寺庭のつぶやき

必死に・・

2017-05-14
 昨日、と言うより今朝、息子は京都から帰宅しました。昨年阿闍梨様になられた釜堀阿闍梨様の京都大廻りのお手伝いをさせていただいていました。とてもあり難いことです。しかし、日常生活も忙しい時間を過ごしていますので、息子は必死だと思います。
 
 今日は、10時から法事が入っていました。法事の時間に間に合わせるために、京都を夜中に出たそうです。数時間の仮眠を取って法事をしました。法事が終わると、神奈川県の妙円寺さんのお施餓鬼の手伝いが入っていました。疲労感は隠せませんが、仏様にお使えし必死に頑張っている姿は、一味違っていました。
 
 夫がいない間、数日ですが、娘は二人の子育てに必死でした。父親ほどの愛情はかけられませんが、留守の間は、多少子育ての手伝いをする私・・日々息子がしている仕事を黙々とこなす住職・・それぞれに頑張っています。

時間に追われて・・

2017-05-13
 幼稚園に通うようになって1カ月・・今日は幼稚園の参観日でした。法事も幾つかあり、私は子供さん方のお花のお稽古日でした。
 
 朝から大粒の雨が降っていて、二人の孫は黄色い合羽を着せられていました。雨は体を濡らしてしまうことは分かっているようで、帽子もしっかりかぶると、透明な部分からお目目をのぞかせて、嬉しそうにしていました。
 
 子供とは裏腹に、母親である娘は、自然に勝てるはずもないのに、ぶつぶつ文句を言いながら出かけて行きました。上の子が、良い子にしてくれたお蔭で、下の子の様子を見ることができて良かったと話していました。
 
 私も、何もなければ手伝ってあげたいという気持ちは募ります。しかし、頑張っている孫や娘のためにも、私もしっかり子供たちに学んでいただけるような環境を作ることが大切だと感じています。今日も時間に追われた一日でした。

ぶっきらぼうな・・

2017-05-12
 若い頃は、言葉が荒っぽかったり、強い口調で話をされると、言われた言葉尻を捕らえてしまい、本心を探ることを怠っていたように感じます。年を重なると性格が丸くなると言いますが、言葉だけではない何かが分かってくるようになるからなのかもしれません。
 
 ある方が、ぶっきらぼうに話を始めました。話の冒頭で、「嫌になってしまった・・」という言葉から始まりましたので、「何?またどこかで何かのトラブル?今度はどんな勝手なことを言っている人がいるのかしら?」と心配しました。しかし、話全体を通して思うことは、「色々あるけれど頑張れよ・・」という励ましの意味が強かったようです。
 
 ご本人に真意を聞くことはできませんので、私の都合の良い解釈だったのかもしれません。けれども、私はそう解釈することで相手に感謝することができ、幸福な気持ちになれました。
 
 とかく言葉に惑わされるのが人の常です。良きも悪しきも、言葉に惑わさることなく穏やかに生きる方が得だと感じるこの頃です。

御開帳・・

2017-05-11
 今日は、神奈川寺庭婦人の御詠歌の練習がありました。川崎市にある泉福寺の奥様にお稽古していただいています。御詠歌の練習の合間に、昔話を聞かせてくださいます。そのお話がとても興味深いものばかりです。
 
 私はとても変わっているので、苦労話を聞くのが大好きです。幼い頃から、苦労話は子守歌のような存在だったのかもしれません。誰にも苦労があることを知ることで、自分の苦労を誰かの苦労と比べ、私などまだまだ・・と思っていました。現在でも、特に寺庭婦人の年を重ねて来られた方の苦労をお聞きすると、まだまだ・・と感じています。
 
 5月1日から28日まで、泉福寺では12年に一度のご本尊御開帳がされています。神奈川では、不動明王に限らず、仏様のご縁年に御開帳されることは当たり前のようですが、山梨県の郡内地方ではあまり聞いたことがなかったので、とても新鮮に感じました。お参りさせていただき、不動明王とのご縁を深く感じました。

世代交代・・

2017-05-10
 ここ数年、老いについて考えてさせられる出来事があります。毎月、実家へ帰ると、若い頃を知っている方が、月ごとに老いが迫っている様子を感じると、切なさがこみ上げます。
 
 講話をしてくださる先生方も、世代交代の波がきているようです。今日は、普段お話くださる先生と比較すると、20歳以上年齢が下がります。お疲れ顔でしたので、何気なく「お仕事のし過ぎでは・・」とお話すると、税金関係の話で盛り上がりました。
 
 宗教法事は、何かと難しいことが多いので、意見交換させていただくことはあり難いことです。異文化交流とでも言うのでしょうか・・・
 
 帰宅すると、先日お参りに来てくださった方から、お礼状付きの地元の美味しいひものが届いていました。良い時間が流れたのでしたら、本当に良かった・・ご縁に感謝です。