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寺庭のはなだより

「寺庭のつぶやき」は、日々感じる矛盾、人間関係、お寺ならではの苦悩、時には、つぶやきではなくぼやきもありますが、四苦八苦しながらお寺で生活をしているリアルタイムな話題を、お届けしておりました。

 リニューアルしました「寺庭のはなだより」は、つぶやきという個人的な感想ではなく、「はな」をテーマに時には植物の「花」であったり、時に「はな」という植物と人を関連させながらお便りの感覚で発信させていただきたいと思っています。

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今日できることは今日中に・・・

2019-02-24
 幼い頃、両親から買ってもらった記憶は薄いのですが、伯母からいただいた小物や雑貨、文房具などはとてもカラフルで可愛かったという記憶があります。そのワクワクした気持ちは、年を重ねた今も同じです。
 
 新しもの好き・・という言い方もあるかもしれませんが、自分に購入するというより、プレゼントにどうだろう・・と思い、相手の喜ぶ顔を想像することが楽しみです。そんな言い方をすると誤解されそうですが、この話には続きがあって、喜んでくれるものを購入することができた・・という自己満足が最終結論にあります。また、考えが古いので、自分のために購入することに多少ためらう・・ということもあるように思います。
 
 昨晩、あるテレビ番組で文房具の大手メーカーが、他者の製品をほめちぎるという、昔では到底想像できない型破りなものが放送されていました。そこで紹介された文房具がどうしても気になって、今日ここなら置いてあるだろうと思ったお店へ向かいました。
 
 何件かはしごしなければいけないかしら?と覚悟していたのですが、思ったところで購入することができました。職業病で、明日の予定はわからない・・そんなことから、今日できることは今日中に・・と。体力の続く限り、今日という日と戦っていきたいと思っています。

東円寺だよりの作成・・・

2019-02-22
 2月も後半になりますと、東円寺だよりの春彼岸号を作成するのも恒例行事です。昨年の9月に入りますと、ご年配の方がお亡くなりにました。今年に入ってからも続いています。
 
 住職たちは、葬儀に追われています。例年1月・2月は法事が少ない時期です。1カ月前は土・日曜日でも予定の入っていない日もありましたが、気付けば予定のない日はありませんでした。
 
 3月が迫り焦りを感じて、東円寺便りの作成に入りました。内容については例年通りです。年末に行った行事報告、お盆までの間の行事のご案内など・・春彼岸号・お盆号・年末号・・年3回発行していますが、行事の報告、ご案内のない号はありません。
 
 現在様々なところで言われている墓じまい・・というフレーズ。寺院とお檀家さんとの距離によって方法や考えが変わってくるように思います。東円寺便りを作成して15年以上の歳月が過ぎましたが、何事も継続すること、そのような小さな努力が未来を変えると信じています。

全速力で・・・

2019-02-21
 幼い頃から、母親からお買い物を頼まれたり、学校に通う・・という日常で歩く・・ことができず、必ず走っていたという記憶があります。なぜ、走らなければいけないと思っていたのか理由は全く分かりませんが、走らなくていけいない・・そう思っていました。
 
 様々なことを分析すると、何事も急がなければいけない・・そう言う強迫観念があったように思います。けれども、それは悪い一面もあり、物事を丁寧に終わらすことができないように思います。
 
 そんな自分の欠点に気付いたので、丁寧に・・を心がけていますが、しかしせっかちな性格は簡単に変わるはずもなく、最近は忙しさに拍車がかかり、家にいる時間は人と会う約束が入っています。なぜこんなに時間に追われているのか・・
 
 人生は時間が限られていますので、全速力で生きるのも悪くない・・そう思ったりします。2月も残り数日・・今年は雪が全くありませんので、おかしな感じです。

時代の移り変わり・・

2019-02-20
 嫁いで様々なことに驚いたり、戸惑ったりした出来事を鮮明に覚えているのですが、その中でも強烈に戸惑い驚いたことは、近所にある商店の奥さんの名前でした。私が嫁ぐ2年ほど前まで保育園をしていたので、その商店で商品を買う時はつけでした。
 
 「○○ちゃんのところで買って来て・・」と言われ、とても綺麗なお花の名前で◌◌ちゃん・・というので、てっきり可愛いお嬢さんだと思い込んでお店に行くと70歳を過ぎたおばあちゃまが出てきて対応してくれました。かなり衝撃的で、近所の方々もみんな「○○ちゃん・・」と呼ぶので、そのギャップに慣れるまで時間がかかりました。
 
 まだ先代が生きていたころ・・先代の母親が生きていたころ・・そのように遡って行くと様々な時代が流れてきたのではないかと思います。
 
 数年前に◌◌ちゃんのご主人は亡くなられて、息子さんが素敵な家を建てられお引越しされました。昨年、おばあ様も亡くなり思い出が詰まったご自宅とお店は解体されることになりました。
 
 現在忍野村にはコンビニが3件あり、スーパーマーケットもドラッグストアーも大きくありませんが、ホームセンターもありますので買い物に不自由することはありません。しかし、20年以上前、スーパーマーケットもドラッグストアーもホームセンターもありませんでした。小さな商店が日常生活に欠かせない様々なものを置いてくれていた時代を想像しますと、切ない気持ちになります。諸行無常です。

有意義に・・

2019-02-18
 今日は2カ月ぶりに、生涯学習のお稽古がありました。お花代を500円~800円に値上げさせていただきました。お花屋さんのお蔭で、500円でも素敵にお花を生けることができますが、800円でお願いしますと木の花材が入っています。お花を生けたことがない方は、草や花だけの方が作品としてまとまっていきます。
 
 生け花は木の花材が入りますと、アレンジメントとの違いがはっきり分かってきます。植物がのびやかに生けられるようになりますと、生命感がはっきり作品に表現されます。
 
 お花の見方も様々な見方ができます。木の花材が入ると遠近感について意識しなければいけません。意識が生まれることによって表現力が変わります。木といえば高いもの・・という視点で作品を作ったのでしたら、木が高く生けられて、草や花は木の根元に・・と言った感じです。
 
 様々な視点から見て、花が大きく見えるときは、木を左右に持っていき、木が遠くに見える・・というアングルの生け方もできます。その場合は花が高めに生けられるという感じです。
 
 生け方の正解はありません。しかし、自分が何を表現したいのか・・それが何よりも重要であることを学んでいただけたら、様々な植物を見る目が養われ、学んだ成果が現れます。簡単に理解できるものではありませんが、繰り返すことで見えるようになるのが、お稽古ごとの不思議です。
天台宗 東円寺
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