩所や食堂をお願いするので、近所も大変でした。<br />
最近の葬祭場は、宿泊施設を完備してありますが、自宅葬から葬祭場に移行するまでの古い葬祭場には、宿泊施設はありませんでした。お通夜の時に遺体のままでは、お通夜の後、自宅にご遺体を連れて帰らなければいけません。そこで、先に火葬してお骨にするようになったようです。<br />
ある人が、『「告別式」というのに、葬儀の時に、ご遺体がなく、お骨になってしまったら、お別れは何に向かってするのでしょう?告別式ではないのではないか?』と言います。この質問の視点は、この世に残された遺族や知人から見た感情です。しかし、『葬儀とは?』いったい誰が誰に向かってする儀式なのでしょうか?僧侶が亡くなった人に対して行う儀式だと思います。この世に何らかの思いを残して亡くなった人に、思いを断ち切りあの世に導く儀式が、葬儀です。<br />
残された遺族や私たちは、葬儀に立ち会うことで、亡くなられ人に対しての思いを、断ち切るのだと思います。また、同じあの世に旅立つのなら、よい所(天国)に行ってくださいと祈るのだと思います。とても新鮮な質問でした。葬儀について、改めて考える機会を与えてもらい、感謝しました。<br />
葬儀のやり方は、その所の風習によって、それぞれ違いますが、死者に対しての思いは同じだと思いました。
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2010-12-20T00:00:00+09:00
何が正しいのか??
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=332#block377-332
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今日は、御詠歌の方々との食事会でした。皆さん忘年会続きで、体重が増えることを心配しながらも、もりもりおいしい料理を食べていました。(住職も私もですが・・・)<br />
話題は、老後のことでした。「これからの時代、子供は親の面倒は見ない。介護施設に入ることになるだろう。」と言います。「若い人たちは、稼がなくては生活できない。」と・・・このような考え方でいいのでしょうか?<br />
私の考えは古いのかもしれませんが、昔の人は親の面倒を当たり前に見てきました。お金があった人ばかりではないと思います。豊かな時代になりました。購買意欲をかき立てる宣伝広告が、目に入ってきます。「あれも欲しい、これも欲しい」と思います。一生懸命に働きます。目先の欲のために、自分の大切な人が寂しい思いをするかもしれません。それでいいのでしょうか?<br />
自分を一人前の大人にしてくれた親に、恩返しをしなくていいのでしょうか?親は、子供に面倒を見てもらうことができなくて、本当に良いと思っているのでしょうか?私は、良いとは思えません。<br />
現在、親にお小遣いをあげる人はどのくらいいるのでしょうか?逆に、30歳を過ぎても親のスネをかじっている人はどのくらいいるのでしょうか?人として、どちらがいいのでしょうか?<br />
何事においても、「そんなきれい事では食べていけない」と言われてしまいます。しかし、親の面倒を見ることは良いことと分かっていながら実行せずに、目先に捕らわれているような気がして、本当にこれで良いのかな?と少しむなしくなりました。
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2010-12-19T00:00:00+09:00
お祝い・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=331#block377-331
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忘年会シーズンですが、今年はとても忙しいからだったのか?東円寺の忘年会は日程が取れません。しかし、お花のお稽古仲間とは、どうしても年内中に何らかの会をしないと、時期を逃してしまいそうだったので、昨夜忘年会をかねて、お祝い会をしました。<br />
お花でお世話になっている先生のご主人が、県の教育功労賞を受賞されました。お仲間、後輩、教え子などなど、お祝い会続きだったようです。胡蝶蘭などの花が、所狭しと飾ってありました。どのよおうなお祝いが喜ばれるか、お稽古仲間で話し合いました。<br />
私たちは、奥さん先生の生徒です。食事会を企画しても、お料理屋さんでは、ご主人先生に断られてしまうかもしれないので、「先生のご自宅でだったらどうでしょう?」と言う話になりました。料理は、お重を頼みました。和やかな楽しい会でした。<br />
ご主人先生とお話をする機会はなかなかないので、大変勉強になりました。「一番大切なことは、人と人のコミュニケーションであること」その、コミュニケーションを支えられた奥さんの内助の功があっての、受賞であったと思います。多くを学んだ、貴重な時間でした。
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2010-12-18T00:00:00+09:00
忘れてはいけない事・忘れた方がいいこと
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=330#block377-330
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人間というのは、人にしてあげた恩は、よく覚えているものです。ところが、してもらった恩は忘れてしまうことが多いものです。しかし、してあげた恩を覚えていても、案外忘れられてしまっていることが多いので、「あの時あんなにしてあげたのに・・・」と、自分の心に残るのは不満だけです。<br />
思考を変えてみると不思議に心が軽くなります。人からしてもらったことを覚えているように心がけると、私(自分)が、一人で生きているのではなく、多くの人に支えられて生きていることに気付きます。また、自分がしてあげたことを忘れているのに、「あの時は、お世話になって・・・」などとお礼を言われると、とても嬉しくなります。「自分が何かの役に立つなら、また何かさせてもらおう」と思えるものです。好循環になります。<br />
今日は、ある女性の49日忌の法要でした。ご主人が事業で成功されましたが、実子はいませんでした。しかし、ご自分の兄弟の子供さん方をとてもかわいがっていたと聞きます。ところが、今日の49日忌には、姪御さん甥御さんともに、女性の親族はどなたも来られませんでした。どのような理由があっても、出席し冥福を祈ってほしいと思うのは、私の考え違いでしょうか?<br />
49日忌は、和やかに無事終わりました。お施主さんにすれば、甥御さんがいることで気を使います。お施主さんの立場を考えると、とても複雑な気持ちです。<br />
立場によって考え方は違いますが、どんな時も感謝の気持ちを忘れないでほしいと私は思います。<br />
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2010-12-17T00:00:00+09:00
寒い中を・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=329#block377-329
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今日は、お天気は良かったのですが、気温が上がらず寒い一日でした。特に本堂は、冷え切っていました。そんな中、東京から親子さんがお参りに来てくれました。寒くてびっくりしたのではないでしょうか?<br />
週間エグザエルを見て、どうしても東円寺に来たかったそうです。娘さんたちにせがまれて、気の毒なのはお父さん?だったかもしれません。お話をしながら、何年も前の事のような気がしましたが、3ヶ月ほど前のことでした。懐かしさと、忘れかけていた大切な事を思い出しました。<br />
今日も、良き出会いに感謝です。
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2010-12-16T00:00:00+09:00
神奈川県妙圓寺さんの初辨天大祭
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=328#block377-328
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今日は、神奈川県にある妙圓寺さんに伺いました。初辨天のための吊し雛を作る今年最後の日でした。私(寺庭)は、数ヶ月に一度しかいけません。お手伝いしたい気持ちだけは人一倍なのですが、なかなか思うように時間が取れません。今日もおいしいお茶とお茶菓子をいただいて帰ってきました。吊し雛は本当に手間がかかります。一年の時間をかけてとてもかわいく出来上がっていました。是非、<a href="https://touenji.jp/publics/index/1#type010_1_2">妙圓寺さんの初辨天</a>にお出かけください。東圓寺で作ったリンゴジャムも、チャリチィバザーで販売されます。昨年の様子は、東円寺からのお知らせをご覧ください。
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2010-12-15T00:00:00+09:00
誕生日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=327#block377-327
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昨年も同じ日に同じ事を書きました。今日は、私(寺庭)の誕生日です。誕生日は、誰かに祝ってもらう日ではなく、この世に私を誕生させてくれた親に感謝する日です。(住職の請負ですが・・)<br />
親にしてみれば、子供が誕生日を迎えることは幸せなことです。また、親より一日でも長生きすることが、何よりの親孝行かもしれません。その子供が、「私を生んでくれてありがとう」と感謝をしてくれたら、どんなに嬉しいことでしょう。しかし、感謝を言葉にしなくても、感謝する気持ちが大切なのだと思います。今日は、私自身が何かと忙しく両親に電話をかけることを忘れてしまい、つぶやくことで、言い訳をしている気もしますが、明日にでも、連絡しようと思います。<br />
写真のシクラメンは、贈り物です。毎年、送って下さる知人に感謝です。シクラメンの鉢が置かれている場所と相性が良く、来年の5月頃まで楽しませてくれます。<br />
もう一枚の写真は、お歳暮でいただきました。私はお酒が飲めません。(お酒を苦く感じ、美味しいと思えないので・・・)炭酸飲料ですが、雰囲気を楽しみ、味を楽しんでいます。(とても美味しいです<img alt="" src="https://touenji.jp/files/libs/5/201209271203315784.gif" />) 今日も様々な方に感謝です。
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2010-12-14T00:00:00+09:00
今頃・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=326#block377-326
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昨夜は、園舎解体後の風景が頭から離れず、なかなか寝付かれませんでした。園舎があったお陰に、土地が広いということを意識しないでいられましたが、とても広いことに驚きました。(今頃ですか?と言われそうですが、人間の目は節穴です。特に私ですが・・)<br />
段下での解体工事なので、他人事のようです。本堂では、解体工事中でも、法事や葬儀が普段通りに行われています。とても不思議な感覚です。<br />
東円寺今昔写真館に、今年2月に雪化粧した東円寺の山門から写した写真を更新しました。<a href="https://touenji.jp/publics/index/20#type306_20_4">こちら</a>もご覧ください。
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2010-12-13T00:00:00+09:00
解体工事も・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=325#block377-325
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今日は、朝から大粒の雨が降っていました。気温が低ければ、大雪だったことでしょう。しかし、気温は下がらず、比較的温かかったので、雪は今現在降っていません。<br />
そんな大雨の中、解体作業は大詰めです。建物は、がれきの山になりました。寂しい気持ちもありますが、新しいスタートでもあると思います。山門がなかなか立派に見えます。裏山が目に入るので、奥行きを感じます。昭和30年代の写真の頃と同じ風景に、感動しています。重ねた年数は、木々の大きさを見比べると、確かに50年の歳月を感じることが出来ます。<br />
年の瀬に来て、来年の抱負を思うと、また、スタート地点に立たされた気持ちです。仏様が、大きな宿題を出してくれました。とても難しく、やり甲斐のある宿題です。少しずつ問題を解決していきたいと思います。
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2010-12-12T00:00:00+09:00
死について・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=324#block377-324
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親の死を身近に感じたときに、初めて『人は皆死んでいくのだ』と実感しました。<br />
14年前、母親が腎不全になりました。人工透析をしなければ命の保証はないと宣告されました。母の父、私にすれば祖父が亡くなったばかりでした。母は、「人工透析をするくらいなら死んだ方がましだ」と思ったそうです。しかし、父が説得をして、シャント(人工透析をするために必要なもの)の手術しました。それから、週3回の透析をしています。<br />
『お母さんが、死んでしまうかもしれない』と思ったと同時に、葬儀の事を考えました。今の私に出来ることは何なのかを考えましたが、親に何もしてあげらえない自分に愕然としました。そんな風に考える人は珍しいと、後になって母親に言われましたが、本気で考えていました。<br />
人工透析のお陰に、元気にしています。人工透析も10年以上のため、シャントの不具合があり、左手から右手にシャントを作り変えることになりました。<br />
母の口癖ですが、「震災にでもあって、人工透析ができなくなったら、私の命はないのだから、今日一日を精一杯生きるだけだ」と言います。言葉を返せば、「明日の命は分からないのです」そんな母の姿に、命のはかなさと、人間の精神力の強さを教えてもらっています。<br />
いつどのような形で別れが来るか分かりませんが、来るべき時に後悔しないように、母親との時間を大切にしようと考えると、自分の来るべき時の時も後悔したくないから、やっぱり生きることを大切にしようと思います。<br />
今、私に出来ることは、シャントの手術の成功を祈ることです。
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2010-12-11T00:00:00+09:00
長を育てる・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=323#block377-323
1
報道番組を見ていると、批判のオンパレードですが、立場が変わったときに、実行できるのかしら?と思う場面をよく目にします。<br />
母親から聞いた昔話を思い出します。昔、大酒飲みの怠け者の亭主がいました。近所の人は、奥さんを気の毒に思い「あんたも大変だね。あんな怠け者を亭主に持って、苦労するね。」と声をかけました。ところが、この奥さんは、「いいえ、そんなことはありません。私には、もったいない主人です。」と答えたそうです。「世の中には、変わった人もいるもんだ。あんな亭主をもったいない人だってさ。」などど、近所の人は笑っていたそうです。しかし、その内に、大酒飲みのご主人は、人一倍の働き者になり、老後は豊かな生活を送ったという話を聞きました。<br />
だめな旦那を、「だめだ、だめだと言っていたら、よい人にはならない。自分と縁のあった人なのだから、愚痴を言わずに、お互いを高めあいなさい。」とそんな話を思い出しました。<br />
一家の長と、一国の主とでは違うかもしれませんが、「男は妻から」ということわざがあります、男の出世は妻次第という意味です。政界にも、妻役がいて、首相を出世させてほしいものです。初めから出世している人はいません。皆、一つずつ積み上げていくのだと思います。現代社会は、積み上げて成長するという過程を忘れてしまっているような気がします。
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2010-12-10T00:00:00+09:00
気温差??
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=322#block377-322
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11月に入ってから、毎週のようにお葬式です。今日も、お通夜を終わらせて夕食が終わって間もなく、「昨日まで元気だった方が、お昼頃亡くなられたので、宜しくお願いします」と葬儀の打ち合わせがありました。<br />
お通夜の男性は、数え年の60歳、今日亡くなられた女性は、数え年77歳でした。80歳以上の人も多いので、60代70代と聞いたとき若く感じます。そんな風に感じる自分が不思議です。しかし、確かに現代社会は、高齢化社会なのだと実感します。60代の男性は、母親が健在です。親の気持ちを想像すると複雑です。<br />
毎日の健康管理に気をつけて、気温差に負けない体力を維持してほしいと思います。
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2010-12-09T00:00:00+09:00
忍草保育園の歴史・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=321#block377-321
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現在、解体工事をしている園舎は、忍草保育園という名称でした。第二次世界大戦の敗戦後、日本中が食糧難の時代でした。ここ忍野村でも、深刻な問題だったと思います。<br />
どんなに働いても、村中では現金収入は得られず、男性は出稼ぎにでていたそうです。畑仕事は、女性の仕事でしたが、幼い子供の面倒を見ながら働く人々のために、先代住職は保育園を作ったそうです。先代の父親は、先代が15歳の時に他界しました。母親が苦労して5人の子供を育てる姿を見て育ちました。「苦労している多くの母親の、何かの役に立ちたい」そんな思いだったのではないかと思います。<br />
20年ほど前から、少子化が騒がれ始め、忍草保育園も子供が少なくなってきました。園児が減れば、職員も減らさなくては経営難になります。しかし、先代は職員を減らすことができなかったそうです。村から保育園がなくなってしまうことも困るので、経営は村営となり、現在でも忍草保育園は存続しています。<br />
仏教の教えが基本の保育園でしたから、手を合わせること、仏様に感謝することなど、一般の保育園との違いは、道徳的な事を学ぶことが出来る貴重な場所であったと思います。<br />
先代が亡くなられてしまった今、どのような思いで保育園を作られたのかは、想像でしかお話しできないことは残念ですが、忍草保育園をとても愛しく思っていたことを、誰かに知っておいてほしいと思いました。
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2010-12-08T00:00:00+09:00
雪が降りました・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=320#block377-320
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昨夜は、大粒の雨が降っていました。しかし、朝起きると雪が積もっていました。少し早い積雪に驚きながらも、季節が巡っていることに、自然の営みを有り難く感じます。<br />
今日は、今年最後の八海清掃日でしたが、役員さん方が足を滑らせ怪我などをしてもいけないので、延期することにしました。<br />
<a href="https://touenji.jp/publics/index/16#type017_16_1">東円寺だより</a>、年末号更新しました。
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2010-12-07T00:00:00+09:00
冬支度・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=319#block377-319
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約30年間、東円寺の世話人をしてくださっている方がいらっしゃいます。年齢は79歳になります。70歳まで、現役でお勤めをされていました。退職後はお寺の行事前や落ち葉の時期には、時間を作って庭のお手入れをしてくださいます。<br />
今日の天気予報では、夕方から雪の予報だったので、松の雪つりをしてくださいました。気温が高かったので天気予報ははずれ、雨が降っています。松の雪つりを見ると、年末だなと思います。毎年、ありがたいことです。<br />
旧保育園園舎の解体工事も、着実に進んでいます。壊れていく園舎を見たとき、「先代住職がご覧になったらどんなお気持ちなのだろうと?」センチメンタルな気持ちになりました。きれいに片づいてしまうのも、時間の問題です。
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2010-12-06T00:00:00+09:00
心躍る・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=318#block377-318
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12月に入ると、とても楽しみな事があります。お世話になった方々への、プレゼントを考えることです。年に一度の心躍る一時です。(住職は、ハラハラしているかもしれません。)<br />
今日は、限られた時間内に、あの人とこの人達などなど、お店を何軒も見て歩きました。このような買い物をするときには、決まって行く百貨店があります。ポイントを溜められること、交通の便が良いなど、私の中のあらゆる条件を満たした所です。しかし、よほどの迷いがない限り、往復の時間よりも買い物をしている時間は、短い事の方が多かったりします。<br />
お店の人は、決断が早すぎて困惑した顔をしています。しかし、そんなことは関係ありません。短い時間内に、必要な物を買い揃えなくてはいけません。時間に追われた買い物ですが、私の至福の時です。また、プレゼントを送った人が喜んでくれることが、何よりの幸せです。<br />
買い物から家に戻ると、住職の息子のように付き合っている青年が、壊れてしまったパソコンのデータを移す作業をしてくれていました。今日は、嬉しいことばかりです。<br />
年賀状もやっと発注しました。年末・年始に向けての準備は、着々と進んでいます。
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2010-12-05T00:00:00+09:00
パソコンが・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=317#block377-317
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古いパソコンの電源が入らなくなってしまいました。7,8年前のパソコンだったので、「仕方ないか」と諦めていました。しかし、よくよく考えると、このパソコンには大切なデーターが入っていることを思い出しました。<br />
電気屋さんに修理に出してみようかと考え、人を頼んで持っていってもらいましたが、電源が入らないのは、お話にならないようで、メーカーに修理依頼をかけるのですが、年末のためどのくらいの修理期間が必要かわからないと言われてしまいました。時間がかかり、費用がかかってしまうならと、諦めることにしましたが、自分の馬鹿さ加減に嫌気がさします。<br />
先日、娘のパソコンの具合が悪いので、親戚に見てもらいました。お陰に、とても元気になってくれました。その時に、万が一の事を考えて、バックアップをしようとUSBにデーターを移す作業もしていただいたのに、肝心のデーターを移すことを忘れてしまい、とても悲しくなりました。<br />
今日は、『大切なデーターは、こまめに保存しましょう』を【合い言葉】にしたいと思います。
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2010-12-04T00:00:00+09:00
出会い・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=316#block377-316
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時々、「ホームページを見て、お参りに来ました。」と言う方がいっらしゃいます。今日も、小さなお子さんを連れてお参りに来てくださいました。このような出会いは、嬉しいものです。<br />
「一期一会の出会い」です。せっかくお参りに来ていただいても、ほんの少しの時間、留守にしてしまい会えないこともあると思います。偶然か?必然か?分かりませんが、人の出会いや、縁は不思議な事だらけです。また、お会いできることを楽しみに思いながら、今日の出会いに感謝です。
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2010-12-03T00:00:00+09:00
この世で一番怖いもの・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=315#block377-315
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昨晩は、強風と大雨でした。富士山は雪が降ったようで、富士スバルラインは通行止めになっていました。<br />
お嫁に来たての頃、住職が出かけているときに来たお客さんが、「一人で怖くない?私は、無理だな」という人が多くいました。けれども、一人で留守番をしていても不思議と、怖いと思ったことはありませんでした。<br />
何より怖かったのが、目をギラギラ輝かせて、私の頭からつま先までジロジロ見る人の目が怖かったものです。男女にかかわらず、「どんな人なのか?体型?容姿?」自分が値踏みされているような気がして、そんな人の目が、嫌で嫌でたまらなかった事を思い出します。慣れは恐ろしく、だんだんと、平気になっている自分自身が、一番怖く感じます。<br />
見えない世界(幽霊など)のものよりも、人が一番怖いと私は感じます。人の心は「ころころ変わるから、心というだよ」と聞いたことがありますが、今日仲良くしていても、明日には分からないのが人間関係です。そんなことを考えるのは、昔を思い出させる小さな事件があったからです。気力が弱っているのだと感じています。<br />
しかし、人の関係は美しくもあります。助け合う心、慈しみ合う心、そういった関係も、人間にしか出来ないことです。同じ関係を作って行くのなら、美しくありたいと思うのは、私だけではないと思います。<br />
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2010-12-02T00:00:00+09:00
一年・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=314#block377-314
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ホームページを作成してから、一年が経ちました。今年を振り返りますと、『出会い』の年でした。振り返るのは、少し早いかもしれませんが、お寺と言う場所は、どちらかと言うと『別れ』を感じる場合が多いものです。しかし、今年の夏は、様々な出会いと、貴重な体験をさせていただきました。<br />
今日やっと、東圓寺だよりを作成しました。春彼岸号、お盆号、年末号と年3回ですが東圓寺の活動報告です。お盆から年末にかけて、秋のお彼岸、秋祭り、お義母の法要、お会式、毎月の清掃活動と、旧保育園園舎の解体工事などなど振りかって見ると、様々な行事をやって来たんだなと思います。影になり日向になり、支えて下さる人々のお陰です。今年も一ヶ月を切ってしまいました。忙しい日々は続きますが、力を振り絞って、今年を乗り越えようと思っています。
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2010-12-01T00:00:00+09:00
12月・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=313#block377-313
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毎年、12月1日の0時に、花火が上がります。お嫁に来た最初の年には、びっくりしました。高尾山のお祭りを知らせる打ち上げ花火だそうです。忍野村の中でも、忍草のお祭りには(様々な神社)、驚くほどの花火が上がります。中でも、秋祭りのお旅所に到着するときと、高尾山のお祭りの花火は夜中です。しかし、慣れてくると、この花火の音が、秋を感じさせ、師走を感じさせてくれます。<br />
葬儀が続いてしまったことで、予定は大幅にくるってしまいまいた。「さよなら市」をなどという話をしていましたが、今日から解体が本格的に始まってしまい、片付けだけに時間を取るだけで、精一杯でした。<br />
忍野八海の絵本?や、紙芝居?についての、話し合いがありました。どのような構成になるのか、まだまだ時間がかかりそうですが、時間を見つけて形にしていきたいと思っています。<br />
「師走」と聞いても、考えてみると、毎日が師走だったような気もしますが、2,3日中に東円寺だよりを作らないと・・・焦る事ばかりです。
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2010-11-30T00:00:00+09:00
有り難いこと・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=312#block377-312
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無事に、葬儀も終わることができました。ホッとする間もなく、今日中に片付けをしなくては、明日から本格的な解体工事が始まるそうです。<br />
葬儀が続いていたので、工事開始の日程を変更してほしかったのですが、業者も予定を組んでお仕事されているので、変更しないことにしました。男の人にお手伝いしていただかなくては、はかどらない仕事が多く、困っていました。しかし、天の助けで、心が通じたのでしょうか?男の方のお手伝いが3人きてくださいました。本当に助かりました。有り難いことです。<br />
どこかで誰かが、見てくれているのかしら?と思うと、「頑張るぞ」という気持ちになります。また、助けてくれる人々とふれあうことで、幸せな気持ちにさせてくれます。
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2010-11-29T00:00:00+09:00
宝物・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=311#block377-311
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疲労が溜まって来ていることが分かりますが、解決策はありません。しかし、特効薬をプレゼントしていただきました。尊敬する、上原阿者梨様のDVDです。<br />
人々の祈りを、ひたすら祈り続けている人がいる。私は、人のために何をしているのだろう?と考えると、まだまだ、上原阿者梨様の足下にも及ばないことに気づきました。修行が足りないことを痛感させられました。明日も、阿者梨様に、少しでも近づけるように、努力したいと思う今日でした。<br />
上原阿者梨様のDVDは、私の宝物になりました。
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2010-11-28T00:00:00+09:00
法事も続く・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=310#block377-310
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昨日、今日と、近所親戚の法事が続きました。喪服もここ数年は、着る機会が減っていましたが、11月に入ってから、喪服を着る日が多く、何事も続くときは、続くものだと痛感しています。<br />
今日は、近所の7回忌の法事でした。亡くなられた方は、40代前半の女性で、肺ガンでした。お母さんが亡くなられた時、子供さんは、息子さんが大学生、娘さんは高校生でした。娘さんは今年、信用金庫に勤め始めたとのことで、無情にも月日が過ぎたことを感じます。<br />
時宗の檀家さんで、聞き慣れないお経でしたが、心地よく感じました。私は、お経が好きです。娘に、「お母さんは変わり者だね。」と言われますが、宗派によって違うお経(同じお経でも、節が違ったり、なかなか聞くことの出来ないお経があったり)を、興味深く感じます。<br />
説法もご住職によって違いますが、今日のお話もとても良いお話でした。養老孟司さんの書かれている本を例に挙げられていました。人の死は、3っつに分けることが出来る。1つめは、自分の死です。自分は死んでしまったら分からないので死を実感することはできません。2つめは、あなたの死です。3っつめは、その他大勢の死です。3つっめのその他大勢の死は、新聞に出ている訃報など、どこかで誰かが亡くなっている。それは、頭で分かっていても、実感として分からないものです。2つめのあなたの死は、自分に近い人の死であるために、初めて「死」を実感するのです。時間とともに、悲しみは薄れていきますが、どこかで消えない「故人に対する思い」があるもです。回忌をすることの意味は、故人が亡くなった時に見つめることが出来なかった「思い」を浄化させることのできる、時間であると、お話されていました。なるほどと感じた、お話でした。
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2010-11-27T00:00:00+09:00
祈りの不思議・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=309#block377-309
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様々な困難が立ちはだかったとき、もがき、あがいてみますが、どうすることも出来ないときに、神様や仏様、ご先祖様に祈ります。そんな時ばかり、お願いしてみたところで、御利益などないように思いますが、私はそんなことはないと思います。<br />
自分の力では、どうすることも出来ないと思う困難なことは、一生の内に、何度もあるでしょう。その困難を乗り越えてしまうと、思うほど難しいことではなかったように感じます。少しだけ、経験不足だったりする場合もあるかもしれません。少し、時間をかけると答えが見つかるのに、苦しい為に、早く答えを見つけようと焦ってみたり・・・そんな時に、神様や仏様、ご先祖様に祈ることは、とても効果的に、心を落ち着かせてくれます。祈ることの不思議な感覚です。<br />
私自身が今までに、どれほどの事を祈ってきたか、分かりません。しかし、その度に、心を落ち着かせてくれて、焦ってはいけないことを悟らせていただきました。<br />
大切なことは、心を穏やかに保つことです。どんなことでも、困ったときの神頼み、仏頼みを試してみては?と思う日でした。
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2010-11-26T00:00:00+09:00
お手伝い・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=308#block377-308
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妹の舅さんは、昨日危篤の連絡で、妹が心細いのではないかと思い、浜松に向かいました。しかし、亡くなってしまったので、病院からお帰りになるのを待って、帰宅しました。葬儀の日程は、今日のお通夜、明日葬儀となりました。土曜日の葬儀は法事も多く、親戚の法事もあり参列できないので、今日のお通夜だけ出させてもらうことにしました。日帰りで、浜松を行ったり来たりすると、かなり疲れました。<br />
妹は、長男の嫁です。3人の子供がいます。長女は、中学3年生の受験生です。6年生の次女、4年生の長男となかなか子供達の成長は、楽しみです。<br />
普段は、ご両親と離れて暮らしているので、自由気ままな生活を送っているようです。(あくまでも、想像ですが)葬儀などの緊急事態に、子供達の普段の生活習慣が、見えてしまうものです。お茶碗を洗うことをお手伝いしていれば、自然にお茶碗を洗うでしょう。お客さんがいて、お茶を入れることを知っていたら、お茶を出すことが出来ると思います。しかし、なかなか、そのように出来る子が少ないことに、このままでいいのかしら?と思います。<br />
子供をどこまで子供扱いするのか?いつも考えさせられます。私個人の考えでは、女の子は子供ができる体になったら立派な大人ではにかと思います。お母さんのお手伝いが、出来る子でいてほしいと思うのは、私の欲なのでしょうか?
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2010-11-25T00:00:00+09:00
不幸は続く・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=307#block377-307
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今朝6時に、98歳のお婆さんが亡くなったとの連絡がありました。今月は、木曜日に亡くなる方ばかりで、初七日、二七日、三七日と続きますが、七日七日が一緒です。<br />
私(寺庭)の妹は、住まいは奈良県ですが、ご主人の実家は浜松です。今朝8時頃、ご主人のお父さんが危篤とのこと、心臓病があったので、血液の流れを良くするお薬を飲んでいました。今回は、脳内出血でしたから、時間の問題と言われてしまったそうです。午前中には、用事を済まして、午後娘と一緒に浜松に向かいました。妹のご主人の実家まであと少しと言うところで、連絡がありました。亡くなられてしまいました。<br />
自分がどこにいるのか、分からない状態ですが、少しだけお手伝いをさせていただき、帰ってきました。住職は、片付けの疲れが出てきてしまい、微熱があったりしています。しかし、歯を食いしばってでも、頑張らないと・・・<br />
言い聞かせているのか?暗示をかけているのか?
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2010-11-24T00:00:00+09:00
諦めないこと・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=306#block377-306
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家を留守にすると、帰ってきた次の日は、気分的に気忙しく感じます。しかし、今日は、午前中に来客の予定があり、お客さんが来られる前に、洗濯などの家事を終わらせておかなくてはと、はりきりました。<br />
忍野八海に対する思いは強く、数年前から様々な思いを巡らせていました。4,5年の間に、住職に呆れられるほど、様々なことを考えてきました。しかし、なかなか現実には難しく、具体的な話になりませんでした。<br />
最近では、忍野八海の歴史について、紙芝居にしてみようか?絵本にしてみようか?などと考えていました。ある人に相談したところ、「とてもいい人がいるから」と紹介して頂くことになりました。今日、その方とお会いすることができました。とても感じのいい方でした。思い描くものが、形にできるような気がしてきました。<br />
どのような物になっていくのか、まだ未知ですが、諦めずに形にしていこうと思っています。
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2010-11-23T00:00:00+09:00
予告無く・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=305#block377-305
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私(寺庭)は、今日、大阪に用事があり、昨晩出かけてしまいました。住職の朝食が気になり電話をしましたら、解体業者が来てしまい、片付けも済んでいないのに、「これから出来るだけの片付けをしようと思う」と言います。一日かければ片付くような訳もなく、慌てている様子が伝わってきましたが、私には為す術もなく、私は私の用事を済ませました。法事もありましたので、住職にとって悪日だったことでしょう。<br />
大きな荷物も多く、業者さんにお手伝いしていただき、7・8割程の荷物の運び出し作業は終わっていました。とても疲れた様子が気の毒で、「いつから業者が入ります。」と連絡くらいあってもいいのにと思ったりしますが、今更何の解決にもなりません。明日も、予定が入っているので、片付けだけに時間が取れません。愚痴を言わず、黙々と片付けるだけです。<br />
勤労感謝の日が、勤労日になってしまいました。
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2010-11-22T00:00:00+09:00
火災・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=304#block377-304
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一昨日、上野原の檀家さんのお宅で、全焼の火災があったそうです。出火原因は、コンセントに埃が溜まっていてそこから火が出てしまったそうです。母屋の隣に、工場があり、その工場から出火しました。気がついた時には、母屋に火が回ってしまい、何も持ち出す事ができなかったそうです。<br />
昨日、上野原に法事があり、火災の話を聞いて、びっくりしてお宅を訪ねたそうです。ご家族は放心していて、かける言葉がみつからなかったと、話していました。<br />
火災と言えば、一昨年、あわや山火事という事件がありました。たまたま、お墓参りに来た方が、「先生、今日は野焼きをしているのですか?」とお寺に寄ってくださり、空気も乾燥していたので、「そんなことはしていない」と、見に行くと、お墓に隣接した山林が燃えていたそうです。火の回りも早く、すぐ消防を頼みました。発見が早く、大事にはなりませんでしたが、住職にとって、記憶に新しい出来事です。<br />
一日も早い復興を願うばかりです。
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2010-11-21T00:00:00+09:00
一段落・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=303#block377-303
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葬儀、法事などなど、今日も住職は分刻みの仕事を無事に終わらせることができました。その状況でも、旧保育園園舎の解体工事に向けての片付けをして行かなくてはいけません。<br />
片付けをする度に思うことは、着ない洋服は、知り合いにあげたり、古着屋やフリーマーケットなどに出してしまうことをお勧めします。大切な物は、保存方法を考えて、いつでも綺麗な状態でいられるように、工夫することが大切です。誰が見ても、よく分かるようにすると、必要な時に探す手間がかかりません。<br />
片付けの鉄則は、「今・・」です。「後で・・」は厳禁です。忘れてしまったり、忙しいからと言う人は、特に片付けが後回しになり、溜まってしまいます。忙しい人ほど、「使ったら、元の場所に戻す」ことが大切です。毎日、自分に言い聞かせている言葉です。<br />
明日からまた、少しずつ片づける予定です。一段落ついたら、また、一仕事です。
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2010-11-20T00:00:00+09:00
−7℃???
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=302#block377-302
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昨日朝の外気温は、−7℃だったそうです。東円寺は、山に囲まれているせいか、忍野村の中でも気温が1・2度高いようで、−5℃でしたが、11月にこの冷え込みでは、真冬はどうなってしまうのでしょう?<br />
昨日の富士山は、本当に美しい、「これぞ富士山」でしたが写真に撮ることができませんでした。今朝の写真ですが、それなりに撮れていると思います。<br />
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2010-11-19T00:00:00+09:00
りんごジャム
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=301#block377-301
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りんごジャムを作る季節になりました。何故、りんごジャムを作るようになったのか?仏様のお供え物に供えられる頻度が、りんごは高いからです。3年ほど前までは、近所やお参りに来て下さった檀家さんに、お配りしていました。家族だけで食べきれる量ではないからです。<br />
また、お歳暮には、りんごを箱でいただきますが、やはり食べ切れません。そこで、りんごジャムを作ることにしました。なかなか美味しくできたので、春のお地蔵様のお祭りに、手作りのりんごジャムをバザーに出させていただきました。好評でした。とても嬉しくて、神奈川のお寺さんの初巳弁才天のお祭りにもりんごジャムを持っていくことになりました。<br />
手間をかけずに、りんごを袋に入れて売ってみようかなどの意見もありましたが、そのままでは、あまりにも味気ないと思いました。手間をかけることで、仏様にくださった人の気持ちを形に出来ることを、嬉しく思っています。<br />
大根は、塩漬けにしてありました。水が上がったので、酢漬けに漬けかえました。美味しく出来ると良いのですが・・・<br />
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2010-11-18T00:00:00+09:00
自己嫌悪・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=300#block377-300
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今朝早く、事故で亡くなられた方のご主人が、埋葬許可証を持ってこられました。朝茶を出してお話を伺いました。住職は、学校に行く時間が迫っていたので、「忘れ物は無い?気をつけて。」と声をかけると、出かけて行きました。その会話を聞いていたご主人は、「奥さんが亡くなったことが、まだ信じられない。けれど、こうして座っていても、お茶は出てこない。出かけるときに、声をかけてもらえない。何がどこにあるのかわからない。胸にぽっかり、穴が開いたようだ。」と言われます。<br />
深い悲しみを抱えた人を目の前にしているのに、ありきたりの言葉しか浮かんできません。話をすればするほど、寂しい気持ちを深めてしまっているような錯覚を覚えます。<br />
不思議な現象で、葬儀は続きます。住職が出かけるときに、「忘れ物は無い?」と聞いたのに、携帯電話を忘れてしまったそうです。学校から「携帯電話を忘れてしまったから、何かあったら、学校に電話をしてくれ。」と連絡がありました。虫の知らせでしょうか?その電話から30分も経たないうちに、葬儀の連絡がありました。<br />
2件葬儀が続いただけですが、何気に「坊主丸儲けだな。」と言われて、ムッとしてしまい、「葬儀も無いと、お寺も維持管理できないのよ。」と言ってしまいました。「そんなことを、言うもんじゃない。」と言われ、「先にひどい事を言ったのはあなたでしょ。」と思ったりしましたが、すぐに冷静になり考えてみると、2件目の葬儀は、事故死した方だったこともあり、ムッとしたことに大人げなかったなと、反省したり、気の利いた言葉一つ話す事のできない自分に、自己嫌悪です。<br />
ある人が、「和尚、お経を上げるのは和尚の仕事だろ。何故、金を払わなくてはいけないんだ。」と言ったそうです。仕事と考えると、お金を払うことが当たり前です。しかし、お経を上げることに対しての感覚は、一般的な仕事とは少し違っているようです。しかし、仕事と考えるなら、電気屋さんに、電気の配線工事を頼むこと、植木屋さんに植木を刈ってもらうことも、法事や葬儀をすることも同じではないかと思います。違っていることは、目に見えないものに向かっていることです。誰でも出来ることではありません。そのことを、想像できない、理解していただけなのは、残念なことです。<br />
葬儀のときに頂くお布施は、葬儀という儀式に対してのお礼と考えて頂きたいものです。「あの世に旅立つ人が、いいところに行けますように」と心を込めてお経を上げています。理解していただけないことを分かっていても、一言二言、理不尽なことを言われると、過剰に反応してしまう懐の狭さに、自己嫌悪です。
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2010-11-17T00:00:00+09:00
大根・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=299#block377-299
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忙しいさなかに、親戚から頂いた野菜は、漬物用のお野菜でした。鳴沢菜、白菜、大根でした。葬儀も終わり、一息つく間もなく、漬け物を漬ける事になりました。菜っ葉類は、住職が担当ですが、大根は、私(寺庭)の担当です。大根は、手間がかかります。今日は、大根を洗って皮をむき、塩漬けにします。重しをして水が上がったら漬け変えます。酢漬けを予定しています。<br />
富士山に雪が降った影響から、今日の外気温は一段と低く、水温の方が高かったようです。山中湖で昨日は、雪が舞ったそうです。冬の準備が、着々と進んでいます。<br />
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2010-11-16T00:00:00+09:00
一期一会・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=298#block377-298
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今日は、事故で亡くなられた方の葬儀でした。近所と言っても、用事の無いとき以外は会ってお話しする機会もあまりありません。しかし、この方のお姉さんは、毎年お寺の旅行に行ってくださることから、お姑さんが亡くなったことをきっかけに、妹さんも参加して下さるようになりました。<br />
毎年、旅行をするたびに、全く同じ人達と旅行することはないので、必ず記念写真(スナップ)を撮るように心がけています。年配の方の中には、旅行の翌年亡くなってしまう方もあり、旅行のたびに一期一会だなと感じます。今回は、年齢を考えるとまだまだ若く、不慮の事故ということもあり、全く想像つかない事でした。旅行のことを思い出すと、まだ信じられません。<br />
他人事ではなく、人の命は儚いものであることを痛感し、今のこの一瞬を大切に生きなくてはいけないことを感じさせられました。
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2010-11-15T00:00:00+09:00
師弟関係・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=297#block377-297
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今日のお葬式は、特別な葬儀でした。亡くなられたご主人は、事業で成功されました。様々な所に多額の寄付をされました。東円寺においても、本堂・庫裡の屋根を銅板にして下さった方です。この功績から、戒名は特別です。この戒名を頂くには、比叡山に申請して許可をいただかなくてはつけることが出来ません。ご夫婦で生前に戒名をいただいていました。今後東円寺において、この戒名を頂ける人は、いないかもしれません。<br />
バブルが崩壊したことや、息子さんがご病気になってしまったことなど、不幸が重なりました。しかし、多額の寄付をした事実は変わりません。そのような様々な感謝の気持ちを込めて、東円寺として精一杯、葬儀を勤めさせていただきました。会葬者は、けして多くはありませんでしたが、家族の心が込められた暖かな葬儀でした。<br />
お坊さんは、東円寺の住職を入れて5名でした。その内の2名に若いお坊さんを頼みました。お経も若い声は澄んでいて、とても心地良い物です。また、お坊さんの師弟関係は絶対です。鞄を持つこと、衣をたたむこと、車を運転するなどなど。師弟関係は見ていてとても感動的です。何を思ったのか、東円寺の住職は、「もっと親孝行すればよかった。」とボソッと言いました。「何故?」と聞くと、「衣をたたんだり、手伝いはしたけど、若いお坊さんが、甲斐甲斐しく働く姿を見ると、同じようにしてやれなかったな。」と感じたそうです。<br />
お通夜もありました。隣組といって、本当に近い近所はお手伝いをします。今日は、朝から夜まで一日中喪服でした。体力的にも精神的にも大変な一日でした。しかし、葬儀は無事に終えることができました。有り難いことです。
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2010-11-14T00:00:00+09:00
東名高速道路大渋滞・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=296#block377-296
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登りの御殿場インター先の足柄サービスエリア付近から、用賀料金所まで60?の渋滞でした。4時15分頃に忍野を出て、普段でしたら平塚まで1時間あれば行けてしまいますが、秦野中井インターを出たのが、6時30分頃でした。7時のお通夜に、7時に到着しました。<br />
渋滞の原因は、男子ゴルフが御殿場の太平洋ゴルフ場で行われたことや、富士スピードウェイでレースがあったようで、その帰りにぶつかってしまいました。本当に、冷や冷やしましたが、それ以上に待つ方に、どきどきさせてしまったと思います。無事に、お通夜を終えることができました。<br />
あれよあれよと日が過ぎて、11月も半ばになりました。年賀はがき、年末の東円寺だよりの作成、などなど、年末に向けての仕事が迫ってきていますが、気がせくばかりで、なかなか手に着きません。なんとか、一つ一つやりきって行きたいと思います。
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2010-11-13T00:00:00+09:00
深刻な忙しさ・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=295#block377-295
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住職は、朝から走り回っていました。葬儀が続き、法事もあり、仏壇の開眼供養、身延に「御内八海道供養碑の背景」という題目で講演を頼まれていました。<br />
3年前から、山梨学院付属高校の非常勤講師を頼まれて、火曜日と木曜日には、学校に行っています。葬儀があると、他の先生方に協力していただきながら、講師をさせていただいています。最小限度の迷惑ですむようにと、努めているようです。今日も、火曜日に葬儀があるので、問題集を作って学校に持って行きました。帰ってすぐに、法事を2件終わらせた後、身延に向かいました。帰って間もなく、暗くなっていましたが、開眼供養に向かい、親戚から野菜が取れたから、取りに来てほしいとの電話で、家に帰って来たのは、午後8時になっていました。<br />
健康でいるからこそ、分刻みのスケジュールをこなすことができています。明日も、3件の法事後、平塚にお通夜に向かいます。私に出来ることは、住職の帰りを待つことです。帰ってきて、お茶を入れてあげることです。「いってらっしゃい」と笑顔で見送ることです。しかし、待つことは、忍耐が必要です。何事も、楽なことなど無いことを、痛感させられます。<br />
今日、お会式の報告を更新しました。会計を載せることが良きことか、悪きことか考えました。都会では、想像できない最小の金額でお会式をしています。田舎だから出来ることです。基準にはなりません。東円寺にとって、お会式は、宗教活動そのものと考えています。仏教の教えを少しでも、理解してくれる人を一人でも多くしていきたいと思っているからです。純粋にそれだけなのです。<br />
しかし、人は様々な見方をします。多くのお坊さんを頼むことに不平を言う人、こんな事をして何になるのだという人、そのように考えている人に、どんな言葉を言ってみても、何も変わりませ。一人また一人と、理解してくださる人を、地道に増やしていけるかどうかだけです。気の長い話です。
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2010-11-12T00:00:00+09:00
事故・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=294#block377-294
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昨日は、東円寺にとって大変お世話になった方の、奥様が亡くなられました。夕方、住職と一緒に枕経をあげに行きました。先代と同じ日に亡くなられたので、一生忘れることなく供養できます。<br />
同じ日(11月11日)に、近所の方が誤って足を滑らせて、川に落ちてしまい亡くなられました。事故死はあまり経験がないので、衝撃的な事でした。ご家族の心中を想像すると、胸が張り裂けそうです。葬儀が続きますが、心を込めて対応していきたいと思っています。
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2010-11-11T00:00:00+09:00
命日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=293#block377-293
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今日11月11日は、先代の命日です。私にとって、忘れられない日です。忘れようにも、忘れられないのは、平成11年11月11日に亡くなられたからです。決まりのいい人だったからでしょうか?<br />
亡くなる前日(11月10日)は、隣の家の葬儀でした。先代に会いに檀家さんが来るからと、髪の毛と髭を剃ってあげました。本当にたくさんの檀家さんが、「先生、元気にしてるか?」などと言いながら、お寺に寄って行ってくださいました。先代も、嬉しそうにしていました。隣の家と言うことは、組のお付き合いもあり、お手伝いに行いったりしていました。夕食を作って食べてもらう間にも、用事もあったので、隣の家に出かけて行きました。話し込んでしまい、30分ほど経って家に戻ると、食欲が無いのか、あまり食事が進んでいませんでした。「もう、食べないの?」と聞くと、「もういい、休むよ。」と、その後「俺がいなくて、寂しくないか?」と聞かれ、変な事を言うなと思いながらも、「大丈夫だよ、娘もいるから、ゆっくり休んで。」などと返事をすると、「そうか」と言って話は終わりました。<br />
少しずつ足も悪くなっていたので、部屋に一緒に行き、「お休みなさい」と言った会話が、最後の会話でした。突然の別れに、悲しみよりなによりも、葬儀が無事終えられる事だけを必死に考えていました。今日は、その日から、11年が経ちました。家の中を走り回っていると、よくゴミ箱を蹴飛ばしたりしていました。「お前は、よく物を蹴飛ばすな」と笑われました。物を蹴飛ばす度に、先代の笑い顔が浮かびます。<br />
東円寺をこよなく愛されていた人でした。先代と出会わなければ、お寺にお嫁に来ようとは、思わなかったと思います。歴史を守ることの、大切さを教えてくださった人です。現住職の代になり、「よく頑張っているな」と思ってもらえるように、毎日を大切に生きたいと思います。
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2010-11-10T00:00:00+09:00
気が重い・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=292#block377-292
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昨日は、不思議な日で、来客が多い日でした。その中でも、2年前に亡くなられた方の、お友達がご夫婦でお墓参りに来られました。「一周忌には、体調を崩していたこともあり、お墓参りに来られなかったことが、気になっていたからでしょうか?」亡くなった方が夢に出てこられたそうです。横浜から来てくださいました。ご丁寧に、東円寺の本尊様にも、お供え物を頂戴しました。<br />
亡くなられた方は、60歳になられたばかりでした。「子育ても終わり、これから老後を旅行などして楽しく生きたいね。」と言っていたそうです。「早すぎる死に、恨みたくなります。」と言っておられました。生きとし生けるもの、いつかは別れが来ることを、頭では分かっていても、実感してしまうと、気が重いものです。<br />
今日は、実家に行ってきました。とても、かわいい三日月を見ながら、家路に着きました。外気温は、2℃です。今夜も冷え込みそうです。毎晩、美しく星が輝いています。
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2010-11-09T00:00:00+09:00
強い風・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=291#block377-291
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朝起きて外に出て、呆れてしました。落ち葉が地面一面に絨毯のように敷き詰められています。昨日、役員さんが1時間以上の時間をかけて、掃き掃除していただいたのに・・・・<br />
今日は、一日中強風でした。落ち葉は、どんどん吹き溜まっています。しかし、からからと乾いた落ち葉の上を歩くと、かさかさと温かい音がします。長閑で、癒されます。風が収まったら、落ち葉と格闘です。
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2010-11-08T00:00:00+09:00
お天気に恵まれて・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=290#block377-290
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今日は、<a href="https://touenji.jp/publics/index/8#type021_8_1">忍野八海の清掃日</a>でした。爽やかなお掃除日和でした。しかし、私の心は、晴れませんでした。<br />
旧保育園園舎の解体工事に当たり、片付けたり、不必要と思われる物を選別しています。ある人から、「子供用の椅子は、農作業や草取りなどに便利だから、頂きたい。」と言われました。何人かに、同じような事を言われて、人によって必要な物が違っていることに気づきました。捨てるくらいなら、喜んで使って下さる方に、差し上げることのほうが、亡くなった先代も、喜んでくれるような気持ちになりました。しかし、特定の人に声をかけるのでは、なんだか不公平です。そこで、皆さんに声をかけて、「さよなら市」なるものを、計画しました。大変な片付け作業も、少しわくわくして、楽しく感じていました。<br />
役員さんの協力と、ご理解が必要なため、今日、「さよなら市」の話をしました。賛成してくださいました。ここまでは、本当にいい感じでした。ところが、趣旨をご理解いただけなかったようです。東円寺としては、公平な「さよなら市」を企画しています。「早い者勝ち、役得勝ち」は、不公平になってしまうと思うのは、私だけでしょうか?とても複雑な心境です。めげずに、話し合いをと思うと、また気が重たくなりました。
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2010-11-07T00:00:00+09:00
何が幸い??
