寺庭のつぶやき

餅屋は餅屋・・・

2018-05-13
 今日から京都でお花の勉強会があります。その前に東円寺のパンフレットの打ち合わせをすることになっていました。一昨日までの間に数軒の葬儀をしたり、個々に予定が詰まっていますので、様々に予定変更をしました。
 
 打ち合わせの時間も変更していただきました。京都はどしゃ降りの雨が降っていました。自家用車で行くのか・・新幹線で行くのか・・前日まで迷いましたが、荷物が多いことが最大の理由で自家用車で行くことを決めました。
 
 お約束の時間よりも少し早く到着したので、隣のビルに雨宿りすることにしました。大粒の雨が空から降っていました。気忙しい日々の中で、雨が降っているからと空を眺めることはありません。忍野村は海抜が高いせいでしょうか、雲を近く感じることがあります。しかし、京都の空は、高いところに雲を感じ、空を見上げて大粒の雨がリズムよく落ちてくる様子が、神秘的に思えました。
 
 10分程度だったと思います。いよいよ打ち合わせを始めますと、目から鱗が落ちることばかり・・東円寺の仏像の写真をデータで送ってありました。その写真を見ながら、様々なアングルの写真がほしい・・と言う言葉を聞いてもその意味がはっきりと理解できないので曖昧に返事をしますと・・
 
 用意された仏像の写真が掲載されている雑誌を見せてくださいました。仏像の写真といえば、なぜか正面から見たものを当然のように掲載すると思い込んでいました。しかし、確かにお寺の紹介や仏像を紹介する写真は、正面からだけではなく様々なアングルで撮られいました。雑誌んなども見ているはずですが、見えていなかったようです。餅屋は餅屋なんだな・・と、当たり前のことですが、とても新鮮な感情が湧いていました。

久しぶりに・・

2018-05-12
 姉妹でお稽古に来てくれるお生徒さんがいます。お母様が出産のため数カ月お休みしていました。今日は東円寺教室のお稽古日でした。数カ月ぶりにお稽古に来てくれた姉妹は、数カ月会わなかっただけですが、身長も伸び、立ち振る舞いに成長を感じました。
 
 お花に向き合う姿勢が、しっかりしていました。子供教室ですから静かに集中してお稽古・・それが理想ですが、堅苦しい状態で学んでも仕方ない・・と言うのが私の考えで、周りが騒がしくても自分の世界を作ってほしい・・と思っています。
 
 お母様方も、兄弟がいたりすると、遠慮もありますのでうるさくしてはいけない雰囲気では息が詰まってしまいますので、ドタバタしていても、子供たちが楽しく生けている姿に満足してくれているように感じます。
 
 そんな中でお稽古していますから、時にはくねくねしたり、集中力がなくなり遊び始めたり・・けれども、久しぶりのお稽古が楽しい様子で、座布団の真ん中に座り、花と向き合い可愛らしい生け花が出来上がっていました。
 
 しかし、その成長は私の人間力、また、お花を扱う人としてしっかり学ばなければいけないことを意味しているようで・・指導していけいるのだろうか・・と少し心配になりました。

一日中・・

2018-05-11
 沼津の親戚の葬儀は午前9時でした。山梨で午前9時から行う葬儀など聞いたことはありませんが、地域によって葬儀の時間が違うことに驚きました。けれども、早い時間のお蔭で、お葬儀に参列することができました。
 
 沼津に住んでいます住職の妹と一緒に出棺まで立ち会うことができましたので心残りはありませんでした。近いようで遠い距離の妹の家に寄り、昼食をご馳走になりました。
 
 午後からは、神奈川に住んでおられる知人の家に行くことになっていました。沼津から神奈川へ・・知人宅は、先日亡くなられたお父様にお花を届けるお約束をしていました。お花は、横浜の知人に習っているアレンジメントを届けることにしていましたので、時間的にハードなスケジュールでした。
 
 アレンジメントは、仏様にお供えする生花を用意していただきました。白を基調とした清楚なお花・・けれどもアレンジメントのお花は量が必要であることを実感します。アレンジメントの先生は、様々な技法を惜しむことなく教えてくださいます。2時間のレッスンでお花を完成させて、平塚の知人宅へ・・・
 
 伺うお約束をすると、手作りのインドカレーを作って待っていてくださいます。1年に一度会えるかどうか・・という関係ですが、そのお宅に伺うと時間を忘れてくつろいでしまいます。とても穏やかで心地よい時間を過ごしました。
 
 朝家を出てから12時間・・静岡県沼津市から神奈川県横浜市へ・・横浜から平塚へ・・平塚から家路に・・充実した時間を過ごしました。

最後に会った印象が・・

2018-05-10
 今日お通夜へ向かった沼津市在住の親戚は、毎年夏休みになると、河口湖などに家族で遊びに来るのですが、その前に必ずお土産を持って寄ってくださっていました。昨年は、来られなかったのでどうしたのかな・・と思っていましたが、家族の予定でも合わないので山梨には来ないのかな・・と思っていました。
 
 11月頃、住職は痩せてしまって誰だか分からなかった・・と言うほどお痩せになった親戚の姿に驚いていましたが、本人から癌のため闘病生活を送っていることを聞きました。どうしても、山梨に来たかった・・と。
 
 余命を宣告されていたのだと思います。家族もそれを受け止めて体調は万全ではなかったようですが、本人の山梨へ行きたい・・と言う思いを叶えてあげたい・・その気持ちが伝わってきました。
 
 静かに死を受け止めておられる姿は、人として美しい姿だと感じました。死という言葉に心が乱れないと言えばウソになりますが、揺れながらも静かに揺れる心も受け止めようとされていました。
 
 連絡なく来られたので、留守の時でなくて良かった・・と、その時も感じましたが、今にも起きあがって言葉をかけてくださりそうなお顔を見ながら、最後にお会いしたときの姿が目に浮かびました。
 
 寂しさ・・よりも、確実に年齢を重ねていることを痛感します。いつかは必ず別れはきます。私が先か・・相手が先か・・日々様々な縁をいただき、様々な思い出を作っていますが、これからどれほどの方と別れなければならないのか・・そんなことを思いますと、人生はむなしいものです。

訃報が続き・・

2018-05-09
 今年は葬儀の少ない年です。けれども、不思議なことは、気候の変動が体に影響しているのかもしれませんが、葬儀は連鎖的に続きます。昨日お檀家さんの訃報を受けて、葬儀の日程が決まっています。続けて住職の従弟から、奥様のお父様が亡くなられたという訃報が・・今日になりますと、沼津の親戚から連絡が・・
 
 葬儀の日程は重なってしまいました。今年になって、お通夜を息子がすることになりました。そのようなこともあり、息子がお檀家さんのお通夜をして、住職は親戚のお通夜へ参列することができました。
 
 家族が増えたことによって、仕事を分担することができることはあり難いことです。6年ほど前までは、檀家さんのお葬儀だけでもアタフタしているのに、親戚の訃報を聞きますと、私一人でドタバタしているように感じたものです。住職は、檀家さんの葬儀に・・私は葬儀を気にかけながら、親戚の通夜や葬儀に参列していました。
 
 昔は・・という言葉はなるべく使いたくありませんが、家族には必死に頑張ってやってきた思いを伝えたくなるものです。娘に煙たがられますが、葬儀が続きますと様々な思い出が走馬灯のように浮かんできます。
天台宗 東円寺