寺庭のつぶやき

庫裡の繰り言

 寺庭のつぶやきは、日々感じる矛盾、人間関係、お寺ならではの苦悩、時には、つぶやきではなくぼやきもありますが、四苦八苦しながらお寺で生活をしているリアルタイムな話題を、お届けしたいと思っています。
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八海祭り・・

2011-08-08
 第34回忍野八海祭りが開催されました。式典には、毎年住職も来賓として参加しています。今年も、来賓挨拶があり、村長を始め数名の方が祝辞を述べられました。しかし、そのほとんどの内容が、湧水を守るなどの自然保護についてだったそうです。
 河口湖の県議会議員白壁議員さんのご挨拶だけは、「忍野村の文化を守りましょう。」というお話を聞くことが出来たと、住職は喜んでいました。

 忍野八海祭りは、もともと、大寄友右衛門さんの偉業を後世に語り継いで行くための、催しものでした。しかし、現在では、大寄友右衛門さんを知る人は、ほとんどいません。第1回の時には、大寄友右衛門さんの子孫をお迎えして開催されたことが、新聞の記事になっていました。いつの時代から、現在のようなお祭りになってしまったのか?

 毎年、忍野八海祭りのポスターや開催の話を耳にすると、やるせない気持ちになります。

 すぐに結果の出る特効薬は無いので、地道に大寄友右衛門さんの偉業を語り継いで行きたいと思っています。

新盆施餓鬼供養

2011-08-07
 今日は、大失敗してしまいました。記録写真を撮ることをすっかり、忘れてしまったのです。朝食を作りながら、忘れないようにと、自分自身に言い聞かせていたのに、気が付けば、片付けもほぼ終わってしまっていました。

 天候不順のため、なんだかお盆さんが来るという意識が薄く、施餓鬼供養は行事の中でも、特別な気持ちになるのですが、今年は、何となく変な感じです。
 施餓鬼について、分かりやすく檀家さんに説明するために、簡単な説明文を印刷しました。そのお陰に、私自身が一番勉強になりました。

 インターネットで、「施餓鬼」「棚経」など、一般的に聞き慣れない仏教用語を調べようとすれば、簡単に調べることができます。良い時代だなと思います。
 しかし、年配の方々は、古い習慣を重んじる傾向にあり、戦後の貧しい時代から、豊かな時代に変わりましが、意識は変わらないままです。貧しかった時代には、仏教行事も簡素化せざる得ない時がありました。けれども、豊かな時代になったからこそ、豊かさを当たり前と考えず、八百万の様々なもに、感謝する心を持たなくてはいけないと、感じています。

 東日本大震災後、各地で大雨が降り、川が氾濫しています。昔の人々を思います。重機などが無かった時代、人力で積み上げたものが、一瞬のうちに壊されてしまいます。しかし、人々は立ち上がり、また積み上げてきました。そのような大変な時代を諦めず頑張った祖先のお陰に、今の時代があります。
 施餓鬼供養をすることで、初心にかえり、新たな気持ちで仏様をお守りしたいと思いました。

明日から・・

2011-08-06
 正式には、明日からお盆になります。東円寺では、7日は、新盆施餓鬼供養をします。今年は、多くの方が亡くなられたので、準備も大変なようでした。

 今朝、明日の施餓鬼供養のことで質問がありました。明日の新盆施餓鬼供養をして、すぐに13日の一般的なお盆に入ります。新盆の各家にお盆の棚経回りをしますが、「何故お布施を払わなくてはいけないのか?」と言います。
 よくよく考えてみると、施餓鬼供養の意味が分かっていなかったようです。「お寺に多くのお金を払わされる。」と思っている人がいることを、質問を聞いて感じました。

 東円寺からくる通知に、疑問を感じながらも、質問される人はいません。供養の意味が分からないまま、強制的にお寺の言うことを聞いています。言われるままに、とりあえずお布施、塔婆代を支払っていかれますが、納得しているわけではないので、後々愚痴や、悪口になってしまいます。質問するのは、檀家さんの権利だと思います。質問されたら、お寺は答える義務があります。

 そこで、施餓鬼供養について分かりやすい資料を作ることにしました。どこまでご理解いただけるのか、分かりませんが、仏教というものを、ご理解いただけるよう努力するのが、私たちの仕事です。明日も、頑張るぞ・・