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=289#block377-289
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本音を言えば、来客は大変です。しかし、昨日泊まりに来てくれている、若者たちに、朝からお手伝いをお願いしました。住職も、法事や来客が多く、落ち葉を掃いている時間がありませんでした。しかし、3人の若者が手伝ってくれたお陰に、一時間ほどで、本堂の前庭は綺麗になりました。また、粗大ゴミの回収日でもあり、旧園舎を解体するに当たり、粗大ゴミも多く、力仕事はやはり男の子、お陰で楽をさせていただきました。何が幸いするのか分からないものです。<br />
娘は、昨日から名古屋駅伝の応援に出かけていきました。出かける前の晩、ミーティングの内容に納得のいかないことがあったとかで、「お母さん、どう思う?」と聞きます。何を聞いたところで、私にはよく分かりませんが、応援を頼まれている、山梨学院の駅伝の選手たちは、毎日真剣にトレーニングしているはずです。その選手の応援をするということは、自分たちも真剣に応援する以外に何があるのかしら?とそんな話をすると、「ふ〜ん、そうだよね」などと、分かったような顔をして、出かけました。残念ながら、名古屋駅伝では、初めてシード権を落としてしまいましたが、箱根駅伝に向かって、選手も応援する娘たちも、また、気合を入れたのではないかと想像します。何が幸いするか分からないのが、人生なのかも知れません。<br />
一日遅れてしまいましたが、<a href="https://touenji.jp/publics/index/13#type306_13_10">忍野八海の今昔写真館</a>更新しました。
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2010-11-06T00:00:00+09:00
お客様・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=288#block377-288
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昨晩、住職の弟の息子さんから電話があり、「明日、友達を連れて遊びに来たいのだけど、良いですか?」とのこと。「急で申し訳ないのですが、できればお泊りしたい。」とのことでした。<br />
今日は、快晴の洗濯日和、お布団も干そうと張り切りました。11時から、親戚の法事に行かなくてはならず、ばたばたとお泊りの準備をしつつ、法事に行き、帰ってきて夕飯の支度などで大変でした。しかし、連れてきてくれたお友達が、とてもいい子で、夕飯の片づけをしてくれたりして、得をした気持ちになりました。<br />
大学を卒業し、就職して2年目の男の子達との話は、興味深い物でした。先日、NHKの番組で、「日本のこれから、無縁社会」についての特別番組を見ていて、衝撃的なデータがありました。現在では、単身世帯と夫婦と子供の世帯がほぼ同じ割合だそうです。しかし、これから未来にかけて、単身世帯が増えてくるそうです。これからの日本を背負っていく若者の考えを聞くチャンスと思い、結婚観について聴いてみました。<br />
単身世帯が増加することは、少子化問題に繋がります。少子化に歯止めがかからなければ、一人一人の負担は増えるばかりです。負担を減らすには、子供を増やさなくてはいけません。総合的に考えると、そんな簡単なことではないかも知れませんが、難しく考えてしまったら、身動きが取れなくなってしまいます。若者の答えは、「現実の生活が、なかなか厳しいのに、結婚をして子供を生むことは考えられない。」と言います。また、「少子化は問題だけれども、世論が結婚することに、また、子供を生み育てることに、前向きならいいけれども、自分だけがそう思っても、何も変わらないし、貧乏くじを引く感じがする。」と言います。確かに、そうかもしれません。<br />
しかし、このままでいいのでしょうか?どうすれば、若者が結婚し、子供を生み育てることに、将来の夢を見てくれるようになるのでしょうか?私達は、真剣にこの問題を解決する、何らかの対策を考えなければいけないと、痛感した日でした。
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2010-11-05T00:00:00+09:00
とても寒くなりました
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=287#block377-287
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今朝は、今年一番の寒さでした。−1℃だったそうです。今夜も寒くなりそうです。夜空にたくさん星が輝いていました。<br />
寒くなって紅葉が綺麗でしたが、霜が当たると一気に葉が落ちてしまいます。寒くなりすぎても、紅葉が終わってしまうのは残念なことです。天野保吉さんが、忍野八海の秋の写真を写して持って来てくれました。明日、更新する予定です。
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2010-11-04T00:00:00+09:00
日常生活に・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=286#block377-286
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<p> 昨日は、朝から走り回り、準備と片付けに追われた一日でしたが、今日は、「定休日」という看板は出せませんので、日常の生活です。朝から檀家さんが、法事を頼みに来たり、急ぎで頼まれたお墓を造りに石屋さんが来たりしていました。<br />
大きな行事の後で、一番大変なことは、日常している洗濯や掃除が溜まっていることです。今日は、天気が良かったので、洗濯物が乾いたことは、何よりのことでした。掃除まで手が廻らず、白い綿埃が目立ってきています。しかし、昨日のお弁当は、なかなか好評だったとの話を聞くことが出来て、とても嬉しく思いました。<br />
<a href="https://touenji.jp/publics/index/10#type306_10_2">寺宝・文化財</a>に紹介していますが、写真のお札は、江戸時代の版木を刷り、印刷したものです。年号がないために、はっきりとしたことは分かりませんが、富士山信仰の大切なお札でした。5年程前から、お会式の時にだけ配らせていただいています。神仏混合の象徴的なお札です。</p>
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2010-11-03T00:00:00+09:00
充実感・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=285#block377-285
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<p> 今朝は、この秋一番の冷え込みで、車の窓に霜がつき、凍っていたそうです。昼間も、気温は上がらないかと思ったら、太陽の当たるところは、ぽかぽかでした。晴天の秋晴れに、仏様が喜んで下さっていると、勝手な解釈をしています。行事に参加して下った檀家さんも大勢でお参りに来ていただきました。<br />
初試みのお弁当の評価は、なかなかの手ごたえでした。配る時間の短縮にも繋がりました。食べきれない人は、持ち帰ったりしていました。少人数での作業で、お手伝いしてくれる人には、感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいですが、行事を終わらせていくことが、寺庭の役目とも思います。今年も、無事にお会式を終わらせることが出来て、本当に良かったです。</p>
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2010-11-02T00:00:00+09:00
富士山に雪・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=284#block377-284
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今年は、例年になく暖かな日が続いていました。富士山に真っ白な雪が積もった姿を見ることができました。富士山に雪が積もると、寒くなってくることを意味しますが、嫌だなと言う反面、やはり寒くないのも気持ちが悪く、今夜は冷えますが、ホットしています。<br />
準備も、8割がた終わりました。明日を待つばかりになりました。頑張ろうと思います。
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2010-11-01T00:00:00+09:00
素敵な師匠
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=283#block377-283
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今日、お花とお茶を教えていただいている、先生のご主人が、山梨県の教育功労賞を受賞されました。ご夫婦での授賞式だったそうです。しかし、今日は、富士吉田文化展にお花を出展することになっていました。以前から、夕方にならないと時間が空かないとのお話だったので、「私もその方が都合が良いので」と、午後5時過ぎにお約束をして、お花を生けに行きました。<br />
私自身も、準備に追われていることから、かなり忙しい気持ちでしたが、先生の忙しさと気丈さには、頭が下がりました。お祝いの日に、疲れた顔もせず、特別なことがあった顔もしないで、黙々とお花を生けている姿は、尊敬する以外ありません。今日ほど、先生とのご縁を誇りに思ったことはありませんでした。これからも、しっかりと学んで行きたいと思いました。
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2010-10-31T00:00:00+09:00
親ばか・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=282#block377-282
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今日から、行事の準備のために買い出しをしました。準備は着実に進んでいます。<br />
娘の通っている大学の学園祭の最終日でした。ブラスバンドと競演するので、見に来て欲しいと言っていました。昨年は、行ってあげられなかったので、今年は住職と見に行くことにしました。葬儀の知らせもなく予定通り、見に行くことが出来ました。<br />
昨年までは、泣きながら練習をしたり、学校に通っていました。時々疲れてくると、「アパートで一人暮らしをしたい」と泣き言を言っていました。確かに、毎日、甲府まで通うことは、大変でしょう。しかし、頑張ってくれることを信じています。今日は、その頑張っている成果を見ることが出来ました。こんな事を書いている私は、親ばかだなと思いますが、毎晩夜遅く帰って、体中に湿布を貼っている姿は、痛々しいものです。<br />
チームメイトと楽しそうにしている姿は、成長を感じ、私も親として、娘に恥じない生き方をしなくてはと、感じた日でした。
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2010-10-30T00:00:00+09:00
大雨・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=281#block377-281
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今日は、台風の影響で一日中雨でした。肌寒い事もあり、暖房器具が必要不可欠になってきました。今日は、土曜日です。法事がありました。お檀家さんは、法事を終えられた後、お墓参りをします。お墓参りの後、庫裡に寄って、お礼の挨拶をします。今日も、いつものように、お墓参りに後に庫裡に寄って下さいました。私は、寒い中を来られる檀家さんのためを思って、ストーブをつけておきました。<br />
「お寺じゃストーブをつけているのか。あるところは違うな。」と言われました。「俺の家じゃ・・・ 」と続きましたが、何を言っても聞いてもらえないだろうと思い、笑って会話は終わりました。<br />
ある人が言っていました。嫁姑問題を悩んでいる人に、「何事も悪く考えてしまえば、悪く見えてしまう。良く考えれば良く見えるものだ」と。「同じ人生を歩むなら、仮に、悪口を言っているとしても、良いことを言ってくれていると思う方が幸せではないか?」と言いました。どちらが自分にとって、幸せな気持ちでいられるか?が、大切ではないかと思うと、プラスに考える方が、何事も気にならなくなるものです。<br />
数年前の私なら、「○○さん達の為に、ストーブをつけておいたのよ。」と言っていたと思います。けれども、同じようにしていても、「奥さん、ここは温かいな。」と喜んでくださる人もいます。どのように感じてくださるのかは、感じる人の自由です。私自身は、「真心を持っている」、これだけでいいのではないかと思えるようになりました。感じ方は人それぞれですが、幸せに生きる為には、どちらがいいのか?これを決めるのも、自分ですね・・
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2010-10-29T00:00:00+09:00
たくさんの真実・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=280#block377-280
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いよいよ、東円寺の行事では一番の大きな行事が、5日後に迫ってきました。一週間ほど前から、行事に使ってくださいと、お米やじゃが芋が届けられています。今日も、タマネギを頂きました。11月に入ると、大根をいただける事になっています。<br />
世話人を引退されて、6年経っているおじさんも、今年も持って来てくださると言っていました。「今年もくださるの?」と聞くと、「毎年持ってくる、約束をしただろ」と言ってくださいました。胸がジーンと熱くなりました。腰が悪く、近所の方なので、畑仕事をしている様子を見ると、大変そうだなと思います。丹誠込めて作ったお野菜を頂くことは、感謝以外ありません。<br />
行事の当日は、たくさんの奥様方のお手伝いがあります。お坊さんも、皆さん貴重なお時間を割いて、東円寺の先祖供養に来てくださいます。先祖供養に来られるお檀家さんも、この日のために時間を作って来てくれるのです。お寺の行事は、人の温かい心(真実)の固まりです。この心に答えられるように、勤めなければいけません。気合いをいれた日でした。
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2010-10-28T00:00:00+09:00
様々な人の思い・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=279#block377-279
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2日間での体験は、大変濃く充実した時間を過ごしました。私の中で、一番の楽しみだった伊崎寺参拝は、疲れとの戦いになってしまいました。しかし、「疲れ」などと言っていられないほど、沢山の参拝客が来られていました。 <br />
天台宗では、法要の時には輪袈裟をします。お寺の奥さんは、寺庭婦人と書かれた袈裟を教区から頂戴します。ありがたいことですが、この袈裟に見合った人になることは難しいことを感じました。<br />
伊崎寺にお参りされていた人の中には、観音経というお経を暗記されている人がいらっしゃいました。うわさには聞いたことがありましたが、目の当たりにして、「私は、寺庭失格ではないかしら?」と思わされました。そのような熱心な人の集まりで、またまた、自分の未熟さに衝撃を受けました。<br />
午前11時からの落慶法要後、午後1時30分から、護摩供養が行われました。護摩木がとても多かったのですが、それだけ人々は、仏様にお願い事があり、祈っていることを想像することができました。悩みも多いのかもしれませが、仏に祈る人の姿は、美しいと思います。悲惨な報道ばかりではなく、人々の祈る美しい姿を報道してくれたらと思った日でした。<br />
帰りが、本当に辛かったのですが、また一つ貴重な体験できました。お寺を留守にすることで、多くの人に留守番をお願いしたお陰に出かけることが出来ました。留守番をしてくれた皆に感謝です。
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2010-10-27T00:00:00+09:00
切ない話・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=278#block377-278
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先代が生きていた頃から、永代供養を頼まれていたご夫婦がいます。ご主人は、8年前に亡くなりました。「残された奥さんに、もしもの時は、責任を持って供養させていただきます。」と言う話になっていました。ところが、東圓寺の行事の案内を出しましたら、「本人死亡のため」という理由で、戻ってきてしまいました。住職も、どうしたものかと考えていたようですが、複雑な家庭事情を考えると、あまり騒ぎたてないほうがいいと判断しました。そう言っても気になります。しかし、なかなか時間がとれません。そこで、私(寺庭)の出番です。28日に滋賀県に行くことは決まっていたので、ついでと言っては申し訳ないのですが、名古屋のご自宅を訪ねることになりました。<br />
一昨年、ご主人の7回忌の法要をしました。住職と2人で行きましたので、ご自宅は知っていますが、町の様子が変わってしまっていたこともあり、家が見つかりません。ここだったと思う所は、更地になっています。人がいたので訪ねると、その更地がご自宅のあった場所でした。夢を見ているようでした。お隣には工場があり、そこのご主人が、親切にご家族と連絡を取ってくださいました。また、また、びっくりで、奥さんには息子さんがいらっしゃいました。だんだん何がなんだか分からなくなってきました。息子さんと連絡が取れたので、夕方、名古屋駅でお会いすることになりました。<br />
息子さんのお話では、高校生の時に生き別れしていたそうです。亡くなられた奥さんは、周りの人に「子供はいない」と話していたそうです。亡くなられたのは、昨年の12月30日だったそうで、ご兄弟が葬儀を出され、土地などの相続の手続きの書類が整った所で、息子さんに連絡が入ったそうです。土地も更地になり、お隣の工場に売却したお金だけを相続したそうです。「お金を相続することよりも、生きている母親と合いたかった・・・複雑な心境だ」と話されていました。<br />
私が訪ねて行った事を不思議に思われていました。「親戚か何かになるのですか?」と聞かれました。菩提寺が、様子を聞きたいだけで訪ねてくる心境が、理解されなっかたようです。私も、的確な答えをお話することは出来ませんでした。しかし、頼まれていた責任があります。理由がどうであっても、お話を伺うことが責任を果たすことになると考えました。話を伺ったことで、ご主人にも報告できます。<br />
切ないのは、一緒に埋葬できなかったことです。また、母親と生きて会うことのできなかった息子さんのことです。しかし、複雑な環境にしてしまったのは、このご夫婦です。やはり、因果応報というのは、あるのだと痛烈に感じました。
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2010-10-26T00:00:00+09:00
秋晴れ・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=277#block377-277
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今日は、午後に出発しました。私は、雲が大好きです。秋の雲は、高いと聞きますが、今年の雲は低く、手の届きそうな雲は、特に好きです。あまりにも綺麗だったので、車を運転しながら、片手で写してみました。(安全運転とはいえませんが・・)<br />
ここまでは、順調でしたが、アクシデントが起こりました。給油するためにガソリンスタンドに寄りました。タイヤの空気圧を見てもらったところ、右のタイヤ前後2本に、釘が刺さっていました。修理するのに1時間かかりました。妹に会えたのは、6時過ぎになってしまいました。しかし、妹家族と夕ごはんを食べて、楽しい時間を過ごすことができました。
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2010-10-25T00:00:00+09:00
スペシャルな日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=276#block377-276
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毎日、華展や法事などもあり、離れは白い綿埃があちらこちらに見えています。気になりながらも、全く掃除はできませんでした。天気も良くなかったので、洗濯物は溜まっています。<br />
昨日、家に帰るとひどく喉が痛みました。みるみる腫れる気がします。熱っぽい気もしますが、体温を測ると気持ちが倒れてしまいそうで、早めに休みました。今日もなんとなく、体が重たく感じます。しかし、今日は月曜日、資源ゴミの日です。毎朝お参りに来てくれる方が、わざわざ取りに来てくれました。本当に有り難いことです。体が重いなどと言っていたら申し訳なと思い、午前中には掃除を終わらせる事ができました。<br />
明日から、所用で2泊3日家を空けなければいけません。住職の食事の準備もしておかなければなりません。(たいしたものではありません。)お客も無かったので、順調に仕事が終わっていきます。<br />
庭は枯れ葉が絨毯のようです。お参りに来たついでにと、朝は資源ゴミを持って行ってくれたうえに、掃き掃除をしてくれました。残念な事ですが、綺麗に掃いたところに、風が吹くとはらはらと落ち葉が落ちてきます。それでも、箒の掃き目は美しく輝いてみえました。<br />
買い出しに出かけると、かわいいお客さんが来られたと連絡がありました。ここの所タイミングが合わず、なかなか会えなかったお客さんです。夕食の準備も出来ていたので、久しぶりに賑やかな食事をすることが出来ました。今日は、数日分のスペシャルな一日でした。<br />
明日は、久しぶりに妹家族に会いに、奈良県に行きます。27日は、名古屋の檀家さんで気になる方いるので、その方の家を訪ねる予定です。28日は、上原阿者梨様のいらっしゃる伊崎寺(滋賀県)の落慶法要があります。一年ぶりお参りできることが、とても楽しみです。なかなか、充実した2泊3日になりそうです。
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2010-10-24T00:00:00+09:00
無事に華展が終わりました・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=275#block377-275
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時間は無常に過ぎていきます。行事も終わってしまうと、全力を出し切れたのかどうか、考えてしまいます。しかし、無事に華展は終わりました。大きな問題はありませんでしたが、照明の真下にあったお花が、照明の熱でしなびてしまいました。代わりのお花を慌てて見つけにいきました。しかし、なかなかいい花が見つかりません。それでも何か入れなくてはと、買ったアンスリュウムは、色味が珍しく、とても素敵なお花になりました。残念なことに、入れ替えたお花の写真を写すのを忘れてしまいました。やはり、アクシデントは付き物です。<br />
今年は、先輩方が様々な理由で、華展のためのお時間が取れなかったこともあり、中堅である私が、ご指導いただく先生に申し訳ないと思い頑張りました。毎年、先輩に任せきりで様子が分からず、あたふたすることばかりで、先輩方に大変な負担をかけていたことを、改めて感じました。大人になると言うことは、責任が増え、負担が増えますが、その重責を担っている人生の先輩がたの荷を軽くしていくことが、後輩の務めであることを感じました。
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2010-10-23T00:00:00+09:00
様々な事・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=274#block377-274
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娘は、山梨学院短期大学に通っています。チアリーダー部に属しています。今月の29日から31日まで、山梨学院の学園祭があります。学園祭で発表するために、毎日夜遅くまで練習をしています。<br />
娘にすれば、成果を見てもらいたいと思っているようですが、お寺が忙しいことも理解しているので、細かい予定は聞かないと話してくれません。娘なりに気を遣ってくれているのかもしれません。親からすると、我慢させることは、申し訳なく思ってしまいます。しかし、人生は、自分の思い通りにならないことが多いものです。我慢や辛抱強くなることは、思い通りにならないときも、悲観しなくなるようです。「まあ、しょうがないか。」と思うことができると、娘は言います。<br />
人の出会いも、良き出会いばかりではありません。しかし、良き人との出会いを幸せに感じられるのは、印象の悪い人との出会いが対象にあるからです。人生は、表裏一体なのだと感じます。<br />
毎日、様々な事があり、様々な人との出会いに、自分の未熟さを感じますが、焦らずじっくりと、前向きに勉強しながら、人生を歩んで行きたいと思います。
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2010-10-22T00:00:00+09:00
試作・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=273#block377-273
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今年のお会式は、お弁当を作る予定です。昨年は、大鍋におでんを煮たりしましたが、鍋の底の具が煮くずれてしまい、見た目も味も納得のいかないものでした。皆さんに食べていただくのに、自分が食べて美味しく思えないものを出すわけにはいかなと思い、一年間悩み続けた結果、お弁当を作る事に決定しました。<br />
今まで、お会式の行事に使っていた建物も、来年の1月までにはなくなってしまいます。お弁当を作るということは、なるべく避けたかったのですが(勿論大変だからです)、現状では食事をする場所が確保できません。急に雨が降ってきたときに、おかずを持って慌てて移動することは、怪我などの心配がありました。やむなくお弁当を作るという選択肢しかありませんでした。<br />
昨日、お弁当の試作を作ってみました。便利な時代のお陰に、お弁当パックも様々な種類があり、地球環境に配慮した天然素材のパックがありました。おかずも決まりました。当日美味しく作るだけです。(そこが、一番の心配ですが・・)<br />
今日は、ご詠歌の練習日でした。年配のお婆さん方は、秋のもの寂しい雰囲気が、心に染みるようです。一人また一人と、この世を去っていった人を思い出しては、「来年は、私もこの世にいないかもしれないけど・・」との言葉に、どのように答えればよいのか。気休めではない気の利いた言葉を探してみても、80歳を過ぎた人にかける言葉は、私の言葉では皆薄っぺらなものに感じてしまい、自己嫌悪に陥ってしまいます。しかし、私に出来ることは、寂しさや虚しさを、しっかり受け止める事ではないかと思っています。一年と言えず、老いていく人の姿は、私も行く道です。これから、私自身どのような生き方が出来るか分かりませんが、今起こっている現実をしっかり受け止めて、生きて行きたいと思う日でした。
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2010-10-21T00:00:00+09:00
週末に・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=272#block377-272
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今週の土曜日から、日曜日にかけて、富士吉田の南コミニティーセンターで、池坊八王子支部富士吉田分会の華展があります。今年は、8月に京都の夏期講習を受講しました。今回の華展は、京都でお花の教授にアドバイスしていただいたお花を生けることになりました。準備も大変でしたが、お花を生けるというより、細かい作業は工作でした。工作は、とても苦手なので、どのような生け花になるか?心配でした。今日、お花の先生に見ていただき、「良い感じに出来たね」と言われ、ホッとしました。<br />
花器を選び、花材を集めて形にしていくことの難しさを痛感しましたが、変わった不思議な生け花になりました。「これが生け花?」と思われてしまうかもしれません。自由化という形なので、どのように生けても、花器なども組み合わせは自由ですが、「粋に生けること」は、なかなか難しいことです。しかし、とても楽しく生ける事の出来た作品です。先輩方の作品も、毎年とても素晴らしいお花です。お時間のある方は、ぜひお出かけ下さい。<br />
富士吉田市南コミニティーセンターは、吉田高校の入り口左側にある建物です。<br />
池坊八王子支部富士吉田分会華展 <br />
平成22年10月23日(土)・24日(日) <br />
午前10時〜午後4時まで
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2010-10-20T00:00:00+09:00
来客の多い日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=271#block377-271
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なにかと用事が多く、私(寺庭)は、今日も留守にしてしまいました。住職は、法事があったりと忙しい一日でした。そんな日に限って、来客は多く、11月3日に使う様々な物が届いたりしたようで、気忙しかった様子を感じます。<br />
2・3日前に、山梨県の学術調査の先生方が来られるご連絡を頂きましたが、富士山世界文化遺産関係の調査もかねておられるようで、掛け軸なども熱心にご覧になってお帰りになられました。専門の先生方に、古文書などを見て頂くことは、有り難いことです。古文書などは、心がけて解読することが理想なのでしょうが、なかなか難しいことです。継続した調査をお願いしたいです。<br />
10月も3分の2が過ぎて、焦る気持ちもありますが、それ以上に、毎日があっと云う間に過ぎることにびっくりします。今日も、一日が終わってしまいました。11月3日の行事と、旧保育園園舎の片付けをしている内に、今年も終わってしまいます。あまりにも一日が早く終わってしまう感覚があり、何か大切なことを忘れていないか、不安になります。しかし、今日も家族は元気に一日を終えることができました。感謝です。<br />
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2010-10-19T00:00:00+09:00
お勉強・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=270#block377-270
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今日は、お花の先生に誘われて、お花のお勉強に行ってきました。お花を生ける勉強ではなく、伝書のお勉強でした。参加されていた人は、各支部の部長さんクラスの人ばかりで、少し場違いな気もしましたが、大変勉強になりました。<br />
お花を習い始めたばかりの頃、お花を習うことの一番の目的は、「お花ぐらい生けられなくては、恥ずかしい」と思ったからです。しかし、お勉強するほど奥深く、「花を生ける」という事でさえ、「これでいいのかしら?」と不安になります。今日の、伝書のお勉強は、「花を生ける」ことの核心部分を教えていただいたように思います。だからなのでしょうか、伝書は「秘伝」です。<br />
しかし、一番に大切なことは、お花を生けるときの気持ちだそうです。家に来られるお客様の事を考えながら生けるお花というのは、それだけで良いとお話されていました。「綺麗に生けようとか、かっこよく生けよう」ではなく、生けたお花を見る方が、気持ちよく感じてくれるようなお花を生けられる腕を磨くという、新たな目標が出来ました。<br />
千葉県でのお勉強会でた。車の運転はとても疲れましたが、実り多き日でした。
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2010-10-18T00:00:00+09:00
八海清掃日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=269#block377-269
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今日は、<a href="https://touenji.jp/publics/index/8#type021_8_1">八海清掃活動日</a>でした。お昼は、カレーです。今日は、何を考えていたのか?普段の倍近いタマネギを切ってしまいました。そんな日も良いと思って、鍋に一杯のタマネギをよく炒めました。しかし、豚肉が普段より少なく、こんな日も良いかと思って作ったカレーが、美味しくでき上がりました。<br />
カレーのお代わりをする人は、いつも決まっていますが、今日は、普段の倍の人がお代わりしてくれました。今日は、こんなカレーの日でした。<br />
漬け物を持って来てくださる方、タマネギを下さる方、ジャガイモを下さる方、お米を下さる方、その真実のお陰に、毎月の清掃活動が支えられています。感謝の心で、また、頑張りたいと思います。
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2010-10-17T00:00:00+09:00
少しだけ・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=268#block377-268
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解体工事の期日は、まだ決まっていませんが、本腰を入れて片付けて行かなければいけません。仏具などは、大きく重たいものだかりです。今日は、親戚がお休みで手伝いをして下さるというので、仏具を倉庫に運ぶことにしました。数時間でしたが、ほとんどの仏具を運び終わることができました。少しだけですが、とても気がかりなことが片付く事は、ホッとします。<br />
一般家庭とは違い、お寺にあるものの大半は、寄付金で購入しています。寄付いただいた方の思いを感じるとき、慎重に扱うように、心がけています。そのような理由もあり、物は増えるばかりです。しっかり保管することが、一番の課題です。毎日片付けに追われていますが、年数を重ねるほど、こうすればいい、ああすればいいと思うことがあります。その度に、片付けた物の入れ替え作業に追われ、寺庭の仕事は、保管管理係なのではないかと思うことがあります。<br />
しかし、まだまだ先は長く険しい片付け作業は、これからが本番です。
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2010-10-16T00:00:00+09:00
最近気になること・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=267#block377-267
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公衆トイレに入ると、とても気になることがあります。それは、使った後のトイレットペーパーの無残な姿です。日本人の良さである、後に使う人のことを考えて、気の利いた人は、トイレットペーパーの先の部分を三角におって出てきてくれます。しかし、最近は、トイレに入ると、トイレットペーパが、10cm以上もだらっとした状態でぶら下がっている姿を目にします。せめて、綺麗にカットできないのかしら?と思います。<br />
祖母に言われた言葉を思い出します。「どんな場所でも、使わせてもらっているのだから、綺麗に使わせていただきなさい。誰も見ていないからと粗末な扱いをすれば、神様が見ているんだよ。」と言われました。<br />
最近感じることは、他人に対する心遣いが欠けているように思います。しかし、洗面台で、水しぶきを綺麗にふき取っている人の姿を見ると、なんだかとても嬉しくなります。私も真似をさせてもらおうと思います。ちょっとした心遣いは、心を温かくしてくれます。心を温かく出来る人でありたいと思うのと同時に、皆そのように思って行動してくれたら、幸福な気持ちになれるのにと、そんなことを考える日々です。<br />
今日は、40代の男性が5名で座禅に来てくれました。わざわざ会社が終わってから、旅館に泊まられて、朝7時から座禅をされました。丁寧に何度もご連絡いただき、当たり前と言ってしまえばそれまでですが、当たり前のことの出来ない人が多い中、住職は感心していました。充実した時間を過ごしてくれたことと思います。
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2010-10-15T00:00:00+09:00
仏教は宗教??
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=266#block377-266
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東円寺の檀家さんに、「あなたの宗教は何ですか?」と質問して、「仏教です。」と答える人は、数えるほどしかいないでしょう。日本中が同じかもしれません。では、何故お葬式を、仏式でするのでしょうか?何故法事をするのでしょうか?何故、仏教を宗教だと思えないのでしょうか?<br />
旧保育園園舎の解体が、正式に決まりました。これから、荷物の片付けに追われる日々を想像すると、手放しでは喜ぶことはできませんが、未来を考えると、檀家さんにとっても、東円寺にとっても良いことです。しかし、お寺という宗教施設の意義について、考える人などほとんどいません。陰口には慣れているつもりでしたが、大きな工事をすると、陰口が多くなり、何故か耳に入ってきます。聞くことも、なかなか辛かったりします。いつの時代から、日本人に宗教観が無くなってしまったのでしょう。<br />
天台宗は、明治に妻帯が許されました。それ以前は、結婚することが許されていませんでした。お坊さんにとって、結婚は、良いことばかりではありません。妻と子供を養って行かなくてはいけない責任があります。妻や子供も大変です。お坊さんの妻であり子供です。また、何々家の一員です。<br />
宗教施設に生活感はタブーです。生活感が出てしまうと、宗教施設ではなく、何々家になってしまいます。とても難しいことですが、このことを意識しないと、世間に流されてしまいます。何かに流されている人の言葉に、人は真実を感じないでしょう。<br />
私は、東円寺が大好きです。仏様の暖かさを感じるからだと思います。仏教とは少し違うかもしれませんが、東円寺が、この先ずっと人々に守られて、存続するために、私たちが今できることは何か、模索しています。この、思いが檀家さんに届くと幸せなのですが、世の中甘くないようです。めげずに頑張りたいと思います。しかし、今日はかなり、めげています。
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2010-10-14T00:00:00+09:00
心温まる日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=265#block377-265
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娘のパソコンの調子が悪く、頼りの住職は機械に弱く、私もパソコンだけをいじっていられる時間もなく、メーカーに修理依頼をしようと思っていました。しかし、救世主が現れて、娘のパソコンを使えるようにしてくれました。少し大げさですが、手伝いに来てくれているご主人が、今日は会社がお休みだというので、もしかしたら予定があったかもしれませんが、頼み込んで、不具合を見ていただきました。<br />
人と人との縁に感謝です。(相手は少し、迷惑だったかもしれません)木曜日は、お手伝いを頼んでいる日なので、奥さんと掃除などをしながら、「あーでもない、こーでもない」と他愛無い会話も楽しく、人と人とのふれあいの暖かさを感じるものです。心温かな時間を過ごしました。<br />
昨日は、数名が<a href="https://touenji.jp/publics/index/11#type021_11_1">写経・座禅体験</a>をされました。
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2010-10-13T00:00:00+09:00
誕生日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=264#block377-264
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今日は娘の誕生日でした。13日の金曜日仏滅に生まれました。縁起の悪い日のオンパレードで、「これ以上の悪日はないから、未来は明るい」などと冗談を言っていました。しかし、冗談だと笑えない程、娘を生んだ時の、私も両親の精神状態も最悪でした。以前にも少しお話しましたが、子供が子供を産んでしまったので、両親にはどれほどの気苦労をかけたことか、今になって振り返ると、申し訳ない気持ちでいっぱいです。<br />
娘を産んだときに、心に決めたことがあります。私は、娘を産んで良かったと思える人生を歩んで行きたい。娘には、この世に産まれてきて良かったと思える人生を歩んでほしい。この事をやりきることが、親不孝してしまった、私がしなければいけない親孝行だと思って生きてきました。娘の誕生日は、私の第二の人生のスタートでした。<br />
本当に多くの方に支えられて、娘も今年で21歳になりました。私は、娘を産んで良かったと心から思うことができます。娘の成長する姿に、多くの事を学びました。両親の苦労も、子供を育てて初めて理解できたように思います。<br />
誰にでも、必ず誕生日があります。私たちをこの世に産んでくれた親がいます。生きて行くことは、良い日ばかりではありません。もしかしたら、悪い日の方が多いかもしれません。 誰でも、幸せな時には、産まれたことを幸福に感じますが、自分の思い通りの人生が歩けないとき、何故産まれて来たんだろう?と思ってしまう瞬間は誰にでもあると思います。そんな時には、歯を食いしばってこの世に誕生させてくれた、親のことを想像することができたら、自ら命を絶つような人は増えないはずなのにと思った今日でした。
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2010-10-12T00:00:00+09:00
気温のせい??
