寺庭のつぶやき

庫裡の繰り言

 寺庭のつぶやきは、日々感じる矛盾、人間関係、お寺ならではの苦悩、時には、つぶやきではなくぼやきもありますが、四苦八苦しながらお寺で生活をしているリアルタイムな話題を、お届けしたいと思っています。
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予定では・・・

2012-01-10
 年明け、毎日忙しくしているので、実家に年始の挨拶に行くこともできません。両親も仕方がないこと、理解してくれています。

 しかし、毎月10日は、お手伝いに行くので、今日ぐらいは、お泊りして親孝行でも・・と思っていました。けれども、今後の予定を考えてしまい、やっぱり家に帰ることになりました。

 時々寂しく感じることは、実家や親といる時間よりも、住職を心配したり、自分の部屋で休むことが一番になっていることに気が付くときです。

  「当たり前じゃない。」と、思っている自分と、親元が一番の安らぎと感じていた頃の自分。その感情の変化に気がついてしまうと、なんだかおかしな気分です。両親は、私の心の変化に、「大人になってと・・」と、喜んでくれると思いますが、やはり、なんだか寂しい気持ちになるのではないかと想像します。

 人の心の複雑さを感じる、今日この頃です。

初釜・・

2012-01-09
 年明け早々、何かと行事が続きます。今日は、初釜でした。

 10年ほど前には、初釜は、先生の親先生のお宅に伺いました。しかし、7年ほど前から、先生のご自宅での初釜です。天候に恵まれ、穏やかな初釜日和でした。

 今日は、葬儀もありました。院号のお宅だったので、お手伝いのお坊さんが来られます。お昼ご飯をお出しするのには、早い時間ですが、葬儀が終わってからでは、遅くなり過ぎてしまいます。早いお昼ご飯をお出しします。うどんの場合が多いのですが、お昼ご飯といっても、簡単な軽食です。

 食事をたくさん取ってしまうと、唾液が出て、お経をうまく唱えることが出来なくなります。しかし、空腹では、声に力が入りません。ほどほどの食事をお出しするのは、なかなか気を遣います。

 初釜にも行かなくては、義理を欠いてしまいます。お手伝いのお坊さんに、新年のご挨拶をした後、お食事をお出しして、出かけることをお詫びして、初釜に向かいました。

 着物に着替えて、ドタバタと初釜に行きました。「お茶を頂く時には、日常を忘れて・・」というのが、先生の口癖です。しかし、落ち着こうと思い、ゆったり構えていたら、薄茶では正客にしていただき、「美味しく頂戴しました。」と簡単なご挨拶をしてしまったところで、先生から一言・・「もっと、気の利いた、お話を・・」と、落ち着く気持ちが、気を抜いてしまっていることに気がつき、とても恥ずかしくなりました。

 まだまだ、未熟者の私です。

新婚さん・・

2012-01-08
 3年ほど前から、檀家さんのご子息が結婚して、東円寺に結婚の報告に来て下さった方には、夫婦の数珠をお祝いにお渡ししています。これには、深い事情があります。

 昭和40年代までは、忍野村では、自宅で結婚式を挙げていました。結婚式を挙げた後、花嫁さんは、花嫁衣装のまま、お寺と区長さんに、ご挨拶回りをしていたそうです。

 ご子息がお嫁さんをもらうと言うことは、一人前になったという証であったと思います。区長さんにご挨拶に行くという行為は、一人前の大人として、地域のお仲間入りをさせてもらうためだったのではないかと想像します。また、お寺に挨拶に来たのは、「息子も嫁をもらい、一人前になったので、宜しくお願いします。ご先祖様、どうか、息子夫婦が仲良く、健康でいられますように。」という、願掛けの意味もあったのではないかと思います。

 昭和50年代に入ると、結婚式場で挙式を挙げるようになりました。何時の頃からか、お寺や区長さんのお宅を回るという風習はなくなってしまいました。

 お寺と檀家さんの縁が、希薄になってしまう理由の一つに、家族ぐるみのお付き合いをしていない事だと感じています。自分の大切な人が亡くなるという、究極の状態の時に、一度も話しをたことにない人(お坊さんに)に、「こうしろ、あーしろ。」と言われて、よく分からないうちに葬儀が終わり、後々よく考えると、ふに落ちないことが出てきても、過去に戻ることは出来ません。誤解もあるかもしれません。誤解したままでは、檀家さんとお寺の関係は、うまくいくはずがありません。

 きれい事かもしれませんが、昔のように、お寺と檀家さん家族が、家族ぐるみのお付き合いが出来たら、もう少しお寺のことを、ご理解いただけるのかなと思います。そこで、結婚するとき、また、結婚したら、お寺にお越し頂き、一度は顔を合わせることで、お寺と檀家さん、世代を超えたお付き合いが出来るのでは?と、試行錯誤の末に、現在のような取り組みをすることにしました。

 とは言え、皆さん来て下さるわけではありません。けれども、今日は、新婚さんが、結婚の報告に来てくださいました。なんてことはない世間話でしたが、時間を忘れて、楽しくお話させていただきました。嬉しいものです。 

七草がゆ・・

2012-01-07
 今年も無病息災を祈って、七草がゆを作りました。仏様にお供えし、私たちも朝食にいただきました。 東円寺の七草がゆには、砕いたお供え餅が入っています。もちもちとした食感が何とも言えません。

 東円寺秘伝・・七草がゆの作り方
 おかゆのが炊けましたら、刻んだ七草を入れます。その中に一口サイズに砕いた御供え餅を入れます。お餅が柔らかくなったら、好みの塩加減で味を調えて出来上がりです。来年、試して見てください。

 春の七草 せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ

そう言えば・・

2012-01-06
 29日のお餅つきをしていて、気忙しかったときに、待ちに待った郵便物が届きました。メンタル協会からの、認定証の通知です。合格率は、80%です。もしかしたら、落ちてしまっているかも?と、不安でした。

 次の講習を受けるためには、認定証をいただかなくては、受講できません。(当たり前の話ですが・・)資格を取得することも大切な事ですが、それ以上に、講習を受講することが、何よりの楽しみです。

 1月15日から、ステップ2の講習を受けることができます。とても、嬉しい通知でしたが、あまりの忙しさに、喜ぶ暇さえなく、ここ数日落ち着いた生活に戻り、冷静に考えると、ドタバタしながら、受講した結果はどうだったの?と思われている方がいてくださるのなら、報告しておかなくては・・と思いました。

 今日は、お茶の先生のお宅に、新年のご挨拶に行きました。また、以前から大変お世話になっている、妙圓寺さんにも伺いました。

 2日、朝目が覚めると、右目に痛みを感じました。疲れからでしょうか?内出血をしていて、白目が赤くなっていました。あまりの赤い色に、住職も娘も、「お母さん、眼帯していてくれない。」と、私の目を見たくないようでした。

 鏡に映る自分の目が、確かに気持ち悪いのですが、眼帯をするのも大げさなので、直るまでそのままでいることにしました。今日になってだいぶ良くなってきました。そんなこともあり、新年のご挨拶が今頃になってしまいました。

 目を気遣ってくれる住職が、神奈川の妙圓寺さんのご挨拶に連れて行ってくれました。しかし、出かけて間もなく、電話があり、葬儀の連絡が入りました。やっぱり気忙しい、毎日です。
天台宗 東円寺