悪日なり・・

2011-08-05
 今日は、老人会の清掃の日でした。毎年恒例の早朝5時からの清掃です。ところが、我先に一番でありたい人が多いのか?4時30分頃には、参加者の半数の人が、お墓にいて掃除をしています。「付き合いきれないな。」と思いながらも、寝ているわけにはいきません。集合時間の5時には、ほぼ清掃は終わっています。
 毎年、早朝の清掃の後、耳を疑いたくなる暴言が、聞こえてきます。昨年は、「まだ暗くて、何も見えないな。」と・・暗い中での清掃で、お墓は綺麗になるのでしょうか?今年は、「これから帰って寝るか。」だったそうです。この言葉に、さすがの住職も、いい加減にしてほしい・・と思ったようです。

 起きるだけでも憂鬱な老人会の清掃ですが、この清掃が色あせる悲劇が、台所の玄関で起こっていました。新しい家族の、ビーグルのクッラチ・♂のいたずらです。
 一昨日、庫裡のトイレの電気がついていました。電気は自動で点灯、消灯します。どうもおかしいので、様子を見に行くと、小屋から脱走したクラッチが、大暴れしていました。柵を跳び越えてしまうので、天井が閉まる小屋に入れて、「これなら安心だ」と言った住職の言葉を信じていました。所が、せっかくの天井は、しっかりと閉めていなかったようで、またまた、脱走・・下駄箱の上にあった靴墨を箱から出して、チューブのキャップをぺったんこにして、靴墨があちらこちらに、黒い斑点をぽつぽつと床につけてくれていました。
 掃除するのに約30分、スリッパ、スリッパラック、小屋に引いている、動物用の尿取りパットが一面に広がっていました。どこから手を付ければいいのか・・・あまりの惨状に、ショックを受けた住職は、「手伝ってくれないの?」と言う私の言葉が耳に入ったかのどうか。「ひどすぎて、疲れた」と言ってその場からいなくなってしまいました。早朝から、大仕事をしました。「早起きは三文の徳」と言いますが、徳をした気分になれませんでした。今日は悪日でした。

 比叡山の青少年の集いに参加してくれた男の子達が、今日元気に帰って来ました。親御さんの心配をよそに、とても楽しかったようです。先ずは、怪我や病気などなく、元気に帰って来てくれて、ほっとしました。

こんなはずでは・・・最後は自己満足

2011-08-04
慌てて準備しました
一番の主役??
立派すぎて、何の建物??
 今日は、物置を兼ねた車庫の上棟でした。予定では、8月1日だったのですが、雨続きで基礎工事が遅れてしまい、今日になりました。車庫で上棟式??どういうこと?私にも何が何だかさっぱり分かりません。

 昨日はお客様が見えていました。その前の晩は、車庫の工事費が想像を超えた金額の見積もりで・・・(業者さんが悪いわけではありません。車庫の完成を楽しみにしている人のために、住職が頑張ってしまった結果です。)そこで、銀行から借り入れすることになりました。3年分の収支報告を提出しなくてはいけません。昨年分が終わっていなかったので、徹夜に近い状態で終わらせました。上棟式まで気が回らなかったのです。

 昨晩ふと、明日の上棟は何をするのか気になりました。(気が付くのがひどく遅かったのです。)「どんな予定なの?」と住職に聞くと、「たいしたことはしないよ。車庫だからね。」と言っていたので、職人さんにお昼ご飯ぐらい、出そうね。」というと、「そうだな、そのくらはしなくちゃな。」と、住職の言葉を信じた私が馬鹿でした。

 朝10時、上棟式の時間と手順を聞くと、「仏式は経験が無いのでどのようにしますか?」と、「話はそこから?」と思うと気が遠くなってきました。式をするのにお供え物がないなんて聞いたことはありません。「どうするの?」と住職に聞くと、「そうだな、お供え物は必要だな。」と・・だんだん嫌な予感がします。
 柱が立ってくると、とても車庫には見えない、立派な建物です。「これは、まずい。」と思い、慌ててお供え物を準備しました。木をたたく木槌の音は、響きます。近所にも挨拶しなくては・・・お菓子でも買って・・・
 しかし、考えて見ると、昨年餅米をたくさんいただきました。ささげも、檀家さんからいただいた物があります。「そうだ、お赤飯ぐらいふかさないと。」
 気が付けば、11時です。夕方には間に合いそうです。赤水をとって、餅米を赤水に浸す時間が足らないので、ぬるいお湯につけておきました。なんとか、仕事が終わる前に、お赤飯もできあがりました。職人さんも、身内のかただけだったので、夕食を食べていただきました。
 
 今日は、植木職人も来ていました。 10時のお茶、お昼ご飯、3時のお茶、夕飯・・・久しぶりに、頭をフル回転させ、よく走った一日でした。こんなはずではありませんでした。しかし、近所にもお赤飯を持ってご挨拶ができたので、「やることはやった」と自己満足しています。