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=263#block377-263
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今日も、温かい一日でした。例年では、日に日に気温が下がる頃ですが、今年は、本当に温かく過ごしやすいので、10月のような気がしません。なんだか変な感じです。<br />
しかし、確実に一日一日が過ぎて行くことに焦りながら、11月3日の準備を始めています。嫁いだ頃は、全檀家さんが参加する行事ではありませんでした。戦前は、全檀家、家族中でお寺の行事に参加してくれていました。当時は、白米を振る舞うことが、一番のご馳走でした。お茶碗に山盛りのご飯を振る舞ったと聞きます。戦争に負けて、食糧難になり、全檀家に振る舞うだけのお米を準備することができなくなりました。そこで、代表の人を招待するようになったそうです。<br />
時代は変わりました。代表で招待されている意識も薄れ、参加者も少なくなってきました。お寺で、11月3日にお会式という行事が行われていることを、知らない人が大勢いることも衝撃でした。「このままではいけない」という話になりました。世話人さんと話し合いを重ねて、現在では、全檀家さんに参加していただく行事になりました。お参りくださる檀家の方々に、行事に参加して良かったと思ってもらえるようにしたいと考えています。<br />
なかなか、これで良いと言う答えは見つからないものです。気温が下がってこないせいなのか?まだ少し余裕がある気がする気持ちに、焦りを感じます。
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2010-10-11T00:00:00+09:00
三連休・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=262#block377-262
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今日は、秋晴れの爽やかな一日でした。昨日と今日は時間に追われた2日間でした。葬儀が、2件続いてしまいました。連休で、法事もあったために、今日の住職はハードスケジュールでした。朝8時30分から、朝食もそこそこに、昼食においては、食べることができたのかしら?といった感じでした。通夜が終わったとの連絡があったのは、午後6時でした。『お疲れ様』と言うと、『外は暗いね?』の言葉に噴出してしまいました。<br />
世の中は三連休で、忍野村にもたくさんの観光客が来て下さっていますが、東圓寺では無縁のようです。一つ一つの出来事を、しっかりとこなす日々ですが、今日も一日の行事を終わらせることが出来たことに安堵です。<br />
気忙しかったり、行事も続いていたので 夏の出来事を振り返る暇もありませんでした。しかし、今年の夏は、充実していました。その一こまをお伝えできればと思い、東圓寺広報担当が(私、寺庭ではありません)、「<a href="https://touenji.jp/publics/index/1#type010_1_2">かわら版</a>」を作成してくれました。ご覧ください。<br />
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2010-10-10T00:00:00+09:00
影の支え・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=261#block377-261
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7年程前から、東圓寺のゴミ捨て場のゴミを、片付けてくださるおじさんが(檀家)いらっしゃいます。世話人さんをして下さったのが、7年前でした。任期は3年です。年間には、行事など世話人さんにお手伝いいただくことが多いので、世話人を引退されると、どうしても縁遠くなってしまいます。この方は、引退されてから4年が過ぎようとしていますが、毎週火曜日になると、水曜日が不燃物の回収日ということで、必ず奥様のお墓参りを兼ねて、ゴミの片付けに来て下さいます。火曜日以外でも、お彼岸やお盆の前後、お墓参りの多いときを見て、空き瓶や空き缶、生花の片付けなど、この方のお陰に、東圓寺のゴミ捨て場は、片付いていると言っても過言ではありません。本当に、ありがたいことです。<br />
しかし、片付けて下さる人ばかりではありません。植木の陰にゴミを捨てていかれる人もいます。同じ人として生まれて、同じ時代を生きる縁を感じるとき、お互いに気持ちよく生きたと思うのは、私だけではないと思います。
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2010-10-09T00:00:00+09:00
孫・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=260#block377-260
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住職の兄弟達は、2,3年の間にお爺さんや、お婆さんになりました。9月の末にも、妹に男の子の孫が誕生しました。今年は、身近な所で出産が多く、男の子が多い年です。男の子の出産祝いは、決まっています。木製の汽車です。動くときに、「ぽっぽ」と可愛い音がします。飾っても、可愛い玩具です。<br />
生まれた男の子には、2歳のお姉ちゃんがいます。お祝いの中身が気になるようでした。箱から出した時の、喜んでくれている笑顔が可愛くて、私の方が嬉しくなりました。子供の無邪気な笑顔は宝です。子供がいるだけで、家が明るく感じました。楽しい時間を過ごしました。
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2010-10-08T00:00:00+09:00
今日は・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=259#block377-259
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今日は、忍野八海の清掃活動を予定していましたが、老人会のイベントと重なってしまったので、18日になりました。<br />
少しずつ、気温が下がっていることは、もみじや満天星などの葉が、赤く色づいてきていることで感じます。これからの季節は、落ち葉との戦いです。特に、ケヤキは葉が多く、庭を掃いても掃いてもきりがありません。<br />
先日、お手伝いの人が庭を掃いていると、「大変ですね。落ち葉を掃きながら、焼き芋をしたりとか、楽しいことでも考えないと、嫌になってしまいますよね」と声をかけられたそうです。返答に困ってしまったそうです。落ち葉を掃きながら、楽しいことを考えることができるのは、山に生い茂った葉を掃くときとは、感覚が違います。「掃き掃除してあって、気持ちが良いな」と思ってくれる人の笑顔を励みに、私たちは落ち葉掃きをしています。<br />
感覚の違いは、どのように説明をしても伝わるものではありません。経験して初めて気が付くことです。そう思いながらも、少しでもお寺の気苦労を伝えようと、つぶやいている私がいます。生きることは、矛盾だらけです。
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2010-10-07T00:00:00+09:00
紙一重・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=258#block377-258
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東円寺の檀家さんの8割は、忍野村忍草の人達です。そのほとんどの人は、500年以上続いている家です。戦前は、従兄弟同士の結婚も多く、又従兄弟までさかのぼると、ほとんどの人が親戚です。東円寺に嫁ぎ、世話好きなおばさま達によく言われた言葉は、「一度口にしたことは、二度と取り返すことはできないから、言葉には気をつけなさい」と助言していただきました。私なりに、気をつけていましたが、今になると自信はありません。親戚関係を知れば知るほど、ほとんどの家同士関係があるからです。<br />
現在60代の方の多くは、忍野村同士の結婚でした。忍野村以外は、すべて「他所(よそ)」と考えますから、村以外の人は「他所者(よそもの)」と言われていました。それほど、結束した村でした。最近では、村同士の結婚が珍しくなりましたが、まだまだ、村の意識は変わりません。<br />
30年前までは、忍草部落の人の約9割が東円寺の檀家さんでした。葬儀が出ると、村中の人が、お通夜や葬儀に参列しました。現在では、忍野村の人口も増えました。東円寺の檀家の割合も、半々ではないかと思います。しかし、昔からのイメージはなかなか消えないようです。<br />
500年以上、先祖を守り続けていくことは、とても大変なことです。しかし、時代は変わって行きます。伝統を受け継ぎながら、時代に合わせて生きることの難しさ、また、良き習慣と悪しき習慣を、村人と接しながら痛感する日々です。
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2010-10-06T00:00:00+09:00
デトックス・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=257#block377-257
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疲れを感じるのは、体力的な要素よりも、精神的ダメージの方が大きいのではないかと思います。私自身がそうですが、気疲れから筋肉が硬直して、肩こりや腰痛を引き起こしているようです。一つの行事が終わると、また一つという感じで、11月3日のお会式という、東円寺の中でも一番大切で、一番大変な行事が控えています。少し、余裕があるかしら?と思っていたら、10月22日、23日で、富士吉田にて華展があります。「そろそろ、お花を決めないとね」と、お花の先生から言われて、慌てて構想を練ったり、花材を調達したりと、結局余裕など無いようです。<br />
しかし、ここで無理にでも、心を休めないと乗り切れないと思い、お休みを頂きました。半日だけでしたが、自分だけの時間を有意義に過ごし、至福の時間でした。
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2010-10-05T00:00:00+09:00
生物多様性・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=256#block377-256
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国連地球生き物会議(生物多様性条約10回締約国会議)は、関連会合も含めて11日から3週間にわたり名古屋で開かれます。今後の地球の未来を左右する大切な会議です。新聞やラジオなどで、取り上げられていますが、どのくらいの割合でこの問題が、重要であるかを考えている人がいるのだろうと想像すると、あまり関心を持っていない人の方が、多いのではないかと思います。<br />
「生物多様性」という響きに、難しい事と思い、拒絶してしまう人もいるかもしれませんが、全く難しいことではありません。字を読み書きすることのできなかった、先人達は、「生物多様性」を知っていました。簡単に言えば、魚を捕る漁師は、捕獲量を決めていました。来年の漁に支障がでないようにです。山林を管理した山師も、植物の生態を自然の中で学んでいました。この枝を切っておくと、何年後にはどのようになるかを、知っていました。農業も酪農も先人の知恵を受け継いでいました。子供の頃から、親の手伝いをして知らず知らずに、学んでいました。「門前の小僧習わぬ経を読む」という、ことわざがありますが、毎日ように繰り返し見たり聞いたりしていると、習わなくてもいつの間にか覚えてしまうものです。<br />
最近はどうでしょうか?子供の優先順位は、習い事、スポーツ少年団、娯楽など・・毎日、親の手伝いをしている人の割合は少ないと思います。後継者問題は、深刻です。<br />
人は欲深い生き物です。隣の人が美味しそうなものを食べているのに、指をくわえて見ているだけでいられる人は、少ないはずです。楽しそうに遊んでいる人を見て、羨ましく感じない人は少ないと思います。<br />
デパ地下に商品の陳列の無い様子を想像できますか?自動販売機が無い生活が想像できますか?こんなに豊かな生活を知ってしまった私たちが、「生物多様性」について学んだところで、乱獲を止められることができるのでしょうか?と不安が募るばかりです。どうしたらいいのでしょう。<br />
本当は、簡単なことです。辛抱すればいいのです。らしく生きることを、心がければいいのです。欲をかかなければいいのです。しかし、一番難しいことです。<br />
生物多様性に興味のある方は、今日の朝日新聞に掲載されていますので、ご覧ください。
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2010-10-04T00:00:00+09:00
一日一生 毎日を懸命に
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=255#block377-255
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10月2日の日経新聞夕刊に、酒井雄哉大阿者梨の記事が掲載されていました。酒井大阿者梨は、比叡山の山中を約7年かけて「千日回峯」という荒行を2度満行した方です。<br />
6年ほど前に、東円寺の団参(本山である、比叡山にお参りすること)でお会いしました。男とも女とも言えない、中世的なオーラでした。お姿を拝見するだけで、涙が止まらなかったことを思い出しました。<br />
「何故、2度も千日回峯をされたのですか?」と聞かれて、必ず「他に何もすることがなかったから」と答えていらっしゃいます。「千日したのだから、もう千日歩き続けようと思った」とも話しておられました。また、「千日間歩いて、感じたことは」という質問にも必ず、「一日一生」と答えておられます。回峯行は、一度始めたら止めることはできません。死を覚悟して、行に入るそうです。一日一日を歩ききることだけが目標ですが、これがなかなか難しいことです。だから、今日であり、今なのだそうです。歩ききらなければ、今日は終わらない。今日を終わらせるには、今を頑張らなければ、歩ききることはできません。「歩くことは、人生そのものだ」と言われています。<br />
「同じ事を繰り返し、一生懸命やる」この言葉は、比叡山を開かれた伝教大師のお言葉です。「一日一生 毎日を懸命に」生きようといます。
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2010-10-03T00:00:00+09:00
ふー・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=254#block377-254
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続きに続いた行事も、何とか一段落しました。昨日の天気予報では雨でした。しかし、爽やかな秋晴れに、参列してくれた人々も、穏やかな顔に見えました。<br />
7回忌から、6年の歳月が過ぎました。その間には、住職の兄弟の子供が結婚して、孫が生まれました。孫を連れて法事に来てくれました。子供の笑い声は、なによりの供養になったのではないかと思います。久しぶりに、親戚が集まり、会話も弾みました。<br />
7月からの事を考えると、長い3ヶ月でした。「ふー」は、ため息でもあり、ホッとした気持ちでもあります。「これからも、一つ一つの行事を、終わらせて行くんだな」と、ぼんやり考えています。
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2010-10-02T00:00:00+09:00
呆れることが・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=253#block377-253
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天気予報通り、午前11時頃から、日が差してきました。洗濯物を干そうと、外に出たところで不思議な会話をすることになります。<br />
「奥さん、法事の家の人は、どこに行ったのか分かるかね?」と言われたので、「皆さん、お墓参りを終えて、食事に行きましたよ」と答えますと、「お寺に来れば間に合うと思ったけど、食事の場所は知っているかい?」と言います。今日は、法事を2件終わらせた後、葬儀もありましたので、どこのお店で食事をするのかは、聞いていませんでした。「困ったな、奥さん電話を貸してくれるか?」と言うので、「どうぞ、どうど」と庫裡に言って、自宅に電話をかけましたが、どなたも出られません。そうこうしていると、お花屋さんが、お花を届けに来てくれました。お花屋さんの車が庫裡に来る姿を見たその人は、「迎えにきてくれたのか?」と言います。「あれは、お花やさんだよ。」と花屋さんから花を受け取るとすぐに、別のお客さんが来られました。「お客さんのようだから、待っていてください」と言うと、「花屋だよ。花屋だよ。」と言われるのですが、どう見ても違う人です。用件を聞いていると、「急いでるんだよ。」と、大きな声で言われました。後の方の用件も少し時間がかかりそうなので、待っていただくことにしました。知り合いの何軒かに電話をかけましたが、どなたも電話に出ることはありませんでした。<br />
待っている間、お寺に用事に来た人に、「これから、どこに行く?」と尋ねていました。自分の自宅の方角に行くことを知ったその人は、「自宅まで、乗せて行ってくれ。急いでいるから。」と、言うではありませんか。まだ、用事も終わっていないのに、何を言い出すのかしら?と思い、「少し待ってもらいたい。」と言うと、「時間がないから、自分で行くよ。どうも。」と言って、東円寺を後にされました。<br />
昨日から、忙しさにイライラしていました。住職も忙しくしていましたが、些細なことに揚げ足を取り、当たってしまっていました。この会話のお陰に、「この人に比べたら」と、住職に当たっていたことを申し訳なく思いました。呆れる事だらけの会話でしたが、勉強になりました。
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2010-10-01T00:00:00+09:00
かわいい訪問者・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=252#block377-252
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昨日から、忍野小学校では修学旅行でした。今日無事に、帰って来たそうです。寺子屋に来ている子供たちから、お土産が届きました。頭を悩ませながら選んでくれたのではないかと、想像できるかわいいお菓子類です。お土産から伺える、子供たちの気持ちが嬉しかったです。しかし、残念だったことは、直接受け取ることが出来なかったことです。<br />
明後日、住職の母親の法事を控えていますが、今日は、お檀家さんのお通夜がありました。この辺は、お通夜の日に火葬してしまうので、お昼頃火葬し、そのまま、お通夜になります。買い忘れたものを気づきながら、家を留守にできません。なかなか買い物に出かけられずにいました。お通夜に出かける住職の見送りをして、慌てて出かけたところに、かわいい訪問者がやってきたようです。<br />
旅行での楽しかった出来事を、顔を輝かせて話す姿を見られなかったことが、とても残念でした。
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2010-09-30T00:00:00+09:00
臨機応変・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=251#block377-251
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忍野八海は、天然記念物です。昭和9年に登録されました。湧き水が美しいという理由だけではなく、この湧き水が村人の生活と密接な関係にあることも、登録の理由に記載されています。<br />
以前にもお話しましたが、村人にとって、忍野八海が天然記念物と登録されても、何の関係もありませんから、県庁から、湧き水の保存管理計画を立てるように言われていても、他人事として、関心を持つことはありませんでした。その結果、保存管理計画など無く、現在の忍野八海になってしまいました。<br />
皮肉にも、富士山文化遺産の候補に残ったこともあり、天然記念物の管理保存計画を立てることになりました。しかし、忍野八海は、天然記念物に指定される以前に、富士信仰の禊ぎ池でした。天然記念物と文化的価値を持った池を、どのように保存管理していくか、とても難しい課題です。<br />
一般的な天然記念物でしたら、凡例をもとに保存管理計画を立てることが出来ますが、文化的な要素を軽視できないこともあり、役場の教育委員会の担当者と、管理計画の策定を任された業者は頭を抱えていました。<br />
管理保存計画は、富士山文化遺産と関係のないものです。しかし、密接な関わりがあります。予算の問題も非常にややこしいようです。行政とは、ややこしいシステムなのだと、改めて感じました。臨機応変に、分かりやすい方法はないのかしらと、素人ならではの意見をつぶやきたい、そんな日でした。
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2010-09-29T00:00:00+09:00
お洗濯・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=250#block377-250
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これからの季節大変なのが、洗濯です。離れには、ベランダがありますが、太陽が当たる時間は、日が短くなると午前9時から、11時までの2時間だけです。気温もぐんぐん下がってきますから、ベランダに洗濯物を干してもほとんど乾きません。<br />
東円寺の中でも、比較的日光が当たる場所は、旧保育園園舎のベランダです。洗濯物を、隣の家に干しに行くようです。洗濯物の多いとき、布団を干すときには、気合いが必要です。 <br />
山を背負ったような感じに建物が建っているので、太陽が低いこれからの季節は、日の陰る時間が早く、村の中は太陽の温かい日差しが照らしているのに、午後3時頃には、薄暗く、とても損をした気分になります。<br />
天候が悪かったこともあり、洗濯物をためてしまっていたので、今日は晴天ではありませんでしたが、午前中いっぱい洗濯に追われました。衣替えもしなくてはいけませんが、なかなか集中した時間が取れません。9月も残すところ1日になってしまいました。焦ってみたところでどうすることも出来ませんが、少しづつ寒い冬に備えたいと思います。
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2010-09-28T00:00:00+09:00
深い眠り・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=249#block377-249
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今朝は、雨音が心地よくて、外は薄暗く、条件の揃った安眠日和でした。目覚まし時計を、しっかり止めていたにもかかわらず、目覚まし時計を止めた記憶は全くありません。悪条件は重なるものです。時間になると、テレビが点く様に設定してあるのですが、住職が切ってしまい、テレビのスイッチを切ったことも全く気づかない、家族中が深い眠りに落ちた朝でした。寝坊してしまったのです。<br />
8時20分に、毎朝お参りに来る人からの電話で起きました。今日もいつも通りにお参りに来られたそうです。しかし、誰の気配いもしなので、そのまま帰られたそうです。電話することを迷ったそうですが、気になって電話を下さったそうです。電話に出た時点でも、寝坊していることに気づいていませんでした。「今日は、何も無いのですか?」といわれ、「いつも通りだよ」と時計を見て、びっくりした朝でした。<br />
住職は、山梨学院高校で、火曜日と木曜日に古典の授業をさせていただいています。電話のお陰に、遅刻することも無く、お弁当を作る時間もあり、何事もなっかように出かけることができました。感謝の一日でした。
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2010-09-27T00:00:00+09:00
神奈川寺庭婦人会の研修・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=248#block377-248
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今日は、神奈川寺庭婦人会の、東京日帰り研修旅行でした。参加者は20人でした。あいにくの雨でしたが、親睦会を兼ねた企画なので、同じ思いをしている人の集まりは、「そうなんだよね。分かる分かる。」と、お寺ならではの悩みなどを話すことが出来ました。<br />
境内やお墓の周りを掃除するときに、子機を持って歩きます。電話を受けて何気なく子機を置いてしまって、夜になり、子供に、「お母さん、子機がないよ」と言れて、「そういえば置いてきた」と思って、置いてきてしまった子機の番号を押し続けて、真っ暗な墓地を懐中電気を持って、探し歩いた話など、お寺ならでわのエピソードがあったりしました。<br />
ある時、供養を頼まれて、「お礼はどのようにすればいいですか?」と聞かれたので、「お気持ちでいいですよ。」とお答えすると、「気持ちでいいって、よかったね。有り難うございました。」と帰られた方がいたそうです。あまりのことに、開いた口が塞がらなかったけれども、最近は、「心遣いや、気働き」といったことの出来る人が、少なくなっていると、嘆かれていました。「心遣いや、気働き」は、相手の立場になって、考えて行動することです。さりげない心遣いは、心を温かくしてくれます。そんな、心温まる人と人との関係が、無くなっていくことは寂しいことです。<br />
神田明神をお参りして、浅草の浅草寺をお参りしました。中華料理のお店で昼食をいただきました。夕食は品川プリンスホテルのビュッフェでした。美味しい食事をいただきながら、理解しあえる仲間との会話は、明日の活力になりました。
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2010-09-26T00:00:00+09:00
雲海・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=247#block377-247
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住職のお気に入りの撮影ポイントがあります。秋のもやのかかった早朝に、高座山から見る雲海の富士山です。富士山は、やはり雪化粧している姿が美しいと私は思います。富士山に雪が降ると、日増しに寒くなってきますが、四季を感じ、自然と共に暮らしている実感があります。夕方から、雨が降り始めました。今日も、富士山は雪が降っているかもしれません。<br />
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2010-09-25T00:00:00+09:00
初雪・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=246#block377-246
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昨晩の最低気温は9℃でした。「富士山に雪が降っているかも」と、冗談を言っていましたが、冗談ではありませんでした。昨年より、15日早い「初冠雪」でした。3日前までは、30℃を越えていたのに・・・信じられないことです。<br />
午後から天気が回復したことで、雲が美しかったので、写真を写してみました。秋の空は、本当に美しいものです。<br />
富士山の写真は、右側の斜面にうっすらと雪が残っていたので、写真に写してみました。
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2010-09-24T00:00:00+09:00
合言葉は笑顔で・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=245#block377-245
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<p> 久しぶりに、ポルトガルの友人からメールが届きました。ポルトガルも、秋の気配を感じるそうですが、日本とは少し違っていると友人は言います。キンモクセイの香りがしないと・・・ポルトガルは、植物の枯れるにおいがするそうです。<br />
12月11日は、ポルトガルの友人のご主人の命日です。亡くなられてから2年が経ちます。秋分の日に送られてきたメールには、ポルトガルから、ご主人の埋葬されているお墓に、冥福をお祈りしていることが書かれていました。<br />
ポルトガルには、ご両親やご兄弟がいて、二人の間に子供さんがいなかったこともあり、ポルトガルに帰る決心をしました。帰られた頃は、ほぼ毎日のように、メールのやり取りをしました。気持ちが落ち着いたのは、半年ほど経ってからでした。精神的に参ってしまっている友人に、「頑張って」とは言えないので、どんな言葉を掛ければ良いのか悩みました。友人の顔を思い浮かべながら悩んで末に、「今日も笑顔で」と言う言葉を思いつきました。いつも、笑顔でいてほしいという、願望もあったからです。最近では、近況報告のメールは、月に1・2度届くくらいですが、元気にしている便りは、嬉しいものです。今日も、友人が笑顔でいられるように、仏様に祈りました。</p>
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2010-09-23T00:00:00+09:00
お中日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=244#block377-244
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忍野村は、8時頃までお日様が顔を出していました。天気予報は外れたのかしら?と思っていたら、雨雲が出て雨が降ってきました。お盆ほどではありませんが、たくさんの方がお墓参り来られていました。<br />
終わり初物だと、キュウリを頂いたり、茄子やトマトなど買い物袋に一杯頂いたので、今日も頂いた野菜を、調理して、世話人さんの食事になりました。今年は、天候不順の影響で、果物が良くないと聞いていましたが、檀家さんから、梨やブドウなど味の良いものを頂き、世話人さんにも食べていただきました。本当に有り難い事です。<br />
お中日に雨が降ることは、あまり無いそうですが、暑かった夏も終わり、秋が来て、寒い冬に備えなくてはいけません。日に日に日が落ちる時間が早くなり、寂しい気持ちがしますが、一つ一つの行事を終わらせて、また一つ年を重ねていることに、複雑な思いです。
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2010-09-22T00:00:00+09:00
天気予報とお墓参り・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=243#block377-243
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お彼岸のお中日は明日ですが、何故か朝からお墓参りの人が絶えません。会話を聞いてみると、「明日は、雨だっていうから、今日の内にお墓参りに」と口々に言っています。不思議な光景は、スーツ姿の男性も多く見かけました。お休み時間に来ているのか、外回りの時間を利用してなのか、明日の天気予報が雨だからといっても、どのように理解すればいいのか・・・<br />
お客さんも多い一日でした。お客がお客を呼んでしまうのか?様々な用事で、来客がありました。その中でも、富士山世界文化遺産について、最近の様子を聞きたいと、神奈川県から、忍野村の美しさに惹かれて、忍野村民になられた方が来られました。(今では、産まれながらの村人よりも、村の歴史に詳しい方です。)しかし、村人(役場の人も)は世界遺産に対して何の感情もありません。何も考えなくても、毎日忍野八海は、観光客で溢れかえっているそうです。マスコミが取り上げてくれるからかもしれません。<br />
今年は、出口池の水量が多く、紅葉の頃は、本当に美しい姿を見ることができるそうです。出口池は、八海の中でも離れた場所にあります。観光案内所などありません。自分で探さなくてはいけないので、オリエンテーリングのようですが、景色の良さと、マスコミの宣伝のお陰に、必死に企業努力をしなくても、観光客が来てくれる不思議な所です。貴重な時間を作って、世界遺産の進行状況を聞きに来られましたが、前向きな話は何もなく、喜ばせてあげられる内容のお話にはなりませんでした。<br />
今日も、様々な出会いがありました。しかし、今宵は「中秋の名月」を拝むことができました。頂き物に、甘いお菓子が多いことから、お月見団子の出番はありませんでした。秋を感じながら、お月見しながらの一時は、明日の忙しさを忘れることにしました。
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2010-09-21T00:00:00+09:00
体が・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=242#block377-242
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昨晩は、例年より1時間早くお祭りが終わったので、気分的には楽でした。しかし、体は正直で、肩から肩胛骨にかけて痛みがでていました。年には勝てないようです。手伝いをしてくれている人達も、年々辛くなってきているようで、台所の片隅には、バンテリンが置かれています。肩が凝ってくると、バンテリンを塗りながら、皆頑張っている様子は、涙ぐましい光景です。<br />
気が張っていると、疲れを感じなくなるものですが、「終わった」と思った途端、体が重くなるのも、不思議なことです。夕方、少し夕寝をと横になったら、次の日の朝を迎えていました。お彼岸のお中日には、世話人さんが来てくださるので、食事の準備を・・・と思うと・・・ですが、気合いを入れて、頑張ります。
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2010-09-20T00:00:00+09:00
また一つ行事を・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=241#block377-241
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お天気に恵まれて、爽やかな秋空の過ごしやすい一日でした。東圓寺にお嫁に来て、初めての大きな行事が、<a href="https://touenji.jp/publics/index/9#type001_9_3">秋祭り</a>でした。しかし、一番肝心な、裏方仕事である食事の内容や、どのようにお祭りが進行していて行くのか、誰に聞けばいいのか?何をどうしたら良いのか全く分からりませんでした。近所に、小さな商店があります。野菜などの注文をその店に頼んでいたことを聞き、昨年どんな物を注文したのかを聞くことにしました。<br />
私がお嫁に来た前の年に、現住職の母親は他界しました。心筋梗塞でした。お寺の要である人の死は、それも突然死でしたから、衝撃と混乱は、想像以上のことだったと思います。住職以外の兄弟は、皆県外です。何をどうしていたのかを知る人はいませんでした。仕方のないことです。しかし、その混乱した東圓寺とは無関係に、お祭りの準備は進められています。荒海の中に、自分で飛び込んだことに気が付いたのは、2,3年経ってからでした。<br />
近所の店のおばさんに、昨年の伝票を確認してもらい、先代や住職の話を総合しても、まだよく分かりません。お隣さんにも、様子を聞きに行くと、「お寺でそんなことをしていたかな?お宮の祭りなのに、どうしてお寺が関係あるんだ?いいわ、いいわ、適当にすれば・・」と言われました。衝撃的な言葉に、目の前が真っ暗になりながらも、最善を尽くすことにしました。しかし、そんな私の心とは裏腹に、先代は、東圓寺の山門の下に神輿が来ることを、今か今かと待っていました。その様子を見た時、「こうして80年以上も同じことを繰り返してきたんだな」と、歴史の重みを感じました。最近になって、その歴史を受け継いだこと、また、次の代に受け継いでいかなくてはいけない重責を背負っていることを感じます。<br />
今日は、忍草のお祭りの様子を、県や吉田の学芸員の方が調査に来ました。神楽について調査をしているそうです。住職と話をしながら、お祭りがすべて終わった後に、「なおらい」をお寺でしていると話しましたら、とても驚いていました。江戸時代から続く、神仏混合が現在まで残っていることに、感心していました。努力が報われる思いでした。<br />
試行錯誤しながら、なんとか今日の日を向かえて、手伝いをしてくれる方々には感謝の気持ちでいっぱいです。今年も無事に、お祭りが終わりました。
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2010-09-19T00:00:00+09:00
秋祭り・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=240#block377-240
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今日は、お祭り日和です。夕方6時に、神輿が巡幸を始めました。今日は、朝一番で、神饌をお宮に届けることから始まります。<br />
神饌選びは、大変です。毎年、同じ日(9月18日)に神饌を買いに行くのですが、その年その年によって、野菜や果物のできが違っています。毎年同じ事をしていますが、一年経つと、ほとんどの事が記憶に残っていない事に、人の記憶の曖昧さを痛感します。そんなこともあり、必ずメモに残しています。メモを見ながら、昨年同様にと思いますが、なかなか同じにはなりません。今年は、茄子が豊作でしたが、神饌選びにお店に行くと、米茄子が美味しそうに見えたので、選んでみました。果物については、新聞にもありましたが、店頭に柿はありませんでした。しかしなんとか、今年も無事に、お宮にお神饌をお届けすることが出来ました。<br />
夜は、御旅所にお赤飯と、おまんじゅうを届けます。最近知った事ですが、お赤飯とおまんじゅうは、神輿を担いだ厄年の人が、御供として持ち帰るそうです。お寺にお嫁に来る以前は、勿論お赤飯をふかす経験はありませんでした。必要に迫られて、近所のおばさんに教えていただきながら、何度か失敗を繰り返して、今では、10?のお赤飯をふかすのは当たり前になりました。しかし、御供として奉納させて頂くことに、有り難い気持ちで背筋が伸びます。今日の行事は、無事に終わりホッとしています。
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2010-09-18T00:00:00+09:00
ご朱印・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=239#block377-239
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昨日もご朱印をいただきに来た方のお話をしました。今日も、親子連れの方が来られました。しかし、住職が一足違いで出かけてしまったために、朱印帳に書き込むことは出来ませんでした。住職が不在の時の為に、朱印用紙が作ってあります。「そちらでよろしいですか?」と聞きますと、「書いていただけないなら、結構です。」という話でした。ここまでは、よくある話かもしれません。<br />
親御さんは、60半ばに見えました。息子さんと思われる方は、30代のようです。体が不自由なようでした。「よろしかったら、本堂に上がっていただいて、本尊様や、観音様などお参りしてください。」と言いましたら、「足が良くないので、靴を脱いだり、履いたりするのが大変なので」と断られました。<br />
そもそもご朱印は、お寺にお参りした証としていただくものです。最近、集印ブームのようですが、朱印を頂くことにも意味があります。「たくさんのお寺をお参りして、功徳を積んだので、ぜひあの世では、良いところに(天国)に連れて行ってください。」と集めた朱印を、棺の中に入れて、遺体と一緒に火葬していただくものだそうです。<br />
親子さんとの会話は、なんとなくすっきりしない、複雑な気持ちになりました。<br />
今日は、<a href="https://touenji.jp/publics/index/8#type021_8_1">八海清掃</a>の日でした。若いお仲間が増えて、役員さん方も、嬉しそうでした。
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2010-09-17T00:00:00+09:00
東円寺までのアクセス・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=238#block377-238
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数日前に、横浜から、「東円寺にお参りに来たいのですが、最寄りの駅はどこですか?」と問い合わせがありました。最寄り駅は、富士急行線の富士吉田駅です。富士吉田駅からは、忍野八海行きのバスに乗って、30分程かかります。横浜駅からですと、まず八王子に出ます。中央線に乗り換えて、大月まで行きます。大月駅で富士急行線に乗り換えます。大月から富士吉田までが、約45分ほどですから、結構時間がかかります。この他には、横浜駅からJR線の小田原行きに乗って、国府津駅で御殿場線に乗り換えて、御殿場駅まで行きます。御殿場駅から山中湖経由の忍野行きのバスに乗ることもできます。しかし、一番楽な方法は、新宿駅や、東京駅、横浜駅から出ている高速バスです。どの駅も、山中湖・忍野八海・河口湖・富士急ハイランドまで行くバスが出ています。料金もお得です。<br />
今日横浜から来られた方は、御殿場まで電車に乗って来る方法で、4時間かけて来られたそうです。ご朱印を収集しているとのお話でした。また、週間エグザエルのボーカルオーディションをご覧になって、一度行ってみたいと思っていたそうです。お話する時間がありましたので、短い時間でしたが雑談をしたり、お参りをされて帰られました。<br />
娘さんもエグザエルのファンだそうです。幅広い層のファンに、夢を売るお仕事も、なかなか大変だなと思ったり、責任の重さを感じました。今日も、不思議な出会いに感謝です。
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2010-09-16T00:00:00+09:00
もう間近・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=237#block377-237
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19日、20日は、忍草浅間神社の秋のお祭りです。9月に入ると、ぼちぼち秋祭りの準備に入るのですが、今年は、気温も高く、9月になっても夏休みのような気がしていたからなのか、気付いてみると9月も三分の一が終わっていました。慌てて、食材の調達をしたりしました。<br />
秋祭りだけは、神仏混淆の名残があり、お祭り終了後の「なおらい」(打ち上げのようなものです。)は、お寺でします。忍草の祭りは、夜祭りで、夕方から御神輿を担ぎます。すべての行事が終わるのは、夜中です。その後の「なおらい」なので、なかな大変です。<br />
そんなこともありますが、気分を変えたいと思い、今日は、住職に留守をお願いして、娘とお出かけしてきました。なかなか、楽しい時間を過ごすことが出来てよかったです。明日から、また全力で頑張ります。
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2010-09-15T00:00:00+09:00
また一人・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=236#block377-236
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今日も虐待によって、幼い子供の命が奪われました。「報道では、児童相談所の人がどうにかできなっかったのか?」と言われていますが、虐待した母親には、親がいるはずです。子供の虐待の第一段階は、家族間の問題ではないかと思います。誰かが何とかするのではなく、家族が何とかしなくてはいけないと思うのは、私だけでしょうか?そこで、答えを見つけることが出来ないことを、第三者である、児童相談所の人がどうにかすることができるのかしらと、疑問に感じてしまいます。<br />
私は、娘を10代で産みました。分娩室に入る前に、助産婦さんから言われた言葉を思い出します。「陣痛が痛くて、大騒ぎをする人がいるけれど、お母さんになるための苦しみなのよ。あなたも辛いかもしれないけれど、生まれて来る子供も、苦しいのよ。」「どんなに若くても、生まれてくる子供の、あなたはお母さんになるのよ。しっかり、頑張りなさい。」と・・・それまで、不安でいっぱいだった私は、「そうだ、お母さんになるんだ。頑張らなくてはいけないんだ。」と思うことができました。陣痛も本当に辛かったのですが、助産師さんの言葉を自分に言い聞かせ、私なりに頑張りました。娘が産まれた直後、その助産師さんは、「よく頑張ったね。偉かったよ。」と褒めてくださいました。その言葉は、本当に嬉しくて、「よし子育ても頑張るぞ」と、それから20年、良いことばかりではありません。様々な事がありました。その陰には、両親を始めたくさんの人の支えがあり、今日があります。<br />
児童相談所も支えの一つかもしれませんが、困ったことや、辛いときには、まず身近な両親に相談してほしいものです。家族関係の希薄さが気になる今日でした。
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2010-09-14T00:00:00+09:00
寺子屋・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=235#block377-235
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昨年から親戚の子供が、お勉強に来ていました。始めは、友人の子と2名だったのですが、その後一人になってしまい、怒られている姿を見ると、時々気の毒に思いながらも、頑張って勉強している姿は、なかなかでした。<br />
一人勉強に来ているのは親戚の子ですが、仲のいい友達との会話で、東圓寺で勉強していること、怒られたことなど話をしたようです。その話を聞いた友人の母親同士が、仲のいいこともあり、うちの子供もお願いしたいと頼まれました。その連鎖がもう一組できて、結果的に、5人の子供の勉強会になりました。<br />
たった一人で勉強をしていた親戚の子は、人数が増えて、とても嬉しそうでした。住職も、生き生きと勉強している子供たちを見て、楽しそうにしていました。新学期が始まり、忍野小学校では、先週の土曜日に運動会も終わっています。9月末に、6年生は修学旅行だそうです。何かと、行事もあって大変かもしれませんが、東圓寺での時間が有意義な時間となり、勉強は楽しいものと思ってくれることを祈りながら、東圓寺寺子屋がスタートしました。
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2010-09-13T00:00:00+09:00
深い言葉・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=234#block377-234
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今日、比叡山時報が送られてきました。延暦寺長臈小林和尚さんが、風呂焚きの`善悪`という題でのお話がなるほどと思わされます。小林長臈は、昭和18年に15歳の年で比叡山に登ってきたそうです。現在は80歳を越えられて、新連載で、比叡山の今むかしを書かれていくそうです。<br />
現在も比叡山は、不便なところです。しかし、今から60年ほど前の、小林長臈が15歳の頃は、私にはとても想像できないほどの、生活だったようです。比叡山で一番大切なのは水です。谷合いに沸き出る天然水を、樋で水を引きますが、竹の樋のため大雨で流されたり、冬になると木の葉が樋に詰まって凍ってしまい、水は来なくなります。その時は、積もった雪をすくい集めて、鍋や薬缶を火にかけてお湯にして、ご飯やお茶たき用にしたそうです。特にお風呂が大変だったようです。週に一度しか沸かせないお風呂も、水が来ないときは、雪をすくって風呂桶に入れ、何時間もかけて風呂焚きをしたそうです。風呂を沸かすだけで3時間もかかり、お師匠さんに「お風呂が沸きました」と案内するまでに、半日かっかたと言います。しかし、お湯が沸きすぎて手もつけられない程になると、バケツで雪を風呂桶に入れます。すると湯は忽ち冷水になる。その時師僧は、「お湯が善で、雪を悪と思え。どれほどよい事をしても一度悪をすると、今までの善行は一挙に悪になってしまう。善は弱い、悪は強くて恐ろしい。よく覚えておけ」と聞かされたそうです。人生の深さを感じるお言葉でした。
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2010-09-12T00:00:00+09:00
連絡すること・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=233#block377-233
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当たり前のようで、当たり前に出来ないのが連絡です。先日も、観光客なのかしら?と思わせる感じの人が来ました。よくよくお話を聞くと、「お願いがあって来ました。」と言います。なぜ、事前に連絡を入れることができないのか、いつも不思議に感じます。たまたま、住職がいるときはいいのですが、法事や急な外出など、用事も多いので、特に大事な用件の時には、電話をかけて下されば、気まずい思いをしなくて済みます。<br />
用事で留守にするので、仕方がないことです。しかし、留守にしたことの罪悪感を感じてしまいます。気まずく感じるのも私達なのですが、中には、「なんで留守にしていた。」とか、「せっかく野菜を持ってきてやったのに」などなど、「そんなことを言われても」と思いますが仕方のないことです。しかし、できることなら悪口は、言われたくないものです。<br />
お寺に限らず、事前連絡は大切なことだと思います。
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2010-09-11T00:00:00+09:00
観音様・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=232#block377-232
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東圓寺の聖観音様は、約700年前の仏像です。廃仏毀釈以前は、忍草浅間神社の境内の観音堂に祀られていました。廃仏毀釈の神仏分離によって、明治時代に、観音様は仏像だからお寺にと、東圓寺に祀られました。観音堂は壊され、現在は、社務所が建っています。<br />
聖観音様の、2年前に忍草浅間神社のご神体の三神像が、聖観音と同じお坊さんによって造られました。浅間神社のご神体は、国指定文化財です。神社といえば御鏡が一般的です。神像があることは、とても珍しいことだそうです。また、三体のご神像は、富士山縁起と関わりが深く、複合的に興味深いものだそうです。<br />
10年ほど前に、東圓寺と浅間神社は、県の文化財の調査がありました。浅間神社のご神体は、平成17年に国指定文化財の認定をいただきました。調査のお陰に、東圓寺では、聖観音様の厨子を寄付していただきました。どなたでもお参りしていただけるようになっています。それからは、様々な理由でお参り下さる人が増えました。今日も、「知人から紹介されて来ました」と神奈川県からわざわざお参りいただきました。毎日が、出会いです。
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2010-09-10T00:00:00+09:00
目的意識・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=231#block377-231
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時々感じる事があります。慣れることほど怖いことはないと・・・何故なら、向上心を忘れてしまうからです。向上心を忘れないためにも、目的意識を持って生きることは、とても大切な事だと思います。<br />
ここの所、何度か修行を頼まれました。一度目より二度目と、試行錯誤しながらやってきました。しかし、だんだん慣れが出てきているのかもしれません。<br />
東円寺側は、どんな時も、目的は同じでなくてはいけません。人として生きることの意味を考えて、生かされていることに気づいて、感謝の気持ちをもつことです。とても、抽象的です。しかし、修行をする側の目的は、具体的であっていいと思います。セールスマンなら、販売促進能力の向上や、エンターテイナーだったら、人を楽しませるための技の向上など、精神力の強化は、目的がはっきりしているほど、成果が上がると思います。<br />
目的意識を持って、何事も向上していきたいと思っています。 <br />
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2010-09-09T00:00:00+09:00
9月9日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=230#block377-230
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今日は、五節句(正月7日「人日」・3月3日「上巳」・5月5日「端午」・7月7日「七夕」・9月9日「重陽」)の一つ、重陽の節句です。奈良時代より、宮中で観菊の宴が催されました。菊の節句です。風流ですね。<br />
「東円寺は・・」と風流な話を続けたい所ですが、忙しさに負けて、普段通りでした。もう少し、心に余裕がほしいものです。
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2010-09-08T00:00:00+09:00
悲しみ・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=229#block377-229
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先日お亡くなりになった、お婆さんのお孫さんから、お問い合わせをいただきました。お婆さんの戒名の意味についてでした。戒名の意味については、ご本人にお話することになっていますが、お婆さんを偲んだ内容が書き込まれてありました。<br />
亡くなったお婆さんは、お孫さんにとって、とても大切な存在だったそうです。お婆さんがこの世に存在しない悲しみが、心を覆ってしまっているような印象を受けました。このお婆さんは、享年87歳で亡くなられたので、大往生です。しかし、家族にすれば、大切な人にはいつまでも、元気で生きていて欲しいと思うことも、無理のないことです。また、寿命は誰にも分からないものです。<br />
私個人の思いですが、悲しんでくれる人がいるだけで、お婆さんは幸せだと思います。人間は、欲の多い生き物です。欲というと、お金や物だけのような気がしまが、大切な存在であればあるほど、「あーすれば良かった、こーすれば良かった」と思う気持ちも、欲だと思います。欲は切りがありません。切りをつけるためにも、お婆さんとの楽しかった事や、お話したことを思い出すと、案外お婆さん孝行をしていることに、気づくかもしれません。<br />
そんな孫の姿を、あの世から微笑んで見ていてくれると、私は信じています。<br />
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2010-09-07T00:00:00+09:00
仏像ガール・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=228#block377-228
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昨日、全仏(全日本仏教会)から広報誌が送られてきました。天台宗の広報誌や小冊子にも紹介されている、仏教ガールさんは、1979年生まれ。現在、仏像ナビゲータ、奈良国立博物館文化大使でもあります。<br />
戸松義晴(全日本仏教会事務総長)さんとの会談の記事が載っていました。仏像ガールさんは、中学3年生の時に父親が他界したことをきっかけに、お寺巡りが始まったそうです。「日本は無宗教だと勝手に思い込んでいましたが、仏教があることに気づき、知識が無くても、お寺に足を運び始めると、ホッとする感覚になりました。自分の思いが、ふわっと解かれるような感覚というか。」「そして、高校の時、京都の三十三間堂のお堂に足を踏み入れて、感動しました。人間て、すごいと思ったんです。」と続きます。自分と同じ日本人によって、観音様が千体も並ぶ光景がつくられたこと。それを守って来た人、拝んで来た人がいて、今、私が目にすることが出来きている。すべてが、奇跡のように思えて感動したそうです。<br />
とても良い会談の記事だったので、後ほど、<a href="https://touenji.jp/publics/index/1#type010_1_2">PDFで紹介</a>したいと思います。
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2010-09-06T00:00:00+09:00
師匠・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=227#block377-227
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10月には、住職の母親の法事があります。先日、法事の案内を出しました。しかし、その日はどうしても都合がつかないと言うことで、今日、お線香を上げに、知人が来て下さいました。一昨昨日、お亡くなりになったお婆さんは、私の人生の師匠でした。今日来て下さった方は、料理の師匠です。料理の先生ではありませんが、保存食を作らせたら、かなう人はいないのではないかと思うほどのアイディアマンです。今日も、「お昼ご飯を作って持って行くから、食べましょう」と、ご馳走になりました。<br />
そうめんに、夏野菜たっぷりの説明するには難しい、しかし、とても美味しい昼食でした。様々な人の支えがあって、今の私があります。初心を思い出すことのできた、貴重な時間でした。<br />
<img alt="" src="https://touenji.jp/files/libs/3/20120927120226427.gif" /> レシピ<br />
夏野菜 なす・ピーマン・かぼちゃ・インゲン・ニンジン(油で素揚げにします。素揚げできるものなら、何を入れてもいい) 「野菜の切り方は、食べやすい大きさの乱切りで」<br />
調味料 麺つゆ(濃縮タイプでもいいので、あまり薄味にならにように)・酢(適量)・胡麻(多めに)<br />
薬味 しその葉・ミョウガ・しょうが(みじん切りにしておく)「お好みで」<br />
調味料を沸騰させ、その中に薬味を入れ、油で素揚げした夏野菜を、熱いうちに入れるだけです。冷ましたら、冷蔵庫に保管します。一週間は、大丈夫です。(忍野では・・)<br />
そうめんに盛り付けて、出来上がりです。<br />
大量の夏野菜を保存できます。素揚げにすると、生野菜の量が、半分になってしまいます。麺つゆは、野菜の料で調節して下さい。つゆは、少なめです。イメージは、ジャージャー麺のような盛りつけです。おおざっぱですみません。<img alt="" src="https://touenji.jp/files/libs/4/201209271202275720.gif" />見た目より、味の料理です。(かぼちゃが崩れても、気にしない・・・)
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2010-09-05T00:00:00+09:00
供物・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=226#block377-226
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時々質問があります。お寺の法要をするとき、「お供え物はどのような物がいいのでしょうか?」正解などありません。故人の生前好物だった物を供えることが、供養になると私は考えますが、聞き方によっては、「何でもいいのね」と解釈されても困るので、常識的な範囲でお願いしたいのですが・・<br />
「常識が分からないので教えて下さい」という人もいらっしゃいます。そのような時は、例をあげて、果物ならりんごやバナナなどとお話すると、「一種類じゃなくてもいいのですね」と質問攻めにされることもあります。大切なことは、形ではないと思います。<br />
お供物を法要の終わった後、引き上げにいくと、なんとなくそのお宅の、故人に対する思いを感じることができます。多くの場合は、「まあこんなものかな」とか、中には、「仕方ないな」と思って法要をしたのかな?と思うこともあります。しかし、時には、故人に対する思いを深く感じ、あの世で故人が微笑んでいる姿を想像できる、そのようなお供え物を見ると、嬉しくなります。<br />
意味があり法要をします。意味深くするのも、意味なくするのも、個々の考え方です。できることなら、心を込めて法要をしていただきたいと思います。
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2010-09-04T00:00:00+09:00
やっぱり、好き??
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=225#block377-225
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穏やかな一日でした。とは言え、土曜日ですから、お寺を使っての法事がありました。少し座る時間や、テレビをつける時間があると、なんだかさぼっているような気持ちになり、自分でもおかしく感じます。 <br />
唯一の楽しみである、韓国のドラマを久しぶりに見ることができて、かなり幸せです。そんなに韓国のドラマ好きと思われても困ってしまいますが、自分の時間がもてることに、幸福な気持ちになります。とは言え、その少ない時間の中に、韓国ドラマが占める割合を考えると、やはり好きなようです。こんな一日も、いいのかな?と思う今日でした。<br />
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2010-09-03T00:00:00+09:00
寂しいものです・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=224#block377-224
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9月に入り、葬儀が続きます。今日も、午後7時30分ごろ、長い間ご詠歌をして下さっていたお婆さんが亡くなったとの連絡がありました。90歳まで、ご詠歌に来て下さっていましたが、動作が遅くなってきたことで、他の人に迷惑をかけるからと、3年ほど前に、ご詠歌を辞められましたが、とても元気にしていると聞いていました。<br />
ご主人を早くに亡くされ、長男さんは41歳という若さで亡くなってしまい、苦労の多い人生だったようです。今でも忘れられないことがあります。ご詠歌に「いとし子追善供養御和讃」があります。このご詠歌をしながら、ぽろぽろと涙を流し、「どうして、私だけが、こんなに永く生きなければいけないのだろう。早くお迎えに来てくれればいいのに。」とおしゃいました。「そんなこと言わないで」と言いながら、お婆さんの言葉の重みに、それ以上の言葉はでませんでした。<br />
具合が悪くなったのは、2週間ほど前からで、それまでは趣味の手芸をしていたそうです。しかし、このお婆さんの手芸の腕前は、趣味と言っては申し訳ない程で、今から7年ほど前に、ビーズを繋ぎ合わた金閣寺の作品を寄付していただきました。「私の片身だ」と子供や孫に、ひ孫にまで様々な物を作っては、贈っている話を聞きました。「去年で最後と思ったら、今年も誕生日がきてしまったよ。」と言うお婆さんの言葉は、なぜか胸に沁みました。生きることの苦しさを教えて下さった方です。<br />
しかし、苦労は報われるものです。子供、孫、ひ孫と、枕経には沢山の親族に囲まれて、とても幸せそうに見えました。不謹慎な言い方かもしれませんが、やっとご主人や、息子さんのもとに旅立つことが出来て、よかったねと思ってしまいました。とは言え、寂しいものです。
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2010-09-02T00:00:00+09:00
日常に・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=223#block377-223
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やっと日常の生活スタイルに戻りました。本当に長い長い2ヶ月、充実した日々でした。何かの度に、記録写真を撮るように心がけています。8月も行事は盛り沢山だったので、写真の現像を溜めてしまっていました。今日は、写真の現像と、仕分け作業に半日を費やすことになってしまいました。<br />
天台ジャーナルという広報誌が届きました。宮城県延岡市で、8月4日、第25回延岡「橋の日」が開かれました。毎年市民によって地域清掃と水辺の安全祈願が行われたそうです。今年は、一隅を照らす運動九州東教区推進大会として、宮城県に未曾有に被害をもたらした口蹄疫の被害家畜の「鎮魂慰霊市民の集い」が併せて開かれたそうです。あらためて考えなくてはいけないことは、人間は、動植物の「命」を奪って食することで、自らの命を繋いでいるということです。食事をするときだけでも、命を奪っていることの罪を懺悔し、感謝をしたいと思わされる内容でした。<br />
私なりに、動植物の命を奪い、自らの命を繋ぐ意味について考えてみました。懺悔しなければならない程の罪を犯しながら、人が生きる意味はどこにあるのでしょう。ヒントは、先日の修行の作文に見つけました。「住職が、自分のことばかり考えるのではなく、どうしたら他人が喜んでくれるのかを、考えなさいと、言われました。この言葉が、今でも心に響いています。」と書かれていました。物事を考えて行動できるのは、動物の中でも唯一人間だけです。少し見方を変えれば、物事を考えて行動できなければ、他の動物と同じになってしまいます。動植物の命を奪い、繋ぎ生きる意味は、他人を喜ばせ、役に立つことではないかと、そんなことを考えていました。<br />
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2010-09-01T00:00:00+09:00
教えること・学ぶこと・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=222#block377-222
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今年の夏は、来客の多い年でした。お泊まりする人、修行する人、お参りに来られる人、7月8月の2ヶ月の内に、誰も来ない日は、一日もありませんでした。<br />
子供のお泊まり会、週間エグザエルのボーカルオーディションの修行など、東円寺にとって、多くの事を学ばせてもらいました。何事も教えることは、難しい事です。学校で習うお勉強には、必ず答えがありますが、宗教的な事は、内面的で、精神性を教えなくてはいけないので、答えはあるようで無いのです。正解は、自分自身で出ださなくてはいけません。説明すると、こんがらがってきますが、それほど、難しいのです。だから、教える方は、どのように伝えれば、心に響くのかを考えます。この作業が、私たちお寺側の学びであったと思います。<br />
東円寺側がどんなに一生懸命でも、修行した人達の心は分かりません。そんな思いから、子供達にも、ボーカルオーディションの最終選考に残った子達にも、感想文を書いてもらいました。皆初めての経験で、戸惑うことあったけれど、とても貴重な体験だったと書いてありました。中には、「ここに書ききれないほど、人として大切な思いを学ぶことができましたのは、住職さん方のお陰です。」とか、「初めての体験ばかりで、正直しんどいと思う事が多かったけれど、毎日お寺に行くのが楽しみになった。」また、「最初は辛いだけだったけれど、日数を重ねる内に、自分に厳しくしようとする気持ちが強くなっていったのが、自分にとってプラスになった。」などなど、住職達が感じて欲しいと思っていたことを、感じてくれたことは、なにより嬉しいことです。<br />
学ぶこと、教えることこそ、生きるということだと思いました。
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2010-08-31T00:00:00+09:00
無知は・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=221#block377-221
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1泊2日の講習は、あっという間です。今日は、自由花のお勉強でした。少人数ながらも、お一人はドイツから参加されていて、教室の雰囲気は国際色豊かな感じでした。片言の英語でしか話すことはできません。通訳がつくのかしらと思っていたら、通訳なしでした。異国の言葉の通じない所で、お勉強することの勇気と行動力に感動しました。<br />
教室の生徒の中に、英語を話せる人がいて、通訳したり、勉強したことが理解できなければ日本まで来たのにと、ご自分のノートを清書して渡されていたり、皆さんいい人ばかりで、教室の雰囲気は、とても和やかでした。<br />
私のお花の知識、技術があまりにも低く、講師の先生とレベルが違いすぎました。直接教えていただいている先生が、講師の先生に、「私の生徒が行くからよろしくお願いします。」とお願いして下さったお陰に、親切にアドバイスいただきましたが、とても苦労しました。<br />
しかし、あんなことも、こんなことも、ラッキーなことと思い、お勉強できたことに感謝です。自分の無知さを痛感し、反省して帰ってきました。<br />
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2010-08-30T00:00:00+09:00
充実した日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=220#block377-220
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初めて京都まで、お花のお勉強に行きました。池坊の夏季研修講座の受講です。出かけるまでが、バタバタしていたので心にゆとりもなく、緊張する暇も、よけいな心配をする暇もありませんでした。最終日程ということもあり、私の受講した教室は参加人数は少なく、一人一人時間をかけて指導していただきました。<br />
日頃家事に追われ、ゆっくり時間をかけて一つのことをやることができないので、本当に楽しい時間でした。少人数のお陰に、授業が早く終わり京都散策もでき、朝食も昼食もコンビニのおにぎりだったので、夕食くらい豪華にと思い、散策しながら目に入ったお店に飛び込んで、豪華な夕食をいただきました。「これは、頑張ったご褒美だと」自分に言い聞かせて、楽しい時間を過ごしました。
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2010-08-29T00:00:00+09:00
思いがけない贈り物・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=219#block377-219
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今日も、本当に忙しい一日です。朝からのことを書き込むと、気が滅入ってくるのでやめておきます。しかし、嬉しいことがありました。寺庭のつぶやきを読んでくれた、埼玉の先日泊まりに来てくれた兄弟のお母さんから、結婚記念日にと、お手製ブリザードフラワーのブーケの花束をいただきました。何より嬉しい贈り物でした。<br />
心が通うお付き合いは、心を暖かくしてくれます。これから新幹線に乗って、2泊3日で京都へお花の勉強会に行きます。めちゃくちゃな一日ですが、頑張ってこようと思います。
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2010-08-28T00:00:00+09:00
常識??
