寺庭のつぶやき

庫裡の繰り言

 寺庭のつぶやきは、日々感じる矛盾、人間関係、お寺ならではの苦悩、時には、つぶやきではなくぼやきもありますが、四苦八苦しながらお寺で生活をしているリアルタイムな話題を、お届けしたいと思っています。
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家を継ぐこと・・

2011-07-23
 ここのところ、私の頭を悩ませているのは、離れの増改築です。真冬になる前に・・・と多少焦っていることも、悩みが拡大しているような気もします。
 増改築の話が出た当初は、ハウスメーカーにお願いする予定でした。しかし、以前、東円寺の寺務所を作ってくださり、また、現在車庫をお願いしている建築会社の息子さんにご相談したところ、アドバイスしてくださる姿勢や、仕事に対するプロフェショナルを感じてお願いする事になりました。

 ハウスメーカーでは、大枠を決めてしまえば、メーカーにお任せすることができます。見方を変えるならば、あまり多くの注文は、お願いしにくいということです。
 私は、建築雑誌を見ることが好きです。台所の改修工事などで、多少の経験があったので、自分の好みに建物を造れることが、夢が叶うようで嬉しかったのですが、その考えは甘いことに気づきました。自分の無知さを痛感しています。
 しかし、丸広建築の息子さんは、そんな「とんちんかん」な私の話を、しっかり聞いてくれます。住職は、時間をかけて話をするのが苦手なので、ちらっと図面を覗いては、ちょこちょこっと自分の希望を言って、すっといなくなります。そんな、住職の言葉もしっかり聞いてくださいます。

 丸広建築は、代表であるお父様が、腕の良い大工さんです。その後を継ぐことは、一昔前は、大工さんになることだったと思います。しかし、息子さんは設計を学び、「お客さんと、お客さんが納得するまで話し合い、家の図面を作り上げるお仕事をする」という、田舎では想像がつかない方法で、お仕事を継ぎ、家を継いでいます。
 最近では、当たり前と思われると思いますが、継がれた当初を想像すると、ご自身も葛藤されたことでしょうが、親御さんも心配されたのではないかと思います。現在では、時代の先取りです。腕の良い職人さんもいる、建築屋さんならではの、良い仕事されているという評判は、口コミで広がるものです。

 本当に人柄が素晴らしいのです。忍耐強いのです。今回の増改築を通して、多くの事を学ばせていただいています。自分の知識の浅さを痛感しています。また、また、勉強です。

座禅体験・・

2011-07-22
 第二回夏休み座禅体験を企画しました。どなたでも、気軽に体験していただきたいと思っています。お誘い合わせてお出かけください。

 懐かしいお話を聞きました。東円寺が保育園をしていた頃、園児達は座禅をしたそうです。先代が園長をしていました。「今日は、座禅をするぞ。」と言う園長に連れられて、園児達は皆、本堂に行ったそうです。虫の気配に体を動かすと、禅杖でたたかれたそうです。

 座禅の問い合わせがありました。料金についての問い合わせもあります。写経も座禅のご案内のも、料金を載せていません。ホームページを作るときに、要予約と記載し、写経の奉納料を記入したら、ホームページの会社で、「キャンセル料についても記載してください。」と言われました。
 様々な行事があることから、行事と座禅や写経が重なってしまってはいけないという思いから、要予約にしました。一般的には、予約をしてキャンセルすると、キャンセル料がかかるかもしれませんが、座禅や写経のキャンセルに、キャンセル料はありません。そのことを、記載することに抵抗を感じました。座禅や写経は商売ではありません。ホームページ会社の担当に、どのように、説明しても、ご理解いただけないようなので、そのやりとりが面倒になり、記載しないことにしました。
 一般的に写経は、奉納料1000円です。座禅については、様々ですが、お賽銭と思っていただき、東円寺では、一人500円頂くことにしています。
 座禅も写経も、誰のためでもありません。自分のためです。私達は、そのお手伝いをするだけです。多くの皆様のご体験をお待ちしております。

