寺庭のつぶやき

第12回日本精神対話学会の論文・・

2017-06-26
 第12回日本精神対話学会が9月に開催されることに決定しています。学会に提出する論文の期日は7月5日までです。一昨年より、論文提出を継続できるのなら、毎年提出させていただこうと決めていました。
 
 昨年は「恵心僧都源信」を題材にして、仏教の歴史と「生きる」ことについてを論文のテーマにして書きました。自己満足の域を脱することはできませんが、自分自身が勉強しなくてはなりませんので、人生勉強の一つとして取り組むことにしています。
 
 今年は「相応和尚」を題材にした論文を書こうと昨年決めていました。しかし、「行」(修行)を愚直に実践された方なので、いよいよ論文を書かなければ・・と思い、祖師先徳鑚仰大法会事務局から出版された本を読み終わる頃には、論文を書くということを忘れてしまうほどの衝撃がありました。私自身が納得できていなかった仏教についての一つの課題の答えを見つけることができました。すっかり相応さん崇拝者となり、相応さんの本を人生の教科書にすることにしました。
 
 尊敬する気持ちが強すぎて、相応和尚の人生等を織り交ぜながら精神対話士の論文として、全体をまとめる自信が持てずになかなか取り組むことができません。半ばあきらめていました。けれども、やっぱり世の中に、相応さんを紹介したいという気持ちが強くなり、パソコンに向かいました。
 
 やっと7割程度仕上がってきました。どのようにまとめるのかが難しいところですが、期日までに終わらせなければ・・

真剣な姿に・・

2017-06-25
「PROJECT TARO」というNY組のJr.EXILEたち・・まだ、デビューは決まっていないようですが、長い子は、NYで3年半、学校に通いながら、ダンスレッスンをしたりボイストレーニングをしたそうです。世界に通用するアーチストを目指しているようです。
 
 けれども、日本人としての心を学ぶ機会がないということで、今回お手伝いをさせていただくことになりました。17歳とはいえ、15歳で親元を離れ、外国で生活していことを考えると、落ちつた物腰は、苦労の賜物なのかもしれません。
 
 今日は、スタジオ最終日ということで、合宿の成果を披露してくれました。自分たちで振り付けをしたダンスを披露してくれました。ダンスについては、まったくの素人ですから、そのダンスにつて専門的なことは分かりませんが、とても独創的なダンスは、とても印象的でしたし迫力がありました。
 
 芸能界は、人が羨まむほど華やかな世界ですが、輝きの裏に潜む輝きに比例するほどの暗闇があると思います。暗闇に飲まれることがないよう・・・ただただ祈るばかりです。

最終日・・

2017-06-24
 日々、様々な体験から、生きることは修行だなと感じます。そんな半人前の私たちが、誰かの修行のお手伝いをするということは、それ自体が私たちの修行だと感じずにはいられません。
 
 何よりも不思議だと感じることは、日に日に修行そのものを楽しんでくれているように伝わってきます。それが、思い過ごしではないと思う理由に、最終日に書いていただく作文から分かります。作文には、日に日に変わる心情が書かれています。
 
 その内容から痛感することは、日本の教育から日本人の心を学ぶ機会が皆無に等しいということです。17歳から18歳の男の子を預かっている大人・・は、20代前半から30代前半の人たちです。しかし、食器の扱いを知っている人は少なく感じます。
 
 左にご飯茶碗、右にお椀(汁物)お箸は右側を持ち手にして置く・・など。食事の作法はめちゃくちゃになっているようです。コンビニによって食事は手軽に摂取できるようになりました。しかし、その気軽さは、食事をいただくという心が、ないがしろになってしまっているようです。
 
 男の子たちは、お寺の作法として食事作法を学んだように思っていることが多少気がかりですが、ご飯を頂くということを感じてくれたことが何よりの収穫だったのではないでしょうか。
 
 お花のお稽古をするとき、親先生がよく話される言葉があります。「生徒教えながら、私自身が一番勉強していると思うのよ」と。結果的に、教える側が一番修行させていただいたようです。

もらい泣き・・

2017-06-23
 スマートフォンのお蔭で、世の中の出来事を知ることができています。それ以外は、目覚まし代わりにテレビがつきます。NHKのニュースを見て事件や事故、様々な情報を入手しています。
 
 今週は、午前5時30分に起床・・支度をすると台所に直行して、そのまま朝食の準備をしていますので、情報入手ができません。しかし、緊急ニュースとして小林麻央さんの訃報がスマホのヤフーニュースに入ってきました。海老蔵さんが記者会見をすることを知りました。
 
 やはり、何となくテレビのニュースを見てしました。日本の伝統文化歌舞伎を背負った方・・お父様を亡くされてから数年・・背負われるものの大きさを想像すると言葉では表現できません。
 
 けれども、とても美しい記者会見だったように思います。ご夫婦が愛し愛されていたことを日本中の人が見守りました。子供さんたちにとって、大きな力になることでしょう。
 
 何かを守ること、守られることは、自分自身でも驚くような力が湧いてくるのだと思います。背負うものが大きければ大きいほど人は深い懐を作って行くのだと思います。海老蔵さんは、役者としても深みを増して行かれるでしょう・・影ながら応援していきたいと思いました。

寺庭婦人のあるある話・・

2017-06-22
 午前5時30分起床。9時に今日の清掃・座禅・朝食の補佐も無事に終わりました。今日は、神奈川寺庭婦人の御詠歌の練習がありました。講師の先生のお話を聞きながら深くうなずいていました。
 
 お孫さんの何かの発表会に行かれたそうです。寺院関係の用事で出かけるとき以外、公の場に行く機会は少ないというお話をされました。御詠歌で出かけるときには、お着物でいいけれど、発表会に着物では仰々しいでしょ・・と。お出かけするときの、服選びにまず疲れてしまってね・・・と。
 
 基本的に、私は洋服は黒か紺色を着ています。ご連絡なく、お檀家さんが葬儀の打ち合わせに来ることがあるからです。流行りのものというより、無難な服装を心掛けていますので、改まった場所へ行くときには、困惑することもあります。お疲れになる気持ちが分かります。
 
 住職の妻・・という見えない重圧もありますので、品よくするためにどうすればいいのか・・先生も普段から心がけている様子が、お話の中から伺えます。しかし、買い物にゆっくり行く時間もなく、様々なジレンマと葛藤している生活に共感しました。
 
 最近のレストランは、予約制が多いですって・・私たち、予約する余裕はないわよね・・今日時間があるから、何かおいしいものでも食べましょう・・そんな感じでしょ。なんだか、世の中についていけないわね・・と。
 
 時に世俗を離れた意識と、子育てや近所、親戚関係などは、常識的に対応する応用力が必要になります。けれども、意識しなければならないことが相反するものなので、ギャップも大きく疲れます。
 
天台宗 東円寺