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=218#block377-218
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修行について、幾つか質問を受けました。お寺で食事の修行をしたときの話ですが、龍石寺のご住職が、「この器は、あなたがたの物ではないのだから、音をたてないように」とお話されていたことについて、「どういう意味ですか?」と聞かれて、少し考えてしまいました。確かに、器はお寺のものです。しかし、なぜ大切に扱わなければいけないのか?という質問に聞こえました。私たちの常識では、人様のものは大切に使わせていただかなくてはいけないと、教えられて育ってきました。言い方を変えれば、当たり前のことです。しかし、よくよく考えてみると、現代社会の中で、自分のものは大切にするけれど、人様(他人)の物を大切に扱いなさいという教えは、無くなってしまっているのかもしれません。しかし、人様の物も、自分の物も、大切に扱わなくてはいけないのです。誰かに自分の物を貸したとき、壊して返されて好かったと思う人はいないと思います。自分がされて嫌なことは、人にはしてはいけないのです。人様にされて嬉しいことをしてあげなくてはいけないのです。<br />
また、お店に行くと、お金を出しさえすれば、なんでも手に入ります。ペットボトル、プラスッチクの使い捨ての容器、物を大切にする心を、ゴミと一緒に捨ててしまっているようです。そのような生活を当たり前にしている人に、物の大切さを知ってもらうことは、大変なことだということを、改めて感じました。<br />
食事の作法についての質問では、「なぜ無言で、食器の音をたててはいけないのか?」と聞かれました。「日本の文化」だからだそうです。日本は、昔から食事中の私語は禁止です。欧米の食文化が入ってきて、現代の食事のスタイルになりましたが、日本の食文化を、修行中だけでも思い出し、受け継いでいってほしいと話されていました。<br />
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2010-08-27T00:00:00+09:00
また一つ・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=217#block377-217
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東円寺の生活は、一瞬先は何が起こるか分からない生活です。先日も久しぶりのお出かけが、葬儀の知らせによって帰って来ることになりました。いつものことですが・・・<br />
相談事、お願い事すべて、断ることの出来ないことが多く、予定が入っている場合は、時間をずらすなどしてやりくりするので、結果的に私的用事が、カットされていくのです。しかし、そんな生活も慣れてくると、案外楽しいこともあり、サラリーマンの家庭では、起こらない出来事もたくさん経験させていただいています。 <br />
埼玉から来ていた兄弟も、無事に家に帰りました。大切なお子さんを預かることは、想像以上に神経を使いましたが、本当に可愛い子供達だったので、けがもなく、楽しんで帰ったくれたことに、ホッとしています。また一つ、終わったという達成感です。<br />
今日は、結婚記念日でしたが、最近思うことは、家族が健康で楽しく暮らしていることに、感謝で、特に何かお祝いしなくてもいいかと思っている自分が不思議です。結婚したばかりの頃は、こんなに頑張っているのだから、「結婚記念日ぐらいなにかしてもらってもいいじゃない。」と思ったものです。しかし、お互いに、東円寺の未来のために前向きに取り組む日々の中で、何事も(怪我や、病気など)無いことが一番の幸せであることを感じるようになりました。これからも、そのように生きることが出来たら、幸せだと思い、仏様、神様に感謝した日でした。
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2010-08-26T00:00:00+09:00
吉田の火祭り・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=216#block377-216
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日本三奇祭の一つ、吉田の火祭りが26日富士吉田市内で行われました。20年以上も前から、火祭りの日は、毎年必ず東円寺に寄ってくれて、収穫した自慢のおいしいぶどうを、お土産に持ってきてくれるご夫婦が来ます。又従兄弟の間柄なので、遠縁ですが、兄弟以上のお付き合いをさせていただいています。<br />
結婚記念日は、明日ですが、結婚する前日に、毎年火祭りに遊びに来る親戚があると聞き、忍野村のお祭りではないのに何故?と思いながらも、夕食の準備をして待っていると、勝沼から立派なピオーネを2箱持って、遊びに来てくれました。先代もお元気だったので、母親の実家の子供が遊びに来てくれたことを、とても喜んでいました。しかし、2年目の火祭りの時には、先代は他界していたので、もしかしたら遊びに来てくれないかもしれないと思ったり、でも、来るかもしれないと、思いを巡らしていました。あいにく、出かけなくてはいけないことになっていたので、留守番の人にお願いをして出かけました。<br />
留守の方に、負担をかけるので、夕飯はカレーを作って出かけました。親類は、その年も立派なピオーネを2箱持ってきてくれました。しかし、東円寺に向かう車中で、「先代が亡くなって縁遠くなってしまうかな?」と思いながら、「来年からどうしようか」と言いながら、遊びに来たそうです。ところが、主はいなくても、夕飯が作ってあることに感動してくれて、今年も立派な「藤実」(3年前からの新品種で、このブドウを知ってしまったら、他のは食べられないほどの、絶品ぶどうです。)を2箱持ってきてくれました。そして、今年もカレーです。<br />
今年は、埼玉から来てくれた兄弟と、自分の子供かしら?と勘違いしている家族と、勝沼の親類夫婦と楽しい食事をしました。食事の後片付けを、子供達がしてくれたので、少し楽をさせていただきました。娘も、私たちの子供ではないのに、どうもお兄さんと勘違い?している子を誘い、埼玉の子供を連れて、火祭りに行ってきました。<br />
なんだか奇妙な集まりですが、心通い合った人と、楽しい食事ができることに感謝です。
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2010-08-25T00:00:00+09:00
充実した一日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=215#block377-215
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お寺という所は、檀家さんなどから、お野菜や果物、お菓子、時にはお米などを頂きます。本当に有り難いことです。8月は、お客さんも多かったのですが、檀家さんなど様々な人から頂く食料で、食事を作らせていだいています。昨日も、お手伝いをお願いしている人から、茄子やピーマンを頂き、今日は味噌炒めを作りました。<br />
今日からお泊まりに来ている子供達は、きちんと躾けられていて、履き物は必ず揃えてあります。当たり前のことと思われるかもしれませんが、年配の方でも、履き物を揃える事の出来ない人を見かけます。先日泊まっていた姪っ子のお友達は、誰もできていませんでした。やっぱり年齢は関係ないのです。きちんと躾けられた子供を見たとき、自分の子供はきちんと出来ているのか心配し、躾が無い子を見て、自分の子供にきちんと教えてあげなくてはと教えられ、様々な人を見る機会を与えてもらえることを、嬉しく思います。<br />
今日も、朝から夜まで充実した一日を送りました。
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2010-08-24T00:00:00+09:00
秋の気配・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=214#block377-214
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毎日暑い日が続いています。忍野村も、8月の末に蝉の鳴き声を聞くのは、本当に珍しいことです。しかし、夕方には、少し前から虫の鳴き声が聞こえていましたが、今日は、鈴虫が鳴いていました。玄関の中に迷い込んだらしく、家の中で鈴虫が鳴いていました。秋がそこまで来ています。<br />
明日からは、埼玉の親戚の子供が、兄弟でお泊まりに来る予定です。そのことだけでも、頭がいっぱいでしたが、そのこと以外の予定が急に入ってきました。<br />
7月の今頃、10人の男の子の修行を頼まれました。(週間エグザエル)修行させられた本人達も大変だったでしょうが、東円寺にとって初めての経験でした。そのせいもあってか、頼まれた私たちが修行したように思います。昨日の放送を見て、東円寺での修行で、心に残る何かを感じてくれていたことを知って、本当に嬉しく思いました。このことを励みに、また、明日から頑張ろうと思います。<br />
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2010-08-23T00:00:00+09:00
不完全燃焼・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=213#block377-213
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あれよ、あれよと云う間に、今日も一日が終わってしまいました。昨日の午後9時には、自宅に帰ってきました。今朝の午前9時に、葬儀の打ち合わせのお約束をしていまして、その後、枕経というお釈迦様のお弟子になる儀式をする為に、住職は出かけました。<br />
自宅にいると、やらなければならないことが多く、気が休まりません。一段落したら、出かけようという話もありましたが、住職も細々とした仕事を片付けているので、なかなか出かけることはできません。<br />
体を休ませると言うより、精神(心)を休ませたいと思うのですが、これが体を休めるより難しいことです。葬儀になってしまうと、「仕方がない」と思いながら、ストレスも溜まっているので、精神状態が不完全燃焼のようです。なんとか明日には回復して、明後日に備えなくては・・・と思っています。
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2010-08-22T00:00:00+09:00
どういう訳か??
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=212#block377-212
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今日は、久しぶりに住職の母親の実家に行きました。群馬県の太田市にあります。伯父は89歳で現役の住職です。遊びに行くことを連絡すると、住職の好物を用意してくれています。伯父や伯母は有り難い存在だと改めて感じます。<br />
群馬県まで行くのだから、私の実家の栃木県に行き、両親と夕飯を食べて泊まる予定にしていました。しかし、夕方葬儀の電話が入りました。5月から全く葬儀はありませんでした。何故このタイミングで?という感じですが、これが宿命と、帰ってきました。<br />
本当に久しぶりのお出かけでした。今年は、出かけると葬儀になる年のようです。しかし、群馬の伯父も、栃木の両親も、今が旬のトウモロコシのお土産を、とても喜んでくれました。私の母親は、葬儀の電話を聞いて、「親孝行できて良かったね。しっかり頑張りなさい。」と、励ましてくれました。親も有り難いものです。
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2010-08-21T00:00:00+09:00
やっと・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=211#block377-211
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姪っ子とお友達も無事に帰り、やっとホッとしました。来週も親戚の子供が泊まりに来ることになっているので、旅館かしら?と思うほど、シーツやタオルケットなどの洗濯に追われています。<br />
明日から2,3日は、ゆっくりとした時間が過ごせそうです。夏休み気分も終わろうとしていますが、7月の末から今日まで、家族だけの日は数えるほどしかありませんでした。<br />
少し気分を変えて、また、頑張りたいと思います。
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2010-08-20T00:00:00+09:00
考えさせられます・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=210#block377-210
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お泊まりに来ている姪っ子とそのお友達は、とても良い子達です。しかし、一般常識に欠けているような気がします。あくまでも、私が感じるだけですが、その常識が欠けていても、生きるためにどうしても必要な事ではありません。しかし、それで良いのでしょうか?<br />
先日、雑談をしていて、娘の話になりました。「娘は今何をしているの?」と聞かれました。娘は短大生ですが、自宅から短大には、車で通っています。約1時間かかりますが、高校を卒業して働いている子を想像すれば、通勤時間と考えると、よくある話です。確かに大変かも知れませんが、アパートを借りて、生活費と学費を出してあげて、きちんと学んでくれるでしょうか?その可能性はけして高くないと思います。それなら、自分で苦労をして学校に通うだけでも、忍耐強くなると考えています。そんな話をしたところ、「若いのに、考えているんだね」と言われました。<br />
思考は、年齢に関係ないと思います。最近は特に感じます。年齢を重ねていても、常識の無い方もいます。20代でも、驚くほど気の利く方もいます。この差は年齢ではありません。学ぼうとする心がけと、経験です。<br />
親戚の家に泊まるには、泊めてもらう側の心構えが必要だと思いますし、泊める側も、心地よく泊まってもらえるような心構えをしています。このようなことを考えるのは、古くさいかも知れませんが、些細なことが気にかかります。親の躾が大切だと考えさせられました。
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2010-08-19T00:00:00+09:00
疲れが・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=209#block377-209
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7月から続いている忙しかった疲れが、今になってどっと出て来ました。足や体が重く、やる気がでませんが、今日から姪っ子が、友達を連れて2泊3日で遊びに来ます。どうしても人が来ると聞くと、何か美味しいものを食べさせてあげたいと思ってします。忍野村では、今が旬のとうもろこしのスープ(コーンスープ)を作ってあげようとか、そんなことが8月に入ってから続き、食事を作ることに嫌気がさしてきました。これではいけないと思い、マッサージをしてもらい、なんとか「頑張るぞ」という気持ちになりました。<br />
月末も予定が入ってきました。楽しみながら、気を抜かないようにしっかりと、日々の生活を送りたいと思います。<br />
昨日も写経と座禅のお問い合わせをいただきました。東円寺では原則的に、日程を決めての座禅会や写経はしていません。ご連絡を頂き、東円寺と問い合わせいただいた方と都合が合えば、お引き受けします。詳しくは、<a href="https://touenji.jp/publics/index/11#type004_11_1">写経・座禅のご案内</a>をご覧下さい。
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2010-08-18T00:00:00+09:00
時には・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=208#block377-208
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今日は、<a href="https://touenji.jp/publics/index/8#type021_8_1">八海清掃</a>の参加者が少ないため、写真を撮る人がいませんでした。そこで、私(寺庭)が急遽カメラマンになって、今日の清掃活動の写真を撮ることになりました。このような機会がないと、八海周辺を歩くことは滅多にありません。時には、村の中を散歩することで、気付かなかった忍野村の良さを、発見することができて、幸せな気分になりました。<br />
新名庄川沿いの小道は、日本の原風景そのものです。忍野村も猛暑ですが、風が吹くと爽やかです。心地の良い風と、歩いている人々の顔が楽しそうで、少しでもこの幸せな気分を伝えたいと、写真で撮ってみましたが、伝えきれないものがあることを残念に思います。忍野村は、とても美しい所です。
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2010-08-17T00:00:00+09:00
日常生活に・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=207#block377-207
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今日からは、いつも通りの生活が始まりました。お手伝いして下さった、和尚さんもお帰りになりました。天気が良かったので、シーツなどの乾きにくいものを洗濯しました。午後2時ごろ、外が暗くなってきたので、慌てて洗濯物を取り込むと、洗濯物を家に入れるか入れないかのうちに、雨が降って来ました。そんなことをしているときに、「お盆で忙しいと思って今日来ました。」とお客さんが来られました。待っていたかのように、お客さんをお迎えすることが出来て、楽しい時間を過ごすことが出来ました。<br />
しかし、体は疲れているらしく、パソコンを打ちながら、うとうとしてきました。気を取り直してパソコンに向かっています。<br />
明日は八海の清掃活動の日です。住職の弟も埼玉から家族でお墓参りに来る予定です。なかなか、家でのんびり出来ないものです。
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2010-08-16T00:00:00+09:00
終わりました・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=206#block377-206
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今年は、お葬式が少なかったために、新盆の件数が少なかったので、例年よりも、お盆の棚経を早く終わらせることができました。一日60件からのお宅でお経を読むことは、声もかれてきますが、それ以上に足が痛くなるようです。立ったり座ったりすることで、足がむくみます。寝るときに、座布団などで足を高くします。今年は、疲れが肩にきてしまい、肩こりから頭痛がして、夜中にむくっと起きたので、肩を揉んで、バンテリンを塗って寝たりと、暑い中を歩くので、体調管理は私の仕事です。なんの手伝いもできませんが、疲れて帰ってくる住職やお手伝い下さる和尚さんを、待つこともなかなか辛いことです。しかし、今年も無事にお盆を終わることができて、ホッとしました。<br />
今日は、朝からたくさんのお墓参りの人で、賑わっていました。午後2時からは、本堂でご詠歌をしてくださいます。暑い日でしたが、一生懸命に詠ってくださいました。<br />
お寺では、迎え火を焚きました。迎え火が終わると、本当にお盆が終わったことを実感します。
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2010-08-15T00:00:00+09:00
終戦記念日
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=205#block377-205
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昨日、仏参金を納めに来られた方が、「永代供養にしてもらいたいのですが」と言います。突然のお話で、訳が分からないので、理由を聞いてみると、戦争で亡くなられた方の遠縁に当たる人でした。仏参金を持って来られた人の、亡くなったお母さんの、叔父に当たるご兄弟が、東円寺に埋葬されているそうです。世代が変わり、子供の代までは、お墓を守って行くことが難しいので、「永代供養にしたい」と言う話でした。<br />
お話をお聞きすると、理解できますが、このままでいいのでしょうか?戦死した方の中には、結婚をして子供のいた人もいらっしゃいますが、結婚することなく亡くなった方は、親が供養して、親が亡くなった後には、兄弟が供養してくれますが、兄弟が亡くなった後、兄弟の子供が供養してくれるとは限りません。ご相談に来られた方は、「母親が戦死した叔父の供養する姿を見ていたので、続けられるかぎり供養しますが、子供の代は難しいのでよろしくお願いします。」と言われて帰られました。<br />
65年目の終戦記念日を迎えて、戦争を身近に感じました。戦死した方の家族に、遺族年金が支払われていますが、今後は、お金では解決することの出来ない問題の、解決策を考えて行かなくてはいけないと、痛切に感じました。
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2010-08-14T00:00:00+09:00
穏やかな・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=204#block377-204
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昨日、東京に住んでいる住職の弟が、お墓参りに来てくれました。一泊して渋滞を避けるために、午前9時には帰られました。その後は、檀家さんが時々来られるだけの穏やかな日でした。しかし、住職は必死にお檀家さんのお宅で、お経を読んでいることを想像すると、のんびり過ごす訳にはいかないと思い、なかなか時間が無く、手を付けられないでいた、仕事をすることにしました。手伝いの子と娘と3人で、半日がかりの大仕事になってしまいました。ずっと、気にしていた仕事でしたから、親戚などが来なかったことで集中できたので、有意義な時間を過ごすことができました。<br />
洗濯物を干すために、外に出たところで、かわいらしい娘さんと、優しそうなお父さんの親子が山門の階段を上って来られました。「ご苦労様です」と声を掛けると、週間エグザエルを見て、神奈川県から見学に来られたそうです。勿論撮影は終わっています。娘さんの願いを聞いて、忍野まで連れて来てくれるお父さんが、とても素敵に見えました。<br />
「スナップ写真など、写していたら見せてあげられたのに」とも思ったのですが、修行にきた人の気を散らすことは良くないと判断したため、スナップ写真は写しませんでした。<br />
撮影の最終日に、東円寺の住職と、お手伝いいただいた龍石寺のご住職と、修行された10人の方との記念写真だけ撮りました。
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2010-08-13T00:00:00+09:00
静か過ぎるお盆・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=203#block377-203
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今日からお盆です。ところが、今年はお墓参りの人が少なく、本当にお盆さんと思うほどでした。お参りに来ら人が、日にちを間違えてしまったのかしらと言う人がいましたが、本当に不思議な現象です。<br />
午後6時には、一般的に今日は迎え火を焚きますが、お寺では送り火を焚きます。本堂で、住職がお経を読み始める頃に、鐘を撞きます。毎年、送り火を焚くと、不思議と風が吹き、送り火の煙が、山門から各家に向かって流れていきます。その風景は、目に見えませんが、山門の前に魂が集まっていて、お経と鐘を合図に、急ぎ懐かしい我が家に帰っていくような様子を感じます。しかし、今年は、風が本堂に向かって流れ、煙が山門をくぐってくれません。不思議な送り火の年です。
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2010-08-12T00:00:00+09:00
今日から・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=202#block377-202
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明日からがお盆ですが、東円寺の住職は、今日からお盆のお経を上げに、県外の檀家さんのお宅に行ってきました。その後、山中湖の檀家さんの家に行き、朝7時30分に出かけて、帰って来たのは、午後6時過ぎでした。<br />
東円寺の仏様や檀家さんのご先祖様と、鷹野家個人の仏様もありますので、鷹野家の盆棚作りもします。葦を切ってきて、キュウリとなすに足をつけます。「今年のキュウリとなすは、形がいい」と、得意げに話していました。<br />
今日は、お手伝いのお坊さんも来てくださいました。明日から、3日間一人で、60件からお檀家さんの家を歩きます。<br />
嫁いで初めてのお盆の経験は、先代が亡くなって新盆とが重なり、精神的に本当に大変でした。しかし、それ以上に、お坊さん達が、真剣に檀家さんのお宅を歩き、お経を読む姿に感動しました。想像して下さい。般若心経を60回唱えることを・・・<br />
心ない人は、「仕事なのだから当たり前だ」と言う方がいますが、お坊さん達は、心からご先祖様の冥福を祈り、お経を読んでいます。「何を考えて、お経を読むの?」と聞きましたら、「何も考えていない」と言います。ただただ、無心に、お盆の間に、檀家さんの家を歩き、お経を読むことに集中しているそうです。すべての檀家さんのお宅を歩き終わった時の安堵した表情は、なんとも言えません。今年も、いよいよ始まりました。
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2010-08-11T00:00:00+09:00
1メートルの箸・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=201#block377-201
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とても有名な話です。天国と地獄のお話です。どちらも食事をするときに、1メートルの長い箸を使って食べなければいけないという決まりがあります。しかし、地獄の住人は、1メートルの箸を使って食事をすることができません。ところが、天国では1メートルの箸を使って、皆楽しそうに食事をしています。何故でしょう? <br />
地獄の人々は、何とか1メートルの箸を使って、我先に食事をしようと頑張りますが、箸をうまく使う事ができないので、いつまで経っても目の前のご馳走を口にすることができません。しかし、天国では、1メートルの箸を使って、人に食べさせてあげます。お互いに1メートルの箸を持って、食べさせてあげるのです。人々の顔は笑顔です。<br />
天国や地獄だけの話ではないと思います。この話から考えさせられることは、譲り合いの心です。物質的な豊かさだけではなく、心を豊かに生きたいものです。
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2010-08-10T00:00:00+09:00
上野原 法性寺・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=200#block377-200
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毎年、8月10日は、上野原の法性寺というお寺のお施餓鬼の日です。ほとんどのお檀家さんがお参りに来て下さいます。施餓鬼供養後は、お塔婆をいただいて、お墓参りに行きます。今年も暑い中を、多くのお檀家さんが参加してくれたことを、住職は喜んでいました。<br />
以前にも、この寺庭のつぶやきでお話しましたが、お寺から行事の案内が届くと、「またお金がかかる。」とぼやく声をよく耳にしますが、お施餓鬼とお盆は特別な意味があるのです。(お寺の行事に意味のないものなどありませんが・・)<br />
地獄図の最後に描かれている五道転輪王は、「人が存在する限りこの世の悪行は消えないだろう、しかし一人一人が悪を滅ぼす努力をして、地獄が不要な時代になってほしい」と絵の解釈に書かれていました。この言葉が胸に残ります。この言葉の意味を考えると、人は、誰でも悪の心を持っているということです。もしかしたら、誰もが必ず地獄に行くのかもしれません。しかし、悪行以上の善行、または、子孫の手厚い供養によって、地獄から天国に行くことができるなら、供養してあげたいと思うのが、先祖孝行ではないでしょうか。また、施餓鬼は、餓鬼に施した者には、延命や息災を約束してくれるものです。しっかり、供養したいと思うのは、欲ではないと思います。<br />
人は、悪いことをしたくて悪いことをするのではなく、欲に負けてしまう意思の弱い生き物なのでしょう。しかし、悪いことをした人が、罰を受けないで済んでしまったら、人の世界は、修羅の世界になってしまうでしょう。地獄図は、欲に負けない戒めの心を持たせてくれるものです。現代の地獄図は、広島・長崎の原爆の写真ではないかと思います。お互いに、自分を戒める心を持って生きたいものです。
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2010-08-09T00:00:00+09:00
今夜・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=199#block377-199
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7月26日のつぶやきで、修行を頼まれたお話を書きました。毎週火曜日、午前0時25分から、TBSで放送されている週間エグザエルの最終選考に残った、10人の男の子達の修行でした。当初の放送予定は、8月31日午前0時25分からでしたが、理由は分かりませんが、10日午前1時25分からオンエアーされるそうです。<br />
座禅は本当に毎日頑張っていました。忍野八海の清掃を予定していた日が、あいにく雨になってしまいました。急遽、予定を変更して写経をしましたが、写経後、写経が早く書き終わった人は、外の廊下で座禅をしていました。雨の中の座禅が本当に美しく、絵になっていました。修行をさせる側も、修行する人も、毎日真剣でした。<br />
どのように放送されるのか、とても楽しみです。
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2010-08-08T00:00:00+09:00
花火・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=198#block377-198
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今日忍野村では、忍野八海祭りが開催されました。33回目を迎えていますが、第一回からのお祭りの意義とは違うお祭りになってしまっていることに、嘆く人もいらっしゃいます。第一回目には、大寄友右衛門さんの子孫をお呼びして開催しました。しかし、現在の八海祭りでは、忍野八海の作られた目的を、忘れてしまっているように感じてしまいます。初心に返り、八海祭りの意義を見直すことができると、今よりもっと素晴らしいお祭りになっていくと思います。<br />
大寄さんと言えば、市川大門(現市川三郷町)ですが、昨日は神明の花火大会でした。住職の大学時代からの親友が、市川三郷町の方です。花火大会のお誘いを頂き、お言葉に甘えて家族で遊びに行かせていただきました。気温は、暑くもなく寒くもなく、風は少し強い感じでしたが、本当に花火の色が美しかったです。気心が知れていて、家族のような人達と、夏の夜を満喫しました。
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2010-08-07T00:00:00+09:00
新盆施餓鬼供養・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=197#block377-197
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今日は、東圓寺では新盆施餓鬼供養をしました。餓鬼と言う言葉は聞きなれないと思いますので、餓鬼についてお話したいと思います。<br />
東圓寺では、お盆の期間だけ(今日から、16日まで)、本堂の閻魔様が祀られているところに<a href="https://touenji.jp/publics/index/10#type306_10_3">地獄絵の掛け軸</a>をかけてあります。地獄と餓鬼は、私たちにとっては、恐ろしい、こわい世界です。なぜなら、地獄絵には、地獄に落ちた人々が鬼たちに、体に墨をうたれ、のみや鋸で切られ、体からだらだら血が流れていくさま、様々な動物たちに体を食われるさま、鬼たちに口をあかされ、舌や目を抜かれるさま、熱湯の入った大きな釜に入れられ、釜ゆでになるさま、これらは皆恐ろしい地獄です。一方、餓鬼と言えば、何か食べたいと思うのだけれども、食べ物を食べようとすると、燃えて炭になってしまいます。食べられない状態で、大きなおなかをしています。<br />
施餓鬼供養とは、この餓鬼に食を施す行事です。餓鬼に施すことにより、餓鬼のみならず、自らの延命や息災を実現することが説かれています。<br />
現代の日本では、想像することはできなくなっていますが、アフリカの飢えに苦しんでいる人々の、特に子供の大きく膨れたおなかを見ると、飢えの苦しみ恐ろしさ、こわさを知らされます。<br />
施餓鬼供養の時には、お線香やお焼香ではなく、野菜をさいの目に切ったものと、洗米、お水をお供えします。野菜をさいの目に切って、施餓鬼の行事に使うことを教えていただいたときは、衝撃でした。餓鬼という存在も知りませんでしたし、その餓鬼に食べ物を施す作法があることに、驚きと感動でした。また、餓鬼に施す食べ物の準備をすることは、とても嬉しく思いました。<br />
とても、簡単に書いてしまっていますが、興味のある方は、書物に詳しく書いてあります。お盆や、施餓鬼は仏教の中でも、特別な行事ではないかと思います。
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2010-08-06T00:00:00+09:00
比叡山に・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=196#block377-196
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8月3日から、第45回天台青少年比叡山の集いがありました。対象は、小学校6年生から、中学生までで、娘は、お世話役として、昨年から参加させていただいています。昨年は、戸惑うことばかりでだったことを反省していましたが、今年は、少し精神的に大人になったからなのか、自分なりに精一杯頑張ってきたこと話してくれました。8月5日の夜帰ってきました。今日は、学校に出かけ、明日も、新盆施餓鬼供養があるので、朝から世話人さんの食事を作る手伝いをすることになっています。<br />
7月25日から、絶え間なく行事が続きましたが、学校に行きながら、朝早く起きて、手伝いをしてくれました。昨年までは、体力的に疲れてくると、体調を崩してしまい、手伝ってほしい時に役に立たないことがありましたが、今年は、言わなくても手伝いをしてくれるようになりました。少しづつ成長している娘の姿を見るとき、お世話になっている、多くに人に対して感謝しています。<br />
明日の準備も整いました。新盆施餓鬼供養の準備を始めてしたときの驚きは、忘れられません。行事それぞれに深い意味があります。慣れないように、抜かりのないように日々精進です。
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2010-08-05T00:00:00+09:00
問い合わせ・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=195#block377-195
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今朝、やはり4時には老人会の人々が、お墓の掃除に来てくださっていました。「4時は、まだ暗いな」の一言に、全身の力が抜けました。長い一日でした。<br />
ここの所、<a href="https://touenji.jp/publics/index/11#type001_11_1">座禅のお問い合わせ</a>をいただきます。会社関係が数件ありました。個人の座禅と、会社で企画する座禅とでは、少し意味が違ってくると思います。個人の場合でしたら、座禅される方は、必ず明確な目的を持っておられる事でしょう。仕事上のストレスの解消の為とか、集中力を養うためなど、様々な思いを持って臨まれると思いますが、会社の研修旅行の一環に手軽に何かないかな?と言った感じのお問い合わせだったように思いますが、少し考え方を変えると、とても有意義な時間になると思います。<br />
会社の場合は、企画される人が、目的意識を持って臨まれると、とても意義深いものになるのではないかと思います。また、東円寺としましても、目的が明確であると、お説教をするときに、とても話しやすく、座禅を通して何らかのお役に立てるのではないかと思います。<br />
座禅は楽なものではありません。寺庭のつぶやきで紹介していますが、座禅を体験した人は、口をそろえて「足が痛かった。」とか、「時間がとても長く感じた」という感想を聞きます。初めてなら、緊張もするでしょう。しかし、2回、3回と回数を重ねる内に、心を落ち着ける方法が分かってきます。<br />
単なる手軽な体験ではありません。しかし、意味深くするのも、手軽にするのも、体験をする人の心次第です。お寺という特別な場所で、特別な時間を過ごすことで、会社という組織の中の自分を見つめ直すよい機会です。企画する人の考え方で変わってくると思います。そんなことを考えながら、ご連絡いただくと、よいアドバイスができるかもしれません。<br />
座禅は、基本的には料金の設定はありません。暗黙の良識的なお礼があったりしますが、最近の良識、常識の幅は広く、どのように対応していくことがベストなのか、相談している所です。また、時間についてですが、葬儀は予想不可能なことですから、万が一葬儀になってしまうことを想定して、朝または、午後3時以降とさせていただきます。ご理解いただき、ご連絡下さい。
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2010-08-04T00:00:00+09:00
お盆前の恒例行事・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=194#block377-194
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明日は、老人会主催の戦没者の墓地の清掃です。集合時間は、朝5時です。どう考えても早いと思うのですが、忍草の老人は、競って早く来ます。一番早い人は、朝4時に来ます。「暗いなー」と言いながら、坂道を上って来ます。いくらなんでも早すぎます。暗い中で、清掃活動出来るのかしら?と思ってみたりしますが、4時30分には、8割の老人がお墓を掃除しています。老人会に入ったばかりの新米さんは、言われた通りに、5時に来ると、ほとんどの老人は、掃除を終わらせ帰るところです。「お前、遅いなー」などと言われています。私たちから見れば、「時間厳守で良いじゃない。あなた達が早すぎるのでは?」と言葉が出そうになります。<br />
毎年、この会話は寸分の狂いなく、繰り返されています。今年も、明日一番乗りの人は、「暗いなー」と言いながら、得意げに歩く足音を合図に私たちは起きます。戦没者のお墓は、今日現在、遺族が掃除をしていますから、ちり一つ無いほど綺麗に掃除されています。老人会のお盆前の清掃活動だけは、思考がプラスに働かないのですが、お盆が近づいていることを実感する日です。
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2010-08-03T00:00:00+09:00
やっぱり・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=193#block377-193
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今日は、午前中に忍野村教育委員会の人が来る予定になっていましたが、その他は予定がなく、午後からは静かにお盆の塔婆を書くことができると、住職は言っていましたが、結局は植木屋さんが入ったり、世話人さんがご夫婦で、私たちがなかなか出来ないでいる掃除などの手伝いに来てくださり、私は、ご飯とお茶の準備と片付けに追われることになってしまいました。<br />
このご夫婦は、庭掃除のプロです。その息の合った仕事ぶりは、芸術的です。(けして、褒めすぎではありません)しかし、絶対と言っても過言ではないほど、来てくださるときに連絡はありません。どんなに忙しくても、善意でお手伝い下さる方に、昼食を出さない訳にはいかないと、私自身が思い込んでいるので、正直に言ってしまうと大変な時もあります。けれども、このような方がいてくださるから、お寺と云うところは、うまく回って行くのだと思います。<br />
お盆前に、静かな日を送ることなどできないと分かっていても、予定がないと期待してしまうものです。しかしやっぱり、今日もあっと云う間に一日が終わりました。
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2010-08-02T00:00:00+09:00
夏休みの思い出・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=192#block377-192
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子供たちは、午前5時45分に起床してお布団をたたみ、6時30分から、本堂で座禅体験をしてもらいました。始めての子は、足が痛くて、とても辛かったと言っていました。昨晩の夕食は、住職が八王子のお通夜に行ってしまったこともあり、食事の修行はしませんでしたが、今朝は、住職と一緒に、私語厳禁、食器の音をたてないで食べました。その後、皆で、本堂の吹き掃除をしました。ある子は、「いつも、こんなに綺麗にしているの?」とか、「広くて大変だね」など、それぞれの感想がとてもかわいく感じました。<br />
一人の子供を預かるということから、全く違った話になってしまい、急遽お泊りにくることになった子供たちまで、修行の真似をすることになって、困惑したかもしれません。しかし、お寺という特別な場所に泊まり、そこでしか学ぶことの出来ない何かを、それぞれ感じて帰ってくれたと信じています。<br />
今朝の座禅は、野球のスポーツ少年団が一緒にする予定でした。しかし、時間になっても来られなかったので、お泊りの子供だけでした。午前8時過ぎに電話があり、「今日、午後2時30分にお願いします」と言われましたが、葬儀の時間と重なってしまいますし、お約束の時間は、午前6時30分でしたから、またの機会にという話でした。変更または、確認のご連絡をいただくなら、前日でもよかったのではないかと思いました。<br />
葬儀は、突然のことですから、予定変更はよくある事です。ご迷惑をかけることもあるかもしれませんので、座禅などの予約は、確認をお願いしたいと思います。
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2010-08-01T00:00:00+09:00
8月です・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=191#block377-191
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昨日、5日間の修行の予定を終わらせることが出来たことに、ホットする間もなく、今日は、東円寺の境内清掃をしました。先週の昼食は特例で、そうめんにしてしまったので、今日の昼食はカレーにしました。裏山の土手の草が伸び放題でしたが、綺麗にしていただいたので、お盆を迎えられそうです。<br />
用事は重なるもので、知人から小学校の1年生の男の子を預かってほしいと頼まれました。どうしたものかと迷いましたが、一人預かることも、複数になっても変わらないと思い、友人などにお願いをして、夏休みお泊り会をすることになりました。昼食のカレーを多めに作り、夕飯にしました。ハンカチ落としなどのゲームや、花火大会をしました。とても楽しい時間を、子供たちと過ごしました。<br />
明日は、野球のスポーツ少年団の子供と一緒に、座禅をする予定です。一泊二日の短いお泊り会ですが、子供たちの思い出に残るといいのですが・・・
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2010-07-31T00:00:00+09:00
最後の日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=190#block377-190
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私たちの日常生活(食事など)は、私語を話さず、食器の音をさせないで食事をしているわけではありません。また、毎日座禅をしているわけでもありません。一般の家庭とあまり変わりはありません。お肉も、お魚も頂きます。変わっていることと言えば、仏様に御供えするご飯のお皿が多いこと、お堂がありますから、お堂の開け閉めです。<br />
無事に5日間の予定を終わらせることができました。最後に感想文を書いていただきました。ほとんどの人が、座禅と、無言で食べる食事について、「辛かったと」書いてありました。しかし、「日が経つにつれて、貴重な体験ができた。」と思ってくれたようです。<br />
朝食の修行をすることになったのは、偶然です。当初の話では、自分たちで朝食を作るという予定でした。しかし、包丁を握った事のない子が、食事を作ることは難しいとの判断で、お寺で用意することになりました。その話を聞いた、お手伝いの(都留市の龍石寺の御住職)和尚さんが、食事作法を教えてくださることになったのです。東円寺として初めてのことでした。至らないことも多々あったと思いますが、ご指導していただきながら、頑張りました。<br />
食事は、人間が生きるために必要不可欠なことで、楽しくおいしく頂くより以前に、他の動植物の命を頂いていることに感謝しなくてはいけないことを痛感しました。<br />
東円寺の住職の日程と、龍石寺のご住職の日程が空いていたから実現した修行でした。「同じ事を、いつでもできますか?」と聞かれたら、無理だと思います。今回は、不思議なご縁があったのだと思います。私自身、本当に貴重な経験でした。
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2010-07-30T00:00:00+09:00
音の魔術・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=189#block377-189
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今回の修行の一つに、食事作法がありました。食堂では、「私語厳禁、食事をするときは音を出さない」など、日常生活では考えられない体験をしていただていることは、昨日お話ししました。<br />
食事の前、拍子木の音を合図に食事が始まり、拍子木の音を合図に食事が終わります。座禅も同じです。この拍子木の音を聞くと、始まりの合図に聞く音は、背筋が伸び緊張しますが、終わりに聞く音は、同じ拍子木の音ですが、座禅ならば、「終わった」とホッとする自分に気がつきます。音の大切さを改めて実感しました。<br />
食事の用意をすることになった私も、今回の体験は貴重でした。修行している人達は、基本的には、食事の味を覚えていないほど、緊張しながらの朝食だったと思います。だからこそ、少しでもおいしいものをと思いました。食材も、精進料理の真似をさせていただき、肉、魚を一切使わない献立にしました。緊張の毎日に、とても疲れますが、その緊張感が自分を成長させてくれています。残り一日、気を引き締めて頑張りたいと思います。<br />
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2010-07-29T00:00:00+09:00
大切なこと・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=188#block377-188
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私が子供の頃、食事の時に必ず祖母が、「ご飯は一粒残さず食べなさい。このお米を作るのに、お百姓さんは大変な苦労をしたのだよ。」と、その後決まって「お米を残すと、目がつぶれるよ」と言われたものです。しかし、現在では死語になってしまっているようです。子供が「お腹がいっぱいだ」と言うと、「健康に良くないから」とか、「無理に食べさせるのはかわいそうだ」と言って、食べ物を残すことを習慣にしてしまっています。その反面は、飢餓に苦しむ人々に、寄付金のお願いをしています。矛盾しています。<br />
教育上は決して良いことではないと思います。自分が、食べられる分だけのものを、作ったり買ったりすることを覚えることが、大切ではないかと思います。<br />
5日間の修行も、3日目の予定を無事に終えることができました。食事の時に、私語を慎み、食器の音を立てずに食べるなど、日常ではしない経験をしていただいていますが、初日と比べると、比べものにならないほどの変化です。残り2日ですが、私自身の修行でもあり、最終日の感想が楽しみです。
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2010-07-28T00:00:00+09:00
忍草浅間神社と東円寺・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=187#block377-187
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廃仏毀釈以前は、お寺と神社は一体でした。特に、天台宗は、お寺を建立するときに、その土地の氏神様をお祀りしました。しかし、廃仏毀釈は、無理矢理お寺と神社を分ける事になったので、仁王様と言えばお寺ですが、神社の門にお祀りされていたりしています。<br />
代表的な所は、日光の輪王寺と、日光東照宮です。建物をよく見ると、「これはお寺にあるはずの物?」や「これはお宮にあるはずの物?」と気がつくと思います。輪王寺は、天台宗のお寺です。<br />
忍草の神社も、東円寺と一体でした。ご神体は、国の重要文化財に指定されています。台座には、別当東円寺と書かれてあります。この神像の2年後に、東円寺にお祀りされている聖観音像が、浅間神社のご神体と同じ仏師によって作られています。浅間神社と東円寺の深い絆を感じます。<br />
浅間神社の神像には、とても興味深いお話がありますが、このお話は、またご紹介したいと思っています。<br />
今日は、富士吉田市歴史民族博物館の学芸員さんが来られました。8月7日からの特別展に、忍草浅間神社のご神体を写真パネルで紹介したいとの要請でした。氏子総代さんの家にお願いに行ったそうです。<br />
<a href="https://touenji.jp/publics/index/1#type010_1_2">富士吉田市歴史民族博物館の特別展</a>にお出かけください。
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2010-07-27T00:00:00+09:00
修行・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=186#block377-186
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人との出会いは、様々な事を考えさせられます。今日から5日間、若い男の子達の修行を頼まれています。事前の打ち合わせはほとんど無い状態の初日でした。(あくまでも、東円寺側の考えですが・・)不安を感じながらも、なんとか一日目を終えることができました。<br />
厳しくして欲しいと頼まれましたが、仏教の教えをどこまで理解をしてお話しているのか分からない所がありました。しかし、頼まれた事ですから、少しでも仏教の教えを学んで帰ってくれることを望んで、厳しくすることにしています。<br />
お手伝いに来てくださった、和尚さんのお言葉を紹介したいと思います。「日本は、現在はとても物に溢れているから、食事が出来ることは当たり前ですが、食べ物の無い時代、また、現実に食べ物の無い国だったら、かびているパンでさえも、殺し合い、奪い合うこともある。目の前の食事に感謝していただいて下さい。」と言っておられました。当たり前のことですが、当たり前にできないのが、人のようです。<br />
お寺で頂く食事は、原則的には、出された食事は、すべて頂くか、食べられない場合は、初めから手をつけません。けして、難しことではありませんが、意識をしなくてはいけません。このような簡単なことが、なかなか出来ない人が多いのです。「人のふり見て我がふり直せ」と言いますが、何事も、勉強です。
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2010-07-26T00:00:00+09:00
理想・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=185#block377-185
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今日の朝日新聞に、「お寺でのびのび」という題の記事が載っていました。私が理想とするお寺でした。<br />
滋賀県にある真宗のお寺です。日曜学校の歴史は、少なくとも100年前にさかのぼるそうです。お寺に着くと、みんなで鐘を撞くそうです。和袈裟を首からかけて、正座をしてお経を読みます。住職の法話を聞いた後は、自由時間になり、畳に寝そべる子、おしゃべりをする子、のびのびとした時間を過ごせるそうです。親同士の交流もあり、「日本ならではの大事な場だと」話していました。日曜学校でお世話になった子供が、「卒業生」として、お手伝いに来てくれるそうです。<br />
今も昔も変わることなく、心の拠り所として、お寺は存在すると思います。東円寺も滋賀のお寺さんに見習って、地域の拠り所となれるよう、精進していきたいと思いました。
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2010-07-25T00:00:00+09:00
忙しい一日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=184#block377-184
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今日は、午前9時30分から忍野八海の清掃をしました。詳しくは、一隅を照らす運動の<a href="https://touenji.jp/publics/index/8#type021_8_1">活動報告</a>をご覧ください。<br />
昼食の片付けが終わったころ、市川大門の高田公民館のお勉強会の方々が、20名お参り下さいました。市川大門と、忍野八海の深い関わりを知り、住職の話を興味深く聞いてくださっていました。古文書も感慨深くご覧になっていました。<br />
午後5時30分からは、親子座禅体験をしました。6組の親子さんが体験されました。子供さんは、9名の参加でした。詳しくは、写経・座禅のご案内の<a href="https://touenji.jp/publics/index/11#type021_11_1">近況報告</a>をご覧ください。とても、充実した一日でした。
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2010-07-24T00:00:00+09:00
夏休み恒例行事2・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=183#block377-183
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今朝も、神奈川県のサッカーのスポーツ少年団の座禅を頼まれました。昨晩は、肝試しをしたようで、裏山で、「キャーキャー」と大きな声が響いていました。夏休みになると、近所の民宿に泊まっている人が、肝試しをしに来ます。今回の場合のように、一言お話して下されば、墓石がなく土を盛ってあるだけのお墓など、注意していただければ、断ることはしません。しかし、夜遅くに、墓地から「キャーキャー」声がすると、注意に行き、お互いに嫌な思いをしなければいけなくなります。一言断ることが常識ではないのかな?と思うのですが、些細な心遣いの出来ない人が多いようです。
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2010-07-23T00:00:00+09:00
世界文化遺産??