続く葬儀・・

2011-07-21
 お盆前の葬儀は、お施主さんが何かと大変です。今年のうちに新盆をするかどうかを決めるのは、お施主さんですが、今日亡くなられた方は、新盆を迎えたいとの希望でした。

 一般的には、お葬式した後、亡くなって49日の少し前に、49日忌の法要をします。サラリーマンが多いことから、法事は土曜日か日曜日になります。忍野では、「三月(みつき)またぎ」を嫌います。迷信ですが、「不幸がみにつく」ということを言ったそうです。昔ながら習慣で、葬儀から2ヶ月以内に、49日忌をします。

 しかし、お盆は例外です。一般的には、49日忌の法要で仏様になります。仏様にならなければ、新盆供養は出来ないという理屈です。今年の内に新盆をする場合は、8月7日までに、49日忌をしなくていけません。8月13日から、親戚・知人などが新盆の家に、お悔やみ参りをするので、毎日がバタバタです。それでも、今年の内にしないと、来年では、間が抜けてしまうと言う人が多いのも、現実です。

 6月・7月と本当に葬儀が続いています。寒暖の差が大きいことも、年配の方々には負担がかかるのだと思います。寒暖の差と言えば、今日、忍野村の朝の気温は、16℃です。温度計がおかしいのでは?と思いたくなるような気温ですが、涼しいを通り越して、めちゃくちゃ寒い一日でした。もしかしたら、富士山は雪が降っているかもしれません。

雨台風・・

2011-07-20
 各地に多くの被害をもたらした台風ですが、忍野村では雨が多かったこと以外、被害はありませんでした。テレビなどでは明日も注意を呼び掛けていますが、虫が鳴き始めたりしているので、台風はやってこないのでは?と予想しています。

 虫や動物など、予知能力があるようです。蜂は巣を作るとき、大きい台風や台風が多く接近する年には家の周りに作るそうです。あまり台風が来ないときとでは、巣を作る場所が違います。また、植物なども、予知能力があるようです。すすきの葉は、葉に節ができると、その節の数だけ台風が接近するのだと聞きます。台風の来ないときには、節は無いそうです。何故節ができるのか?というと、長いすすきの葉を守るためだそうです。節があることで、強度を作り、葉が倒れないように保護するためだそうです。嘘のような本当の話です。

 しかし、東日本大震災によって被災されている多くの方がいることを想像するだけでも胸が痛いのに、台風によって、また、被害にあわれる人がでないことを祈るばかりです。

なでしこジャパン・・・

2011-07-19
 サッカーに興味の無い私でも、日本女子のサッカー選手のテクニックは、素晴らしいと感じました。何より、印象深かったことは、ボールを持っている選手が、生き生きとプレーしている事でした。
 勝負をしているということより、サッカーのプレーができることを、幸福に感じ、楽しんでいるように見えました。とても、さわやかな印象を受けました。「生きる」という、原点を学ばせてもらったように思います。

 東京オリンピックの時に見た、「東洋の魔女」といわれた女子バレーを思い出しました。ボールに向かって、がむしゃらにレシーブする姿、回転レシーブを見たときの感動は、忘れられません。そんなバレー選手に憧れて、中学時代バレー部に入りました。意味の無い、屁理屈を考えたら、つまらなくなってしまい、挫折した苦い思い出があります。
 日本代表の竹下選手を見て、また感動しました。身体がくの字に曲がりながら、綺麗なトスが上がった時など、涙が溢れていたことに、自分で驚いたこともありました。

 「何事も努力が大切なんだ」と、分かった時には、いい年のおばさんでした。けれども、生かされていることに、感謝するならば、「死ぬまで努力しなくては・・・」と、折れそうな心に、日々言い聞かせています。

 歯を食いしばりながら、努力を重ねた「なでしこジャパン」に、お祝いと感謝を言いたいと思います。私も、頑張らなくちゃ・・・・