寺庭のつぶやき

言葉・・

2017-05-31
 5月も今日で終わってしまいました。5月に入ったころは、ケヤキに葉はありませんでした。今、窓の外を眺めると、重たいほどの葉が風に揺れています。
 
 先日、マンガでわかる10歳までに覚えておきたい言葉1000・・という本を購入しました。最近感じるのは、大人だからと、難しい本を読むよりも、わかりやすく書かれた本を読み、何かを深めていくことが覚える近道なのではなかと・・
 
 誤った解釈をしている言葉・・知らなかった言葉・・言葉を意識するようになったのは最近です。しかし、人生は人と人とのコミュニケーション能力によって差が生まれてくることを年を重ねるたびに痛感しています。
 
 言葉を知ることによって、相手に自分の思いを伝える・・言葉(表現)を知らなかったために、相手を傷つけることや誤解されてしまうこともあるでしょう。言葉を知ることによって、豊かな表現ができるようになれば、相手を喜ばすこともできるようになるかも・・しれません。

事務的に・・

2017-05-30
 人が生活する中で、どのようなものにも組織があります。しかし、組織というのは実に曖昧なもののような気がします。
 
 組織の長によって運営は変わります。多少変わるという組織もあれば、長が変わることによって方針が大きく変わるということも聞きます。けれども、本来は、どなたが長になっても、方針や運営が変わるものではないのだと、私は考えます。
 
 様々な作業を通して感じることは、何事も事務的に仕分けていくことが最善の方法だ感じます、しかし、事務的に処理することはとても難しいことです。それは、人と人がつながっている証だと考えることもできますが、心情に流されてしまえば、組織の根幹がおかしくなってしまうことを意識しなければなりません。
 
 小さな島国です。先祖を辿れば皆親戚なのでしょう。けれども、グローバルな社会を円滑に生きるためには、時として心を鬼にして私情を押し殺さなければいけいない時があるのではないかと感じます。
 
 事務的に・・誰にとっても、難しい課題です。

火中の栗を拾う・・

2017-05-29
 昔、誰かに「火中の栗を拾うことはしてはダメよ・・」という助言をいただきました。しかし、ふと、檀家寺に住まうということは、必然的に火中の栗を拾う場合が多いことに気付いてしまいました。
 
 上手に振る舞う方法もあるかもしれませんが、上手に振る舞っては、話のまとまらないこともあるような・・基本的に、栗は拾うものと育てられているからそう思うのかもしれません。
 
 夢の話ですが、ある日私は仕事をしていました。どこのお宅かわかりませんが、老婆が出てきて私に数珠を差し出して、「この数珠はとても良いものなの。紐が伸びてしまっているけれど、もらってくれないかしら・・」と言われました。本心では、「伸びた数珠などもらってどうしたらいいのかしら・・」と思いながら、「ありがとうございます」と受け取ると、その老婆はすうっといなくなっていました。
 
 それが何を意味するものだったのか・・後になって何となくあれかしら・・と思うことがありました。老婆から数珠をもらっていなかったら今の私の人生はないような気がします。拾う・・もらうも縁なのだと感じます。

不動明王縁日・・

2017-05-28
 今日滋賀県にある伊崎寺では、大護摩が厳修されています。縁ある方々に導かれて、息子はお手伝いをさせていただいています。
 
 伊崎寺というお寺は、貞観年間に相応和尚が寺院を建立、自作の不動明王を安置されました。天台宗では、祖師先徳鑚仰大法会が開催されています。事業としては、国宝根本中堂を大改修しています。
 
 一昨年伝教大師ご誕生1250年、昨年恵心僧都1000年御遠忌、今年は、相応和尚1000年御遠忌があります。昨年は、恵心僧都の生涯が絵本(復刻版)と冊子になって紹介されています。今年は、回峰行の祖相応さんの冊子が出版されました。
 
 恵心僧都、相応和尚の導きのよって多くの僧侶が誕生しました。私は、恵心僧都の誰もが「南無阿弥陀仏と唱えれば、来迎にあずかる・・」というお話に心を打たれました。また、相応和尚の生涯を知ることで、ひたむきに仏様を慕う姿に感動しました。
 
 私は在家です。仏様と縁のない生活をしていましたが、このように仏縁をいただいたことを不思議の感じる時があります。様々な縁を通し、書物を通して感じるのは、不動様との縁です。
 
 不思議なことばかりなので、今後感じることは変わるかもしれませんが、仏様を慕い、日々感謝して生活したいと思っています。

お参りさせてください・・

2017-05-27
 「あさイチ」の放送後、多少問い合わせのお電話があります。しかし、返答に困るお問い合わせに、どのようにお返事させていただけばいいのか・・考えさせられます。
 
 「天井絵を見せてくれるお寺さんですか?」と言う言葉に、あさイチで「天井絵を見せてくれるお寺・・」と、紹介されてはいません。しかし、他の寺院で仏像なども同じような問い合わせがあると聞きますので、寺院に対する知識はその程度だという話も聞きます。
 
 ある方が言っておられましたが、そのような時には、「お参りはしていただけます」と言えば良いんだよ・・と言われ、「なるほど・・」と思いました。
 
 思い込みでお話されている方が多いので、否定するのも失礼ですし、肯定するのも後々面倒だと思ったり・・分からなくて当然のこともありますので、一概には言えませんが、問い合わせする側も、応対する側も、相手の立場になって考える必要を感じます。
天台宗 東円寺