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=182#block377-182
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富士山世界文化遺産登録に向けて、活動が始まってから5年が過ぎました。山梨県側は、地元住民の賛成も反対もない、あまり興味関心をもっていないのが現状のようです。<br />
日本の世界遺産の本には、「世界に伝えたい、未来に残したい宝」と書いてあります。富士山は、日本として、世界に未来に何を残していきたいと考えているのでしょうか?<br />
富士五湖(山中湖、河口湖、精進湖、本栖湖、西湖)について、文化遺産の価値を高めるためには、八湖めぐりの霊場とした、その中の五湖でしたら分かりますが、明日湖、四尾連湖、須戸湖(この湖は、静岡県の富士市にあり、昔は、浮島沼ともいわれました。)を外して、富士五湖だけを何の理由で入れようとしているのか?<br />
20日の山梨日々新聞では、迫る期限に登録足踏みと書かれてありました。その理由は、河口湖の観光業者が反対しているためです。現在は、河川法に違反しながら営業している業者の言い分は、「世界遺産によって長年、黙認されてきたことが規制される」ことに反対をしているそうです。<br />
世界に何を伝えるのか、未来に何を残すのか、この意識なくして富士山の世界遺産登録は難しいと思います。誰が、意識改革するのでしょう?<br />
世界遺産イコール、観光化することで地域の活性化を第一に考えているように感じますが、一番大切なことは、「日本の良さを、世界に伝えること、未来に残したい宝」を意識したいものです。
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2010-07-22T00:00:00+09:00
やっぱり暑い・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=181#block377-181
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忍野村でも、今年は猛暑日が続いています。夜の気温も例年ほどは、下がらないように思います。<br />
静岡県の御殿場市などは、今日からお盆に入るようです。地蔵盆とも言うそうです。一軒だけですが、お檀家さんがあります。明日、住職は棚経をあげに行く予定です。<br />
8月のお盆の日が近づくと、これから毎日、少しづつお塔婆を書かなくてはいけません。便利な時代ですから、塔婆を書いてくれる機械などもあります。しかし、味気ないものです。先代は、字を書くことがとても好きだったようです。現住職の変わりに、お塔婆を書いて下さっていたそうです。そのせいか、現住職は、字を書くことが、嫌いではないけれど、好きでもないといいます。とは言え、時間があったら字を書くように教えられて育ったので、お塔婆を機会で書く人の気持ちは理解できないといいます。なんの仕事も大変ですが、理解していただくことの難しい職業の一つです。お盆は、一年の行事の中で一番大変です。少しづつ住職のしている仕事について、ご紹介させていただき、仏教を知っていただけたらと思っています。
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2010-07-21T00:00:00+09:00
いつの時代も・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=180#block377-180
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今日は、大寄友右衛門さん(忍野八海を再興した方)の御子孫が、お参りに来てくださいました。今年の春先に来てくださって以来の、再会でした。忍野八海の再興のための資金を、寄付して下さった、身延の人達との交流があった話などをして、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。<br />
身延の人々が寄付を出して下さった理由が、改めて分かりました。いつの時代も、公金に手をつけてしまう人はいるものです。天保4年頃から、気候が安定せず、食糧不足は頻繁にあったようです。当時、身延町を管轄していたのは、市川大門の代官所でした。手代のお役人が、食糧不足を逆手にとって、種米を懐にいれて、食料不足の困った人々に、高いお金で売って儲けていたそうです。身延の村人が、代官所に手代の悪行を訴えたそうです。この訴えに力を貸したのが、大寄友右衛門さんでした。御子孫の話では、身延の村人にしてみれば、命の恩人になります。この、記録は山梨県の古文書に残っているそうです。物に溢れた時代に、飢饉の悲惨な状況を想像する事など出来ませんが、飢饉を乗り越えた先人達の努力があるから、現代の豊かさがあるのだと思います。<br />
大寄友右衛門さんが、現在の日本をご覧になって、何を感じられるのでしょう?タイムスリップができるなら、大寄友右衛門さんにお会いて、お話を伺いたいと思う今日でした。<br />
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2010-07-20T00:00:00+09:00
野菜との格闘・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=179#block377-179
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本格的に、忍野村ではお野菜が取れ始めました。タマネギに大根、キュウリに「じゅうろく」といういんげん、茄子が取れる頃は、ゆうがお、とうもろこしなどなど・・・少しでも気を抜いてしまい、頂いたことを忘れてしまうと、すぐに傷んでしまいます。漬け物にしてみたり、酢付けにしてみたり、すぐに茹でてしまわないと、虫も出てきてしまいます。毎日が、野菜との戦いです。<br />
塩付けにしてあった梅を、一昨日から干し始めました。良い感じに夜露が当たり、とてもおいしそうな色に変わってきました。明日で、3日3晩の土用干しを終わらせる予定です。今夜、雨が降らないと良いのですが・・・<br />
毎日、自然と共に暮らしています。
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2010-07-19T00:00:00+09:00
朝日新聞の連載・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=178#block377-178
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今日の朝日新聞に、「いま、先生は」という連載が載っていました。東円寺の住職も、高校の教師をしていました。退職後は、忍野村の教育委員もさせていただきましたが、今の教育現場に心配していました。しかし、教育委員会も、行政の一部に過ぎず、先生の心理的なケアを誰がしていくのか難しい課題です。<br />
先日、現役の中学校の教頭先生から、衝撃的なお話を聞きました。以前の問題ある生徒は、校内暴力などが主だったそうですが、今は、家庭崩壊も多く、「殺人以外のすべての事件を体験しました。」と、お話されていました。また、家出も深刻な問題で、4、5年前はプチ家出という言葉をよく聞きましたが、今は、本気の家出なのだそうです。警察に捜索願を出さないと、捜索は先生方がするそうです。警察に捜索願を出した時には、警察と一緒に張り込みもしたそうです。先生方の負担は増えるばかりです。また、モンスターペアレントという言葉が日常に使われるほど、利己的な保護者が増え、精神的な負担は、私達の想像を遥かに超えるようです。<br />
教育とは何なのかを、考えなおす必要があると思います。教育する立場の先生が、精神的な問題でうつ病になり、自殺が増えていて、子供達に何を教えることができるのでしょうか。朝日新聞の連載記事は、衝撃でした。<br />
私個人は、教育者を育てるのは、子供であり親であると思います。昔の人は、先生に怒られて帰ってくる子供に、「先生は、あなたが間違ったことをしたから怒ってくれたのよ。あなたのためを思って怒ってくださったのだから、先生の言うことを聞きなさい」と言いました。先生も人間ですから、間違いがないわけではありません。しかし、子供の教育をお願いしている保護者と先生の信頼関係なくして、良い教育はできないと思います。<br />
最近、気に入っている言葉があります。「誰でも自分の子供はかわいい。しかし、どんな人も、誰かのかわいい子供なのだから、自分の子供だけがかわいくていいのでしょうか?」という言葉です。教育者も人であり、親も子も人です。この言葉が、心のどこかにあったなら、優しい気持ちになれるのにと思います。
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2010-07-18T00:00:00+09:00
夏休み恒例行事・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=177#block377-177
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毎年、夏休みになると、忍野村の民宿に合宿する、サッカーのスポーツ少年団があります。合宿に来られると、必ず座禅を頼まれます。今年も、今朝6時30分から、神奈川県の小学生のサッカーチームが座禅をされました。保護者も一緒に座禅を体験していただきました。約1時間ほどでしたが、座禅前のお経を住職と一緒に読んだ時には、蚊の鳴くような声でしたが、座禅後のお経は、皆大きな声を出してくださっていました。すがすがしいお顔をされて帰られました。(子供達の座禅を写真で写したかったのですが、フラッシュなどで気が散ってしまうことを考えて、取ることが出来ませんでした。子供だけで、約50人ほどいました)<br />
座禅を頼まれますと、夏休みだなと思います。今年は、<a href="https://touenji.jp/publics/index/11#type017_11_1">親子座禅会</a>を25日に予定しています。初めての試みのため、参加人数が気になりますが、来てくださった方にとって、充実した時間になることを願っています。多くの参加者をお待ちしています。
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2010-07-17T00:00:00+09:00
梅雨明け・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=176#block377-176
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今日、関東甲信越地方は、梅雨明けしたと思われると、気象庁が発表しました。忍野村も真夏日でしたが、空気が乾燥しているためか、時折爽やかな風が吹いていました。<br />
しかし、集中豪雨のために、土砂に流されたり、家が壊れてしまっている映像を目にすると、自然の脅威を感じます。その中で、県の職員さんが、ボランティアで家の荷物を運び出すお手伝いの様子が、テレビに写っていました。素晴らしいことだと思いました。<br />
以前から、感じていたことですが、公務員という職業を、世論では楽で安定した仕事と勘違いしているような気がします。なかなか、大変な仕事だと思います。災害などがあると、一番に働かなくてはならない職業です。安心して生活できるのも、縁の下の仕事をしてくださる、公務員の方がいるからだと思うのは私だけでしょうか?<br />
県の職員さんに手伝ってもらって、本当に助かったと話す、被害に遭った方のコメントは胸に響きました。個人的なつぶやきなので、言わせていただくなら、国の安定のためにも、公務員の給料は、高くても良いのではないかと時々思います。<br />
被害に遭われた方の、一日も早い復興をお祈りしました。
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2010-07-16T00:00:00+09:00
お稽古・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=175#block377-175
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最近、お茶やお花のお稽古に、自分自身が行くだけではもったいないと思い、お手伝いして下さっている奥様方と、、お稽古と言うほどではありませんが、お茶のお勉強会を始めました。<br />
お茶の先生曰く、「お抹茶を頂く作法を知っているだけで、立ち振る舞いが違ってくるとのよ」と言われます。お辞儀一つにしても、「五本の指をそろえると綺麗に見えるのよ」と教えていただくだけで、相手に好感を持っていただけるお辞儀をできるようになるのです。<br />
私自身がお道具から、お茶菓子を選んでおもてなしすることは初めてです。お茶碗を選ぶときも、季節を考えたりすることで、初めて先生のご苦労を感じました。生徒である、私たちの事を考えながら、おいしいお菓子を準備して下さっていることに感謝です。どんなことも、知れば知るほど奥が深く、人生は死ぬまで勉強だと思いました。<br />
私の願いは、東円寺に来て下さった方が、気持ちよく過ごすことができて、良い気持ちで帰っていただくことができる環境を作ってくことです。お手伝い下さる奥様達と、楽しく学ぶことができればと思っています。
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2010-07-15T00:00:00+09:00
夏ですね・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=174#block377-174
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今夜の富士山は、山小屋の明かりと、綺麗な三日月が幻想的です。富士山を近くに感じるのは、山小屋の明かりと、時々光るカメラのフラッシュが肉眼で見える時です。夏を感じるのも、山小屋の明かりが、見えるときです。<br />
今年は、梅雨入り前には、気温が低く肌寒い日が続きました。例年ですと梅雨に入ると夕方には気温が下がり寒く感じるので、こたつに電気を入れるときがあるのですが、今年は、毎日蒸し暑い日が続き、こたつの出番はありませんでした。しかし、東京から来るお客さんは、寒がっていました。やはり、高冷地のようです。<br />
いよいよ、お野菜が取れ始めました。忍野で取れた初物のキュウリを、お檀家さんからいただきました。みずみずしくて甘いキュウリを食べてしまうと、買ったキュウリは、比べものになりません。夏になると、かさこ地蔵の昔話を思い出します。朝早くお墓参りにいらした、お檀家さんが、玄関に取れたての野菜を置いていってくださるからです。けして少なくありません。お寺にお嫁に来て、驚いた事の一つが、野菜をたくさんいただくことでした。こんなにたくさんのお野菜を、どうすればいいのか、悩んだこともありましたが、持って来てくださる、お檀家さんは、和尚さんに、初物をと真心を込めてくださいます。本当に有り難いことです。今では、料理のレパートリーも増えましたし、保存方法も板に付いてきました。感謝を忘れずに、おいしく頂きたいと思います。
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2010-07-14T00:00:00+09:00
お盆・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=173#block377-173
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いよいよ、お盆に入りました。今日住職は、東京のお檀家さんの新盆供養に行って来ました。<br />
私はというと、昨日、東円寺のためにお手伝いしてくれる人達で、食事会をしました。当初の予定では、4月のお地蔵様のお祭りの後、ご苦労様会を予定していましたが、なかなか時間が取れず、今頃になってしまいました。彼女達がいなければ、現在のような東円寺のお祭りのスタイルには、ならなかったと思います。ご縁に感謝です。楽しい時間を過ごすことが出来ました。<br />
忍野では、お盆は8月ですから、これから忙しい日々が待っていますが、お手伝いをお願いしながら、乗り切って行こうと思っています。<br />
今回送られてきた、比叡山時報には、お盆号ということもあり、広島の原爆の話や、特攻隊の話が載っていました。世界の中の日本は、戦争の悲惨さを訴え続ける責任と義務があると書かれていました。しっかりと、胸に刻みたいと思いました。
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2010-07-13T00:00:00+09:00
忍野八海についての勉強会・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=172#block377-172
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今日は、南都留の教頭先生の会合で、忍野八海について勉強会をしたいということで、住職が講師を頼まれました。東円寺にお集りいただき、古文書などを見ていただきながら、お話をさせていただきました。少しずつですが、八海誕生の歴史について、興味、関心を持って下さる方が増えることは、なによりのことです。<br />
大寄友右衛門さんや、寄付をして下さった方々の、ご苦労を考えれば、私たちのしていることは、足元もにも及びません。しかし、小さな努力の積み重ねで、多くの人々に、忍野八海の様々な魅力を伝えていくことが、恩返しと思い、勉強会の講師を頼まれているようです。<br />
現在は、天然記念物の湧き水としての認識しかされていませんが、確かに、多くの人々の善意によって、忍草の人々の命は救われました。人の命を救うための誠意は、160年経った現在も変わることなく、池の周りを繁栄させてくれています。
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2010-07-12T00:00:00+09:00
娘の友達・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=171#block377-171
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久しぶりに、娘が友達を泊めることになりました。若い娘たちが家にいると、華やかになるものです。経験していることも、様々ですから、娘の友達のお話を聞くことも楽しみだったりします。<br />
しかし、衝撃を受ける話もあります。娘は、昨年20歳になりました。20歳といえば大人の仲間入りです。最近の子は20歳の誕生日は、特に深い思いがあるようです。最近の流行?は、東京ディズニーランドのホテルを彼氏が予約してくれるそうです。(都会での話しだと思いますが)結婚の約束でもしているのかしら?と聞いてみると、そんな仲ではないと言います。では、どんな仲なら、ホテルにお泊りできるのかしら?と思い聞いてみると、付き合っているからだそうです。<br />
親もあまり深く聞かないと言います。報道などでは、最近の男子は草食系男子などと言い、女子とお友達関係でいられるそうですが、男女関係が成立しなければ、人間は絶えてしまいます。生物学的に考えれば、無理のある話です。しかし、誠しやかに雑誌などに書かれたものを真に受けて、「大丈夫だろう、うちの子に限って」などと考えてしまうのでしょうか?<br />
ある本に、このような事が書かれていました。この世は、貸し借りの関係で成り立っている。お金の貸し借りも勿論ですが、恩を受けることも、人の真心を借りることになる。そう考えると、ホテルを予約して、ホテル代金その他もろもろを支払ってくれた彼に対する借りは、彼女はどう返したらいいのでしょう。<br />
安易な情報に流されて、しなくてもいい貸し借りを作ってしまうケースが多いように感じます。人生は、借りは少ないほうがいいと思います。しかし、人は、自分がしてあげたことを覚えていても、人様からしていただいた事は、忘れてしまいがちです。そんな話を娘の友達にしましたら、「大丈夫だよ、デート代も、考えながらお付き合いしているから」と言っていました。「そんなことで、思いが割り切れるなら、ストーカー被害も、男女関係のもつれも、この世からなくなるのよ」と言いたかったのですが、やめました。甘い誘惑に、負けない勇気をもってもらいたいものです。
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2010-07-11T00:00:00+09:00
選挙・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=170#block377-170
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期日前投票は、良い制度だと思います。娘も、初選挙に行って来ました。 <br />
選挙速報を見ながら、自民党と民主党の熾烈な戦いに、国民が政治に関心を持っていることの表れと思いました。山梨県では、自民党党首の谷垣総裁や、小泉進次郎さんが応援演説に来てくださっていました。<br />
甲府方面を「くになか」と言い、富士五湖地方は「ぐんない」と言います。個人的な感想ですが、輿石さんは、ぐんないには、あまり来ていただかなかったように感じます。選挙活動なしに、なにをアピールするのでしょう。政治家とは?どこに視点を合わせて、政治をするのかしら?と思います。<br />
自民党でも民主党でも、日本国が、諸外国に負けることの無い、経済の安定を持続することができるのならば、どちらが政権を取ってもいいと思うのは私だけではないと思います。<br />
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2010-07-10T00:00:00+09:00
道理・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=169#block377-169
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<p> 先日、お檀家さんが、一族で、お墓を作り直したいというお話がありました。一族合わせて11軒でした。東円寺のお檀家さんの歴史は古く、分かっているだけでも、300年続いているお宅もあります。墓地は、一族で分けられています。昔は、土葬でしたから、お墓の面積は都会では考えられないほどの広さです。<br />
11軒のお宅それぞれに、お経を上げました。骨壷のある方は、とりあえず本堂に移っていただくことをお願いします。昔の土葬で埋葬した場合は、土を少し小さな容器に移して、本堂に持ってきていただきました。11軒のお宅、個々に、この作業をしました。<br />
ここからが問題です。日時はほぼ皆一緒でしたが、11軒個々にお経をあげさせていただきました。お布施の考え方が、様々でした。一族なのだから、一軒分で十分だという人がいました。また、11軒分では、お布施が多すぎるからと、半額で十分だという人もいました。中には、通常通りにという人もいました。<br />
考え方の違いですが、個々にお墓をお守りしているはずです。今回は、たまたま一族で話がまとまり、一緒に作り直すことになりました。そうだからと言って、個々にお布施を出さなくていい理由にはならにと思います。<br />
今後のこともありましたから、住職はご理解いただきたいとお話しましたが、不満に思われている人が多くいることに、物の道理を分かっていただくことの難しさを感じました。</p>
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2010-07-09T00:00:00+09:00
訪問者・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=168#block377-168
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時々ですが、東円寺のホームページをご覧になって、お電話を頂いたり、お参りいただきます。そんな時は、心からホームページを作って良かったと思います。今日は、市川大門の方がご訪問されました。今月の25日に、富士五湖地方に研修に来られるそうで、下見に来られたそうです。忍野八海に立ち寄ることから、忍野八海の情報を知るために、ホームページを検索したら、東円寺にアクセスいただいたようです。市川大門の大寄さんと言えば、地元では知る人ぞ知る方ですから、東円寺のホームページを見て、とても驚かれたそうです。<br />
東円寺のホームページの一番の目的は、忍野八海の再興という偉業をされた大寄りさんのことを、広く世に知っていただきたいとの思いと、この構想は、仏教と、道教、陰陽道など様々な教えを元に造られました。また、この事業費は、たくさんの人々の尊い真実があっての事業であったことを忘れてはいけないのです。<br />
少しずつですが、事実を知って下さる方が増えることは嬉しいことです。
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2010-07-08T00:00:00+09:00
夢・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=167#block377-167
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今日は、お天気に恵まれ、洗濯した物がよく乾き、とても気持ちの良い日でした。<br />
個人的な話になってしまいますが、私は、よく夢を見ます。その夢をよく覚えています。物心の付いた頃には、よく夢をみていたようで、大きな声で寝言を言っていたそうです。その寝言があまりにもはっきりとしているので、「誰かと話しているのかしらと?」と思うほどだったと親が言います。大人になると、寝言はなくなったようですが、あまりにもはっきりと覚えているので、誰かと口論をしている夢を見た時などは、体が硬直していて、ひどく疲れていることがあります。今朝も、不思議な夢を見ました。現実にありそうで無い夢でした。<br />
ある人にこの話をしましたら、「夢日記をつけてみてら?」と言われましたが、実行していません。正夢のようなこともありますが、特別な力があるわけでは無いので、時々、気になる夢を見ると、夢占いの本などを見たりしています。今日も、一日が終わりました。<br />
定例の八海清掃は、25日に、東円寺の境内清掃をかねて、清掃活動を予定しています。
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2010-07-07T00:00:00+09:00
お寺の存在意義・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=166#block377-166
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今日は、七夕ですが、雨が降っています。七夕の日に、晴れることは滅多に無いような気がします。私個人は、幼い頃から、星を眺めるのが好きでした。どうして、好きなのかと聞かれても、これと言って理由はありません。しかし、惹かれます。私だけではなく、星を好きな方はたくさんおられますが、そういった、人の感情にも、不思議な感じがします。 <br />
現在お寺は、葬儀をお願いするところと思われているように思います。しかし、そこにお寺が建立された理由が何かあるように思います。建立されたときには、葬儀をお願いするところではなく、「家族が健康でいられますように」とか、「病気が治りますように」とか、生きるための拠り所だったのではないでしょうか?この感情も、多くの方が持っておられるものです。<br />
時代は変わりましたが、存在理由は、何も変わっていないのではないかと思います。人は、今を生きています。生きるために、どのように辛いことや、悲しいことを克服していくことができるのか、その知恵を教えてくれるところがお寺です。何故、そのような知恵(教え)があるかは、究極の苦が死だからです。なんだか、難しい話になってしまいました。しかし、葬儀という儀式が存在するのも、死という苦を少しでも和らげるためではないかと、私は解釈しています。ですから、お寺(仏教)は、生きるための教えを学ことのできる場所であると思います。<br />
毎日仏様をお守りしている、お寺側は、建立した先人の思いを受け継ぎ、次の世代に伝承して行かなくてはいけない、使命があると思います。そのことを、日々の生活に流されず、忘れないようにしたいと思っています。<br />
ご先祖を預けられている、お檀家の皆さんにも、お願いがあります。お寺は、お檀家さんのお心遣いに感謝し、お互いに、「ありがたい」と言う気持ちを持って、長いお付き合いをさせていただけたらと思います。<br />
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2010-07-06T00:00:00+09:00
変わり者・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=165#block377-165
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今日は、来訪者が多く、電話の多い一日でした。その中のお一人との会話は、とても奇妙でした。<br />
法事の打ち合わせの為、東円寺に来てくださった檀家さんです。玄関に入り、用事が済むと、突然「私が、お寺に住んでいたら、児童虐待などのかわいそうな子供達を、みんな引き取るのに。」と言います。話は続き、「子供の純真無垢の瞳を見ていたら、天使に思えるでしょ。」と言うのです。ただ笑っているのもどうかと考えて、「里親になることも、大変だと聞きます。なかなか、難しい問題ですよね。」とお話しましたら、「あんなに可愛い、子供を虐待する親は、信じられない。そうでしょ。子供は、天使よね。」と話は平行線です。とりあえず、「ボランティアかなにかされているのですか?」とお聞きすると、「いいえ、私は無宗教で、なにもしていないわ」と答えられました。では、どうしてこのような話をしたのかしらと?と思いましたが、結論は、ただ言いたかっただけだったようです。<br />
私は、とても変わり者ですから、基本的に子供を天使とは思えません。勘違いされてしまうかも知れませんが、子育てをしながら、「子供は怖い」と思うようになりました。大人のすることをよく見ています。良いことも、悪いこともみんな見ていて、真似をします。良いことと理解して行動しているのではなく、真似をしているのです。良いことなら褒めることをしますが、悪いことをしたときはどうしているでしょう。「悪いことと知らなかったんだから、仕方が無いよね。」と叱ることをしない大人が多いと思います。純真無垢な瞳を、輝かせるのも、曇らせるのも、大人の教育しだいです。そう考えると、怖く感じてしまいます。<br />
児童虐待をしている親は、親である前に一人の人間です。子供の時の親の教育が間違っていたのだと思います。このような、大人を増やさないためのも、私たち一人一人が、子供が真似をしても恥ずかしくない人間でいたいと思うのです。
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2010-07-05T00:00:00+09:00
法性寺の除草作業・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=164#block377-164
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山梨県に、天台宗のお寺は5ヶ寺しかありません。しかし、東円寺以外は、無住のお寺です。上野原の法性寺は、東円寺の住職が兼務させていただいています。お盆の前には、全檀家さんが、法性寺の清掃作業をしてくれますが、雑草も伸びてしまうと、作業が大変なので、清掃活動の前に、住職が除草剤をまいたり、草を刈ったりしています。<br />
江戸時代には、浅間神社の境内に、護摩堂があり、法性寺の住職が護摩を焚きに行っていたそうです。法性寺の山号は、富士山とついています。この事実を知る人は、少ないようです。天台宗のお寺が少ないために、管理をすることが難しかったようです。様々な大切な記録が、未来に残っていくように、努力をして行かなくてはいけないと思っています。
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2010-07-04T00:00:00+09:00
学び・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=163#block377-163
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今日は、私がお茶の水に行ってきました。お花の講義は、もちろん良かったのですが、学ぶことは、人生をよりよく生きるために大切なことであることを、改めて感じさせていただきました。<br />
秋野先生が講師としてお話してくださいました。秋野先生の師匠曰く、「お花は、楽しく生けなければ良い花は生けられない。しかし、楽しく良い花を生けるためには、基礎が無くてはいけない。普段出来ないことは、いざとなってもできなのだから、日々苦しくても学ぶことが、いつの日か、楽しく良い花を生けることが出来るようになる」また、「癖と個性は違う」とも言われたそうです。癖は、美しく見えないそうです。確かにそうかもしれません。<br />
秋野先生は、海外に講師として行かれるそうですが、お花の生け方を教えるとき、「お花の線を、見えるようで見えないように生けください」と言うと、「どちらかはっきりさせて下さい」と言われるそうです。確かに分からないかも知れません。この、「あるようでない」という考えは、日本人にしか、通用しない表現だと言っていました。「日本人も分かっていない気もするけれど」と笑っておられましたが、しかし、この相反することを、調和させていくことが、日本の美だと言います。<br />
感性を磨き、良き人と出会い、その人を真似る。その繰り返しが、習い事の極意ではないかと感じました。時代は変わり、その時代にあった生け花を、日々模索されているそうですが、根幹は、いつの時代も変わらないものだと言います、550年の歴史を受け継ぐ、池坊の奥深さに、感動しました。これからも、一に精進、二に精進です。
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2010-07-03T00:00:00+09:00
学ぶことの楽しさ・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=162#block377-162
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今日は、娘が、池坊お茶の水研修学院の巡回講座に参加させて頂きました。中学生の頃、本人はあまり興味が無かったようですが、私の強い勧めで、お花のお稽古に通っていました。大学生になり、お茶のお稽古をお勉強するか、それとも、お花のお稽古をお勉強するかを選んでもらいました。本人の希望は、お茶のお稽古でしたので、お花のお稽古は、その内にと言う話になっています。<br />
今回の講座は、一般のお稽古をしていない方も、受講できるものなので、「受講してみない?」と話をしましたら、「そうね。じゃ、行ってみるよ。」と承諾してくれました。講義の始めに、お花を生けるための心構えをお話してくださったようで、「どんなことも、みんな同じなんだね。話を聞くことは、勉強になるね。」などと言ってくれました。<br />
土曜日は、法事があるので、お花の先生が娘を連れて行ってくださいました。親の言葉よりも、お花の先生の一言の助言が、娘の心に響いたようです。少しずつですが、学ぶことの楽しさを知ってくれているようです。明日は、娘に法事のお手伝いをお願いして、私は、先輩方とお茶の水研修学院に行く予定です。<br />
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2010-07-02T00:00:00+09:00
何年かぶりに・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=161#block377-161
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お寺の生活は、年齢層を見ると、年配の方とお話する機会が多く、若い世代の方と話す機会は少なく感じます。しかし、会話をしていて深みを感じるのは、年配の方々で、特に戦争を経験された方のお話は、胸に深く刻んでおかなくてはと思いながら、お聞きします。<br />
昨夜は、何年かぶりの食事会で、若い世代の方とお話しました。話の内容について行けない自分に、驚きました。やはり、お寺という場所が、世間とは違うことを感じます。<br />
私は、毎日仏様とお話しています。霊感的なことと勘違いされるかも知れませんが、そういうことではありません。どちらかというと、自問自答していると言った方が正しいかもしれません。<br />
仏様を前にして、静かにお話しすると、イライラしているときにも、悲しいときにも、くよくよしても仕方ないと思えるのです。とても不思議です。<br />
嫁いだ頃は、世間から取り残される気がしてたりしましが、今では、守られていると思うことが多く、東円寺にご縁を頂いたことに感謝しています。また、時々の世間に触れる機会も、刺激になり楽しい時間でした。<br />
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2010-07-01T00:00:00+09:00
7月・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=160#block377-160
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1日は、縁起を担ぐ方が多く、お参りに来られる方がおられます。その影響を受けて、私自身も1日は、なんとなく意識していることに気がつきます。<br />
不思議に新鮮な気持ちになり、今月も頑張るぞと、自然に思えます。若い世代には無い感覚だと思います。日常は、あまり変化がなく、変化がないと、人生がつまらなく思えてしまうものです。しかし、日にちを意識することは、日常に変化をもたせる、不思議な効力あるような気がします。気の持ちようなのかもしれません。<br />
7月という月が、皆さんにとって幸せな月となりますように、仏様にお願いをしました。幸せとは、何事も無いことです。特別に嬉しいことも、特別に悲しいことも無いけれど、家族が健康でいられたことは、ご先祖様がお守り下さったと思います。仏様に、お礼ををいうと、また、お守り下さることと思います。<br />
もし、健康ではなく、病気をしてしまっている方がいたら、それは、仏様が「働き過ぎだよ。少し休みなさい。」という、サインなのかもしれません。無理はしないことです。
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2010-06-30T00:00:00+09:00
折り返し・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=159#block377-159
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6月も今日で終わりです。7月に入ると、東京などでは、お盆月です。地蔵盆(7月24日から)の所もありますので、7月の半ばを過ぎると、8月のお盆はあっという間です。お盆を過ぎると、秋のお彼岸です。忍草は秋のお祭りが盛大です。9月19日・20日ですから、あっという間に10月です。10月は、先代の奥さんの13回忌の法事があります。法事を終えると、11月3日には東円寺一番の行事であります、お会式の準備などと言っている間に、当日が来ます。その間に、法事、葬儀を繰り返すと、あっという間に、今年が終わります。<br />
1月から6月までも、それなりにあっという間でしたが、これからの半年は、体力勝負です。しっかりと、住職の体調管理と自己管理をして、乗り切ろうと思っています。(自分によ〜く言い聞かせて、気合いを入れています。)<br />
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2010-06-29T00:00:00+09:00
郷土史研究会・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=158#block377-158
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今日は、旧下部町、現在の身延町の郷土史研究会の方々が、東円寺をお参り下さいました。忍野八海の建設資金を寄付してくださった、子孫の方々です。東円寺に残る、古文書の名簿をご覧になって、感慨深いようでした。<br />
しかし、お参り下さった方の年齢を推測しますと、若くはありません。後世に伝えるには、若い方にお話ししなければいけません。どのようにして、子孫に伝え残していくのかが、これからの課題だと思います。<br />
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2010-06-28T00:00:00+09:00
不動明王の縁日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=157#block377-157
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今日は、不動明王の縁日です。東円寺には、寺宝・文化財でご紹介させていただいているお不動さんの他に、2体のお不動さんがお祀りされています。今日は、その内の一体のお不動さんを紹介をしたいと思います。 <br />
このお不動さんは、昔、海沢温泉という温泉場があり、そこにお祀りされていました。温泉を管理していたお爺さんが、熱心なお不動さんの信仰者でした。この、お爺さんの亡くなった後、お守りする方がいなくなってしまいました。いつしか、お不動さんの存在が忘れられていました。ある時、熱心にお不動さんをお守りしていたお爺さんの奥さんが、囲炉裏の事故で、大やけどをして亡くなってしまいました。その後、息子さんも、火の事故に遭い、命は助かったものの、大やけどで、後遺症が残るほどでした。おかしな事が続くからと、占い師に見てもらった所、お不動さんの存在を指摘されたそうです。慌てて、お不動さんのお祀りされていた所に行ってみると、朽ちかけたお不動さんがいらしたそうです。このままでは申し訳ないけれど、自分たちでお守りも出来ないからと、修復後、東円寺にお祀りされることになったそうです。現住職が、雪の日に、背中にしょってお連れしたそうです。毎年ではありませんが、初不動の1月28日には、大雪になることがあります。お不動さんと一緒に、雪を連れてきてしまったと話すことがあります。<br />
毎日、様々な仏様に守られて生かされていることに、感謝です。<br />
今日は、今年一番の暑さでした。
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2010-06-27T00:00:00+09:00
ご案内・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=156#block377-156
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夏休み<a href="https://touenji.jp/publics/index/11#type001_11_3">親子座禅体験</a>の案内ができました。皆様の参加をお待ちしています。<br />
今日は、一日小雨が降ったりやんだりしていました。気温は高めでしたから、蒸し暑く感じました。<br />
ここ所、体の調子が良くないと思っていたら、風邪を引いてしまったようです。足が重かったりしますが、お客さんには、私の体調は関係ありませんし、土日は法事がありますので、なんとか一日を終わることが出来たと安心したら、熱っぽいことに気がつきました。しっかり休んで、明日からまた、頑張らなくては・・・<br />
体調が悪くなると、健康の有り難さを感じるものです。
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2010-06-26T00:00:00+09:00
とてもいい話・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=155#block377-155
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お寺は、不特定多数の人とお話する機会が多い場所です。悩みを聞くこともありますが、話のついでに身の上話を聞くこともあります。悩みを聞くより、深刻な話の場合もあったりします。それでも人は、一生懸命生きているのだと感じると、「私も頑張るぞ」という気にさせてもらっています。<br />
今日は、親しい付き合いのお檀家さんの法事に行かせていただきました。菩提寺として住職がお経をあげて、私は個人的に参列させていただきました。33回忌の法要でしたから、法事をするお宅にすれば、深い思い入れがあるようでした。どこのお宅でも、争いごとなく一生を生きられることは無いと思います。このお宅でも、様々な困難を乗り越えてこられたことをお聞きしていました。過去の出来事を振り返りながらも、今が幸福であることを、先祖に感謝をしておらるようでした。<br />
法事の後、食事をして、そろそろお開きと思われる頃、お施主さんが「今日は、ありがとう」と、わざわざお礼に来てくれました。少しお酒も飲んでおられたようですが、「この家を守ってくれたのは、家内なんだ。僕は、冷たい旦那だった。本当に申し訳な事をしてきた」としみじみと言います。<br />
同じ女性として、妻として母として、ご主人のこの一言に、苦労が報われると思いました。この会話に、奥さんがいなかった事が残念ですが、後で、この話を奥さんにお話しました。嬉しそうでした。とてもいい話を聞かせていただきました。
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2010-06-25T00:00:00+09:00
言論の自由
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=154#block377-154
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ワールドカップ決勝に、日本代表が残ることができました。おめでとうございます。テレビをつけると、どこの番組も、ワールドカップ決勝のことばかりでした。しかし、あれだけ岡田監督を非難、中傷していた人々が、手放しで喜んでいる姿に、釈然としないのは、私だけでしょうか?<br />
ワールドカップ出場前の試合に負けたときの、岡田監督に対するバッシングは、ひどすぎると思っていました。士気を高めなければいけないときに、練習試合に負けたことを、一番悔しく思っているのは、監督であり、選手だと思います。黙って見守ることはできないものかしら?と思っていました。決勝進出が決まった途端、手のひらをかえしたように、「素晴らしい監督だ」などと、絶賛する姿をみると、無責任な言葉を吐くことが、言論の自由なのかしら?と思えて、嬉しさに水を差された気がします。<br />
反面、岡田監督の精神力の強さに、武士道を感じます。忍耐強さは、まさに、大和魂ではないかと思いました。また、日本代表選手の頑張りと監督との信頼関係に、深い絆を感じました。<br />
結果良ければすべて良しなのかもしれませんが、無責任な言葉には、気をつけなければいけないと思いました。
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2010-06-24T00:00:00+09:00
お地蔵様の縁日・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=153#block377-153
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お地蔵様の信仰について紹介したいと思います。<br />
お地蔵様の信仰が日本に渡ってきたのは、奈良時代だそうですが、一般庶民の支持をえたのは、室町時代だそうです。御利益は、様々ですが、東円寺のお地蔵様は主に、子育て地蔵としてお祀りしています。<br />
地蔵和讃の中に、「これはこの世のことならず・・・二つや三つや四つ五つ十にも足りぬおさなごが、父恋し母恋し、恋し恋しと泣く声は、この世の声とは事変わり、悲しさ骨身に通すなり、かのみどりごの所作として、河原の石をとり集め、これにて回向の塔を組む、一重組んでは父のため、二重組んでは母のため、三重組んではふるさとの、兄弟我身と回向して、昼は独りで遊べども、日も入り相いその頃は、地獄の鬼が現れて、やれ汝らは何をする、娑婆に残りし父母は、追善供養の進めなく・・・」と続きます。内容を簡単に言いますと、「親より先に死んだ子は、賽の河原にて石の塔を作っている。しかし、鬼がやってきて積んだ石を取り壊し、肉親の供養が足りないといびる。泣く子を哀れんだお地蔵様は、私を親だと思いなさいと抱きしめた。」このような内容のことが唄われています。<br />
お地蔵様の御利益は、様々ですが、あの世だけでなく、この世でも、老若男女を問わず災苦から守っていただけるとも聞きます。お地蔵様は元々、地獄と極楽の分かれ道にいらして、地獄や餓鬼道に行く人達を極楽に導いてくださる仏様です。また、お地蔵様は、道の辻に祀られていることから、旅を守る仏様として尊ばれてきました。お地蔵様を見かけましたら、手を合わせると、災難を免れることができるかもしれません。
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2010-06-23T00:00:00+09:00
座禅と写経・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=152#block377-152
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寺庭のつぶやきでも、何度かつぶやき、お写経の勧めでもお話していますが、座禅や写経の問い合わせの内容を聞きますと、知る人ぞ知る世界のようで、認知度は低いようです。<br />
新商品を売り込むためには、テレビや雑誌などで一生懸命に宣伝しますが、知らなくても困らない情報も、必要に耳に入ってきます。しかし、座禅や写経は、心身を共に健全にする一石二鳥の事ですが、仏教という宗教のために、ご理解いただけなかったり、宣伝をするわけではないので、認知されにくいのかもしれません。<br />
けして、仏教は敷居の高いものではありません。身近なところに無くてはいけないもののように思います。老若男女問わず、たくさんの人に体験していただき、自己を見つめ、自分らしく豊かな人生を送るためのヒントを見つけていただきたいと願っています。<br />
東円寺でなくても、様々なところで、体験させてくれます。お仕事で悩んでいる方、家族関係に悩んでいる方、一度頭を空っぽにすると、解決の糸口が見えてくるかもしれません。
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2010-06-22T00:00:00+09:00
運動不足・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=151#block377-151
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私は、運動が大好きです。しかし、運動する機会がありません。このように言うと、機会は自分で作るものだと言われてしまいますが、性格的に、一つのことに一生懸命になってしまうと、他が目に入らなくなります。お寺のことを考えていると、他のことに気がいきません。それでも、このままではいけないと、ストレッチをしてみたり、歩いてみたりしましたが、寺庭婦人の一番の仕事は、お寺のお留守番です。用事で出かけているときに限って、お檀家さんが来てしまいます。一度で用事を済ませることが出来なかった檀家さんには、申し訳なく思うと、なかなか、お寺を空けられないものです。だからといって、ジャージのようなものを着て運動をしているときに、檀家さんが来たときに、なんとなくですが、ばつが悪い気がします。そんな日々の繰り返しが、体型に反映されてきてしまいました。<br />
ふくよかな体型には、親しみを感じるなどと、社交辞令を言ってくださる方もいますが、まるまるとした体型では、楽をしているように思われてしまうことも悲しいので、手軽にできる縄跳びを続けてみようと思っています。夜な夜な縄を回す音が響きますが、温かい目で、見守っていただきたいです。
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2010-06-21T00:00:00+09:00
絆・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=150#block377-150
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私という人間がこの世に誕生するには、一代目に父と母がふたり、二代前は双方の祖父母で四人、そして三代四代と辿って行き、27代さかのぼると約1億3千万人もの、血が、私たち一人一人に流れています。そのように考えると、どこかで誰かと、繋がっていて、全くの他人を捜す方が、難しいかもしれません。<br />
お坊さんには、血脈という師からから弟子に受け継がれていく、系図があります。簡単に言えば、東円寺の現住職は、慈誠といいますが、慈という一文字を師である、先代から受け継がせていただいています。元を辿りますと、慈恵大師(天海大僧正)からの流れです。系図は、脈々と継がれています。<br />
先代は、15歳の時から東円寺を継ぎ、約60年住職として東円寺を守ってこられました。東京の成就寺というお寺の先代と、兄弟弟子の中でした。本当の兄弟のようなお付き合いでしたから、現住職も、お施餓鬼などのお手伝いに行かせて頂いたり、東円寺のお会式のお手伝いに来ていただいたりしています。昨年、成就寺の先代が亡くなられて、先週の土曜日に一周忌がありました。場合によっては、しょうがない付き合いということもありがちですが、成就寺さんとの関係は、心が繋がっている気がします。不思議な絆を感じるこの頃です。
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2010-06-20T00:00:00+09:00
悪ふざけ・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=149#block377-149
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久しぶりに、電車に乗りました。高校生の男子が数人乗っていました。玩具の手錠で遊んでいます。「こんなに時間をかけていたら、犯人に逃げられてしまうよ」「警察官は、手錠をかける練習をしているのかな?」などと言いながら、友達同士で、電車の中で手錠をかけて遊んでいます。<br />
廻りで見ている大人達は、怪訝そうな顔をしながらも、その場面をただ見ていました。私も、日本は平和だなと思う反面、小学生の遊びならしかたがないと思えたかもしれませんが、高校生の遊びではないと思いました。精神年齢が、低くなっているのかしら?と思いました。<br />
電車と言えば、電車の中での携帯電話をめぐって、トラブルが多いようですが、大人が子供の手本となるように、モラルを守ることが、無言の教えではないかと思いました。
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2010-06-19T00:00:00+09:00
食事会・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=148#block377-148
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他人の子供の成長を見て、歳月が過ぎていることを感じることはよくあります。しかし、最近は、年を重ねていく先輩方を見るとき、歳月の重みを感じます。<br />
今日は、お花のお仲間と、慰労会を兼ねた食事会をしました。お仲間のご主人がご病気になり、治療のために、お稽古を休まれています。お見舞いをお渡ししようと思いましたが、本人の希望もあり、「ご主人がお元気になったらお食事会をしましょう」とお約束しました。しかし、療養に時間がかかることもあり、慰労会としてお食事会をすることになりました。お稽古仲間は、長いお付き合いの人ばかりで気心が知れているので、楽しい食事会でした。<br />
流れた歳月は、歳月の分だけ思い出も増えていきますが、同時に、年を重ねてきた疲れも見えてきます。寂しいような気がします。年を重ねても、今のようなお付き合いを続けていけたらと願う気持ちは、欲なのかもしれません。
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2010-06-18T00:00:00+09:00
観音様の縁日
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=147#block377-147
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今日18日は、観音様の縁日です。東円寺の観音様は、今から約700年前の観音様です。戦後65年、それ以前は、国同士、民族同士の争いが耐えなかったことは、歴史で学びました。東円寺の観音様は、戦国時代や、天保の飢饉、太平洋戦争も見てこられたことを想像すると、どれだけの人々が、手を合わせてきたのでしょう。そのようなことを想像すると、本当に幸せな時代に生かされていることに、感謝です。<br />
人は、欲深いものです。目の前に山のように積まれた食べ物を見ても、隣の人の食べ物がおいしそうに見えて、うらやましく思ってしまうものです。また、日々の生活に、多くの不満をもっいる人が、多いように思います。「隣の芝生は青く見える」ということわざは、的を得た話です。悩みを相談に来られる方を見て感じることは、不満を多くもっている人ほど、不幸探しが上手です。しかし、幸せだという感情は生まれてきません。ところが、親の介護をするとか、闘病生活をしていても、生き生きと生きられている方はおられます。そういう人は、幸福探しの上手な人です。同じ、人生を送るなら、幸福探し上手になりたいと思うのは、私だけでしょうか?<br />
今日は、天野保吉さんが、久しぶりに<a href="https://touenji.jp/publics/index/19#type306_19_2">忍野村の春の写真</a>を持ってきて下さいました。更新しましたので、御覧ください。
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2010-06-17T00:00:00+09:00
布団の打ち直し・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=146#block377-146
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今日は、暑い一日でした。昨日に比べると、湿度が低かったせいか、風が吹くと爽やかに感じました。<br />
今日は、神奈川の妙円寺さんで、小布団を作るお勉強をしました。妙円寺さんでは、古い座布団を打ち直してもらったそうです。打ち直した綿を、布団作り名人の先生に、作り方を教えていただき小布団を作りました。<br />
先生は、そろそろ80歳になるそうです。昔は、お嫁入り道具には、親が布団や着物を仕立てて、持たせてくれていたことは聞いたことがありますが、職人ではない人が、布団を作っている姿を見たことがないので、あまり実感がありませんでした。しかし、今日の布団作りは、「感動」しました。先生の、技が素晴らしかったことと、昔の人の知恵に驚きました。その反面、布団の打ち直しは、新しい物を買うよりお金が掛かってしまうからと、使い捨てられいく事を考えたとき、人の知恵も捨てられてしまっているような気がして、寂しくなりました。<br />
布団を作る事は、難しいことではありませんでした。しかし、手間がかかります。先生の技には、使い心地の良さと、長く使えることのできる知恵が詰まっていました。<br />
お金さえあれば、なんでも手に入れることのできる時代です。しかし、温もりは失われているような気がしました。今、私の作っている布団が、親や子供の使う姿を想像すると、知らず知らずに思が込めれています。そんなことを考えていると、祖父母時代に、子供の幸せを願って、一針一針に思いを込めて、着物や布団を仕立てている姿を想像することができました。お金を稼ぎ、買い与えることも、思いが無いわけではありませんが、昔に比べると、少し手を抜いてしまっているのかな?と反省をすることのできる、良い機会を与えていただいた日でした。
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2010-06-16T00:00:00+09:00
合い言葉に・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=145#block377-145
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<p> 現在では、高齢出産が増えています。35歳以上の妊婦さんには、お医者様からの注意があるそうです。話を聞いた人の中には、不安になり情報を集めようと、インターネットなどで調べたりするそうですが、その行動がまた、不安を招くようです。情報収集することが、悪いこととは思いません。しかし、不安を増長させてしまうことは、本人にとって、良いことなのか?悪いことなのか?分かりません。<br />
人間がこの世に誕生することが、奇跡ならば、子供を授かること事態が奇跡です。不安になることは、幸福な気持ちになることができていないのです。もったいない事です。<br />
不安な気持ちになっても、幸せな気持ちになっても、明日のことは誰にも分からないのです。今をどのようにして、幸福な気持ちで生きることができるか?それは、祈ることだと思います。そんなことで・・・と思われるかもしれませんが、神様でもご先祖様でも、祈ることで不安が増長することはありません。気休めかもしれません。それでも、祈ることは、幸福に近づくための一番の方法ではないかと信じています。<br />
様々な不安を抱える皆さんにつぶやきたい・・・幸福になるための合い言葉は、「祈ること」と・・・<br />
「妊婦さんには、健康な赤ちゃんを」「悩みのある方には、一日も早い悩みの解決を」「ご病気の方には、一日も早いご快復を」祈っています。<br />
今日は、本当に蒸し暑い一日でした。</p>
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2010-06-15T00:00:00+09:00
縁・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=144#block377-144
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世の中には、偶然は無いと聞きます。何事も必然なのだと・・・以前の私なら、そんなことはないと、否定していたと思いました。しかし、人との出会いは、偶然ではなく必然と考える方が、理屈に合うような気がします。<br />
私が、東円寺にお嫁にくることも、偶然ではありませんでした。東円寺昔話に私と東円寺の不思議な縁を書きました。知っていた訳ではなく、お嫁に来て知った事です。<br />
お花の先生との出会いも偶然ではないようです。お花の流派は、池坊ですが、京都の六角堂というお寺です。このお寺は、天台宗です。お花の先生を紹介して下さった方が、天台宗とのつながりを知っていたわけではなっかったようです。お花の流派も数多くあります。その中で、池坊との出会いに必然を感じます。<br />
神様や仏様は、目に見えませんが、いると思います。様々な人との出会いは、目に見えない神様や仏様から与えられたご褒美と思うと、幸せな気持ちになります。<br />
今日は、天気予報通り、昼間は気温も高く晴れていましたが、夕方にかけて雨が降り始め、夜には大雨が降ってきました。農作物にとっては、恵みの雨です。
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2010-06-14T00:00:00+09:00
座禅・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=143#block377-143
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今日は、一日雨が降っていました。梅雨に入ったそうですが、気温が低く寒い一日でした。しかし、本堂から落ちる雨音は、心を落ち着かせてくれます。雨音を聞く度に、得をした気分です。<br />
夕方には、親戚の親子さんが座禅体験をしに来てくれました。以前から、一度体験してみたいと言っていました。体験後の感想は、「1から10まで数える、数息観をしましたが、心を落ち着かせようとすると、数を数えることを忘れてしまったり、息を吸ったり吐いたりする事に集中することも、なかなか難しかった。」と言っていました。<br />
先日、座禅について、とても興味深いお話を伺いました。座禅とは、「心がビーカーとするならば、生きていることは、泥の入ったビーカーの水が、グルグルかき混ぜられている状態だそうです。しかし、座禅をすることによって、かき混ぜることを止めることができるそうです。そうしていると、ビーカーの中の泥水は、泥が沈殿することで、水と泥が分離します。分離して、透明な水になったときに、本当の自分の姿が映るそうです。そうすると、自分が今何をすることがベストなのかが分かって来る」と言います。目から鱗な話でした。
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2010-06-13T00:00:00+09:00
学・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=142#block377-142
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毎年比叡山では、夏休みに「天台宗青少年比叡山の集い」という、小学校高学年と中学生を対象に3泊4日の行事をしています。今年で45回目を迎えます。この集いの係員として、娘は昨年から参加させていただいています。 <br />
昨日から、1泊2日で事前の研修会があり、比叡山に行ってきました。何事も、自分の目で見て聞いてきたことが、何よりの勉強であったようです。私同様未熟者ですが、様々な体験から少しずつ、でも確実に、生きることの意味を感じてくれることを願っています。<br />
私は、お花の研究会がありました。月に1度まではありませんが、年に8回の研究会は、自分の成長を知ることのできる勉強です。始めたばかりの頃は、研究会という勉強の意味も分からず、先生に言われるがままにお花を生けていました。今では、続けることの大切さと、続けなければ見えて来ないものがあることを、強烈に感じています。人生は、一生学びです。
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2010-06-12T00:00:00+09:00
牛さん・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=141#block377-141
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今日、比叡山時報が本山から送られてきました。以前にも紹介していますが、小林隆彰和尚さんが「比叡山と牛さん」という題で、口蹄疫について書かれていました。<br />
比叡山の根本中堂から大講堂ののぼり口に石の牛さんが横たわっているそうです。今から、100年あまりの昔、江戸幕府の終末で国中が財政難にありました。比叡山もこの影響を受けて、根本中堂の不滅の法灯の灯明用の油を集めることに苦心していました。この話を聞いた、檀信徒の夛田盛太さんが、毎月一斗缶の種油を背負って比叡山に登り、寄進されたそうです。そのお陰で、根本中堂の不滅の法灯は消えずに今日を迎えられたそうです。<br />
夛田さんは、「福田海」という信仰団体の海主で、この「福田海」は牛の鼻輪を供養する団体でした。つい最近までは、農耕には牛の力が絶対に必要でした。牛さんの恩に報いる信仰団体のお陰に、不滅の法灯は消えることはありませんでした。その恩を忘れまいと、根本中堂近くの参道に牛の像が置かれたそうです。<br />
時代が変化し、今や牛は人間の常食物となってしまいました。かつては、お米を作るための人間に奉公してくれた生き物です。生命とは、人間だけのものと勘違いする私たちに、鉄槌が加えられているように思います。と文章が締めくくられています。<br />
口蹄疫が拡大していることを報道で聞く度に、胸が締め付けられました。微力ながら、一日も早く口蹄疫が終息することを祈っています。
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2010-06-11T00:00:00+09:00
木を植えた男
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=140#block377-140
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絵本収集を趣味にするようになりました動機は、私の宝物と言っても過言ではない本をプレゼントしていただいたことです。その本は、「木を植えた男」という本です。フランスの山岳地にただ一人とどまり、荒れ果てた地を緑の森によみがえらせた「エルゼアール・ブフィエ」という人の半生を書いた絵本です。<br />
5年ほど前に、私がとてもお世話になったお礼にと、その時に一番必要と思われる物を、寄付させていただきました。寄付などと言うには恥ずかしい物でした。しかし、皆さんとても喜んでくださいました。そのお礼に、お花の鉢植えをくださるつもりだったそうですが、何故か?本を2冊プレゼントしてくださいました。本の一番最後の余白に、寄せ書きがありました。一番お世話になった方から、「思いを込めて選びました。私のメッセージは、この本そのものです。本当に、いろいろと有難う。」と書いてありました。嬉しくて涙が止まりませんでした。<br />
私の中で、絵本は、子供に読み聞かせるものと思い込んでいました。しかし、私が生きてきた中で、一番のプレゼントでしたし、今後もこの時の感動を超えるプレゼントは無いと思います。<br />
まず、本の内容に感動しました。私は、エルゼアール・ブフィエのように、「名誉も報酬ももとめない、おくゆかしいおこない、見るもたしかなあかしを地上にしるし、のちの世の人々にあまねく恵みをほどこすもの。」(木を植える男から・・)となれるよう、努力しなければと思いました。また、メッセージを読み、この本を選んでくださった人に恥じないように、やっぱり努力しかないと思いました。<br />
現時点では、一歩も「エルゼアール・ブフィエ」には、届きませんが、不屈の精神で、これからも努力したいと思っています。
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2010-06-10T00:00:00+09:00
写真整理・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=139#block377-139
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今日も無事に実家に行って、帰ってきました。一ヶ月は、本当にあっと云う間です。<br />
最近、私の頭を悩ませているのは、東円寺の記録写真と、個人の家族写真など、確実に増えていく写真をどのようにして整理をしていくかです。どのように保管をすることがベストなのかを考えています。<br />
最近では、様々な形での保管や、写真の見方・見せ方がありますが、記録写真として残す場合は、写真にプリントしてアルバムに収めるのが一番だと考えています。しかし、行事ごとに分類することは、なかなか大変な作業です。一年を通して、様々な行事があります。東円寺というお寺が存在する限り続くことです。1年後には、他界されている人もいらっしゃいます。そのように考えると、写真の存在は、お寺にとって貴重なものです。<br />
引っ越しなどをすると、どこにしまったか分からなくなってしまうことや、昔の写真を見ても、写っている人が誰なのか分からないことも、よくあると思います。結局、ほこりまみれにされるか、捨てられてしまいます。<br />
写真の無かった時代のお寺に記録されている生きた証は、過去帳しかありませんでした。しかし、240年前の方々のお名前が残されています。写真が240年間も今の状態で残ることは難しいことですが、50年後の東円寺を守ってくれている誰かが、この人は、「あそこのおじいさんだ、おばあさんだ」と言っている姿を想像しながら、保管と整理に追われる毎日です。
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2010-06-09T00:00:00+09:00
初心・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=138#block377-138
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寺庭婦人のつぶやきは、一般家庭では経験しないと思われる非日常が、お寺の日常であること、また、お寺を身近に感じて頂きたいと思ってのブログです。<br />
私自身も、毎日の生活の中で、悩んだり、悔やんだりしています。しかし、それ以上に、悩み苦しんでいる人を感じたとき、少しでも、世の中の役に立つ人間になるためには、くよくよしている場合じゃないと言い聞かせています。お陰様で、前向きに人生を歩んでいるようです。<br />
今日は、雨模様の一日でした。時には買い出しにでも出かけようかしらと思いたってから、早くも一ヶ月以上が過ぎました。今日は、法事もないし、お客さんが来る約束も無いから、簡単に掃除を済ませ、半日使っての買い出しにと思っていると、突然のお客さんに、タイミングを逃してしまいます。ちょっとした食料品の買い出しも、なかなか大変なことです。そんな日々を送り、今日、やっと、夏物の普段着を買う事ができました。<br />
子育て中に一番辛かったことは、塾の送り迎えの時間に、お客さんが来ることです。「子供の塾の送り迎えがあるので、帰ってください」と言えず、時間が気になりながらもお客さんの相手をしなくてはいけなかった事です。世の中には、嫁姑で争っていることを聞きますが、私がお嫁に来たときには、お義母さんは他界されていました。お義母さんがいてくれたらと、どれほど望んだか分かりません。しかし、お姑さんのいらしゃるお嫁さんにそんなことを言ってしまったら、白い目で見られてしまいます。そんなこともありながらの、今日だな〜とお嫁に来た頃を思いました。
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2010-06-08T00:00:00+09:00
お薬師さんの縁日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=137#block377-137
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8日は、薬師如来の縁日です。東円寺には、薬師如来像はお祀りされていませんが、上野原の法性寺(兼務寺)には、駒門と云う地区に、駒門薬師として地域の人々がお守りしているお堂があります。毎年、1月の第2日曜日に護摩を焚いています。<br />
薬師如来は、一般的には、薬壺を手のひらに持っておられます。病気を治す仏様として有名です。<br />
「お薬師さま」の呼び名で親しまれている薬師如来は、日本への仏教伝来の初期から礼拝されている仏尊で、病気平癒を中心とする現世利益の願いとともに、日本中に信仰が広まりました。病を治す功徳の力は、薬師如来が随一と言われます。<br />
時には、様々な仏様の縁日に、思いを馳せながら、お薬師さんの縁日には、身近な人の健康をお祈りすることも、いいのではないかと思いました。<br />
今日の忍野村は、肌寒い一日でした。田んぼの稲がなかなか育たない事が、最近の心配事です。
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2010-06-07T00:00:00+09:00
位牌・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=136#block377-136
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今日、年4回発行されている天台ブックレットが、天台宗務庁から送られてきました。とても、興味深いことが書かれてあったので、紹介したいと思います。<br />
全国高校デザイン選手権というのがあります。今年で16回目を数えるそうですが、今回は、全国から485チームの応募があり、見事優勝したのが、「USBメモリ内蔵の位牌」だったそうです。九州産業大学付属高校のデザイン科3年に学ぶ、3人の女子学生チームが応募した作品です。<br />
なぜ位牌だったのかは、3人のうちの一人のいとこが、事故で亡くなられたことがきっかけで、遺族が遺品を整理する様子を見ていて、とても悲しく、胸が塞がれるような気持ちになったそうです。遺品がだんだんと少なくなっていくと、故人の思い出が次々に消えていくようで、寂しく感じられ、また、故人も悲しがっているのではないかと思ったそうです。そこで、3人の女学生は、いろいろ考えた結果、写真やエピソード、好きだった故人の思い出ををフラッシュメモリに保存することを思いつきました。しかし、メモリの保管場所が問題となり、探すようなことではいずれ紛失しまい、絶対になくさないもの、いつでも身近にあるものなどと考えているうちに、お位牌にたどり着いたそうです。<br />
早速、位牌についていろいろと研究したり、勉強したそうです。調べていくうちに、「お位牌は、故人そのものだ」と思ったといいます。その結果、位牌の上部(棹の部分)にメモリを埋め込みパソコンやテレビにつなげば、画面に位牌型の画像が現れる仕組みになっている「USBメモリ内蔵位牌」を考えたそうです。彼女達は、「お位牌に手を合わせる時、中に思い出がいっぱい詰まっていれば、故人を敬う気持ちがさらに強くなるのではないでしょうか。お位牌を通じて、私たちの命がたくさんのつながりから生まれたことを感じてほしいと思います」といっています。と、書かれてありました。<br />
位牌の起源は、今から3000年程前の中国の古代王朝・周の時代だそうですが、人を思う気持ちは、時代が変わっても、年齢に関係なく、変わらないことを、改めて感じさせられた記事でした。<br />
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2010-06-06T00:00:00+09:00
想像力・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=135#block377-135
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人間と動物の一番の違いは、想像力であると、聞きました。テレビ番組で、人類の進化をテーマにした番組でしたが、想像力があったから、今の文明社会を築いて来たといいます。<br />
しかし、日野原重明先生は、豊かな社会になれば人は皆幸せになれると思っていたけれども、相手のことを考える想像力を退化させてしまったと言っています。戦後の物の無い時代には、お互いを思いやり、明日の食べ物もあるかどうか分からないときに、この人も空腹だろうと、少しの食料を分け合ったと言います。現在はどうでしょう?給食費を払わない親がいるそうですが、一人一台の携帯電話を持ち、携帯料金を払うことは出来て、どうして子供の給食費を払えないのでしょうか?自分の事だけを考えているからではないでしょうか?少し、想像力を働かしてみると、「子供の肩身は狭く無いだろうか?このお金を払うことをしなかったら、どうなるのだろう。迷惑をかけてしまうのではないか。」などなど、様々なことを考える事ができると思います。<br />
お寺という所は、法事や葬儀など、普通の家庭ならば一生に数回あるかないかの行事を日常的にしている所です。しかし、ほとんどの方は、自分さえ良ければ良いという考えで、法事の日程を決めに来られたり、先約がある場合には、「商売繁盛で結構ですね。」と理解しがたい事を言われることも度々です。少しだけ、相手の事を考える想像力があったら、お互いに嫌な思いをしないで済むのにと感じる事がよくあります。<br />
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2010-06-05T00:00:00+09:00
子供・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=134#block377-134
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<p> 子供の成長ほど年月を感じることはありません。久しぶりに、会う親戚の子供達の成長には目を見張るものがあります。今日は、子供の来客者の多い日でした。中でも、嬉しかった来客者は、たびたび登場していますが、住職の知人の息子さん夫婦と、この世に誕生したばかりの、息子さんを連れて遊びに来てくれた事です。お母さんの精神が安定しているのだと思いますが、穏やかなお子さんです。お産も安産と聞きましたので、親孝行な子供に育つことでしょう。<br />
人は、結婚して子供を産み育てることで、初めて親の大変さを感じて、感謝することができるのだと思います。しかし、親になることで、今まで自分の事だけを考えていれば良かったのに、子供の存在によって、自由な時間を奪われる事になります。けれども、子供の無邪気な笑顔は、自分だけに使った自由な時間の何倍もの喜びを与えてくれます。そんな喜びをたくさん感じてほしいと、心から願いました。<br />
育児の悩みを聞くことがありますが、世の中には、子供を欲しいと思っていても、原因不明で子供の授からない夫婦が、たくさんいらっしゃいます。子供のことで悩む姿をうらやましく思うと言います。何が悩みで、何が幸せと思うかは人それぞれですが、おまじないでも、「私は幸せだ」と思い込む事の出来る人が、幸せではないかと感じる今日この頃です。</p>
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2010-06-04T00:00:00+09:00
悪いことばかりではありません・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=133#block377-133
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6月1日から頭を悩ませる問題が起こり、今月はどうなってしまうのかしら?と思っていたら、今日になって、檀家さんから、激励のお言葉をいただき、分かってくれる人もいるのだなと思いました。何気ない一言に、励まされたり、悩まされたりしています。生きている間に、何度泣き笑いするのだろうと、いつかは命の終わりが来る時を考えながら、しかし、生きる時間の長さは誰にも分からないのですから、生かされている間は、しっかり仏様をお守りすることが、私の勤めと改めて感じました。<br />
やっと気温も上がってきて、こたつの布団の片付けをしました。と云っても、梅雨が明けるまでは、朝晩が冷えるので、こたつを取ってしまうことはできません。こたつ掛けを干して片付け、薄掛けのカバーをしただけで爽やかになりました。日々の生活に追われながら、毎日を精一杯生きています。 <br />
気がつけば、週末です。6月6日は、八海清掃です。今回は、新名庄川の草刈りをメインにするそうです。日曜日なので、皆様のご協力をお願いします。<br />
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2010-06-03T00:00:00+09:00
一難去ってまた一難・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=132#block377-132
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お寺と云う所は、日々頭の痛いことの多い所です。一昨日の事も、「まあ、いいから、いいから」と気持ちを切り替えましたが、今日の問題も解決には時間がかかりそうです。<br />
以前にも、お話しした、旧保育園園舎の解体工事についてです。簡単に話はつかないだろうと予想はしていましたが、案の定異議を唱える人が出てきたようです。私たちにすれば、現段階では、解体をしていただいても、いただかなくても何の問題もありません。当事者である東円寺は、肝心な時の話し合いは、蚊帳の外だったりしますが、雲行きが怪しくなると、住職の出番をつくってくれます。東円寺の顔である住職は、その時の何かの都合で、悪者にも善人にもなったりします。<br />
鳩山首相の退陣は、日本にとって大変なニュースですが、東円寺の今日の大変なニュースは、旧保育園園舎解体問題です。どのような答えがでても、「いいから、いいから」と言えるように、心の準備をしている今日でした。
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2010-06-02T00:00:00+09:00
いいから・いいから
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=131#block377-131
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以前、絵本を収集しているお話を書きました。絵本の中でも、長谷川義史さんの書かれたものが好きです。絵のインパクトと独特の世界観が、張り詰めた心をほぐしてくれます。<br />
今日の山梨日々新聞は、コメントに困る内容でした。しかし、今回のことで考えさせれた事は、私自身がまだまだ未熟であるということでした。新聞記者は、上司に言われ通り取材をして、文章を書くことがお仕事です。その方に、小言のようなことを言ってしまった自分が、恥ずかしくなりました。<br />
今日、以前頼んであった長谷川義史さんの絵本が、届きました。「いいから・いいから」という題の本です。ご存知の方もいるかもしれませんが、この本の帯に、「怒ってはいけない。誰かが怒ると誰かに伝染して、誰かがまた怒る。誰かに伝染してなーにもいいことない。世界を本気にする合言葉は、いいから・いいから」と書いてありました。<br />
頭で分かっていても、いざ問題が起きると、カッとなってしまうものです。どのような時にも動じることなく、「いいから・いいから」と言えるようにならなければ、寺庭婦人の役目を果たせないことを申し訳なく思い、反省した日でした。
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2010-06-01T00:00:00+09:00
公職選挙法違反???
