寺庭のつぶやき

庫裡の繰り言

 寺庭のつぶやきは、日々感じる矛盾、人間関係、お寺ならではの苦悩、時には、つぶやきではなくぼやきもありますが、四苦八苦しながらお寺で生活をしているリアルタイムな話題を、お届けしたいと思っています。
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大切に思うこと・・

2018-05-31
 時々なぜ私は此処にいて、こんなことをしているのだろう・・そんなことを意識するようになったのは、小学生高学年でした。漠然と感じていたその思いは、年を重ねても漠然と、私はなぜ此処にいてこんなことをしているのだろう・・と思うのです。
 
 そうして降り帰ると、私の意思であるような・・そうでもないような・・その行動は人生に大きく関わっていることをはっきり感じます。
 
 アレンジメント教えてくださる先生のお母様につけていただいた、私の名前・・時にその名前は、名前の持つ意味の深さを感じる時、その名に恥じない人であるだろうか・・ときには、みという字を美しいという字を使っていたら私は美しくなれたのではないか・・と、ばかばかしい話ですが、そんなことを真剣に思ったこともありました。
 
 自分の名前から自分を見つめる機会を与えていただける素敵な名前・・人生初めての一生のプレゼントである名前を付けてくださった名付け親・・天国で私をどのように見てくださっているのか・・
 
 今日は、レッスンの日でした。ぽつぽつとお母様のお話を話す先生は、ある日の買い物の思い出を話てくださいました。待ち合わせをして合流すると、先生の着ていたお洋服がお母様は気にいらなかったようです。「なぜ、私と買い物だと分かっていたのに、私が好きではないお洋服を着てきたの?気にいらないわ・・今日は帰る・・」とおっしゃって、そのまま帰ってしまったそうです。「ねえ、ひどいと思わない・・」と。
 
 お母様らしいお話ですから、そんな風に言える親子関係が素敵に感じました。「お母様カッコイイですね・・」と。亡くなられて25年ほどの歳月が過ぎています。過去に戻ったような・・けれども、お母様という縁を通じで、娘さんと未来を紡いでいるような・・やっぱり不思議な縁に様々な感情がこみ上げてきます。

驚きの連続・・

2018-05-30
 昨晩、28日に行われた伊崎寺の大護摩のお手伝いから帰宅したお婿さんに、別冊太陽の「比叡山」を見せました。この冊子の存在を知っていたようです。回峰行についても取材してあったのですが、そのモデルとなり取材対象だったのは、実兄だというではありませんか・・・僕も写っています・・と。
 
 本当に驚くことばかりです。この世に偶然はないのかもしれない・・そう漠然と思うことは度々ありましたが、冊子が発刊されたのが2006年・・今から12年前のことですから、会うべき人と出会い、縁が紡がれていくことをはっきり感じます。
 
 撮影は順調に終わり、古都デザインの方は午前中でお帰りなられました。私は、明日から、時間に追われて忙しくなるので、美容院へ行くことにしました。
 
 天気予報が当たり、夕方から降り出した雨は、時間の経過ともに大粒の雨が落ちてきました。嫁いで間もない頃から比べたら、肩の力は抜けていますが、パンフレット作成という節目に、今目の前に起こった出来事を一つ一つ丁寧に取り組んでいくことを積み重ねる重要性と、肩に力を入れなくても進まなくてはいけない道があるのならば・・・と思うと、今まで以上に肩の力が抜けていく感じがしました。

会うべきして・・

2018-05-29
 今日は、京都からパンフレットデザインを手掛けてくださる古都デザインさんが、東円寺の経営状況を慮って、プロのカメラマンを頼まず、ご自身で写真を撮ってくださるために来寺されました。
 
 古都デザインとの出会いも不思議でした。一昨年のお正月、浄土真宗東本願寺派から発刊されていますジャポニズムという冊子は富士山を特集しました。その冊子に東円寺のHPにある富士山の写真を使わせていただきたい・・という内容の電話がありました。その写真は、天野さんという檀家さんが、ご自身のお名前を明記してくれれば、どのように使ってもいいですよ・・という写真でした。
 
 富士山の写真といえば、世界中に膨大な写真が存在していますが、その膨大な写真から、この1枚を選んでくさだったことを私は素直に嬉しく感じました。そのような思いがありましたので、何度かメールのやり取りを重ねて無事に発刊されました。
 
 一般的には、そこで何らかの関係に発展することは難しいと思います。しかし、池坊の勉強を深めるために京都へ行っていることをお話しますと、一度食事でも・・しかし、京都へ訪れ時間が合いますと食事をご一緒させていただく間柄になりました。食事をしながら、古都デザインにパンフレットを作成していただくことになるとは夢にも考えていませんでした。
 
 ところが、私の今年初め奈良の万葉博物館へ無謀に出向いたやってみなければ始まらない・・という行動によって落ちてきた牡丹餅だった??のかしら・・と、パンフレットをお願いすることが決まったとき・・・今日まではそう感じていました。
 
 お土産に2006年に古都デザインが手掛けた別冊太陽の「比叡山」を頂戴しました。東円寺の仏様はお願いすべき相手をすでに選ばれていたんだ・・・と。また、写真を撮ってくださった古都デザインの代表の方のご実家は、東円寺の天井絵と関係の深い神応寺が子供時代の遊び場だったと・・・
 
 ただただ驚きの連続でした・・・

森・・・

2018-05-28
 東円寺の墓地は、本堂の裏にあります。墓石はすべて本堂を向いて建てられています。お墓の裏ては山なので、この時期木々の葉が生い茂り緑一色になっています。
 
 小鳥のさえずり、風が吹き抜ける音・・・何も考えずこの空間に身を置いたならばどれほど心穏やかに呼吸することができるでしょう・・
 
 悲しいことは、その空間が生活の場ですから、煩悩が多い私は何も考えるなど難しくて、穏やかな空間の中で穏やか・・・と言うにはほど遠い時間を過ごしているようです。
 
 今日は第4月曜日・・東円寺講中さんと御詠歌の練習です。40年以上の歴史を持つ御詠歌隊です。しかし、年を重ねてきた住職は、作法など厳しいことは言わず・・スパルタ方式で、10曲以上の和讃を3番まで歌いますので、声がかすれてきます。
 
 けれども、このスパルタ方式は、曲を覚えるという意味ではとても効果的です。どのような指導方法が正しいことであるのか・・難しいところですが、ときには、作法の確認などしをしながら楽しい会になればそれでいいのだろうと考えます。
 
 何もないという日はありませんが、今日も今日の行事が終わったことが生きている証のようです。

茶道と花道・・

2018-05-27
 今日は、表千家同門会の山梨県総会がありました。欠席する予定でしたが、親先生が出席したいとのことだったので出席することになりました。
 
 どのような会でも、1年間の活動報告と収支決算の報告がありますが、運営をする人たちは、活動内容を考え、どの程度の予算にするのかを決定しなければならず、当たり前のことですが、裏方の苦労というのはやってみないと分からないものです。
 
 一般講習会もありました。茶道の奥深さも長くお稽古をしなければ見えてきませんが、奥深いゆえにその深さが見えてきますと、面白くなりやめられなくなるのだと思います。
 
 帰宅途中に、みやこ池坊の社中花展が富士吉田市で開催されていることを聞いていた親先生の希望で、花展を拝見することになりました。1社中で、30名以上の生徒さんがいらっしゃって、社中花展をすることは大変なことだと感じます。知り合いのお花も拝見することができましたので、有意義な時間を過ごすことができました。