寺庭のつぶやき

来年の・・・

2018-06-22
 今日は、先祖供養団参で撮ったスナップ写真の現像をしました。デジタルカメラによってフィルムではなくSDカードに記録され、パソコンに取り込み画像を確認して焼き増しします。
 
 3年ほど前は、SDカードの性能が良くなってしまったのでしょうか・・データを読み込む時間がかかり、2時間ほどカメラ屋さんにいました。今年は、息子が団参に参加し、カメラマンになってくれました。現像もお願いできたので私の仕事は激減しました。
 
 私もカメラを持参したのですが、例年の10分の一程度の写真量でした。何気なく撮った写真以外にも、記念写真として頼まれた写真もありますので撮った写真をすべて現像しました。緑が美しい季節です。とても素敵な写真が盛りだくさんでした。
 
 東円寺の先祖供養団は、最終日に来年の団参の予定を考えます。秋の紅葉は・・というご意見も聞こえますが、秋は行事が多いことや日暮れが早いので、昼間が一番長い6月は暑くなく、寒くなく雨が心配ですが、混雑も回避できます。
 
 来年も6月予定なので、7月半ばまでに下見を終わらせます。下見も、日の長さが変わるだけで雰囲気が違ってしまいます。また、旅行中に感じた、皆さんの様々な様子を覚えている今が良いのです。
 
 2泊目のホテルが決まりますと、ホテルから遠くない周辺施設などを調べます。様々な案が浮かんでいますが、まずは情報誌を購入して、基本情報を調べスマホなどで気になったところを検索します。長時間バスに乗っていただくので、必要以上、長距離にならないように・・・すべての意見をお聞きすることはできませんが、負担軽減できるものは・・東円寺の先祖供養団参はスペシャルな旅行なのです。

比べる・・・

2018-06-21
 孫にはいつも驚かされます。年子ですから、その貼り合う様子は、噴き出してしまうほど子供のあどけなさに可愛いかったり・・胸が痛くなるような成長過程において通らなければならない葛藤だったり・・その様子を見ているだけでも、苦の娑婆・・と感じます。
 
 年中の孫は、◌◌ちゃんばかりずるい・・という言葉を覚えました。自分の思いが通らないこで使う言葉ですが、ある時、「○○ちゃんと比べると・・」と言いますので、「なぜ、比べるの?」と聞きますと、孫も負けていません「なんで比べちゃいけないの?」と逆質問に合いました。
 
 人の苦は比べることから始まっているように感じます。あの子はあの子・・自分は自分・・そう心から思うことができたら、苦の半分以上はなくなるのではないかと・・孫には、比べる人より、自分の置かれている状況を客観的に見て、満足できる人になってほしいと願っています。
 
 このような難しい話を、年中さんに理解できると思いません。けれども、「なぜ比べるの?」と、質問し続けて答えられるようになってくれたら・・少しは何か客観的に見つめる思考が育つのではないか・・・と無駄な努力をしています。
 
 孫の方が私を分かっていて、難しい話やややこしい話を察知して聞こえないふりまでしています。お婆さんは、負けないぞ・・

お通夜・・・

2018-06-20
 私が東円寺に嫁いだ時に御詠歌をされていたおばあ様・・一人また一人と亡くなられて、今日のお通夜は最後のお一人でした。先祖供養団参へ出かける前に亡くなりなられました。比叡山へは、この方も一緒に行ってくれていたと思います。
 
 数年前に妹さんが亡くなられて、とてもお寂しい様子でした。姉妹で御詠歌をしてくださっていました。とても、素敵な声でした。
 
 御詠歌は、お唱えするだけではなく、鈴と鍾を片手に持って、曲によっては複雑な動きをしなければいけませんので、老化防止になりますが、その逆に、年を重ねると動作が鈍くなります。老化を認識することになってしまいますので、ある程度の年齢がくると、お辞めになってしまいます。若い頃の私は、「まだ大丈夫ですよ・・お声も出るし・・」などと軽くお話してしまいましたが、老化によって声がでない・・動作がうまくいかない・・それを感じるとはご本人には辛いことだったと、今になると少しだけ理解できるようになりました。
 