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=130#block377-130
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昨日、山梨日々新聞の記者が訪ねて来ました。昨年10月、現職の村会議員のお母様が亡くなられました。お母様のご意思で、お寺に喜捨をしたいとのお願いがありましたので、村会議員であることに配慮せず、お母様のご意思とご家族のご理解にありがたく頂戴しました。このやり取りが、公職選挙法に違反すると、山梨日々新聞の本社に匿名で情報提供があったそうです。<br />
公職選挙法に違反した場合は、警察から事情聴取などがありますが、事件性はないとの判断からでしょうか、そのようなことはありませんでした。しかし、明日の新聞に記事が出るそうです。<br />
喜捨いただいた方のお母様は、長い間東円寺でご詠歌をしていました。私たちにとっても様々な思い出のある方です。その方の心のこもった喜捨を、匿名の情報提供者のお陰に、踏みにじられてしまった思いです。<br />
忍草の檀家さんと東円寺のお付き合いは、700年以上前からです。公職選挙法という法律ができる遥か昔からの、長いお付き合いの間柄です。2日間取材をされたようです。記事を書かれた記者のお話では、「責任をもって真実を書きました。」と言っていました。明日の記事を見てみないことには分かりません。<br />
喜捨していただいたお金の使い道は、ホームページにもご案内させていただている、観音堂の建設資金としてでした。問題を重く受け止め、喜捨いただいたお金は、話し合いの合意のもとお返しすることになりました。<br />
繰り返しになってしまいますが、寺院や神社に喜捨することは、功徳を積むことです。亡くなられた方に対しては、供養になります。<br />
正しいこととは何なのか考えさせられました。
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2010-05-31T00:00:00+09:00
合理化?
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=129#block377-129
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昨日午後8時から、BSジャパンでデキビジという番組がやっていました。勝間和代さんがメインパーソナリティーを勤め、ゲストに観光庁長官の溝畑宏さんとの対談でした。溝畑さんは東大の法学部を卒業後、1985年官僚として自治省に入省され、様々なことに取り組まれてきました。<br />
対談を聞いて、勝間さんの合理的な考えに違和感を感じましたが、逆に溝畑さんは、仕事に対してどちらかというと泥臭い感じで、見えない所の努力を惜しまない人のように感じました。私は、溝畑さんのような仕事の姿勢に共感しますが、物事は、時と場合によっては、合理的な仕事も必要で、何事もバランスが大切だと感じました。対談で強く感じたことは、公務員という仕事は、国を支える縁の下の力持ちといった役割なのだと思いました。政府の事業仕分け作業を見た感じでは、官僚は、楽な仕事で給料も良くてと思っていましたが、公務員でなければできない仕事があることを知りました。国の官僚がしっかり頑張ってくれた基礎の上に、企業などの民間があることを忘れてはいけない気がしまた。<br />
しかし、現実には、東大生の官僚離れの番組もやっていて、大手企業や外資系の会社は、官僚よりも給料が良いことがとても魅力的だと言っていました。戦後、東大は、国の官僚を育てるための大学だったとも言いますが、なぜ、官僚になりたいと思えないのかは、公務員に対しての大切な役割を忘れてしまったからだと思います。<br />
合理的な考えは、磐石な基礎があっての話だと思います。国の基礎は、官僚であるべきだと思いました。行政と民間のバランスが崩壊しつつあると思います。国の基礎を作ってくれる官僚の給料を上げるべきだと思いました。公務員の給料も下がっていますが、民間の報奨金を見習って、公務員にも報奨金制度ができて、目的意識が高まることが、国の将来のためではないかと感じました。<br />
今日の忍野村は、晴れのち曇り、肌寒い日でした。
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2010-05-30T00:00:00+09:00
ハード面・ソフト面
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=128#block377-128
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28日に、アイパットが発売されました。私は、不安を感じています。なぜなら、機械を作ったのは人ですが、機械に振り回される人が増えると思うからです。子供の教育問題に、ゲーム機を何歳ぐらいで買い与えたらいいのか?また、携帯電話についても、授業中にメールなどをする子供が多く、勉強に集中できない子供が増え、学力の低下が問題になっています。しかし、この問題に答えは見つかっていません。勉強をしなくてはいけない時に、勉強をしなかった子供たちも、大人になっていきます。学ぶことをしなかった大人が、ニートであったり、引きこもりになっているのではないかと思います。高齢化社会が問題になっていても、働き盛りの何パーセントかは、仕事をせずに親のお金を当てにして生活しているのです。アイパットの影響は、大きな社会問題をさらに抱えることになると思います。<br />
反面、就職活動に、アイフォンは必要不可欠となってきているとも聞きます。近い将来アイパットも、ビジネスマンには、欠かせないアイテムになっていくでしょう。世界中が、通信機器によって繋がっています。グローバル社会にパソコンなどのハードウェアは欠かせないものとなり、私たちの生活が、より良くなることも理解できます。しかし、現実には、社会問題になるほど、通信機器を通して、情報に振り回されている人が多いののではないでしょうか?<br />
では、どのよにして問題を解決すればいいのでしょうか?ハード面が機械なら、ソフト面は人の心ではないかと思います。報道されないだけで、悩みを抱えた人の弱みに付け込んだ信仰宗教が、確実に増えていると思います。だまされていることに気づいて、また悩みが増えてしまう。情報化社会に必要なソフトは、情報に惑わされない精神育成ではないかと思います。2500年もの昔から、仏教は人々の心を支えてきました。この教えをもう一度見直すことで、問題意識が変わり、機械を使いこなし、豊かに生きることができるのではないかと私は思います。
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2010-05-29T00:00:00+09:00
寒い一日でした・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=127#block377-127
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5月も終わろうとしていますが、忍野村では4月上旬並みの気温で、寒い一日でした。<br />
今年は、4月までの間にほとんど葬儀はありませんでした。5月に入って90歳以上の方々が一週間おきにお亡くなりになっています。天候の影響でしょうか?<br />
6月は衣替えの時期ですが、衣の入れ替えなどしなくても、このままでいいのでは?と思うほど、気温が上がらない日々です。
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2010-05-28T00:00:00+09:00
祈り・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=126#block377-126
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今日28日は、不動明王の縁日です。滋賀県に伊崎寺というお寺があります。ご本尊は、不動明王です。このお寺には、上原阿者梨さんがいらしゃいます。毎日午後2時から、護摩を焚き、天下太平祈願をされています。一度、お参りさせていただきましたが、とても感動しました。<br />
5月28日は、大護摩供養があり、午前6時から法要がありました。なんとか時間を作って、お参りさせていただきたかったのですが、今回はどうしても時間が取れず、お参りすることを諦めました。お参りすることは諦めましたが、午前6時からの法要開始の時間に合わせて、東円寺の不動明王の前に座り、伊崎寺にいる気持ちになって、祈ることにしました。<br />
時々ですが、東円寺にも家庭の悩みなどを相談される方がいらっしゃいます。悩みは聞くことが出来ても、、悩んでいる当事者でなければ解決はできません。私たちに出来ることは、悩まれている方の心が少しでも軽くなるように、仏様にお祈りすることだけです。お寺といえば、葬儀と思っている方が多いですが、毎日住職はお経を上げています。先祖の供養とともに、子孫が幸福であることを祈っています。全国各地様々な所で、人々の幸せを祈っている人がいてくれることを想像するだけで、幸せな気持ちになるのは私だけでしょうか?
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2010-05-27T00:00:00+09:00
大切な事・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=125#block377-125
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<p> 毎日、新聞や報道番組では、普天間問題、北朝鮮と韓国の問題、不安は募るばかりです。しかし、 日本の安全保障問題を考えたとき、世界中に向かって、「日本は戦争をすることが出来ません。どうか、戦争をしないで下さい。」とお願いすることが、日本の役目ではないかと思います。軍事力を持たない日本だからこそ、説得力のある発言ではないかと思います。今戦争が起こってしまい、核弾頭を一発発射されてしまえば、世界中が混乱します。皆分かっていることです。戦争が始まってしまったら、アメリカは本当に日本の盾にになってくれるのでしょうか。<br />
世界唯一の被爆国として、軍事力を放棄して、経済発展に汗を流してきました。とても、素晴らしいことだと思います。私たちは、日本人であることを誇りに思うべきだと思います。<br />
戦争などしなくても、自然破壊が進み、海に沈みかけた島があったり、こうしている間にも、餓死して亡くなっている人達がいるのです。私たち一人一人は、生きる意味を考え、与えられた環境に感謝して、私たちの感じている幸福な思いを、未来の人達にも感じてもらえる環境を残して行くことが大切ではないかと思います。<br />
<br />
今日の忍野村は、午前中は爽やかな日でした。昼過ぎに夕立のような雨が降りました。気温は低めの、少し肌寒い日でした。<br />
</p>
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2010-05-26T00:00:00+09:00
親子座禅体験企画中・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=124#block377-124
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「夏休みに、親子座禅体験をしてもれませんか?」と親戚の若いお母さんが提案してくれました。とても、素晴らしいことと思い、どのような形で実行しようかと悩んでいるところです。<br />
昨年の11月に、お茶の研修会で、鎌倉の建長寺に行かせていただきました。お茶のお稽古もですが、食事の作法から、座禅体験まで様々なお勉強をしました。精進料理が本当においしくて、食事に対する考え方を見直すことができました。また、座禅体験では、起床後すぐと、夕食前の座禅をしました。2日目が土曜日でしたから、一般の方々と一緒に座禅をしました。50人位いらしたのではないかと思いますが、若い世代の方が多かったことに驚きました。<br />
私の中で、座禅のイメージは、朝だけでした。建長寺での座禅体験で感じたことは、朝の座禅は、空気が澄んでいて背筋が伸びて、鳥の鳴き声が響き、「今日一日頑張るぞ」という気持ちになります。しかし、個人的には、夕方の座禅がとても気持ちが良かったのです。夕方の爽やかな風に、虫の声が聞こえてきました。建長寺の近くには、学校があり、グラウンドから響くかけ声が、心地よく、緊張している心がほぐれて行くような気持ちになりました。<br />
親子座禅体験は、夕方にしようかな?と考えています。詳しいことは決まりしだいお知らせしたいと思っています。
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2010-05-25T00:00:00+09:00
当たり前のこと・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=123#block377-123
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久しぶりに、テレビのニュースを見て、普天間問題に沖縄を訪問された、社民党党首の福島さんは、日本の未来をどのように考えているのか?鳩山総理に対しても、同じように質問したいものです。日本の政治はこのままでよいのでしょうか?<br />
先日、娘が財布を置き忘れて、警察に届けて下さった方のお話をしました。偶然、何日か前のラジオでも、車の上に置き忘れたまま、走り出してしまい落としてしまったお財布を警察に届けてくれた方の話を放送されていたそうです。この届けた方曰く、「当たり前のことをしただけです。」と言われたそうです。確かに、当たり前ですが、この当たり前の事が出来ない人がいると思います。<br />
社民党の福島さんの沖縄訪問にはがっかりしました。社民党の党首としての政治的な働きを、このような形で行動にしなくても、他の方法があったのではないかと思います。優先順位をつけるなら、社民党の党首である前に、民主党の閣僚としての立場が優先されることが当たり前だと思うのは、私だけでしょうか?鳩山総理の閣僚の選出にも疑問を感じます。日本の代表として頑張ってほしいと思います。<br />
北朝鮮問題、ヨーロッパの金融危機、未来は不安な問題だらけですが、私たちは、日々、当たり前のことを、当たり前に生きていく勇気と、根性が、未来を明るくすると思います。<br />
<br />
今日の忍野村は、新緑がまぶしい一日でした。
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2010-05-24T00:00:00+09:00
親の姿・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=122#block377-122
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今日の忍野村は、強い風が吹き大雨になったと思えば、薄日が差したりと、荒れた天気でした。<br />
久しぶりに、高田好胤和尚の「生きいきて、逝くヒント」から、「子供の心は親の姿に染まります。」を紹介させて頂きます。<br />
親の姿が子の心に温かい色を染めなしてくれることは確かです。親の姿にもからだでする姿のみならず、言葉での姿、また心であれこれ思いをめぐらす心の姿がある。そのすべての姿、つまり行為が、子供の心をあやに色染めなしあげていくものである。温かい愛情、感謝の気持ち、尊敬、親しみの思い。こういう心は、理屈ではなく、親の姿で子供の中に根付かせていく・・・・・日本人にとって大切な伝承として、家庭生活の中に養っていただきたいと思うのです。と、書かれてありました。日々実行あるのみです。
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2010-05-23T00:00:00+09:00
レトロなホテル・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=121#block377-121
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今日の忍野村は、一日雨が降っていました。<br />
昨日、妹の住む奈良県に行って来ました。片付けをしていて、着られなくなった洋服や、子供の玩具様々なものを車に載せられるだけの荷物を積んで持っていくことにしました。高速料金が1000円ということもあり、法事の片付けを終わらせて、午後2時30分に家を出ました。前日の20日に、娘も用事がないとの言うので、車の運転手として、一緒に行ってもらうことになりました。急な事でしたから、妹も22日は用事があるというので、泊まれるホテル探しを、当日することになりました。妹の家の近くに、観光ランドがあり、ビジネスホテルを併設しているので、空き状況を聞きますと満室でした。当然の話です。奈良県は、遷都1300年のイベントをしていて、しかも土曜日ですから無理な話です。しかし、次回予定を立てても、葬儀が出てしまえばキャンセルしなければいけません。行ける時に、行こうというのが、我が家の方針です。諦めず、妹にホテル探しをお願いして、家を出ました。<br />
幸い、妹の家の近くのホテルにキャンセルがありました。聞くところによると、建物は40年ほど前のものだそうです。確かに、古い感じでしたが、清潔な感じでした。所が、お風呂を見ると、タイル張りで、浴槽は床より低い所にあり、なんだか怖い感じがして、とても入ることができません。時間もあるからと、健康ランドに行くことになりました。薬湯など様々なお湯があり、岩盤浴があったりとゆっくりと時間を過ごしました。帰ろうとする頃、娘が「お母さん、閉め出されていないよね?」と意味深なことを言います。「まさか、ホテルだよ」と言いましたが、時間は、午前1時を回っていました。ホテルの玄関は、電気が消えていて真っ暗です。娘の予感が的中しました。どこの鍵もしっかり閉まっています。電話をかけて、支配人らしきおじさまに鍵を開けて入れてもらいました。今の年になって、学生時代に、夜遅く帰って感じた罪悪感を思い出しました。これこそ、完璧な警備体制だなと、ある意味感心して、安心して休む事ができました。とても、貴重な体験をしました。(私事ですみません・・・)
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2010-05-22T00:00:00+09:00
挨拶・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=120#block377-120
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今日の忍野村は、晴れのち曇りで、昨日ほど気温は上がりませんが、暖かい一日です。<br />
<br />
東円寺では、本堂の裏に墓地があります。石屋さんは、基本的には決まった業者さんにお願いしています。お施主さんに、石屋さんの知り合いがあったりすると、他の業者さんが入る場合もあります。意外に挨拶の出来ない業者さんが多いことに、驚きます。境内をトラックが出たり入ったりするので、一言声をかけていただくと気持ちがいいものです。社員教育だと思いますが、いつも入っている石屋さんは、必ず挨拶をしてくれるので、初対面なら特に、気を遣うのではないかと思うのは、どうもお寺側の考えのようです。<br />
挨拶もないと、あまり気持ちの良いものではないので、石屋さんにお話して、一言声をかけてもらうようにしています。お寺側としても、仕事の手を休めて挨拶することは、正直に言ってしまえば面倒な事です。しかし、お互いに笑顔で言葉を交わすことは、一日を穏やかに過ごせると思います。挨拶は、本当に大切だと思います。
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2010-05-21T00:00:00+09:00
不思議な気持ち・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=119#block377-119
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今日は、忍野村も暑い一日でした。朝起きて驚いた事は、一晩で木々の緑が濃くなったことです。どんな現象か分からない方もいるかもしれません。植物に詳しい方なら想像が付くと思いますが、植物の成長は夜です。暖かい雨の降った夜の成長は、夢を見ているのかしらと思うほど、景色が変わります。人間の髪の毛に例えれば、坊主頭の子供の髪が少し生えてきたと思ったら、一晩で、ふさふさの髪になっているような感じです。一晩で、もみじや檜の葉が、風に吹かれると、ふさふさ、ゆらゆらしていました。<br />
富士山には、やっと農鳥を見ることができました。今年は、ポテッとした農鳥に見えました。農作業される方は、安心して、種まきができるようです。富士山に雪があると云うことは、富士山麓は、天然の冷蔵庫、もしくは冷凍庫を抱えていることになります。秋に、富士山に初雪が降ると、途端に気温は下がり、日増しに寒くなっていきます。初夏でも、富士山に農鳥が出なければ、富士山麓では、霜が降りる可能性があるのです。せっかく種を蒔いて目が出ても、霜によってだめにしてしまうこともよく聞きます。富士山を眺めながら、作物が元気に育ちますようにと、手を合わせていました。<br />
元気に育つと言えば子供ですが、家族同然の娘さんに、子供が授かりました。親ではないので何もしてあげられないことが、歯がゆかったりしますが、元気に生まれてくることを毎日祈っています。<br />
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2010-05-20T00:00:00+09:00
言葉・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=118#block377-118
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今日の忍野村は、はっきりしない天気でした。曇ったり、晴れたり、小雨が降ったりというような一日でした。<br />
私の性格は、お節介で、情に厚く、人によっては、大きなお世話と思われる人のようです。人からは、あまり好かれないタイプですが、なかなか、性格を直すことは難しいことです。しかし、この性格も、時には人様のお役に立つことがあるようで、世の中に私みたいな人がいても良いのかな?と、自分で自分を慰めることもあります。<br />
年を重ねて、どんなお婆さんになりたいかと言えば、辛口な事(人によっては、嫌みと思われる)を澄まして言える人になっていたいと思うのです。相当変わり者ですが、今でも、お世辞を言って、人に気に入られたいとは思いません。人に嫌われたいと思ってはいませんが、時としてその言葉は、好かれるための言葉ではないことが多いようです。<br />
知り合いが、ご自分のお婆さん(この方曰く、性悪婆さんと言っていました)がある時、「あんた、お出汁も取れないの?」と、若い嫁入り前の娘さんに言ったそうです。続いて、「まあ、お出汁を取らなあかんとこに、嫁にいけたらの話やけど・・・」と、言われたそうです。このやりとりに、「なんですって」と怒る人と、「お婆さん、何言ってるのかしら?」と、話の内容がよく理解出来ない方もいると思います。怒った方は、お婆さんの言葉を嫌みにと思い、「今に見てなさい」と、努力をします。しかし、話が理解出来なければ、そこで終わります。本当に、嫌みなのか、それとも、わざと怒らせ努力させようと思ったのか、お婆さんに聞かなければ、本当の所は分かりませんが、たった一言が、人の心の努力というスイッチを入れたのです。最近では、聞かなくなった、取りようによっては嫌みな言葉ですが、見方を変えると、素敵な言葉と思うのは、私が変わり者だからなのでしょうか??
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2010-05-19T00:00:00+09:00
お勧め・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=117#block377-117
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<p> 今日の忍野村は、午前中は曇り時々晴れ、午後からは小雨が降っていました。夕方には、ここの所暖かくなったこともあり、元気なかえるの鳴き声が響いていました。<br />
私の趣味の一つに、絵本収集があります。子供たちに、たくさんの本を読んでもらいたいと思うからです。興味・関心を持ってくれそうな本を収集しています。絵本ではないのですが、お勧めの本を紹介したいと思います。日野原重明先生(聖路加国際病院理事長・1911年生まれ99歳・現役のお医者様です)の書かれた、「十歳の君たちへ」という本です。十歳の子に語りかけるように、書かれている本ですが、ぜひ大人に読んでいただきたいと思いました。<br />
「十歳の君たちへ」は、生きることとはどういうことなのかを分かりやすく、説明してくれています。しかし、本を読めば読むほど、日野原先生は、十歳の子供に向かって書いているのに?と考えさせられます。十歳の子供が理解できると思われる話が、現在の大人たちは、理解しているの?と思うからです。人の寿命について、書かれています。「寿命とは、私たちに与えられた時間のこと」そして、「時間に命を吹き込めば、その時間が生きてきます」と言います。また、時間を生かすためには、「ほかの人のために、君はどれだけの時間を使っていますか?」と続きます。この文章だけを読んで、先生のお考えを理解できる人は少ないと思います。ぜひ、たくさんの方に読んでいただきたいと思います。幸せに生きるためのヒントが、たくさん書かれています。</p>
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2010-05-18T00:00:00+09:00
不運?幸運?
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=116#block377-116
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昨日、娘は短大の駐車場から車を出そうとすると、強引に入って来る車があり、とりあえず車を下げてやり過ごし、イラッとしながら、前に出て、ハンドルをきると、ガリガリと音がして、左のドアをポールにぶつけてしまったそうです。何を考えたのか、その後車を洗車して帰ってきました。<br />
今朝は、修理屋さんに寄って車の破損具合を見てもらうことにしました。保険を使って直すことになり、免許証の提示を言われて、お財布がないことに気づいたそうです。家に置き忘れたと電話がありましたが、ふと、洗車したガソリンスタンドに忘れて来たことを思い出したようです。お金はほとんど入っていなかったようですが、免許証、学生証、保険証と大事なものが無くなってしまったかもしれないと、青ざめたようです。修理屋の奥さんがてきぱきと警察に電話をするようになど、指示していただいたお陰に、慌てることなく、事務処理ができたようです。<br />
きっと、盗まれているのに違いないと、カード会社に紛失届けを出したりと、無いことを前提に処理しました。ところが、お手伝いに来てくれている子に話を聞くと、その子はよくカードや、お財布を忘れてしまうそうですが、必ず警察などに届けて下さる人がいて、手元に戻って来ると言います。また、久しぶりに先代にお線香を上げに来てくれた伯母も、お財布は戻ってきたと言うのです。そんな話をしていたら、娘から電話があり、警察に届いているとの連絡をもらったと言います。外国では、考えられない事です。娘のお陰に、不運な気持ちを感じたり、幸運だったと感じたり忙しい日でした。日本に生まれて良かったと、大げさなことも思ったりしました。
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2010-05-17T00:00:00+09:00
辛抱・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=115#block377-115
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最近感じる事の一つに、日本人に辛抱強い人が、少なくなったことです。辛抱を辞典で調べると、「環境の苦しさに押し流されないで、向上心を持ち続けること」とあります。<br />
代表的な辛抱は、結婚生活だと思います。今から30年前くらいまでは、親に泣き言を言ったなら、「辛抱しなさい、いつかこの辛抱が、実る時が来るのだから。」と言われていました。しかし、現在では、「嫌になったらいつでも帰って来なさい。」などと言ってしまう親がいます。本当に子供のためを思った言葉でしょうか?<br />
親は順番でいけば、子供より先にあの世に旅立たなくてはいけません。離婚した、娘や息子の心配をしない親は、いないと思います。しかし、今苦しむ娘や息子を、辛抱強く見守ることが出来ず、つい安易な言葉を滑らせてしまっている人が、多いのではないかと思います。その言葉を信じて、帰ってきたものの、厳しい現実に直面して、「離婚などしなければよかった」と、思う人もいると思います。<br />
辛抱することと、我慢することを同じ意味と勘違いしている人もいるかもしれません。しかし、我慢は、「もとは、仏教語で、我を立てる気持ちが強過ぎ、自らを高とする念が常に全面に出る意。つまり、自慢」とあります。<br />
人として、幸せに生きるために、環境に押し流されず、向上心を持って、辛抱強く生きたいものです。
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2010-05-16T00:00:00+09:00
争論・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=114#block377-114
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5月15日の山梨日々新聞に、「葬式は、要らない」の著者島田裕巳さんと、西本願寺の今小路覚真和尚さんとの争論の記事がありました。詳しくは新聞を読んでいただき、葬儀について考えていただけたらと思います。<br />
葬儀については、時々熱くつぶやいていますが、新聞を読んで強く感じることは、「言論は自由なのだな」と言うことです。この争論では,西本願寺の方がお話されています。しかし、仏教と言っても様々な宗派があり、宗派だけでなく、各寺院によっても考え方が違います。「仏教の葬儀のやり方」と、一括りにして書かれている「葬儀は、要らない」に、憤慨している方も多いと聞きます。<br />
時代は、移り変わるものです。時代によって、求められることは違ってくるかもしれません。しかし、仏教の教えは、天台宗で言えば、1200年間変わっていないのです。儀式の一つに葬儀はあります。しかし、宗教とは、よりよく生きるために学ぶものです。仏教の教えすべてを学ぶことなど、非常に難しいこということが、学べば学ぶほど気づくと思います。その教えに触れることなく、葬儀について語ってしまっていいのでしょうか?<br />
葬儀とは、「死」を意味します。昔も今も人間にとって恐れを感じることは、「老いと死」ではないかと思いますが、今私たちに必要な情報は、「死」ではなく「生」ではないかと思います。よりよく生きるための教えが、仏教には沢山あることを、今日はどうしてもつぶやきたいと思いました。
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2010-05-15T00:00:00+09:00
修学旅行・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=113#block377-113
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忍野村の所々で、修学旅行生を見かけました。昨日の夕方の気温は、8℃でした。この気温に、夏の制服を着た子供たちが寒そうに歩いていました。今日は、気温も上がり、富士山も美しい姿を見せてくれたので、良き思い出をお土産に帰ってくれたことでしょう。<br />
私の妹は結婚をして、奈良県に住んでいます。妹の子供は、中学3年生と小学校6年生です。関東では、小学校の修学旅行といえば、横浜・鎌倉で、中学は京都・奈良が多いように思います。しかし、妹の子供たちは、小学校の修学旅行は東京で、中学は北海道だそうです。所変わればだなと思いますが、親も行った事のない、北海道に行くことのできる子供たちを考えると、今の日本の子供たちは、幸せなんだと思います。<br />
親は、子供の教育のため、汗水流して働いたお金で、自分たちが守られ生かされていることに気づいている子供は、どのくらいいるのでしょう。親の役目として、子供を養うことは義務ですが、では、子供は子供の義務を果たせているのでしょうか?親の年金を当てに暮らし、年老いて面倒を見なければならくて嫌気が差して親を殺してしまった事件が新聞に載ったことがあります。少し話が飛躍しているかもしれませんが、親は親の義務を果たし、子は子の義務を果たさなければいけないことを教えていたら、このような惨い事件は起きなかったのではないかと思います。<br />
修学旅行は、親に感謝することを教えることのできる良い機会ではないかと思います。妹の子供に、少しのお小遣いを送りました。手紙を添えて、「お父さん、お母さんに、ありがとうを言って出かけてね。」と書いたところ、旅行に出かける朝、感謝の言葉を言って出かけて行った事を、妹が電話で嬉しそうに話してくれました。子供を育てることは、大変なことです。子供の一言が、毒にも薬にもなると思います。同じ言葉なら、自分の育てる子供には、薬になる言葉を覚えてほしいと思うのは、私の欲なのでしょうか。
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2010-05-14T00:00:00+09:00
火の用心・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=112#block377-112
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一昨年の年末、東円寺の墓地で、火災がありました。たまたまお墓参りに来た方が、「先生、今日は野焼きでもしているのですか?」と聞きにきてくれたお陰に、「そんなことはしていません。どうしたのですか?」と聞き返すと、「林が燃えています。」というのです。東円寺の墓地は、林と隣接しています。驚いた住職は、現場に向かいましたが、数分の間に、火は燃え広がっていました。「これはで、消防車を頼まなければ」と、119番通報をしました。発見が早かったことで、被害はほとんどありませんでした。出火の原因は、お線香を点けるための種火の始末がしていなかったことです。少しでも、遅れていたら、山火事になって、新聞に載る程の惨事になったと思います。<br />
昨日、比叡山新聞が送られてきました。その中に、昭和41年に、比叡山にあるお堂の中の恵心堂が火災にあった時のことが書かれてありました。ご本尊である観音様は、比叡山秘宝展のため、東京の松坂屋を会場に一週間だけお出ましになっていたそうです。この期間中の火災だったそうです。修行中の若い層が、恵心堂の庫裏で風呂焚きをしていて、焚口から火炎が立ち上がり、みるみるうちに庫裏と本堂を焼いてしまったそうです。ご仏像はすべて灰となられてしまったそうです。観音様は、助かったのです。火災の最も恐ろしいのが人間の油断だと話は続いていました。何事についても、火の用心です。
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2010-05-13T00:00:00+09:00
自分?雑草?との戦い
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=111#block377-111
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今朝は、雲一つ無い快晴でした。お天気が良かったら、雑草と格闘する予定でしたので、境内の草むしりを実行しました。3人ががりで、ほぼ一日真剣に頑張りました。しかし、まだまだです。先を考えると気が遠くなります。裏庭の草むしりをする頃には、本堂前の草は伸びてしまうことでしょう。<br />
草むしりに嫌気がさした時、比叡山の浄土院(最澄様の御廟)を思い出しました。東円寺では、6年前から、毎年檀家さん達と比叡山にお参りしています。今年は4月にお参りさせていただきました。比叡山の中でも、浄土院は、いつ訪れても、心がピンとします。最澄様が、暖かく見守ってくださり、迎えて下さっているような気もしますが、「しっかり人生を学んでいるか」と厳しいまなざしを感じたりもします。毎年お参りさせていただくことで、初心を思い出させてくれる場所でもあります。<br />
浄土院は別名「掃除地獄」と言われる所です。浄土院では、今からの季節は、沙羅の木に花が咲きますが(日本では夏に白い花が咲く夏つばきをいいますが)この花は一日花ですから、毎日咲いてはその夕方に散ります。しかし、浄土院に訪れた方なら分かると思いますが、ちり一つ落ちていません。紅葉の時もはらはらと木から落ちる葉を見ることはあっても、庭一面に落ち葉が落ちていることなど、絶対にありません。比叡山に行ってから、1ヶ月も経たないのに、雑草との戦いにたった一日で、根をあげている自分が嫌になりました。何事も、自分との戦いなんだと言い聞かせ、また、雑草と戦おうと思います。<br />
<br />
*草取り・草むしり・草ひき 様々な言い方があるようです。
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2010-05-12T00:00:00+09:00
お茶・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=110#block377-110
1
娘がお茶のお稽古に通い始めて半年が過ぎようとしています。自発的に茶道を覚えていきたいと思ってくれているようなので、電熱風炉をお茶の先生にお願いして、取り寄せていただくことにしました。今日、お茶のお稽古でした。先生のお宅に届いたばかりの電熱風炉を頂いて帰ってきました。早速、娘とお稽古をするために準備を始めましたが、電熱風炉を置く位置から、「どこだったかしら?」とつまづいてしまいました。<br />
夜8時を過ぎていましたが、お茶の先生にお電話をして、受話器を片手に持ちながら指導していただき、なんとかお茶を頂くことができました。何十年前か分からないお茶のお道具を使わせていただきながら、「あーでもない、こーでもない」と言いながらお稽古できることに、ご指導くださる先生、また、ご先祖様に感謝の日でした。
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2010-05-11T00:00:00+09:00
葬儀・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=109#block377-109
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今日は、朝から雨が降り寒い一日でした。99歳のおばさんの葬儀でした。3年ほど前から、自宅葬は無くなってしましました。斎場での葬儀は、私(寺庭)としては、申し訳無いくらいに楽をさせていただいています。<br />
自宅葬の場合は、自宅で出棺のお経を上げると、東円寺の本堂にて、亡くなられた方に引導を渡すお経を上げて、お墓に納骨します。その後繰り上げの初七日の儀式をします。しかし、斎場での葬儀の場合は、繰り上げの初七日までの儀式を終わらせてしまう場合が多く、中には、49日忌まで仏様を家でおこもりするケースが増えました。本堂を使う場合と使わない場合では、お掃除も細々としたことをしなくてすみます。また、亡くなられてから2ヶ月近く経ってしまうと、どこのどなたが亡くなられたのか、記憶が薄れてしまいます。<br />
都会では当たり前のことかもしれませんが、昔ながらの葬儀をしてきた私には、今の斎場での葬儀に疑問を感じます。ビジネスとして、お金を払うことで、親族も手伝う側も割り切るとができることは良いことかもしれません。しかし、亡くなられた方の事を考えると、見ず知らずの人が、マニュアル通りの言葉を話し、時間で機械的に式が進行していくだけの葬儀に、迷うことなくあの世に旅立つ事ができるのでしょうか?<br />
自宅葬は、近所のお手伝いが不可欠です。今となっては自宅葬をすることなど出来ないでしょう。しかし、忘れたく無いことは、亡くなられた方は、誰かが「お世話になったあの人」ではないかということです。お世話になった方の在りし日の姿を思い出して、冥福を祈る心のゆとりが無くなってきていることに、未来に対する危機感を覚えます。<br />
葬儀という儀式の本当の意味について考えてほしいと葬儀の度に思います。
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2010-05-10T00:00:00+09:00
今月も・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=108#block377-108
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9日(日)は母の日でした。そんな思いもあって、娘に住職の夕飯をお願いして、法事の後片付けを終わらせて、実家に出かけました。午後3時30分に家を出ましたが、中央道は丁度、上り線が渋滞し始める頃です。案の定、上野原のインターの手前から込み始め、小仏トンネルを抜けるのに1時間かかりました。小仏トンネルを抜けると、2キロほどで圏央道に入るジャンクションです。圏央道からは、順調に流れていました。到着時刻は、午後7時でした。この時間では、母の日もありませんが、10日は通夜のため午後5時までには帰らなくてはいけないので、夕飯を食べて、たわいのない話をして寝てしまいました。<br />
<br />
今日は、午後2時30分に実家を出ました。どこも渋滞していなかったので、首都高速で帰ることにしました。新宿方面に出る予定が、先日開通したばかりの東名高速方面を走っていました。気づいたときは時すでに遅く、標識は、用賀・渋谷方面矢印になっていました。この時、新しい道が開通したことに気づきました。今更しょうがないと思い、東名高速で帰る事にしました。新しい道路を走るときはワクワクするものです。ちょっぴり得をしたような気持ちになりました。走行距離が少し多めに走ったかな位で、時間的にはあまり変わりませんでした。
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2010-05-09T00:00:00+09:00
今日に限って・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=107#block377-107
1
昨日の早朝、救急車と消防車が近所で止まりました。近所の99歳になるおばあさんが、足を滑らせて1メートルほどの崖から落ちてしまい亡くなられました。家の人の話では、ほとんど家を出ることはなかったそうです。その日に限って朝早くお散歩に出かけたようです。おばさんが倒れているのを発見した人は、本当にびっくりしたことでしょう。調査に半日以上の時間がかかったそうです。道路ではない、畑と民家の間のあぜ道のような所でしたから、交通事故の可能性もなく、事件性も見つからず、不慮の事故であると調査結果が出て、村の人たちもひとまずホッとしたそうです。<br />
おばあさんのお通夜は10日で、葬儀は11日です。ご冥福をお祈りしたいと思います。<br />
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2010-05-08T00:00:00+09:00
畑仕事日和・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=106#block377-106
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今日は、<a href="https://touenji.jp/publics/index/8#type021_8_1">八海の清掃活動</a>の日でした。昨日の雨のお陰に、植物が生き生きとしていました。河川の草が伸びてきたので、草刈り機を使って草を刈りました。<br />
今日は、畑仕事をするには最高の日でした。しかし、清掃日を忘れずに参加してくださった役員さん達には感謝の気持ちでいっぱいです。また、欠席された役員さんの中には、わざわざ連絡を下さって、「悪かったな。」などの言葉を聞くと、気にかけてくださっていることを有り難く思います。<br />
人とは不思議なもので、たった一言が人を幸せにも、不幸にもできるのです。人を幸せにできる言葉を使いっていきたいと思いました。
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2010-05-07T00:00:00+09:00
備え・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=105#block377-105
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今日の忍野村は、午前10時頃から雨が降り出しました。都留市の小学校では遠足だったそうです。掃除を手伝いに来てくれる方が、都留市から来ていて、あいにくの雨に子供達のことを心配されていました。気温も昨日とでは10℃以上違い寒い一日でした。<br />
植物には、恵みの雨です。この雨のお陰に雑草も元気に育ち、境内の草むしりをする仕事がもれなくついてきます。しかし、近所のおばさんの話では、今年は天候不順のため花芽が遅く、花の色も悪いことを心配していました。ニュースでは、ギリシャの経済問題が株を暴落させていたりと、よくないことばかりですが、こんな時こそ前向きに、自分の身を守るためにはどうすれば良いのかを考えて、備えなくてはいけないと思います。<br />
最近強く感じることは、豊かな時代は終わっていくのだということです。まじめに堅実に生きている人にチャンスはやってきていると思います。農業や漁業は、地味で大変な事が多い割に、収入が少なく、後継者が減っていますが、経済が破綻しても、自分で食料を確保できる人が最期は生き残ることができると思います。未来を想像すると不安だらけですが、それでも命ある限り生きなくてはいけないなら、備えなくてはと思ったりします。
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2010-05-06T00:00:00+09:00
エアコンですか?
