寺庭のつぶやき

春彼岸号・・

2018-02-27
 2月半ばになると、東円寺だより春彼岸号の記事の確認作業が始まります。しかし、基本的には年末号以降の行事報告や、春彼岸以降に行われる行事の紹介なので、毎年内容はほぼ同じです。しかし、掲載する記事は、いつも悩みながら作っています。
 
 春彼岸号は、毎年6月に行われる比叡山先祖供養団参の募集記事があります。旅行行程や費用などを掲載しなければなりませんので、旅行会社を急かして行程表を作っていただくことも、この時期の風物詩になりつつあります。
 
 先祖供養団参は、団参をした1カ月以内に来年の旅行先を決めて下見に行きます。この時期を逃しますと、あーしよう、こーすれば皆さんに楽しんでいただける・・というようなことを忘れてしまいます。また、6月は日が長いので、旅行行程を作るには時季を同じにしなければ計画に無理が出ることもあります。
 
 毎年続けて15年が経とうとしていますが、完璧な年はありません。反省をしてはまた、次の予定を立てています。今年も、旅行会社とじっくり話をして作った行程です。予算も出ましたので、東円寺だよりに詳細を載せました。
 
 記事を作ること、発送するための準備など慣れてきました。すべて自分たちで作成していますので、記事が仕上がると安堵します。もう一息です。

言うべきか言わざるべきか・・

2018-02-26
 様々な場面で、「言うべきか言わざるべきか・・」悩むことは多いのですが、私の性格は、言ってしまう人なので、一言余計なことを言ってしまい失敗することを分かっていても、ぽろっと本音が・・
 
 ことわざに「口と財布は締めるが得」とありますが、このことわざを見た瞬間深くうなずいてしまいました。生活の知恵が詰まっています。
 
 生まれてからずっと一緒にいる娘ですから、娘なりに、親に対する思いは様々あるようです。けれども、日々聞かないふりをしています。子育て、家で家族皆が仕事をするというストレスは、年を重ねる以外に心が楽になることはありません。
 
 この言葉は・・「言うべきか言わざるべきか・・」日々悩みながら、毎日大人の会話とはなにか・・を考えています。

企画中・・

2018-02-25
 今年は、八大竜王様が私を呼んでいるようです。年末、何気なく手にした本が龍神様のお話でした。読み始めると面白くて、一気に読み、その後様々なアイデアが浮かんできました。
 
 けれども、私の頭は煩悩だらけですから、時に花道のこと、時に東円寺の行事のこと、時に家族のこと・・様々なことが散らかり山積みになっていますので、浮かんだアイデアを形にするまでには時間が必要です。
 
 けれども、私は何事も諦めない・・と決めていますので、まずやってみる、だめなら方法を変えてみる、それでもだめなら今ではないのだから、時間を置いて挑戦するようにしています。
 
 八大竜王というべきなのか、善女竜王なのでしょうか・・様々な不思議な縁を感じています。そこで、今年は御朱印をプロデュースしようと思っています。忍野八海に来なければ手に入れることの出来ない特別なものを・・
 
 八大竜王は、それぞれの竜王に何万という眷属がいます。その竜王が各池に祀られていることを想像しますと、そのパワーは特別です。今は、住職を中心に最終的な打ち合わせをしています。

休刊・・・

2018-02-24
 講左衛門とクニマッスンというキャラクターを作ってから、講左衛門通信を作成するまでに数カ月・・講左衛門通信第1号は2013年7月1日でした。忍野八海が平成25年6月に富士山は世界遺産文化遺産に認定され、忍野八海は構成資産となりました。
 
 2013年当時は、富士山文化遺産構成資産候補地として活動をしていました。東円寺は地域に密着した檀家寺であり、近年はファナックという大企業があるお蔭で、社宅なども充実し土着の村人以外の方が増加しましたが、それ以前は村内に移住するには仕来りがあるほど村意識が強いので、自分たちが納得できないことは受け入れてくれません。現在でも、東円寺に現存する古文書に対して疑いの目をむける人もいらっしゃいます。
 
 その理由は、先祖からそのような話は聞いたことがない・・というものですが、先祖を慕う気持ちも理解できますので、ご先祖様がお話してくださらなかった歴史を、どのようにしたら理解してくれるだろう・・と思考錯誤の末に通信を発刊することにしました。
 
 村の中ではなく、外から認めてもらう方法を模索したこともありましたが、地域の宝を守るためには、地域の理解と協力は不可欠です。そこで第一歩として、忍野村の人々に忍野八海の歴史を知っていただきたい一心で講左衛門通信という新聞折り込みのチラシに取り組みました。そのような中、忍野八海は富士山世界文化遺産構成資産になり、現在のように多くの観光客が足を運んでくれるようになりました。
 
 私自身は、講左衛門通信の題材を考えたり、その題材について調べることで多くのことを学ぶ機会を与えていただきました。ここで休刊することを決めたのは、檀家寺としてだけではなく、歴史ある東円寺を多くの方に知っていただくためにどのようにプロデュースすればいいのかを真剣に考えるときが来たように感じるからです。様々な時間が必要になってきますが、あれもこれもと欲張っては、何事も中途半端になってしまうように思いました。
 
 明日の講左衛門通信は休刊前の最終号になります。101号書き続けられたことは、読んでくださった方からの励ましの言葉があったからだと思います。休刊することに寂しい気持ちがありますが、今後も様々な経験を通して、新たな発見もあるように思いますので、その時がきたらまた通信を発刊するつもりです。

富士山の日・・・

2018-02-23
 今日は2月23日富士山の日です。山梨県と静岡県両県合同のセレモニーがハイランドリゾートで行われました。
 
 両県の知事よりご挨拶があったようですが、この挨拶にそれぞれの思いが現れていたようです。また、山梨県立富士山センターのセンター長の挨拶の中に、忍野八海が世界遺産構成資産となった経緯について、東円寺の版木と諸掛帳が現存していることを説明し、現存していることが重要なことであるという内容の話をしてくださったそうです。
 
 公の場でそのようなお話をしてくださる方は少ないので、住職は印象的だったと話していました。先日も、「版木や諸掛帳が忍野村の文化財などに指定されていますよね?」という質問に、「この版木や諸掛帳が本物かどうか確認作業をしています・・」という言葉を聞いた住職は、耳を疑ったそうです。なぜなら、山梨県の専門家、また、文化庁で認められたことで、重要な資料としてユネスコの諮問機関であるイコモスに提出されている資料だからです。
 
 これほどまでの認識の違いを、今後どのように埋めていけばよいのか・・課題は山積しています。しかし、解決の糸口は現在ありません。けれども、諦めず地道な努力あるのみだと富士山の日に改めて感じます。
天台宗 東円寺