 ただ一言寂しい・・です。諸行無常を痛感します。頭で理解していますが、感情は無情を受け入れたくない・・ようです。
 
 「悲しいかなや 人の世は ふたたび会えぬ 別れぞと・・」御詠歌の弔い和讃の一説です。いつか必ず別れは来てしまいます。せめて、生きている間は、人と人が関わり合っているのですから、和やかに笑ってばかりいられないこともあると思いますが、許し合える優しい心を持っていたいものです。

名古屋城・・

2018-06-19
 昨日は曇っていました。夜になると、露天風呂から美しい月を見ることができました。山に囲まれた人は海に憧れます。そんなこともあり、2日目のお宿は、海沿いのホテルにしています。今年は、賢島へ・・眼下に英虞湾が見え、温泉の泉質は最高でした。
 
 今朝はご来光を拝むことができました。今日の見学のメインは名古屋城本丸御殿・・本丸御殿を再興することを提唱したのは、女性でした。2015年に他界されてしまいましたが、その方の運動によって、日本の名工と言われる職人さんの技を間近に見ることできます。
 
 まだ完成していないそうです。完成までには、10年の歳月がかかるそうです。参加者には、ご年配の方がいらっしゃいますので、少しでも負担の少ない旅行行程を考えています。今年は、帰宅時間が予定通り・・午後7時お宮橋に到着しました。まだ、空は明るく、けが人病人も出ず、無事に帰宅で来たことが何よりでした。

大阪の地震・・

2018-06-18
 起床は午前5時少し前・・根本中堂で行われます朝のお勤めは午前6時30分からですが、慣れた方が多いので、お勤めを肉眼で見られる席を確保するために午前6時、開門前に門の前に立って待っています。
 
 皆さんで行きましょう・・という添乗員からの説明を聞いている人が少ないことを実感したのは昨年ことでした。6時10分頃比叡山会館の前で皆さんを待つことにしました。しかし、私が玄関に到着する前に根本中堂へ行かれた方は半数以上でした。私は遅いくらいでした。
 
 根本中堂は本格的な工事に入り、お堂はすっかり囲われた状態になっていて外観をみることはできません。しかし、普段通りお勤めは行われ、一般の方のお参りもできます。茨城県からお越しになっているお寺の団参がありましたので、お堂には80名ほど座っておられました。多少ざわついていました。お勤めが始まる前、お勤めをされる和尚さんが「比叡山にお泊りいただいた方だけが味わうことのできる特別な時間です。是非、この清らかな空間を堪能してください・・」と。その一言でお堂の空気は一変しました。静寂の中で、香が聞こえてきますと、読経が始まります。私は、引率者としていますので無心になれませんが、根本中堂の朝のお勤めは、本当に特別な時間です。
 
 朝食後、三千院へ行く予定ですから8時にバスに乗り込みました。バスが大きく揺れた・・と思いましたら携帯電話の防災通知音が一斉に鳴り始めて地震であることに気付きました。一瞬の出来事でした。その数分後には、それぞれの携帯に安否確認の電話やメール、ラインなどが入ってきました。
 
 三千院へ時間通りに着きました。三千院でお勤めしている知人に会い元気そうで安堵しました。三千院も何事もなかったようで、普段通りだったように思います。しかし、携帯電話は繋がりにくくなっていました。また、電車が止まってしまったためにタクシーは忙しかったようです。
 
 昼食は、京都市内でした。市内の方が地震の影響があったようです。エレベータが止まってしまい、復旧させるために業者を頼んだそうですが、どこも皆同じ状況のため、復旧のめどが立たないとのことでした。バス移動のため、支障なく、天気にも恵まれ雨に降られることもなく、2日目の行程も予定通りでした。仏様やご先祖様に守られていることを参加者全員が感じた一日でした。
天台宗 東円寺