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=104#block377-104
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今日の忍野村は、とても暑い日でした。最高気温は、27℃でした。<br />
私の一日を冷静に考えてみると、本堂、庫裡、離れ、時には墓地などを行ったり来たりすることで、4分の1を締めているようです。2分の1を台所で、残り4分の1が買い物だったり、習い事に行ったりしています。今日のように暑い日は、外に出かけなければ暑さを感じることはありません。東円寺の廻りには林があるので、日差しを遮ってくれます。爽やかな風もふいてくれるので、境内に出てるくらいではあまり暑さを感じません。室内は、どちらかというと涼しいくらいなので、家にいる格好で買い物に出かけると、着る物の無い人のようです。<br />
真夏に東京などから来られた方は、玄関を入ると「エアコンが効いてますね。」と言われます。「天然です。」というと、とても驚かれます。これからが、私たちにとって一番過ごしやすい季節です。
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2010-05-05T00:00:00+09:00
お漬け物・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=103#block377-103
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東円寺にお嫁に来て、初めての体験が沢山あることを前にもお話しました。その一つに、10月から11月のころになると、毎日、檀家さんや親戚が、日替わりで??持ってきてくださる、白菜、大根、菜っ葉類をお漬け物ににすることでした。軽トラックで山のように積んだ大根や、鳴沢菜という野沢菜よりも葉の小さなものを「半分ぐらい置いていくからな。」と本当に下さるのです。「ど、どうすればいいの」と近所や親戚に少しずつ配ってみたりしますが、年々配ることも大変になってきました。特に、大根は手間がかかるので、漬け物はしないと思っていましたが、持ってきてくださる方の気持ちを思うと、配り歩いてしまうのも申し訳ないと思いました。大根の漬け物をすることにしました。中でも、酢漬けにするのが簡単に思えて、近所のおばさんに教えていただきながら、初めて挑戦することにしました。<br />
11月というと忍野村は寒くなっています。大根を洗い、皮をむき少し天日に干します。ここまで、ほぼ半日かかり、お昼ご飯を食べて、干した大根を樽に塩で漬けます。重しをして水が上がって2,3日したら、水を捨てて、甘酢で漬けます。こうしておくと、春先まで食べることができます。保存食です。今年は、寒かったので、今日古漬けの片付けをしました。お天気が良かったので漬け物の樽を綺麗にして、樽を干すこともできました。ホッとしました。
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2010-05-04T00:00:00+09:00
勉強??
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=102#block377-102
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人は、自分にとって都合の悪いことが起こると(借金、隣人との争い、家庭内の争いなど)、「何故こんな事になってしまったのだろう。」とか、「こんな事なるのなら、あんな事をしなければよかった。」などということを言う方が多いことに驚きます。答えが見つからず、悩み苦しみ、体調の不調を訴え病院に行って検査をしても、これと言って悪い所があるわけではなく、「自律神経失調症とか、パニック症候群」などと言う病名を付けられて、眠れないからと安定剤や睡眠薬などを処方してもらうそうです。しかし、症状は一向に良くならないからと、今度は、私には何か悪い霊が取り憑いているのではないかと、良く当たる占い師さんの所へ行きます。そうして、神頼み仏頼みにいらっしゃいます。<br />
神頼みや仏頼みが悪いこととは思いませんが、何事も、原因があるから結果が出てくると思うのです。子供の頃、テストの点数が悪いと、「勉強をやっているのに、点数が取れなかったのは、問題が難しかったからだ。」などと言訳しましたが、同じテストなのに高得点を取る子もいました。点数が悪い原因は、勉強不足だったからです。<br />
人生は、生きることそのものが勉強だと聞いたことがあります。そうであるならば、子育ても、夫婦円満の秘訣も、隣人と仲良くすることも、トラブルが起きることは、勉強不足だと思うようにすればいいのです。しかし、自分の勉強不足を相手の勉強不足と思うことで、相手の気持ちを理解しようと思えないのです。とても簡単な事です。しかし、一番難しいことのようです。数学のように答えを導くための方程式が、人生にもあると思います。それが、宗教ではないかと私は思います。人生に迷ったときこそ、「私が生きる意味」というような、哲学的なことを考えるのもいいのでは?と思ったりします。<br />
今日も忍野村は快晴でした。気温も24℃と夏日でした。ようやく雑草が元気に生えてきました。(それはそれで厄介ですが・・・)
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2010-05-03T00:00:00+09:00
浅間神社 春のお祭り
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=101#block377-101
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今日と明日(5月3日、4日)は、忍草浅間神社(朝日浅間)のお祭りです。秋の諏訪神社のお祭りは、神仏混合の名残がありますが、春のお祭りはお寺には関係がありません。少し寂しい気持ちになります。<br />
春は、山車を小さな子供達が引き、子供御輿がでます。その後ろを婦人会の方々が民謡を踊り練り歩きます。春のお祭りのメインです。あくまでも個人的な意見をつぶやかせてもらうなら、GWの観光客が多いときに、忍草の魅力を満喫していただきたいと思うのです。忍草浅間のご神体である木乃花咲夜姫、昔にさかのぼれば、かぐや姫ですから、かぐや姫の姿をした子供達の行列が練り歩くことは、絵になるような気がします。富士山は雪化粧をしていて、桜の花もヒラヒラと舞い散る中での幻想的なお祭りは、忍草でしか見られない景色だと思うのですが、なかなか、昔からの習慣には口を挟むことはできないものです。毎年、春のお祭りになると、そんなことを考えています。
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2010-05-02T00:00:00+09:00
100日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=100#block377-100
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今日のつぶやきは、100日目となりました。ホームページの開設の頃は、毎日更新していませんでしたから、ホームページの開設からは100日以上ですが、拙い文章を読んで下さっている方がいることが嬉しくて、毎日更新することをいつの頃からか決めていました。<br />
最近の楽しみといえば、住職と韓国ドラマを見ることです。時間があると、レンタルで韓国ドラマを借りては、幸せな気持ちになっています。100日といえば、韓国ドラマを見ている方ならピンとくるかもしれませんが、韓国では付き合って100日というと、一大イベントをします。正しくは、特別な日なのでイベントを男性が企画しなくてはいけないそうです。私の100日が韓国ドラマと関係があるかといえば、何の関係もありませんが、100日という日数に意味はあるように思います。比叡山には、100日回峰行という修行があります。私にとっての100日は、様々な意味で意義深いものです。
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2010-05-01T00:00:00+09:00
富士信仰の聖地・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=99#block377-99
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今日は、午後から四尾連湖に行きました。以前から、富士山信仰と深い関わりのある所なので行ってみたいと思っていました。富士山世界文化遺産の候補地は、富士五湖が取り上げられていますが、富士信仰は内八湖を巡って修行をしたことが文献に残っています。河口湖、山中湖、精進湖、本栖湖、西湖、四尾連湖、明見湖、須戸湖(静岡県の現在の浮島沼)が内八湖です。地図を見ていただくと分かっていただけると思いますが、富士山の周りをぐるりと巡ることができます。内八湖の中でも四尾連湖は、宗教的雰囲気が残った所で、神秘的なとてもすばらしい湖でしたが、交通手段が少なく不便な所です。ひたすら山道を登って行くと、絶景のポイントがあり、山の谷間にある四尾連湖は、天空の湖かしら?と思えるほど、高い山の上にある湖です。石碑を見つけて写真に撮りまりした。<br />
お天気に恵まれて、様々な場所から富士山を見ることができました。白く雪をかぶった富士山は、太陽の光に照らされて、雪に光が反射して輝いていました。山々は、新緑がまぶしく生命の息吹を体中に感じ、そのエネルギーの強さに疲れを感じるほどでした。<br />
忍野八海を再興した、大寄友右衛門さんに賛同して寄付をして下さった集落を訪ねましたが、秘境と言っても過言ではないところばかりでした。テレビでは、華やかな映像が映されていますが、現在も先祖代々受け継がれた土地を守りながら生活している人々がいることを忘れてはいけないと思い知らされました。
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2010-04-30T00:00:00+09:00
お洗濯日和・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=98#block377-98
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今朝は、爽やかな風が吹き、お洗濯日和でした。私は、洗濯物が風に吹かれて揺れている景色に、幸せを感じます。小学生の高学年の頃から、お天気が良いと、「今日は洗濯日和だね。」と、友達に話をすると、「所帯じみているね。」と笑われたことを思い出します。休日に晴れると、ベランダなどない家でしたから、屋根に布団を干していました。太陽の光を浴びたお布団のにおいに、癒されたことを思い出します。最近では、花粉症などがあり、お布団を干すと、花粉で眠れなくなってしまうので、とても懐かしく、干せないことに寂しさを覚えます。<br />
今日は、風に揺れる洗濯物と、爽やかな風を感じて、とても幸せな気持ちになりました。
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2010-04-29T00:00:00+09:00
満月・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=97#block377-97
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昨日が満月でしたが、天気が良くなかったので、お月見できませんでした。今日は、とても綺麗に輝いていたので、住職が写真を写してくれました。<br />
今朝は、風が強く天気予報どうりに、午前9時ごろから雨が降り始め、大雨になりお昼ごろには止みました。強風のため、通称お寺の桜(山桜)はすっかり散ってしまいました。とても不思議な天気でした。<br />
午後からは、お天気になってくれたので、物置の片づけを真剣にしました。片づけをするたびに思うことがあります。人様から頂いたものを、勿体無いからと使わないでしまっておく事が、勿体無いことだと思うのです。お宝だからとしまっていても、忘れていて使わないでいたら、ただのゴミと一緒だと思います。私にとって宝でも、子供から見た時に、ゴミにしか見えないこともあると思います。残されている昔の引き出物などを片付けながら、嫁として、私の価値観で片づけをしていることに、罪悪感を覚えながらも、「今、私が片付けなければ」と、責任感を持ち片付ける。矛盾を感じながら、改めて生きることの難しさを感じる日でした。
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2010-04-28T00:00:00+09:00
少しづつ・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=96#block377-96
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<p> 今日の忍野村は、お昼ごろから、お天気が回復して気温も上がってきました。G・Wは、気温が上がり過ごし易いと予報がでていました。今年GWの富士山は、雪が多く美しい姿を見せてくれると思います。忍野八海は、カメラマンや観光客でにぎわう事でしょう。<br />
<br />
今日は、東円寺の世話人の奥様方と、反省会を兼ねたお食事会をしました。話の中で、「宗教とは」ということについて質問されました。例えば、「菩提寺がありながら、他宗教を信仰していることについてどう考えるのか?」と・・・そもそも、、自由に宗教を選んで良いという事が大原則だと思います。しかし、菩提寺があると言うことは、先祖が埋葬されているはずですから、菩提寺とのお付き合いをすることは、道理だと思います。ところが、菩提寺とのつながりが、道理だけでいいのかしら?と思ったりもします。では、菩提寺がありながら、「私は、仏教を信仰しています。」という人が何割いるのでしょう。1割いるかどうかと思うのは、私の考え違いでしょうか?この問題は、難しい問題です。見方を変えて、菩提寺として、どのように勤めたら、仏教に対して、興味や関心を持っていただくことができるのかを考えさせられました。他の宗教以上に、仏教に対して興味を持ってもらうよう努めなければと思いました。勉強、反省の毎日です。<br />
</p>
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2010-04-27T00:00:00+09:00
冷たい雨・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=95#block377-95
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今年の桜は、雪と雨と自然の厳しさに耐えて頑張って咲いていてくれますが、キラキラと輝く美しさを感じないのは、私だけでしょうか。今日も冷たい雨が降る一日でした。農作物の損害は、想像を超ていると思います。こんな時こそ、昔の人々は、神仏に祈りを捧げたことと思います。連日の報道は、沖縄の米軍基地問題、事業仕分けなどですが、今年の作物の冷害は、深刻な問題になるような気がして、とても心配です。私たち人間にとって、生死に関わる問題は、格差社会ではないと思います。食べ物を食べることができるかどうかではないでしょうか。豊かな日本にも、お腹いっぱい食べられない人がいるかもしれません。食料品の値段が上ることで、食事を取れない人が出ることのないような、世の中でなくてはいけないと思います。
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2010-04-26T00:00:00+09:00
いい悪いはどうやって決めるの・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=94#block377-94
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ある人の為に、毎日仏教の本などの一言法話集を選んでお渡ししています。今日の法話集は、「いい悪いはどうやって決めるの」でした。<br />
約1300年前に聖徳太子は、日本で最初の憲法である「十七条憲法」を定めました。その憲法の第十条に、こういう言葉が書かれています。「人の違うを怒らざれ。人には皆心有り。・・・」と続きます。意味は、私たちはみんな、自分が偉い、あるいは正しいと思いつつ人とのお付き合いをしているのですが、皆それほど偉いもんじゃない、みんなほどほどで似たようなものなんだ、というのです。十七条憲法の第一条には、「和を以って貴しとなす」と書かれてあり、調和、和合、和やかさ、の和が国が治まる根本に必要なことだとしています。夫婦、親子、嫁姑、兄弟、近隣、同僚、友人、そういう身近な人間関係に和があることが、即ち国の平和であることの根本になると書かれていました。<br />
では、その和を保つにはどうしたらよいのか、ということのひとつに、この第十条があるといいます。十人が十人心が違い、共に凡人なのですから、自分を主張するだけでなく、凡人どうし話し合って調和点を見出していく、これが民主主義の原点であり、また身近な人間関係に和を保つ秘訣なのです。と続きます。揺れる国会、近隣同士の争いを解決する秘策は、偉人たちの生き方に答えがあるのではと感じた法話でした。<br />
今日の忍野村は、暖かな一日でした。新名庄川の桜は満開になりました。
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2010-04-25T00:00:00+09:00
考え方の違い?
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=93#block377-93
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今回の地蔵祭りでは、東円寺、神奈川の妙円寺さん、チルドレンホープの石原さんと3店舗のバザーをしました。ある方が、「店舗代はいくらとるんだ。」と聞かれたときには、びっくりしました。しかし、そのように考える人は、質問した方だけではないことを想像すると、改めてがっかりしました。世の中「歪んでいるな」と思うのは私だけでしょうか?バザーとは、原則的に、損得を考えずに、困っている人のために少しでも役に立ちたい、地域や社会のために役に立つことができれば良いという気持ちを形にした行いではないかと、私は思うのですが・・・ <br />
勿論、店舗代などいただくくらいなら、バザーなどしません。子育地蔵に関係した子供のためのバザーでしたが、このことについてもご理解いただけなっかたこたは、私の説明不足と反省しています。落ち込んでいても仕方がないので、めげずに来年のことを考えたりしています。<br />
<br />
東円寺のバザーの売り上げは、41480円でした。この売り上げ金は、忍野村の図書館に寄付させていただきます。
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2010-04-24T00:00:00+09:00
子育て地蔵尊祭
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=92#block377-92
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曇り空の肌寒い日でしたが、時々晴れ間も見えていました。しかし、雲行きが怪しくなり、オカリナの演奏の後半では、みぞれ交じりの雪が降ってきてしまいました。参加して下さった方に寒い思いをさせてしまいました。<br />
今から、15年ほど前までは、東円寺は保育園をしていました。少子化の影響などもあり閉園しました。しかし、旧園舎だけは、物置や行事の時に使ったりしていましたが、老朽化と駐車場確保のため、今年の6月頃には取壊されることになっています。旧園舎を使っての最後の行事でした。季節はずれの雪を見たとき、先代が泣いている気がしました。悲しいとか、悔しいといった意味ではなく、時代の移り変わりを受け入れたくないような、人の複雑な感情を思いました。旧園舎を取壊した後、東円寺の行事のあり方について、難しい宿題を出された気がしました。<br />
<br />
そんなこともありましたが、参加者は昨年と同じくらいでした。バザーも皆さんの協力のお陰に、東円寺の手作りリンゴジャム70個や、葬儀などでいただいた缶詰なども完売することができました。本当にありがとうございました。
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2010-04-23T00:00:00+09:00
明日・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=91#block377-91
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今日の忍野村は、朝から小雨が降っていました。肌寒い一日でした。<br />
<br />
いよいよ明日です。気になることは、お天気ですが、やれるだけの準備をしたので、皆さんをお待ちするだけです。沢山の方との出会いを楽しみにしたいと思っています。
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2010-04-22T00:00:00+09:00
準備に追われています・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=90#block377-90
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お地蔵様のお祭りも、明後日に迫ってきました。昨日は、午後から、お茶のお稽古を明後日の予行練習を兼ねまてしました。お寺を2泊3日空けていたので、午前8時ごろから、法事のお願いやお墓の開眼供養など、お客さんが次から次と来ました。本当に忙しい一日でした。<br />
今日は準備の為に、食料品の買出しなどをして、一日があっという間に過ぎました。忍野村では玄関先に「ヒイチ」という魔よけのお守りが飾られています。そのミニチュアのストラップを作ってみました。東円寺のバザーに出そうと思っています。皆さんに、気に入っていただけるといいのですが・・・
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2010-04-21T00:00:00+09:00
桜が・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=89#block377-89
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忍野村に帰ってくると、東円寺の桜は満開でした。通称お寺の桜は満開で、ソメイヨシノが咲き始め、新名庄川の桜も今日からライトアップしています。「今週末は、忍野にいます。」でしょうか?今日は、本当に暖かい一日でした。<br />
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2010-04-20T00:00:00+09:00
比叡山参拝 三日目
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=88#block377-88
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最終日を向かえました。昨晩は、宴会で大いに盛り上がりました。騒ぎすぎて疲れてしまうのではと心配しましたが、皆元気に忍野村まで帰ってくることができました。<br />
それぞれのご先祖様の供養を終えて、皆の顔が生き生きしていました。今年も無事に比叡山にお参りできましたことを感謝しました。<br />
<br />
今回のお土産の中で一番のお勧めは、穐田ミカさんの書かれた、「そうだ、元気をもらいに、山のあじゃり様に会いに行こう」という本です。PHP研究所から出版されています。比叡山のことが分かりやすく書かれています。
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2010-04-19T00:00:00+09:00
比叡山参拝 2日目
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=87#block377-87
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比叡山では、毎日午前6時30分から、根本中堂にて朝のお勤め(天下泰平の祈願)があります。このお勤めに参加することから一日が始まります。根本中堂は、伝教大師最澄さまが創建された、比叡山の中でも一番大切なお堂です。ご本尊は、薬師如来です。本尊の前には、1200年余り絶やすことなく灯された「不滅の法灯」があります。この法灯は、お皿に菜種油がそそがれ芯に火が灯っています。「油断するな」ということをよく言いますが、油を断つと火が消えてしまいます。「油断」の言葉の語源は、「不滅の法灯」からきています。<br />
比叡山延暦寺は、ひとつのお寺の名前ではありません。広大な比叡山に点在する150ほどのお堂の総称です。このお堂の中でも、一番神秘的なところが、伝教大師最澄さまがいらしゃる浄土院です。一般的に言えば、お墓のことですが、最澄様のお魂はこの浄土院にあり、生きておらりた時と同じように、食事のお世話をするお坊さんがいらしゃいます。お世話をするお坊さんは、誰でも良いわけではありません。厳しい修行をクリアされた方だけに与えられる、お仕事ですが、浄土院のお世話係を任命されますと、12年間お勤めすることになります。比叡山以外の場所には、一歩も出ることは許されません。浄土院は、別名「掃除地獄」と言われるほど、起床してから就寝まで庭の掃除をして、それ以外はお経を唱えて、食事は日に2回だそうです。このお話を始めて聞いたとき、世の中には、時代に関係なく、世に流されることなく、人々の幸せをただひたすらに願うこと、また、悟りを開くために一生を仏に仕える人が今ここにいることに感動しました。今回も、浄土院にお参りさせていただき、心洗われました。
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2010-04-18T00:00:00+09:00
比叡山参拝 一日目・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=86#block377-86
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今日から、2泊3日で天台宗の総本山であります比叡山延暦寺に、忍野村の東円寺と、兼務させていただいている上野原の法性寺の檀家さん総勢38名で、参拝旅行に行ってきました。忍野村を午前6時30分に出発して、午後2時頃には、比叡山に到着、午後2時半から、阿弥陀堂にて先祖供養の法要をしていただきました。<br />
人は、物心がついた時から悩みが生まれてしまうのだと思います。悩みの大小は個人差があると思いますが、悩む心の辛さは、誰にも量ることはできないと思います。阿弥陀堂で祈りを捧げた38名それぞれの、胸の内に秘めた思いは、年齢に関係なく、人として生きることの苦悩を感じました。また、祈る姿に阿弥陀様の優しいまなざしを感じ、胸が熱くなりました。この、旅行の目的を無事達成できてホットしました。
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2010-04-17T00:00:00+09:00
季節はずれの大雪
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=85#block377-85
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昨晩の雪の降り方は「積もるぞ」というような降り方でしたが、「まさか」と思っていました。朝起きて、びっくりしました。急いで雪かきをしましたが、一番慌てた事は、車のタイヤをノーマルタイヤに替えてしまった事です。しかし、あっという間に雪は解けてしまいました。本当に慌ててしまいました。<br />
<br />
昨日は、富士市立博物館に、「富士山縁起の世界」の展示会を見に行きました。忍野村の浅間神社の御神体を紹介いただいているからです。富士山の御神体といえば「木花開耶姫命」といわれますが、江戸時代以前は、「かぐや姫」でした。知る人ぞ知るお話ですが、この詳しい展示を富士市立博物館で、5月16日(日)まで開催していまいます。興味のある方は、ぜひお出かけ下さい。富士山の見方が変わるかもしれません。
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2010-04-16T00:00:00+09:00
雪・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=84#block377-84
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今日は、冬に戻ってしまったかのような寒い一日でした。昨晩からの雪は、今日も一日中降り続きました。3,4年間隔で、桜の花が咲いた頃雪が降ることがありますが、今年は少し寒すぎるかもしれません。
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2010-04-15T00:00:00+09:00
誕生・感謝・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=83#block377-83
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今日は、神奈川県の妙円寺さんに伺いました。毎月2回、吊し雛のお勉強会をしています。私は、なかなかお勉強に参加することができませんが、お地蔵様のお祭りのお願いもありましたので、久しぶりにお仲間の皆さんともお会いできて、楽しい時間を過ごさせていただきました。山梨県には、天台宗のお寺は、東円寺他5ヶ寺しかありません。しかし、住職が在住しているのは東円寺だけです。妙円寺さんは、私の心の拠り所です。年に1度の地蔵尊祭のお手伝いをしていただくことは、とても嬉しく、心から感謝しています。<br />
<br />
話は変わり私ごとですが、以前長〜いお付き合いと題したブログでお話しました、住職の大学時代からのお友達の息子さんに、昨日男のお子さんが生まれました。何よりも、新米パパさんの喜びようときたら、亡くなられたお母様がご覧になっていたら呆れてしまったかもしれません。けれども、なんとも微笑ましく、もちろん赤ちゃんは、色白で可愛いお顔でした。健やかな成長をお祈りしました。<br />
<br />
今日の忍野村は、昨日とは雲泥の差で、みぞれ交じりの雨が降っています。<br />
<br />
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2010-04-14T00:00:00+09:00
いよいよ・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=82#block377-82
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今日の忍野村は、風は冷たく感じますがお天気が良く、暖かな日差しのお陰に桜がいい感じに咲きました。<br />
<br />
4月24日(土)お地蔵様のお祭りが、いよいよ迫ってきました。地蔵祭では、お抹茶の御もてなしもしています。(先着順)今年は、土曜日ということもあり、大勢の方が参加してくださるようです。参加してくださる方の半数は、檀家さん以外の方です。大勢の方の、お参りをお待ちしています。地蔵尊の法要は午前10時からです。午前11時から、さとう ともにさんのオカリナの演奏が始まります。演奏終了後、焼きそばやおにぎり、けんちん汁などの昼食を用意しています。昼食代金を500円いただいています。オカリナの演奏も、お抹茶のおもてなしも昼食代金に含まれています。様々な方々の協力のお陰に、東円寺の仏様ををお守りすることができています。年に一度の感謝祭です。また、神奈川県にあります、妙円寺さんのインド子供基金のバザーや、アフリカの子供たちの為のバザーと、東円寺のバザーがあります。皆さんのご協力をよろしくお願いします。<br />
桜も咲きました。お茶の支度もできました。当日を迎える準備は、着々と進んでいます。<br />
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2010-04-13T00:00:00+09:00
穏やかな日
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=81#block377-81
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今日の忍野村は、お天気に恵まれ暖かな日でした。桜の花は、三分咲きといったところです。明日から気温が下がると予報されていますので、満開までには時間がかかるかもしれません。<br />
<br />
いよいよ忍野村も春を迎えて、小鳥たちのさえずりは、春を心待ちにしていた事を話すように、「チュンチュン・ピーチク・パーチク」と、とても賑やかでした。<br />
なによりも嬉しいことには、今年初のお写経体験の方が来られて、さわやかな風を受けながら、写経後、「とても、穏やかな気持ちになった。」と喜んで帰られたことでした。
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2010-04-12T00:00:00+09:00
祈り・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=80#block377-80
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今日の忍野村は、昨夜から雨が降り続いています。気温も上がらず、寒い一日です。<br />
<br />
以前から政教分離について不思議に思っていました。富士山世界文化遺産についても、政教分離を考えると、日本政府が富士山世界文化遺産(富士山の文化とは宗教に結びつかないのかしら?)の登録に関わる事自体おかしな話だと思うのは私だけでしょうか。文化遺産登録を目指しているはずなのに、国も県も市町村も、文化的価値よりも観光としての価値を優先しているように思います。日本人にとっての富士山の価値は観光なのでしょうか?世界に向けても、観光地としての富士山でいいのでしょうか?富士山世界文化遺産の登録について見直さなくてはいけないと思います。日本人にとって、富士山は祈りの対象であったと思います。観光という目先の欲のために、祈るという尊い日本人の心を売ってしまっていいのでしょうか?<br />
政教分離であることの日本にとってのメリットはどんなことでしょう。しかし、デメリットもあるはずです。今日送られてきた、比叡山時報にも、「政教分離の名のもとに祈りの行為自体を軽視する誤った歴史認識がもたれているのでは」と書かれていました。ではそもそも「祈り」とは何か。人は何の為に祈りを捧げるのか。その答えは人によって違ってくるはずですが、昔から受け継がれてきた、日本人の「祈り」は、自然の恵みに感謝すること。また、自然の恵みがいただけますようにという願いであったと思います。そこに流れる自然は、人の力でどうすることもできないものと認識しているから「祈る」のではないかと私は思います。「祈る」ことは、宗教ではないのでしょうか?物質的にこそ豊かな時代ですが、地震や水害など、人の力ではどうにもならないことが起こっています。昔のように「祈る」ことが、当たり前の世の中となるために「祈り」たいと思います。
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2010-04-11T00:00:00+09:00
春の訪れ・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=79#block377-79
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今日の忍野村は、暖かい一日でした。北富士演習場の火入れがあり、その煙で富士山の姿は、午前中は見ることはできませんでした。この火入れの作業により、新緑の頃になるとわらびなどの山菜がたくさん取れるそうです。<br />
<br />
一枚目の写真は、春一番を告げる「あずまいちげ」という山草です。気温が上がり太陽が当たると花が咲きます。また、気温が下がり太陽が光が当たらなくなると花首を下にして花を閉じます。とても、かわいらしい花です。桜の花も、開花しました。しかし、明日から天気は下っているので、見ごろまでにはもう少し時間がかかりそうです。<br />
<br />
私(寺庭)は、人の幸福論となると厚く語ってしまいます。私自身が無知であると分かっていても様々な思いを廻らせて、結論は自分の力不足に肩をおとし、それでもめげずに何とかならないものかと、また考えている日々です。「人が幸福になるためにはどうしたらいいのか」遥か昔からの永遠のテーマに、答えなど出るはずもなく、人によっては、「そんなきれいごとが世の中通る訳がない」などと言われてしまいますが、こんな時代だからこそ、自然とともにきれいに生きる答えを探し続けたいと思っています。
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2010-04-10T00:00:00+09:00
親心・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=78#block377-78
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今朝は、久しぶりのキラキラした朝日が、窓から差し込みました。しかし、日中は、曇り空だったようです。気温は高めの穏やかな一日でした。<br />
<br />
今日は栃木に行く日でした。群馬、埼玉、栃木3県とも桜が満開でした。お花見気分になりました。また、帰りながら、本当に美しい夕日を見ることができました。沈む夕日を見ながら、ポルトガルに住んでいる、友人のマリアさんを思い出しました。<br />
彼女は、ポルトガルから日本にお嫁に来ました。私の実家近くに住んでいて、家族ぐるみのお付き合いをしていました。5年程前に、初めてマリアさんのご両親が日本に遊びに来ました。富士山を見たいとのことで、山中湖のホテルに泊まっていただき、忍野八海を始め河口湖、勝沼などを案内しました。富士山のご機嫌も良くて、美しい姿を見せてくれたので喜んで帰ってくれました。ポルトガルにも遊びに来てほしいとのお話があり、4年前の6月マリアさんが里帰りする時、連れて行っていただきました。ポルトガルに着いて3日目にホテルで夕飯をご馳走になりました。レストランの窓には美しい夕日の光が差し込んでいました。マリアさんのお母さんは、「沈む夕日を見ては、マリアは今頃、起きたころかしら。朝日が昇ると、マリアは今頃寝るころかしら。毎日思うのよ。」と言いました。胸が締め付けられる思いがしました。遠い異国の地にお嫁に出した親の気持ちを想像するには、十分すぎるお話でした。親の心子知らずと言いますが、ポルトガルの地で、親孝行をしなくてはと反省したことを思い出しました。昨年、心筋梗塞により、マリアさんのご主人は他界してしまいました。将来を考えて、故郷のポルトガルに帰りました。沈む美しい夕日を見ながら、ポルトガルに住むマリアさんの幸福を願いました。
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2010-04-09T00:00:00+09:00
モラル・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=77#block377-77
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今日の忍野村は、冬に戻ってしまったかのような寒い一日でした。桜の花はいつ頃咲くのでしょう?<br />
<br />
昨晩は、思いがけず親しい友人の集まりになり、政治の話など様々な話に花が咲き、楽しいひと時を過ごしました。その話の中で、忍野村の議会の話になりました。忍野村、隣の山中湖村、上野原市は新聞にも報道されてしまうほど、議会が荒れています。市町村を円滑に運営していくことを考えると、議会が荒れると支障が出ることなど誰でも分かることですが、議会ならぬ国会でも同じようなことが起こっているのですから、仕方がないことかも知れません。どの話も、一番大切なことを忘れているように思います。国民、市民、村民は、安定した生活を送りたいだけだということです。<br />
本当に難しい話です。国、市、村の予算を決めるときの、優先順位を決める時、すでに問題が起きています。こちらを立てればあちらが立たず、あちらを立てればこちらが立たなくなるからです。では、誰が優先順位を決めるのかというと、国なら総理大臣、市なら市長、村は村長となりますが、すべてを平等になどできないはずです。この時点で、平等などありえないのに、政治家も国民も躍起になって平等を謳うのですから、ややこしいことになります。そこで、長に立つ人のモラルが問われると思います。モラルの意味を広辞苑で調べますと、道徳(人のふみ行うべき道)(道徳を単に一般的な規律としてではなく、自己の生き方と密着させて具体化したところに生まれる思想や態度)、倫理(人として守るべき道)、習俗(社会のならわし、生活様式)とあります。あくまでも、モラルとは、個人の道徳意識に委ねられているのです。道徳意識をまた調べてみました。良心と同じ意味に解されますが、良心は自己の行為や心情に関係するものであり、道徳意識は自他を含めた社会全体にも関係するので、良心と同じではないとあります。<br />
道徳意識など調べてみて、納得しましたが、良心など勘違いしていることが多くあることに気がつきました。政治家の方々も、様々なことを勘違いされている人が多いのでは?と思いました。<br />
公共広告機構だったと思いますが、「あなたのモラル大丈夫ですか?」というCMがあります。CMの内容とは少し違った話になってしまいますが、私達1人1人が、モラル・道徳について見直さなくては、子供たちに善悪を教えることなどできないと思いました。
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2010-04-08T00:00:00+09:00
春の香り・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=76#block377-76
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昨日の 夜半から明け方にかけて、雨から雪になりました。中庭のさつきは、白い花を咲かせたようです。 <br />
季節は、確実に春の訪れを感じます。住職は、ふきのとうの醤油煮が好物です。庭にふきのとうが出始めると、ボールにいっぱいのふきのとうを取ってきます。私は、苦い食べものが苦手なので、春の香りのする食べ物は比較的苦手なものが多く、特にふきとうは苦手です。しかし、そんなことも言っていられないので、毎年、ふきのとうを細かく刻み、お酒と醤油と鰹節で煮ますが、味見もせず(おいしのかどうかわからないので)、目検討で作っています。昨日もボールにいっぱいになったふきのとうが、おもむろに置いてあったので、今日調理しました。そんな時、自分を自分で「偉いな」と思ったりします。これからが、山菜の季節です。手間のかかる仕事が増えますが、自然の恵みに感謝して、山菜と格闘したいと思います。<br />
<br />
今日の忍野村は、朝は冷え込みましたが、日中は穏やかな天気でした。
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2010-04-07T00:00:00+09:00
天野保吉さんの育てた桜
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=75#block377-75
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桜の木は、枝が雪などによって折れたりすると、そこから病気になってしまいます。特に、春先の雪は水分を多く含んでいるので、大雪になると桜の木に積もった雪を、住職は、長い棒で落としたりしていますが、今年も太い桜の枝が折れてしまいました。若木ですと、枝に粘りがあるので折れにくいそうです。少しづつ手入れをしていかないと、見た目に美しく見えないようです。花目が減ってしまった木の傍に、若い桜の木を植えることになりました。この桜の木も、天野保吉さんから寄付していただきました。今日は、桜の木を植えています。<br />
<br />
今日の忍野村は天気予報通りの曇り空で、午後から気温が下がってきました。お隣の富士吉田市の桜は、昨日の暖かさのお陰に咲き始めました。忍野村もあと一息といった感じです。<br />
今日は、八海清掃も無事に終わりました。「<a href="https://touenji.jp/publics/index/8#type021_8_1">一隅を照らす運動」</a>に、写真を載せて更新しています。ぜひ、ご覧ください。
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2010-04-06T00:00:00+09:00
雨音・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=74#block377-74
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お寺と云えば、一般の家に比べ、建物が大きいことは想像がつくと思います。また、言われないと気がつきませんが、雨だれ除けのトヨがありません。お寺に嫁ぎ感動した事の1つが雨音です。大屋根から落ちる雨音の、なんとも言えぬ易しい響きは、心を癒してくれます。雨音だけのCDが売られていますが、「なるほど」と思ったものです。雨というと憂鬱な気持ちになりがちですが、雨音を楽しんでいる自分に、不思議な感覚を感じたものです。毎日ブログを更新することのお陰に、忘れていた感動を思い出すことができました。自然の恵みに感謝です。<br />
今日の忍野村は、晴れ時々曇りのようです。富士山は、気まぐれに姿を見せてくれるかもしれません。<br />
明日は、八海清掃です。お天気になるといいのですが・・・
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2010-04-05T00:00:00+09:00
暖かい雨・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=73#block377-73
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今日は、朝から大粒の雨が降っています。しかし、気温が高いので見る見る桜の蕾が膨らんでいます。4月3日の写真と比べてみると、蕾の大きさも色も変化していることを写真でお伝えできるといいのですが・・<br />
一枚目の写真は、ソメイヨシノです。この桜のほうが、遅咲きです。本堂前の桜は山桜で、とても珍しい桜だそうです。通称お寺の桜といわれています。この桜は恥ずかしそうに下を向いて咲きます。また、咲き始めの色は、薄いピンク色ですが、花が散るころには濃いピンクに変わります。花びらが散った後には、濃いピンクの花弁が残り、最後は色で楽しませてくれる桜です。知る人ぞ知る桜なので、お寺の桜ファンがいらっしゃいます。毎年写真を撮りに来てくださる方もいるほどです。<br />
忍野八海の写真を提供してくださっている天野保吉さんは、お寺の桜を個人で増やして下さっています。忍野村の小中学校を始め、村の様々な所にお寺の桜を寄付されています。<br />
この桜が咲くと、次に咲くのが、ソメイヨシノです。雪化粧した富士山と新名庄川と桜の構図の写真といえば、東円寺から徒歩30歩ほどのお宮橋から望む富士山です。川沿いに植えられている桜はソメイヨシノです。いよいよ、忍野村にも春の訪れが・・・・・
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2010-04-04T00:00:00+09:00
忍草の歴史
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=72#block377-72
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忍野村は、内野と忍草との2部落で成っています。東円寺は、忍草にあるお寺です。忍野村は、不思議なところで、昔からこの2つの部落はそれぞれ考え方が違うようです。恩師林組合というものがありますが、忍草は北富士の恩師林組合に属しています。北富士恩師林組合は、山中湖村と富士吉田市、忍野村忍草から成っています。内野は、お隣の都留市の鹿留(ししどめと読みます)の恩師林組合に属しているそうです。昔の内野村と忍草村は、明治に1つの村に合併されました。しかし考え方の違いは、今でも根深く残っているようです。お葬式には、村内と書かれた記帳場と、他村と書かれた記帳場があります。仮に忍草で葬儀をしています。内野の人は他村の記帳場に行かなくてはいけません。忍野村の常識です。不思議なところなのです。<br />
忍草といえば、今から約50年前、新聞を大きく賑わせた北富士入会の戦い(忍草母の会)は有名です。この戦いの会長さんは、今から8年ほど前に亡くなられました。事務局長をしていた方も昨年亡くなられました。入会権だけは脈々と子孫に受け継がれています。この戦いをした時、忍草の女の人たちは、交代で演習場に座り込みをしたそうです。東円寺の現住職の祖母もこの座り込みに参加したことをよく覚えているそうです。しかし、40代、30代の若い世代になると、この戦いの意味を知らない人が多くなっているように思います。このままでいいのかしら?と思うのは、私だけではないと思います。<br />
新聞では、毎日普天間の移設問題が騒がれています。以前忍野村の村長がこの問題について、発言したことが新聞に載りました。村長は、内野の方です。やはり、忍草の人とは意識が違うのかもしれません?<br />
戦後65年、悲惨な戦争の記憶は薄れつつあります。忍草の入会の戦いも、忘れ去られつつあります。人は、嫌な記憶を忘れることができるから、生きていけるのだと何かで読んだような気もしますが、忘れてはいけないこともあるのではないかと思いました。<br />
今日の忍野村は曇り時々晴れです。とても寒いです。今朝は霜柱が立っていました。
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2010-04-03T00:00:00+09:00
つぶやき・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=71#block377-71
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今日の朝日新聞に、つぶやく自治体続々と書かれていました。ツイッターといった簡易投稿サイトだそうですが、我が町、我が村の魅力を発信したいという思いからだそうです。<br />
私のつぶやきは、お寺を身近に感じてもらいたい。仏教とは、難しい教えではなく、心豊かに幸せに生きるためのお手伝いをしてくれるもの。忍野村の魅力などをお伝えしていきたいと思ってのことです。しかし、ここの所、個人的な話が多かったことに反省をしつつ、初心に返って、朝日新聞の記事をヒントに、今日の忍野村のお天気情報などを書き込むことも必要かな、などと思いました。<br />
<br />
昨日は、鶯の鳴き声で目が覚めました。遠くに聞こえるのではなく、寝室から目と鼻の先の鳴き声は、春を感じ、朝からさわやかに目覚めることができました。東京では、桜が満開との報道がされていますが、ここ忍野村では、桜の花は硬い蕾のままです。昨日の暖かい雨に、少しずつ膨らみはじめた蕾の先が、ピンク色に染まってきました。お天道様は、なかなか顔を出してくれません。今日も、晴れ間が少し見えたり、曇ったりしています。
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2010-04-02T00:00:00+09:00
旅行のジンクス
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=70#block377-70
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昨年娘が二十歳、その他節目の祝い事が重なったので、記念に思い切って遠出をしようと、海外旅行を計画しました。お葬式が無いことを願い、無事に旅行先に着いた所に、留守をお願いしていた妹から電話がありました。葬儀の知らせでした。しかし、すぐに帰る事はできないので、もしもの時の為にお願いしていたお寺さんに連絡をして、お葬式を出していただきました。人に知られず出かけた予定が、忍野村の東円寺を知るほとんどの人々に知られることになってしまいました。今回も、出かける前日に亡くなられた方がいました。一ヶ月以上葬儀がなっかた所に、亡くなられた方は、昨年の旅行で亡くなられた方のお母さんでした。偶然というべきか、必然なのか驚き唖然とするしかない状況でした。今回の旅行は、2泊3日でしたので一日だけ、待っていただくことになりました。慌てて飛行機の手配をして、一足早く住職は帰ることにしました。これも宿命と心では分かっていても、精神的なダメージはあるものです。<br />
ある時は、あまりにも体が疲れたので、温泉でも行こうという話になりました。「今日は、お葬式もないから、近場の箱根なら何かあってもすぐに帰って来られるから体を休めよう。」ということになり、お昼頃旅館に電話をして、夕方出かけて一泊しすることになりました。午後4時に家を出て30分後、お婆さんが亡くなったと連絡があり、当日キャンセルするわけにも行かず、旅館で夕飯を食べて家に戻り、その後また旅館に行き、一泊して早い朝食を頂き、帰ったなどなど、葬儀と旅行の思い出は、数多くあります。私たちも懲りずに旅行の計画を立てては、休まるどころか必要以上に疲れる結果になったりしますが、すべてが良き思い出と思い、これからも、法事や、用事の合間に旅行の計画を立てたいと思う今日でした。
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2010-04-01T00:00:00+09:00
お休みをいただきました・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=69#block377-69
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3月30日から今日までお休みをもらいました。(誰から?と云う気もしますが・・・)仕事など用事以外に、プライベートで出かけることはなかなかありません。しかし、時には気分を変えて出かけると、視野が広がり目線を変えて物を見ることができます。見方が変わることは、考え方の違う様々な人とかかわるとき、とてもプラスに働くような気がします。その時々に、感じる事も様々ですが今回の旅も有意義でした。<br />
<br />
今回感じたことは、観光地のあり方についてです。忍野村に来て下さった人々に観光地として、何をお土産に持って帰っていただけているでしょうか?食べ物や特産品といった品物ではなく、心に残るこの場所でしか味わえない思い出を持って帰っていただくための努力をしていかなくてはいけないと思いました。以前も書き込みましたが、アジア諸国からたくさんの観光客が来ています。地元の人が好むと好まざるとにかかわらず、政府が中国などのアジア各国の観光客を積極的に受け入れていくことを考えると、今後も増えることが予想されます。しかし、外国人の観光客を受け入れる体制はほとんどできていないと思います。富士山の美しさだけではなく、歴史などの勉強をして行くことで、忍野村のすばらしさを村人も再認識できると思います。また、そこに住まう人々の心の美しさを何かの形で、表現することはできないのかな???などと考えながらの旅でした。
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2010-03-29T00:00:00+09:00
日本文化
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=68#block377-68
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食事の前に「いただきます。」といいます。外国人からすると、とても不思議な感覚だそうです。特に、家庭料理をいただくとき、お客さんが食事を出されて、礼儀として「いただきます。」と挨拶するのは理解できても、接待する側の人が皆と同様にする「いただきます。」と言う事に疑問をもつそうです。<br />
これが、日本の文化なのだといいます。食事を作ってくれた人に感謝し、この食事を摂ることができてありがたい、この食事は、もともと生命があったもの。その生命をいただいて、自分の生命を長らえることができることに感謝する意味があるのだと、天台宗の冊子に書いてありました。この話を聞いた外人さんは、今まで食事に関してこのようなことを考えたことがないと言います。「自分の稼いだお金で、自分の好きな美味しい食事をお腹一杯に食べる。それが、食事の全てであると考えていました。日本の文化は奥ゆかしいですね。」と言ってくれたそうです。<br />
このお話は、20年前だそうです。20年後日本人の多くは、先ほどの外人さんと同じ感覚になってしまっていると文章は続きます。ある学校で保護者から、声をそろえて「いただきます。」と食事をすることは、「特定の宗教に偏った行為だ。」と学校にクレームがあり、学校では今までの食事作法を廃止してしまったそうです。とても、残念なことだと思います。<br />
<br />
「いただきます。」という作法は、目の前の食事が、仮に自分の食べたいものではなくても、食べられることに感謝することを習慣付けることだと思います。その習慣は、足りないことを不幸と思わないための習慣かもしれません。足るを知ることは、人が幸せに生きるための知恵だと思います。人が皆平等に生きていくことは、難しいと思います。しかし、人は皆幸せに生きることができると思います。その一番の方法が足るを知る精神ではないかと思います。「いただきます。」という、一言に深い意味を感じました。
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2010-03-28T00:00:00+09:00
ほっとしました
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=67#block377-67
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先生を始め、様々な人のお陰に華展を無事終わらせることができました。本当にほっとしました。<br />
<br />
気がつけば、3月も終わり4月は行事が続きます。4月18日から2泊3日で、比叡山延暦寺へ先祖供養と親睦を兼ねた、檀徒さんとの旅行があります。お陰さまで、大型バスは、ほぼいっぱいの37名で本山をお参りできることは幸せなことです。忘れ物などないように、準備をしていきたいと思っています。
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2010-03-27T00:00:00+09:00
上野の桜
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=66#block377-66
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今朝6時の忍野の気温は−2℃と寒い朝でした。華道池坊の華展に出展するため、上野の東京都立美術館に向かいました。毎年、この時期は、桜が満開なのですが、今年は寒いようで二分咲きでした。しかし、上野公園の桜の木の下は、お花見のブルーシートが敷かれて宴会をしていました。<br />
<br />
今年は、お花の面倒を見てくださる先輩方がいないため、生け込み後、お花の水揚げなどの様子を見るために一日中、上野公園内にいました。お花は、先生の指導のお陰に素敵に生けることができました。<br />
<br />
上野といえば寛永寺です。東円寺との深い関係にあるお寺です。また、寛永寺といえば不忍池です。初めて弁天堂をお参りしました。老若男女問わず大勢の方が、お参りしていました。上野公園は、東京という砂漠の中にあるオアシスのように感じました。
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2010-03-26T00:00:00+09:00
私事ですが・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=65#block377-65
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東京都立美術館にて、華道池坊展が開催されています。明日は、私も出展することになっています。今日は、明日の準備のため、ご指導いただいている先生と、昼過ぎから20時ごろまで下準備しました。納得できるお花が生けられるように頑張ってきたいと思います。
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2010-03-25T00:00:00+09:00
矛盾・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=64#block377-64
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「人は生きることそのものが矛盾だ」と何かで聞いたような気がします。つぶやきは、私自身が感じている日々の矛盾を文章にすることで、自分自身にこれでいいのだと言い聞かせているような気がします。<br />
<br />
ペットボトルの飲料水が売られるようになったのはどのくらい前からでしょうか。コンビニが、24時間営業になったのは何年前からでしょうか。コンビニは24時間営業しているのに、すぐ隣に自動販売機が置いてあり、煌々と電気が点いています。本当に必要なのでしょうか?しかし、そんなことを考えている私も、コンビニに行きますし、自動販売機でお茶などを買っています。矛盾だらけです。<br />
<br />
私の心の師匠である高田和尚は、「物で栄えて心で滅ぶ」と30年以上前に言っていました。高田和尚は、「私は生活が便利になることを否定するものではありません。科学は人間の偉大な知恵が生んだものだから、人間はそれを享受すべきです。だが、物質的な豊かさというものが、精神的貧困の上に成り立っているのだとしたら無意味です。」と言っています。まさにそのとおりの世の中になって行っているようです。
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2010-03-24T00:00:00+09:00
彼岸明け
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=63#block377-63
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お彼岸も今日で明けます。お天気に恵まれて、沢山の方にお参りいただきました。今日は、朝から雨が降っています。一雨ごとに春が近づいて来ています。<br />
今日は、24日でお地蔵様の縁日でもあります。4月の今日は、お地蔵様のお祭りです。桜の花の咲く時期が気になるところですが、忍野村の一番美しいころです。大勢の方にお参りいただきたいと思います。
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2010-03-23T00:00:00+09:00
ネット社会
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=62#block377-62
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昨晩、NHKの放送記念日特集、生放送番組を見ました。国会記者会見など、今までは、放送する側のテレビ局や、新聞社などが選択し選んだものが公開されていましたが、最近では、インターネットによる一部始終を放送することで、情報の選択権は視聴者になると言います。確かに、自分で選択できることはいいことかもしれませんが、気になることも言っていました。ネットで発信している人達に専門知識はないそうです。国会で言えば、衆議院・参議院の違いもわからない方が放送しているそうです。しかし、「国民の意見です。」と挙手をして、ネットから書き込まれる質問をそのまま大臣に質問している場面が放送されていました。<br />
新聞社やテレビ局に入社するために、勉強してきた人々の苦労はどこに行ってしまうのかしらと思ったりしましたが、「専門性を追求するには、時間がかかるので、人材育成はなかなか大変だ。」と専門と思われる新聞記者やテレビ局の人でさえも専門家と言われるまでにはなかなか難しい状況のようです。<br />
専門知識のないまま、善悪を見極めることなどできるのでしょうか?専門知識のない人々が、自由気ままな意見を言い始めたら誰が善悪を諭すのでしょうか?混乱していく社会が目に見えてくるような討論でした。<br />
<br />
時々思い出すお話があります。お釈迦様は、盗人に「人の物を盗むことを、悪事と分かって盗むことが悪いのか。または、盗むことを悪事と知らないで盗むことが悪いのか?」と聞いたそうです。「盗むことが悪事と知らない人の方が悪い。」とお答えになったそうです。「人の物を盗むことを悪いことと知っていたら、いつかはやめるかもしれませんが、知らない人は、悪いということを知るまで続けてしまうから。」といったお話です。何事も知ることが大切な事だと思います。
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2010-03-22T00:00:00+09:00
悲しい出来事・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=61#block377-61
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観音様は、様々な人を引き寄せてくれました。6年程前、道教ではとても有名な占星術師の鮑黎明さんが、お弟子さん2名を連れて東円寺にお参りに来てくださいました。毎年、開運風水暦を出版されている方です。<br />
この方との出会いは強烈でした。住職が出かけようとすると、本堂の前で呼び止められました。「このお寺には、観音様がいらしゃいますか?本堂は、何年ぐらい前に建てられていますか?」などなど、質問攻めにあったそうです。質問に答えるたびに、「このお寺だ。僕たちの探していたお寺はここだ。」と住職の腕をつかんで放してくれず興奮していたそうです。台湾の道教の修行場で、富士山麓付近に古い観音様があり、そのお寺は、本堂が築200年ほどで、本堂に向かって左側にその観音様が安置されているお寺にお参りしなさいとお告げがあったそうです。このお告げに該当しそうなお寺を、7年もかけて探していたというのです。なんとも漠然とした、怪しい話です。私はその場にいませんのでしたので、後で住職から話を聞きました。あまりにも怪しい話なので、「新手の仏像荒らしではないの。」と笑い話をしました。ところが、翌日、鮑さんが訪ねてきました。長い時間お話しましたが、やっぱり怪しい人に思えました。帰られた後ホームページで、開運風水暦他、数々の本を出版されていることを確認してすごい人なのだと思ったものです。<br />
今日、この時一緒に来られたお弟子さんから連絡がありました。鮑さんが、お亡くなりになったそうです。あまりにも突然の事で、住職は驚いていました。3年ほど前に、病気にかかっていることを話してくれましたが、去年の秋にもお参りに来てくれました。お元気そうだったので、私はまだ信じられません。諸行無常を感じます。鮑さんのご冥福をお祈りしたいと思います。
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2010-03-21T00:00:00+09:00
お彼岸の中日
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=60#block377-60
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忍野村では、春彼岸のお中日に戦没者の慰霊祭をします。東円寺の裏堂には戦争で亡くなられた方のお写真をお祀りしてあります。今日は、このお写真とお位牌を裏堂から出して供養しました。<br />
<br />
戦後65年あまりの歳月が過ぎ、戦争というものの恐ろしさを知らない人々の比率が年々高くなってきています。長い歴史から考えると65年しか経っていませんが、平和であることは当たり前の事ではないと思います。戦没者の慰霊祭という供養と合わせて、戦争はなぜ起きてしまったのか。また、こうしている今も、爆弾テロなどの戦争が無くなる気配はありません。破壊するエネルギーや、憎んだり恨んだりするエネルギーを別の所に向けたら、どれほど人が幸せになることでしょう。そんなことを考えた日でした。<br />
<br />
※写経のすすめの中に、不思議な呪と書いた文がありますが、このことについて質問されました。呪という言葉がのろいなど悪いイメージと解釈されてしまうようです。国語辞典を引きますと、もとは、仏教語の陀羅尼の訳で、鬼・悪事を払い病気を治すために、口で唱える秘密の文句。また、まじなうとも書かれています。災いをのがれられるように神仏に祈ることとも書かれています。
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2010-03-20T00:00:00+09:00
春です
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=59#block377-59
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今日は、お天気に恵まれて、明日の天気予報では雨ということもあり、朝からお墓参りに来られる方が絶えません。時々冗談に、「お彼岸のお中日やお盆のころ、露天をだしたら繁盛するだろうね。」などと話せるほどです。杖をついたお年寄りから、若い親御さんが子供の手を引いて、ご先祖様の墓地に行きながら、「歩こう歩こう私は元気」といった歌が聞こえてくることもあります。ほのぼのとした姿は、昔を思い出し、親戚中のお墓にお線香を持って回る姿も昔のままではないかと思います。とても不思議なことに、カップルと思われる男女が、手を繋いてお墓参りする姿を見かけることもよくあります。ここ東円寺は、忍野のデートスポットのようです。ご先祖様は、皆喜んでいることでしょう。
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2010-03-19T00:00:00+09:00
東円寺だより・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=58#block377-58
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なんとかお彼岸に間に合いました。ホッとしています。<a href="https://touenji.jp/publics/index/16#type017_16_1">東円寺だより</a>発行の目的は、お寺の活動に興味関心を持っていただきたい一心からでした。関心のない人ほど行事には縁遠くなり、誤解をしています。誤解が誤解を招きもっと縁遠くなり、負の悪循環になります。一人でも多くの方に、お寺(仏教)は、お葬式をするだけの所ではないことを知っていただき、菩提寺を身近な憩いの場所と感じてもらえるように、私たちも努力をしていきたいと思っています。
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2010-03-18T00:00:00+09:00
信仰のかたち・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=57#block377-57
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「富士山を文化世界遺産に」と騒がれてから、定期的にテレビなどで、富士山の特集番組が放送されています。昨日も、NHKhiビジョンで放送されていました。地元住民は、生まれた時から富士山は目の前にあります。愛してやまない山ですが、富士山から離れた地域に暮らす人々との愛する気持ちとは、まったく違うように思います。この考え方の違いをどのようにしてバランスを取って行くのかが、今後の課題だと思います。<br />
<br />
信仰の山として、一大ブームだった富士講以前は、修験道が修行をする山でした。江戸時代までは、女人禁制でもありました。現在のように、誰もが登ることのできる山になったことは、とても良い事だと思いますが、富士山を信仰の山と考えると、信仰のかたちはどこに受け継がれているのだろうと・・・考えてしまいます。<br />
時代は変わりましたが、忘れてはいけない事があるように思います。古の人々が、なにを思いかたちに残してきたのか、その残したかたちを受け継ぎ伝えることが大切ではないかと思います。富士山の信仰のかたちを見直すことが、文化遺産としての価値を高められると思うのは、私だけでしょうか?
