寺庭のつぶやき

お店屋さんごっこ・・

2017-09-20
 娘は、行事がどれほ大変なことであるのか理解しています。幼稚園から帰宅した子供たちが、迷惑をかけないように・・と考えて、親戚の家に預けることを考えていたようです。しかし、その話を聞いた私は、初めてお祭りの準備をした日の先代の様子を思い出しました。
 
 お祭り・・というのは、日本人の特に男性はボルテージが上がるのでしょうか。お神輿が到着する前に、忍草区会事務所を出発するときに花火が上がります。その花火が聞こえると、準場が整っているのかとても心配していました。窓から外を眺め、お神輿を担ぐ人々の声が聞こえてこないか・・耳を澄ましているようでした。
 
 そんなことを思い出した私は、娘に、子供たちを預けることが本当に良いことなのか考えるように言いました。また、お母さんは難しいことを言い出した・・と思った娘は、苛立ちながら言葉を返してきました。結論は、子供たちは親戚に預かっていただくことなく、役員さん方に手を引かれて嬉しそうにしていました。
 
 お神輿が到着しますと、担ぎ手の方々におにぎりやそうめんを振る舞います。上の孫は、お店屋さんになるんだ・・と言っておにぎりを嬉しそうに配る仕事をしました。下の子も真似をしたい・・と言い出して、お盆におにぎりをのせて歩き回っていました。疲労困憊でしたが、孫の様子を見て疲労感はどこかへ飛んでいくような錯覚を起こしました。
 
 生活の一部に行事があり、幼い頃から行事になんとなく参加していることで、何かを身に着けていくのだと痛感する出来事でした。今年も無事に直会も終わりました。午前0時・・長い一日は終わりました。今日からお彼岸です。一つ一つ・・です。

諏訪明神大祭・・

2017-09-19
 神仏習合の名残を色濃く残す、諏訪明神大祭は、東円寺と忍草浅間神社が決められた役割分担を江戸時代の風習そのままに引き継がれたお祭りです。
 
 伝統を引き継いできた東円寺は、諏訪明神大祭のお供えものを調達すること、直会の準備をすることが当たり前でした。しかし、そのような伝統が残っていることを知らない世代に交代してきたとき、「なぜ寺が、お宮のお祭りに関わっているのだ・・何か裏があるのではないか・・おかしなことだ・・」という人が現れ、その発言に同調する人が増えてきました。
 
 そのように言われてしまうと、どうしていいのか分からなくなった時もありました。しかし、これは伝統であり、それが事実なのですから、様々な憶測や中傷に右往左往することではないことに気づきました。また、伝承は引き継がなければならないことを、理解していただく努力が必要であることに気付きました。
 
 お旅所(お玉や)にお供えする饅頭とお赤飯の準備・・これについても、お赤飯と饅頭が東円寺から届けられていることを知らない人多いようです。継続すること・理解していただくこと・・どれも簡単なことではありません。

生涯学習・・

2017-09-18
 今年春、教育委員会が募集していた生涯学習教室に、華道教室を申し込みました。5人以上の参加希望がないと、開校できません。たぶん、無理だろうと思いましたが、申し込まなければその先はないと考えて、ダメもとで募集をかけました。開校できるぎりぎりの5名募集があり、開校することができました。
 
 生涯学習の成果は、文化祭に出展することです。お金をかけたり、時間のかかるものは避けたいと考えていました。
 
 先日、華道社に素敵な花器を見つけました。半額セールをしていたので迷わず購入してきました。今年秋のはやりの色はワインレッドと聞き、色も迷わずワインレッドにしました。
 
 私が尊敬している先生に、私が想像しているお花のイメージをお話しして、花材のアドバイスをしていただきました。皆さんのセンスもよかったので、教室がお花畑になりました。皆さんの目を楽しませてくれる、素敵なお花が、文化祭に出展できると思います。
 
 お花が美しく入っていることを想像していましたが、イメージ通りにいくのか不安がありました。安堵しました。

お花の勉強会・・

2017-09-17
 ほぼ一週間・・お花三昧でし。8月はお稽古ができませんでしたが、10月には花展があります。先日勉強した内容は、上級者用です。私の腕前ですと、基礎をしっかり学ばなくてはいけません。今日は、基礎勉強です。
 
 階級によって花形やテーマが決められています。私のお弟子さん(子供)は、自由花に挑戦していました。それぞれの頭の中に、自分がイメージしている何かがあります。その何かを引き出して、その子にしかできないお花を表現してほしいと思っています。充実した時間でした。
 
 想像以上に時間がかかり、家に着くとお昼ご飯をさっと済ませて、秋祭りの買出しに出ました。数軒のお店をはしごしました。買出しの時には、すっかりお花のことは忘れていますので、夕方一段落した後、残ったお花の後片づけや、残ったお花で自由花をしました。
 
 明日は、花展の花を試して生けようと思っています。午前中のお花の勉強会が遠い過去のことのようです。

運動会の思い出・・

2017-09-16
 台風が関東地方にも接近しているため、運動会を予定していた小学校は、雨天でも開催する学校が多かったようです。忍野村でも、早朝、運動会開催の花火が上がりました。
 
 私は山梨県生まれではありませんので、様々な行事にカルチャーショックを受けました。小学校5年生の時に、母の体調不良から家族で、母の実家に住まうことになりました。祖父が高齢だったことで話はトントンと進んだようです。
 
 私はまだ子供でしたら、それなりに順応しましたが、誰よりも父は地域の風習に悩まされたようです。男性ですから、あまり威嚇するような物言いをされて、腹を立てていたことを思い出します。
 
 栃木市の学校は、運動会でも給食でした。特別メニューの牛乳にイチゴやコーヒー味の粉がついてくることが楽しみでした。しかし、山梨県の多くは、親戚中が集まりお弁当を囲んでまるでお祭りのようです。祖父の方言に驚き、聞き返してしまいました。
 
 「今日は、とびっこずら・・頑張ってとんでこうよ・・」と。「今日は、かっけこだろう・・頑張って走ってくるんだよ・・」こんな意味でした。運動会と聞く度に、祖父が言ったこの言葉が頭に浮かびます。
 
 忍野村では、私が小学生だった頃よりもはるかに、親戚・知人が集まって子供たちを応援しています。今になれば、地域や親類・知人の温かい眼差しが、子供たちの豊かな感情を育てているのだと感じます。けれども、少し大げさかもしれませんが、忍野村小学校の運動会は、日本中でも5本の指に入るほど、観客がにぎやかではないのかしら?と思ったりします。
 
 雨が降ったり止んだり・・とても寒い日でした。雨が本格的に降ってきたため、お弁当を食べると中止になり、水曜日に残りの競技が行われるそうです。保護者も大変です。
天台宗 東円寺