寺庭のつぶやき

庫裡の繰り言

 寺庭のつぶやきは、日々感じる矛盾、人間関係、お寺ならではの苦悩、時には、つぶやきではなくぼやきもありますが、四苦八苦しながらお寺で生活をしているリアルタイムな話題を、お届けしたいと思っています。
 ご意見などありましたら、お問い合わせから、気軽にアクセスしてください。
 写真は、クリックしていただくと、大きく見ることが出来ます。

 ホームページをリニューアルしたことによって、過去のつぶやきを簡単に見ることが出来るようになりました。

 

思考錯誤によって・・・

2018-07-21
 どのようなことも、「どうしたら良いのだろう・・」と知恵を絞る努力は、その時結果が出なくても、後々その努力が別の形で役立つことは多いと思います。若くなければ出ない発想、年齢を重ねて経験によって生まれる智慧は、その瞬間の宝であると思います。
 
 私は、初めての試みで、伝統文化教室の授業に、イギリス文化を紹介する講義を取り入れることにしました。「文化・・」という言葉は聞き慣れていても、その意味することを多角的に見る思考を持っている人は少ないように感じます。
 
 茶道や華道、またその道に繋がる学びを継続することによって、「文化とは、こう言うことなのか・・」と再認識する機会は増えますが、体験学習の場合、認識することが出来るほど学ぶ時間は取れません。そこで、目線を変えることによって、「なるほど・・」と思えるようなものはないかしら・・そう考えて、イギリス文化であるアフタヌーンティーの講義と実技を、外部講師を招いて開催しました。
 
 花道といより、少し乱暴な言い方ですが、茶道と目指しているおもてなしという意味では、共通する部分が多かったように感じました。この中でお花は、初めてお会いした人が、共通の話題にスムーズに入っていけるようなトーキンググッズであること・・様々なマナーは、マナーを知っていることを自慢するための決まりではなく、人がマナーを知ることによって、快適な空間を作るためのものであることを丁寧に説明してくださった講師の先生には感謝です。
 
 東円寺では、午後3時から、若夫婦が企画して、「こどもほっしんえ」を開催しました。8年継続してきました親子座禅会の後身です。親子座禅も継続すれば参加者が増えるかしら・・と呑気に考えていましたが、座禅というものになじみがないと、子供が小さいとみんなに迷惑がかかるという気持ちも強く、またなじみのないものなので、思うように参加者は集まりません。そこで、天台宗の一隅を照らす運動事務局で推進しているものに変更することになりました。
 
 十王図画(掛け軸)を本堂にかけ、その絵を見ながら、子供たちに地獄お話したそうです。親子合わせて20名の参加者でした。親御さんも、この様な機会は滅多にないので、夏休み前の時期に、子供のしつけに、とても貴重な体験ができたことを喜んでくだいました。その様子は、数日中に「こどもほっしえ」のブログで更新予定です。

富士山世界遺産センター・・

2018-07-20
 一昨年、河口湖に富士山世界遺産センターが開館しました。住職は、オープン記念式典に出席させていただいていますが、私は今日まで縁がありませんでした。
 
 昨日お泊りいただいた担当者様と世界遺産センターに行きました。午前8時30分から開館しています。和紙を使って作った富士山のジオラマは圧巻です。年表や展示の工夫は、パンフレットのデザインのヒントになったようです。ゆっくり見学できました。
 
 しかし、残念に思うこともあります。人が関わる仕事に絶対・・ということはありません。しかし、間違いが判明した時点で、訂正する勇気をもてないだろうか・・と。存在意義の認識が甘い・・というと言葉が過ぎると言われてしまいそうですが、人間関係を重視するため、様々なところで、間違いに気づいたり、指摘されても訂正されるケースは少ないようです。
 
 忍野八海が富士山世界文化遺産構成資産に登録されて5年の歳月が過ぎました。私たちは、できることを焦らずじっくり、大寄友右衛門の偉業を後世に残す努力をし続けようと改めて感じました。

東円寺のパンフレット・・・

2018-07-19
 富士山世界文化遺産の構成資産がある忍野八海は、連日観光バスがひっきりなしにやって来ています。特に夕方の時間帯は、駐車場がバスでいっぱいになっているのを見ると、驚かずにいられません。
 