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2010-03-17T00:00:00+09:00
頭が下がります。
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=56#block377-56
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<a href="https://touenji.jp/publics/index/8#type001_8_2">忍野八海の清掃活動</a>も無事終わりました。東円寺の境内も清掃していただいたので、明日から春のお彼岸を迎えられそうです。<br />
<br />
東円寺では、お彼岸にもお盆にも塔婆を立てる習慣がありません。(新盆の家だけは例外ですが)<br />
ある年のお盆に、まだ当時30代半ばくらいの男性が、「東円寺は、母親の菩提寺で、祖父母が埋葬されていますが、塔婆は立ててはいけないのですか?」と言われました。「東円寺の檀家さんに、習慣がないだけですので、頼まれましたらお書きします。」と住職が答えますと、毎年春・秋のお彼岸とお盆は必ずお墓参りに来るので塔婆を書いてもらいたい。」と言うのです。世の中には奇特な行いをする人がいるのだと関心しましたが、それから4年か5年か記憶がはっきりしませんが、毎年お参りに来てくれます。今日は、一日早かったのですが、お仕事の都合などからお彼岸中に来られないと、お参りに来てくれました。年に3回お会いすることになりますが、彼の顔を見ると心が暖かくなります。また、本当に頭が下がります。いよいよお彼岸だなと思った日でした。
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2010-03-16T00:00:00+09:00
星空
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=55#block377-55
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久しぶりに夜空を見上げました。最近は、夜になるとパソコンの前にしがみついていることが多かったので、ふと見上げた空に、星がキラキラと輝いていて感動しました。時には、目の前の事ばかりではなく、遠くを見ることも大切なのだと思いました。心が癒されました。一瞬のことでしたが、肩の力が抜けました。
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2010-03-15T00:00:00+09:00
日々出会い・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=54#block377-54
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今日は、筑波大学大学院の卒業論文(富士山麓の湧水における天然記念物の保護に関する研究)に、忍野八海(天然記念物)をテーマに書いてくださった方が、製本された卒業論文を持って、お礼に来てくれました。世界遺産を専攻されていたそうです。忍野八海の地元住民は、天然記念物についても、世界遺産についても、あまり興味関心はありません。そんなこともあり、保護活動もないまま現在に至っています。この問題は、とても難しいことです。ある時、おらが村の湧き水が天然記念物というものに指定されました。しかし、村人にとっては、昨日の湧き水も今日の湧き水も、なんら変わりはありません。変わったことは、この湧き水を見学に観光客がやってくる事です。観光客が来てくれることで、なにかの買い物をしてくれます。それだけなのです。この意識を誰が変えさせることができるのかが、大きな問題だと私は思います。<br />
彼女とは、昼食をご一緒しただけで、ゆっくりお話しすることができませんでしたが、今後の忍野八海をどのように守っていったらいいのかお話しをしたかったです。また、すてきな出会いがあったことを感謝する日でした。
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2010-03-14T00:00:00+09:00
忍野八海の写真
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=53#block377-53
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今朝、天野保吉さんが雪の降った日の<a href="https://touenji.jp/publics/index/13#type306_13_8">忍野八海の写真</a>を届けてくれました。毎回、毎回感心します。とても、忍野八海を愛しているのだと思います。そんな思いを感じていただけたらと思います。
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2010-03-13T00:00:00+09:00
記念すべき日
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=52#block377-52
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今日は、身延町の赤池さん他23名の『御内八海道供養』奉賛会の方々がお参りにきてくださいました。<a href="https://touenji.jp/publics/index/14#type001_14_4">忍野八海の不思議に更新</a>しました。東円寺に残されている大我講の名簿には、各村ごとに約700名のお名前があります。現在の地名を調べることができたらと考えていましたが、なかなか大変な作業です。しかし、ここに書かれた村の出身の方や、奥さんや母親の生まれた村だと、地元の方だからこその会話があちらこちらで聞くことができました。村の名前は、現在残っていないものもあります。今日来てくださった方が、お元気なうちに話をうかがって、資料にまとめなくてはいけないと住職は張り切っていました。今日は、記念すべき日です。<br />
<br />
質問や感想などありましたら、<a href="https://touenji.jp/publics/index/3#type024_3_1">お問い合わせフォーム </a>から必要事項を入力いだだき送信してください。回答に時間がかかる場合はあると思いますが、返信させていただきます。
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2010-03-12T00:00:00+09:00
顔は誰のもの・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=51#block377-51
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このお話は、天台宗総本山延暦寺長?小林隆彰師が、昨年池坊全国華道展特別行事の講演会で話されたお話です。<br />
<br />
「顔」は誰のものだと思われていますか?夫婦では、奥さんの顔は旦那さんの顔、逆に旦那さんの顔は奥さんの顔です。そう思わないといけません。そして、先生の顔は生徒の顔で、生徒は、先生の顔を見て勉強します。お釈迦様の仏典(お経)をみると、「あなたの顔は人様のものですよ」と書いています。顔は人様の為にあります。子供がこの世に生まれた時、子供は自分の顔を知りません。けれどもその顔を見て、周りの者はとても喜びます。顔というものは生まれた時からたくさんの人を幸せにするし、もしかしたら不幸にするかもわかりません。顔はあなたのものではなく、人様のものです。<br />
<br />
<br />
以前、似たような話を聞いたことがあります。ヨーロッパのどこの国だったのか忘れてしまいましたが、「あなたの笑顔はあなただけのものではないのよ。」と母親が、子供に言います。「あなたがほほえんでいたら、あなたの周りにいる人は、幸せな気持ちになるでしょう。あんたが怒った顔や、悲しい顔をしていたら、周りの人も悲しくなってしまうわ。だから、あなたの笑顔はあなただけのものではないのよ。」といった話でした。<br />
考えてみると、顔だけでなく私という存在自身が、私のものであって、私のものではないのかもしれません。<br />
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2010-03-11T00:00:00+09:00
実践すること・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=50#block377-50
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「毎月実家に手伝いに」というと、何か商売でもしているのかしら?と思われている人もいるかもしれませんが、それは違います。仏教ではない宗教です。このことについて、私自身あまり、こだわりがありません。なぜなら、私という人を育ててくれた環境が、たまたま仏教ではなかったというだけだからです。しかし、縁あって、仏教という教えを知る機会を頂いたのですから、しっかり学んでいきたいと思っています。<br />
学んでいくと多くの共通点を感じます。実家の行事は、毎月一回ですが、お寺の行事も、年に数回あります。行事は、手伝いの人が必要です。自分自身が、手伝うことをしなければ、お手伝い下さる人の気持ちを理解できないと思います。そんな思いから、多分これからもずっと手伝いに行き続けると思います。まず、実践することを心がけています。
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2010-03-10T00:00:00+09:00
大雪の中・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=49#block377-49
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私事ですが、毎月10日は、実家(栃木県)に手伝いに行きます。通常は、日帰りです。しかし、昨日は朝から雪が降り、昼頃から本格的に降り始めました。急いで住職の夕飯の支度をして、夕方出かけることにしました。忍野から、国道に出るまでに通勤ラッシュも重なり30分かかり、富士五胡道路の山中湖インターから、谷村パーキングまで1時間30分かかりました。今日は、栃木に何時に着くのだろうと心配になりました。<br />
<br />
13年ほど前だと思いますが、忍野村は1メートルの雪が降りました。山中湖は、コンビニの商品が無くなり、ヘリコプターが出動したことがありました。この大雪の日に、父の恩師の葬儀を明日に控えて、仕事後出かけることになっていました。午後4時頃降りだした雪は、1時間のうちにみるみる積って行きました。電車にしようと思い、父に連絡すると、「送迎のために車に乗って来てほしい。」というので、仕方なくタイヤチェーンをして、車に乗って行きました。当時は、八王子から、国道16号線を川越方面に車を走らせて、東北道の久喜インターから高速に乗っていました。しかし、この日は、川越を過ぎたあたりから全く車は動かず、このままでは、栃木に何時に着くのかわからないからと、高速道路を使うことにしましたが、時すでに遅し、関越道川越インターから東京外環に乗ったところで、通行止めとなり、高速道路を下ろされます。長旅に疲れたタイヤチェーンは、プツっと切れて、気づくことが遅かったので車は傷つき、仕方なくタイヤチェーンを外し、雪で踏み固められたデコボコとした知らない道を、カーナビなどありませんから、道路標識だけを頼りに走るはめになり、午後5時に自宅を出て、翌朝6時に実家に着いたという、苦い思い出を思い出しました。<br />
昨日は、谷村パーキングからは順調で、午後11時には到着しました。しかし、とても疲れました。<br />
<br />
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2010-03-08T00:00:00+09:00
数字の呪・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=48#block377-48
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昨日は、みぞれ混じりの雪が降っていましたが、夕方から雪になりました。大雪ではなっかたので、木々は美しく雪化粧をしています。8日は、八海清掃の日でしたが、老人会のゲートボール大会のため、15日に変更になっていますが、どちらにしても、今日の清掃はできなかったようです。<br />
<br />
新聞の記事で、ゴールデンウイーク分散化の論議が気になりました。今日の山梨日々新聞に、地域で行っているお祭りに、【観光客の減少を懸念する声がある。日程が決まっていて変更できない。】と書かれていました。以前から感じていましたが、会社勤めが多くなり、地域によっては、お宮の春・秋のお祭りの日程を、土曜日や、日曜日に変更しているところが増えています。しかし、その日程には、意味があったと思います。日本には、四季があり農作物を植える時期、また、刈り取る時期は決まっていました。自然と共に、人々の生活は営まれていました。利便を追求し、豊かに生活できるようになったら、ひとは、自然に感謝することを忘れてしまったようです。<br />
<br />
仏さまの縁日も決まっています。自然に感謝することを表現するならば、神仏に供え物をして、お祭りすることだと思います。日が決められていることで、私たちの都合にあわせるのではなく、私たちが都合をつけるでことで、神仏のご利益をいただけるのではないかと思っています。それが、数字の呪かもしれません。
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2010-03-07T00:00:00+09:00
東円寺便り
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=47#block377-47
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いよいよお彼岸が近づき、東円寺便りの作成に追われています。先代が亡くなられてから、振り返ることも忘れるほど、東円寺の発展のために努力してきました。今回は、現住職に変わってからの、歩みをまとめてみたいと思っています。ホームページにも載せていきたいと思います。
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2010-03-05T00:00:00+09:00
諭すこと・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=46#block377-46
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職業柄、様々な体験をさせていただきます。時々ですが、相談事などされると無意識に、諭している自分に気がつき、はっとすることがあります。しかし、思わぬ返答を返されたとき、自分が悟っていなければ、人様に諭すことなどできないと、悟っていない自分の姿を感じ、落ち込むことも多々あります。毎日が修行です。
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2010-03-04T00:00:00+09:00
忍野村景観策定委員会
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=45#block377-45
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今日は、忍野村景観策定委員会の会合が、開かれました。昔の忍野八海を知っている方は、現在の景観を見て、がっかりされていると思います。しかし、少しでも忍野八海の景観が良くなっていくように、山梨県からも担当者が来てくださり、地元の人と話し合いをしています。微力ながら、東円寺の住職は副委員長をさせていただています。<br />
観光地は、様々な問題を抱えています。最近では、中国から沢山の観光客が訪れてくれますが、生活習慣の違いから、トイレの使い方一つをとっても、どのように理解を促すのか、また、勝手に自宅に上がり込むなど、日常生活に支障があったりします。そのようなことを、一つ一つ解決して行くには、まだまだ時間がかかりそうです。
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2010-03-03T00:00:00+09:00
桃の節句
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=44#block377-44
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今日は、桃の節句です。本堂には、昨年亡くなられた、お婆さんのお骨をお預かりしています。(お墓を直すまでの間)家族の方が、お参りに来てくれています。今日は、炊き込みご飯をお供え後、お寺で食べてくださいと、おこぼれにあずかりました。なにげなく、おばさんの所に行くと、桃の花の一輪挿しが、目に入りました。この世に、おばあさんはいなくても、「あの世で私たちを見守っていてくれる。」と云う気持ちが、桃の花から広がっていて、心を温かくしてくれました。惨い事件の報道が、心を冷たくしますが、身近な所のささやかな一こまを、見落とさずにいたいものです。
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2010-03-02T00:00:00+09:00
呼んでいるのか?呼ばれているのか?
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=43#block377-43
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2004年に下部町(山梨県)の山奥で、石碑が発見されました。「御内八海道供養」と書かれた碑です。この碑を見つけた人達は、何のために建てられたものなのか、どうして、この場所に建てたのかなど、調査が始まったそうです。年号は、嘉永元年、富士山信仰の富士講中と地域信者の協力によって建立されていました。数年かかり、忍野八海との関係を知ったそうです。今日、中心となって調査をしている、赤池さんがお参りに来てくださいました。お年は87歳、とてもお元気で、「先人たちの偉業を未来に伝えるために、調査をしていきたい。」「命尽きるまでやり遂げる。」とおしゃっていました。<br />
供養碑に書かれている名前を見て、どこの誰なのかを知っておられることに驚きました。嘉永元年は1848年、江戸時代後期、今から162年前のことです。この頃、忍野八海に来てくださった子孫の方と、このような形でお会いできることに、仏様の力を感じずにはいられません。仏様が呼んでくれたのか?当時の富士講の信者さんが仏様を呼んだのか?わかりませんが、人間の力ではないことを感じる今日でした。
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2010-03-01T00:00:00+09:00
観音様のお話
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=42#block377-42
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今日は、1月27日に寺庭のつぶやきでお話した、観音様とお話をしてくださるM子さんと出会ったときの話をしたいと思います。時々住職は、本堂の前で熱心に祈られている人を見かけると、「本堂に700年ほど前の観音様がおられるので、お参りください。」と声をかけることがあります。その日も、熱心に2人の女性が祈られていたので、声をかけて観音様にお参りいただきました。<br />
M子さんの隣にいた方の、甥子さんが突然家を出てしまい、音信不通となりM子さんを頼って探していたところでした。「浅間神社をお参りなさい。」とお告げがあり、名高い浅間神社をお参りしていたそうです。そんなことをしていたある日、吸い込まれるように、忍野村に車が走り、忍野八海を散策すると、目の前に、おばあさんと帽子をかぶったカーゴパンツをはいた男の人が、見えたそうです。その男の人とおばあさんは、忍草の神社の前で消えてしまったそうです。背格好が音信不通になっている、甥子さんに似ていたそうです。こんな所に、神社があるとお参りをして帰ろうとしたら、「まだ、お参りは済んでいないよ。」と云う声がして、ふと見ると、東円寺の山門が目に入り、せっかくだからお参りしようと、東円寺にお参りくださいました。<br />
本堂の前に立つと不思議な感覚に陥ったそうです。お祈りをしていると、住職が通りかっかたと言う訳です。忍草の神社は浅間神社です。ご神体の像は、東円寺の700年前の観音様の2年前に造られました。造った方は、同じ人です。M子さんは、観音様に呼ばれたのだと言っていました。観音様は、甥子さんのことについて、「自分が帰りたくなったら帰ってくるから、心配しなくていい。」と言ってくれたそうです。それから、2ヶ月後、実家に甥子さんは帰ってきたそうです。ご家族が、お礼参りに来てくだしました。それから、3年ほど過ぎますが、時々お参りに来て下さいます。<br />
嘘のような本当のお話です。
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2010-02-22T00:00:00+09:00
心・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=37#block377-37
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やっぱり考えさせられます。葬儀や法事は様々な誤解を招きます。特に葬儀についてですが、お寺にとっては日常ですが、檀家さんにとっては、一生に一度あるかないか、法事についても数回のことです。お寺側でも、慣れていないことをするのだからと、気遣うように努力してはいますが、なかなかご理解いただけないことがあります。細かいことを挙げだしたらきりがないので、分からないことは遠慮せず聞いていただきたいものです。<br />
<br />
東円寺の本堂の裏には墓地があります。近所のお婆さんが、「そろそろお寺の世話になるからよろしく頼むよ。」などと冗談を言ったりしますが、その言葉は、冗談ではなく間違いなく訪れる現実です。嫁いだばかりの頃は、「まだまだだよ。」と冗談で笑い話もできましたが、現実を知ると、顔では笑うことはできますが、胸に重いものを感じます。お寺を守る、仏様をお守りすることの責任の重みです。菩提寺は、生きた時間よりずっと永く付き合っていく所です。生きている時に、心が通じあえたらと思ったりします。
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2010-02-21T00:00:00+09:00
勘違い
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=36#block377-36
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時々考えさせられます。葬儀の何気ないやり取りですが、葬儀屋さんと、お寺の微妙な関係です。葬儀の段取りを仕切っていくのは、葬儀屋さんと考えます。しかし、原則的に、葬儀という式を執り行うのは、菩提寺の僧侶です。ところが、都会では、「次の方の時間がありますので、何分以内にお経を終わらせてください。」と言われるそうです。誰のための葬儀なのか、仏教と云う教えや、儀式の重みのかけらも感じる事のできない会話が、今日もどこかで交わされているのでしょう。<br />
新聞やテレビ報道などで取り上げられる葬儀は、葬儀を安くするためにはどうすれば良いか、お布施の相場はなど、葬儀にかかる費用が中心ですが、葬儀について、菩提寺の宗派や流儀について知る事も大切ではないかと思います。<br />
正しい知識を得ることで、勘違いしていることに気が付くことがあります。葬儀についても、目線を変えて見ると発見があると思います。葬儀は、葬儀社のためでも、お寺のためでもなく、故人を偲ぶ大切な儀式と考えていただきたいと思ったりします。
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2010-02-20T00:00:00+09:00
西国三十三観音めぐり
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=35#block377-35
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以前から、西国三十三観音めぐりをしたいと思っていました。今回は、親戚に留守をお願いして、映画ラストサムライのロケ地になった、円教寺をお参りしました。建物は、本当に立派でした。一乗寺の三重塔も立派でした。しかし、富士山もですが、宗教的な価値よりも、観光地としての見世物のような気がしました。それでも、仏様は、お参りに来た方々に温かい眼差しをおくっておられます。お寺を守る私たちは、何を伝えていけばいいのかを考えさせられた旅でした。
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2010-02-16T00:00:00+09:00
感謝
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=34#block377-34
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東円寺の写真館に、写真を提供して下さっている天野保吉さんは、頭が下がるほど忠実な方です。雪が降る度に、忍野八海と東円寺の写真を写してくださっています。データをCDに移して届けてくれます。雨氷の写真も昨日持ってきてくれました。明日には、更新できると思います。保吉さんの忍野八海に対する思いが、皆さんに伝わることを願い、東円寺のホームページにご協力頂いている天野保吉さんに感謝です。
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2010-02-15T00:00:00+09:00
なが〜いお付き合い
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=33#block377-33
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住職が大学時代から現在まで、親しくお付き合いいただいている方の娘さんが、ご結婚されました。結婚の報告に東円寺にお参りにきてくれました。娘さん夫婦と息子さん夫婦、お父様、私たち家族で、夕飯を食べに行きました。息子さん夫婦は、今年の4月に、お子さんが誕生する予定です。おめでたいこと続きなのですが、4年前に、奥様は癌のため他界されました。息子さんの結婚1年目の結婚記念日が命日です。亡くなる二ヶ月前に、二夫婦で一泊二日の長野旅行をすることになりました。子供の話に花が咲き、息子さん夫婦に子供が授かることを心待ちにしていました。娘さんが「お嫁にいかないことが、気掛かりなのよ。」と言っていた言葉を思い出すと、感慨深かったりします。<br />
親は、いつも子供のことを考えています。母親は、特に深い愛情で子供を見守っています。私も母親として、このようなおめでたい知らせは、嬉いものです。奥様が生きていらしたら、どんなに喜ばれたかを想像すると、亡くなられたことが、悔やまれます。しかし、親子2代に渡って、家族ぐるみのお付き合いがつづいていることは、素敵なことだと思います。今後もなが〜いお付き合いをと思う日でした。
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2010-02-14T00:00:00+09:00
雨氷
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=32#block377-32
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新聞などにも紹介されましたが、雨の降った後に雪が降り、日中の気温が上がらず、忍野村や富士吉田では雨氷を見ることができます。富士急線は、41年ぶりに、線路が凍結したため、電車の運休がありました。小さな電球が飾られているようです。
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2010-02-12T00:00:00+09:00
豊かさ・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=31#block377-31
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昨日は、一日中シトシトと、冷たい雨でしたが、明け方から雪になりました。細かい雪でしたが、湿った木々に雪が積もり、白い花が咲いているようで、とても綺麗でした。<br />
先日、朝日新聞に、質素な誕生日という題のコラムを読み、共感しました。50代の女性が、自分の誕生日に何かご馳走を作ろうと、買い物に出ましたが、考えてみると毎日、豊かな食事をしていて、自分にとってのご馳走が、思い浮かばなかったそうです。それならば思い切って、質素にしてみようと、お昼は朝の残りのご飯とあり合わせのもので食べ、夕飯も普段作る鍋にしたそうです。家族から、お祝いの言葉はなっかたそうで、「すがすがすがしい気持ちでした。」と書かれていました。気持ちの持ちようで、心は、変わるのだと思うと、豊かさは、お金でも品物でもなく心なのかな?と思うこの頃でした。
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2010-02-09T00:00:00+09:00
久しぶりに・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=30#block377-30
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8日と9日は、何もない休日になりました。仕事は、きりがないほどありますが、思い切ってお休みすることにしました。久しぶりに、叔父や叔母にに会いに行くことにしました。住職の母親は、群馬県からお嫁にきました。弟は、埼玉県にいて、親戚も何軒かあります。私の実家は栃木県です。一泊二日の親戚の家をはしごする小旅行をしました。<br />
群馬の叔父は、私たちが来るからと、住職の好物の焼きまんじゅうを買ったり、お土産を用意して待っていてくれました。住職の母親は他界しましたが、伯母は、92歳で寝たきりで病院にいますが、意識は、はっきりしていて、お見舞いに来たことをとても喜んでくれました。少し親孝行した気持ちになりました。弟の所は、娘さんが男の子を出産したので、お祝いに行きました。娘さん夫婦は、お昼ご飯を作って待っていてくれました。心暖かくなる、とても充実した日を送ることができました。<br />
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2010-02-06T00:00:00+09:00
心身脱落
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=29#block377-29
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<p> 先日、禅と云う映画のDVDを見ました。専門用語が多く難しく、理解することができませんでした。今日、再放送でしたが、NHKのアーカイブスで、永平寺の雲水さんの修行番組がやっていました。「心身脱落」が、テーマでした。簡単に言ってしまえば「とらわれない心」ですが、何事もとらわれないことなど、なかなか出来ないものです。</p>
<p> 当時103歳の老師が、インタビューに答えていました。第一声は、「自然は、偉い。」と言いました。「花も虫も、自然の生き物はすべて、誰に褒められようとも、これだけの事をしたら、どのくらいの報酬がもらえるなど思わず、時が来たなら花は咲き、すべき事をして黙って去っていく。大自然の営みを、人間も真似をすれば、欲にとらわれ迷うこともなくなる。」と言います。簡単なことなのに、一日の自分の心が、とらわれないでいる時間は、皆無のようです。仕事をすれば、褒められたい思い、疲れてくると、こんなに働いたと、偉そうになってしまいます。私のすべきこと、誰に褒められなくてもすべき事をして黙って去れる心になりたいと、思っている私は、やっぱり欲が深いのかもしれません。</p>
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2010-02-03T00:00:00+09:00
鰯の頭も信心から
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=28#block377-28
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<p> 今日は節分です。東円寺では、午後6時から、本堂にてお経を上げ、豆まきの行事をしました。夕ご飯には、鰯を食べることも、昔からの決まりのようですが食べ方があります。鰯を頭から「とっとっとっ」と言いながら食べます。理由はわかりません。現在でも「とっとっと」と言いながら、鰯を食べている家庭がどのくらいあるなかわかりませんが・・</p>
<p> ことわざに、鰯の頭も信心からと云う言葉がありますが、鎌倉時代、節分の夜に各家で福豆をまき、門口に柊の枝に鰯の頭を突き刺したものを飾って、災いを追い払う慣わしがありました。鰯は、値段も安く、見向きもされないのに、節分の夜に限って災いを追い払うことからいわれたようです。</p>
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2010-02-02T00:00:00+09:00
大雪です
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=27#block377-27
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<p> 2年ぶりの大雪でした。雪かきは大変ですが、春にかけて、じわじわと土に浸み込んで行く様子は、雨では見ることができません。この雪解け水が、数十年後に飲み水になることを想像すると、自然の恵みに感謝です。</p>
<p> 昨日は、昼過ぎから雪が降り出しました。夕方には、10cm程積っていたので雪かきをしました。近所の方々も雪かきをしていましたが、若い世代の方たちは、働きに出ているので、雪かきをしている方は70歳代です。その光景を見た時、現代社会の矛盾を感じました。</p>
<p> 昔は、若い人も一緒に雪かきをしていたのではないかと思います。今では、働かなくては、お金を手に入れることはできないので、昼間若い人がいないことは当たり前ですが、当たり前でいいのかな?と思ったりします。お金以上に大切なものが、あるのではないかと思ったりもします。その何かがわかれば、いいのですが分からなかったりするので、偉そうな事はいえませんが・・・</p>
<p> 自然環境の悪化、高齢化社会、様々な事件、事故、すべて大切な何かを忘れてしまっている、警告ではないかと考えたりします。雪かきをしながら、難しい問題に頭を悩ませ、美しい一面の銀世界を見て、自然のすごさと、自分の無力さを痛感しながらの雪かきでした。</p>
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2010-01-31T00:00:00+09:00
一月も終わりです
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=26#block377-26
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<p> 東円寺では、昔から一月は、よほどの理由がない限り法事をしません。一月は、お正月の月であること、また、非常に寒いからと云う理由からかもしれません。個人的に一月は、体を休めようと思ったりします。法事は、土日に集中しますので、お茶を入れることが多く、入れた数だけ茶碗を洗わなくてはいけません。肩こりは日常ですが、時々、マッサージをお願いすると、職業を聞かれますが、答えに困ったりします。「ハードな専業主婦です。」と答えると、頭にひよこが飛んでいるような顔をされてしまいます。達成感のない仕事を毎日しています。(つぶやきと云うより、ぼやきになってしまいました)</p>
<p> 住職は、以前も書きましたように、荒神払いという大変な仕事があります。また、28日には初不動と云う大きな行事がありますのでとても大変な月です。その上に、亡くなられる方が多く葬儀が続きました。あれよ、あれよと、1ヵ月が過ぎました。</p>
<p> 今日は、法事のない最後の日曜日でした。少しのんびりしてみようと、珍しくテレビをつけると、葬儀を出すには、いくらぐらいかかるのか、また、孤独死などの番組が目に入り、考えさせられました。</p>
<p> 人は生まれた時から、死に向かって生きることが定めです。若返ることなく、確かに年を重ねていきます。昔は、野山に、亡くなった人の死体がころがっていて、烏が死体を啄ばんでいたそうです。烏は、仲間を鳴いて呼び寄せることから、烏鳴きが悪いなどと云う事を言われたようです。しかし、現在では朽ちていく死体を目にすることは、ほとんどないと思います。死に対して、他人事のように思ってしまうのかもしれません。</p>
<p> 生まれた時に、沢山の人に祝福されたように、亡くなる時も、沢山の人に惜しまれてこの世を去りたいと思うのは、私だけではないと思います・・・</p>
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2010-01-28T00:00:00+09:00
初不動
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=25#block377-25
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<p> 今日は、初不動の護摩供養をしました。東円寺にお祀りされていますお不動様は、富士山の一合目に祀られていたことは、すでに紹介させていただきました。東円寺に遷座されました時、不動講がつくられました。しかし、時とともに講社は自然消滅したようです。その後、五穀豊穣、養蚕安全祈願などをしていました。</p>
<p> 時代は移り変わり、自動車の時代になりました。昭和30年代後半より、交通安全祈願をしてほしいと頼まれて以降、富士吉田交通安全協会が中心となっての行事となりました。忍野村では、昨年、交通死亡事故0件4000日達成を、山梨県より表彰されました。お不動様のお陰かもしれません。</p>
<p> 今年も、甘酒とけんちん汁をお出ししました。護摩を焚いた後の本堂には、ごま油の香りが残ります。今年もお不動さまのご加護をいただけることと思います。</p>
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2010-01-27T00:00:00+09:00
生きていること・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=24#block377-24
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<p> お寺と云う所は、様々な方と出会いがあります。時には、神様や仏様とお話のできる方が来られます。私は、自分の目で見たこと、感じたこと以外は信じませんが、東円寺にある観音様とお話してくださる方(M子さんとさせていただきます)とのご縁は、観音様に感謝しました。初めてお会いしたのは、3年程前でした。不思議なことがありましたが、この事は、またの機会にお話したいと思います。</p>
<p> 25日にM子さんは、お参りに来てくださいました。観音様は、伝えたいことがあると、M子さんを通じてお話してくださいます。この日も、大切なお話をしてくださいました。その言葉を、お伝えしたいと思います。</p>
<p> 「今、生きている、このことこそが幸せなのです。過去を振り返って、悔やんでもどうにもならない。未来がどうなるのかを、不安に思って心配したところで、どうにかなるものでもない。今生きていることが幸せなのだから、生きていることに感謝してください。この一瞬を大事に生きることこそが大切です。辛いこと、悲しいこともたくさんありますが、生きることは学ぶことです。毎日、しっかり学んでください。」と言っていました。</p>
<p> 当たり前のことですが、なかなか実行できないものです。しかし、実行することで幸せに生きられるなら、実行したいと思うのは私だけでしょうか?</p>
<p> 明日は、初不動です。皆様のお参りをお待ちしています。</p>
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2010-01-23T00:00:00+09:00
人それぞれ?
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=23#block377-23
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<p> 昨日(1月22日)の朝日新聞の「天声人語」を読みました。「これをつぶやかずに」と思い熱く語りたいと思います。命を自然に返すという、散骨にも通じる「樹木葬」が、岩手のお寺で始まり、全国の民間霊園などに広まっていると書かれてありました。<墓を「守る」気苦労は、いくらか軽くなる>と書いてあり、がっかりしました。確かに、人それぞれの考え方があり、お寺も多種多様な対応は望まれていると思いますが、命の根幹を考えなくてはいけないと思います。</p>
<p> 人は、必ず誰かの子供です。当たり前の事です。しかし、この当たり前のことを、生活に流され、自分の努力だけで一人前になれたと勘違いをして、親の恩を忘れてしまっていないでしょうか。</p>
<p> 仏教など宗教は、その恩を思い出す機会を与えてくれる所だと思います。法事など、仏教と云うシステムの中で、やらされているように感じている人もいるかもしれません。しかし、少し、考え方を変えてみると、故人をしのぶことによって、先祖に感謝することで、初心にかえることができるのではないかと思います。私の誕生のルーツがそこにあるからです。</p>
<p> お供物の準備に、故人をしのぶ心、食事をしながら故人をしのぶ心はどのくらいあるのでしょう。準備を面倒と思ったり、会いたくない親戚と食事をすることに、意味などあるのか?時間の無駄だ。などと思う人もいると思います。しかし、命の根幹は、まさに親戚そのものだと思います。親がいて、そのまた親がいる、その親から生まれた、私たち、そして親戚なのです。目を反らしてはいけない事実です。</p>
<p> 大切にしていかなくてはいけない事は、形ではありませんが、簡素化することでもないと思います。時には、手間暇かけた、思い(こころ)があってもいいと思います。考え方は人それぞれですが、大切にしていくことは、先祖を敬う心だと思います。あくまでも、私個人の考え方ですが・・・</p>
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2010-01-20T00:00:00+09:00
山の神
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=22#block377-22
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忍野村では、江戸時代から本家を中心とした、共同体が組織されています。その宗教的シンボルとして、格一族が山の神をお祀りしています。毎年1月20日に一族の女性が中心になり、お祭りを執り行っています。間違いなく、今は平成時代ですが、忍野村では確実にお嫁さんが、江戸時代からの伝統を受け継いでいる貴重な行事です。<br />
この山の神の大きな目的は、子孫繁栄でしたが、その目的は、少しづつ変わっているように思います。豊かな時代に、昔の人の思いを、そのまま同じに受け継ぐことは難しいことかもしれませんが、山の神を祀った人々の祈りを、気持ちを受け継いで行きたいと思う日でした。
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2010-01-18T00:00:00+09:00
観音様の縁日です
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=21#block377-21
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18日は、観音様の縁日です。東円寺の観音様は、寺宝・文化財でも紹介していますが、1317年に造られました。今から693年前です。時代の想像がつきませんが、歴史を考えると様々な出来事を見てこられたことでしょう。今の私たちを見た時、何を感じていらしゃるのだろうと、お聞きしたいときがあります。しかし、残念なことに、私は観音様とお話ができませんので、独り言を聞いていただいています。<br />
本堂は本当に寒くて、冬は決死の覚悟で(けして、大げさではありません)行くほどです。暖かくなりましたら、観音様は、一人でも多くのお参りの方を、待っていることと思います。
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2010-01-16T00:00:00+09:00
温かい言葉
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=20#block377-20
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お正月が明けると、住職は三宝荒神払をするために、檀家さんの家々を回ります。明治の廃仏毀釈以後、荒神様は神社の神主さんがお払いすることが多いのですが、忍野村は、神仏混淆の名残が色濃く残っています。現在でも東円寺の住職の仕事です。この事に対して村人は、まったく不思議に思っていません。住職にとっては、とても大変な仕事です。しかし、お正月が明ける頃には、和尚さんが来てくれると、待ってくれているお婆さん達がいます。その方々から、心が温かくなる言葉をかけて頂くことがありあます。そのような時があるから、住職は氷点下の寒い中でも、頑張ることができるのかしら?と思ったりします。<br />
私も時々、住職のお陰に温かい言葉をかけていただきます。90歳になるお婆さんが、留守にしていて悪かったと、お寺までお布施を届けに来てくださいました。この方は、行事の度に、自分では持ってくることができないからと、お店の方に配達を頼んでまで、お寺にお供え物を届けてくださいます。本当に頭が下がります。<br />
年を重ね苦労して生きてきた人の言葉は、胸を打ちます。「下着でも買って下さい」と心付けをいただきました。「新しいものは温かいから」と言うのです。勿体無いと使い古した物を使った人だけが、かけられる言葉だと思いました。心を温かくしていただきました。<br />
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2010-01-15T00:00:00+09:00
忘れてはいけないこと
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=19#block377-19
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<p> 今日は、東円寺にとって嬉しいこと事がありました。大寄友右衛門さんのご子孫がいらしゃいました。とても、貴重な時間を過ごす事ができました。お話をしながら感じたことは、友右衛門と云う人が人助けのために立ち上がったことです。様々な人脈を使って、多くの命を救ってくれました。また、友右衛門さんに協力してくださる沢山の人がいたからこそ、忍野村の今日があることです。現在では、考えられない困窮した時代を生き抜いた人々が、なんとか豊かに暮らしたいと、強い思いで未来のために頑張ってくれたからこそ、今の豊かさがあるのだと思います。この事実を私たちは、忘れてはいけないと思います。<br />
こうしている間にも、時間は容赦なく過ぎていきます。過去へと刻まれていきます。刻まれていく歴史を、次の世代にしっかりと伝えていくことが、私たちの使命だと感じます。忘れてはいけないことは、未来が豊かであるように、しっかり考えていかなくては、と思う一日でした。</p>
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2010-01-14T00:00:00+09:00
道祖神祭始まる
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=18#block377-18
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今朝の最低気温は、−16℃でした。しかし、寒いほど富士山は、美しい姿を見せてくれます。昨日から、道祖神祭が始まりました。夕暮れ時の富士山と、明かりの燈った綺麗に飾りつけされた道祖神様を写してみました。
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2010-01-13T00:00:00+09:00
雪が降りました
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=17#block377-17
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昨日、お昼頃から雪が降りました。気温が低かったので、雪はサラサラしています。雪かきが楽です。雪の降った後の青空とのコントラストが、私は大好きです。
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2010-01-11T00:00:00+09:00
成人式・・・
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=16#block377-16
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今日は成人式です。忍野村では、10日に式典が行われました。私事ですが、娘が20歳になり成人しました。振り返ってみますとアッという間だったような気もしますが、やはり20年と云う歳月の重みを感じます。着物も仕立てていただき、親戚や知人に祝福される娘の姿を見た時、ありがたいと思う気持ち以上のものはありませんでした。<br />
多くの人に支えられて、娘を育ててこられたのだと思います。また、東円寺の仏様、ご先祖様、屋敷神様など目に見えない多くの力にも支えられて、生きてこられたのだと思います。感謝・感謝の一日でした。様々な思いを込めて、仏様にお供物をしました。
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2010-01-07T00:00:00+09:00
七草がゆ
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=15#block377-15
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東円寺は昔から、春の七草と一緒に、仏様にお供えした鏡餅を細かくしたものを入れて、七草がゆを作ります。お餅のもちもちとした食感が癖になる美味しさです。今年も、無病息災をお祈りして仏様にお供えして、私たちも美味しく頂戴しました。<br />
春の七草 せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ
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2010-01-04T00:00:00+09:00
つぶやく?
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=14#block377-14
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<p> 今日から仕事始めです。住職は、東円寺の役員さんとお年始に歩きます。全檀家ではありません。院号のお宅だけです。このように言ってしまうと、不公平に聞こえてしまうかもしれませんが、東円寺に一番協力してくれているお宅と解釈すると、なるほどと思えます。<br />
地獄の沙汰も金次第といいますが、確かにその通りだと思います。お金は、命の次に大切な物です。亡くなってしまった人、この世に存在しない形の無い物に対して、お金を出すことは尊いことだと思います。その尊い思いに仏や神が何らかの力を貸してくださるのではないかと私は想像します。年の初めから難しい話になってしまいましたが、遠い昔から東円寺は、協力して下さる方、支えて下さる方を大切にしてきたのだと思います。お年始に歩くこともその一つです。行事には、必ず意味があることを知っていただけたらと思います。</p>
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2010-01-01T00:00:00+09:00
除夜の鐘
https://touenji.jp/pages/95/detail=1/b_id=377/r_id=13#block377-13
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今年は、満月でした。お天気が良かったので月明かりがとても綺麗で、富士山も青白く幻想的でした。しかし今日の忍野村は本当に寒かったのですが、大勢の方にお参りいただいて、仏様も喜んでいたと思います。<br />
今年は、けんちん汁と甘酒をお出ししました。今年も無事に除夜の鐘を終えることができました。