 昨日行った寸又狭の「夢のつり橋」基本的には、8割から9割が日本人、その8割が若いカップルでした。県道ですが、途中車がすれ違うことが出来ない場所があったり、道の狭さに驚きますが、それほど秘境の地であっても、多分インスタ映えし、そのインスタを見た人が、レンタカーを借りてまでも行きたくなるような場所なのでしょう。昨日の観光客は少なかったようですが、それでも、午後5時を過ぎても、車が後を絶たない感じに驚きました。
 
 忍野村は山名湖・河口湖ICから近い場所です。また、都心から混雑がなければ2時間で来ることができ、自然を満喫できる山梨と言う場所、そこには富士山があります。
 
 今後、海外観光客は増加するでしょう。やはり、忍野八海と東円寺の関係をしっかり紹介したパンフレットを作らなければ・・1カ月ほど前は、デザインを手掛ける方が写真を撮りに来てくださり、今日は文章を考えくださる担当者がお越しくださいました。
 
 住職は声がかすれるほど、夢中になって東円寺の歴史、忍野八海の歴史などを篤く語ったようです。今日一晩お泊りくださり、明日もほぼ一日、住職から様々な話を聞いてくださることはあり難いことです。

先祖供養団参の下見二日目・・・

2018-07-18
 昨晩は、犬山城を見ながらホテルのお庭で団体さんが、バーベキューを楽しんでおられました。部屋から眺めるお庭の青い芝にも、今日も一日が暑くなることを予感させました。
 
 ホテルをチェックアウトした後、車はホテルに駐車させていただき犬山城へ歩いて行きました。一昨年は姫路城へ、今年は名古屋城に行きました。お城というと大きなイメージですが、犬山城の敷地は大きくありません。けれども、その佇まいはとても風格を感じます。天守閣から望む木曽川は、風光明媚です。来年の団参で天守閣まで行かれる人はいないかもしれませんが、本当に素敵なお城でした。
 
 城下町を散策しました。犬山城から歩いて2,3分のところに、犬山市文化資料館があり昔の街並みがジオラマで展示されていました。権力が街並みを見ると一目瞭然です。現在、マスメディアによって様々な情報が流れ、政治家始め、有名人は大変ですが、人間社会において権力の存在しない世界などないはずですが、人は自分にないものを求める傾向にあるので、権力者がたたかれるのも、世の常なのだな・・と、ジオラマを見ながら考えさせられました。
 
 時間はあっと言うに過ぎました。午前11時、大井川鉄道を下見するため、犬山を後にして一路静岡県の新金谷駅を目指しました。しかし、新東名のIC島田金谷に降りて新金谷駅に行っても、今日はSLに乗車する予定はなかったので、SLが終点の千頭駅を目指して車を走らせることにしました。
 
 県道を走っているはずですが、道幅が狭く、下見する以前は、終点の駅まで乗らず途中下車して帰ろうと思っていました。ところが、停車する駅が、基本は無人駅が多いですから、列車の旅を満喫していただく行程の方が無理がないかもしれない・・と。下見しなければ分からなかったことです。
 
 ガイドブックには、千頭駅からさらに山奥に入っていくと、寸又狭という温泉地があることが紹介されていました。その先には、「夢のつり橋」という、絶景ポイントがあると・・二度と訪れることはないだろうから、行ってみようということになり、夢のつり橋まで行くことになりました。有料駐車場から徒歩30分、川の色は鉱物の関係だと思いますがエメラルドグリーン・・帰ってきて知ったことですが、一生のうちに訪れたいつり橋のベスト10に入っていました。世の中は知らないことだらけで、神秘的な場所が多いことに驚く度でした。

先祖供養団参の下見・・

2018-07-17
 11日に予定していました先祖供養団参の下見は、今日から一泊二日で、愛知県瀬戸市から犬山市にあります名鉄犬山ホテルを下見し、二日目は、国宝犬山城と犬山城下街を散策した後、静岡県にあります大井川鉄道へ行く予定です。
 
 東円寺の団参の初日は比叡山へ上がり、阿弥陀堂で回向法要、比叡山会館へ宿泊することは決まっています。来年の2日目の予定は、午前中京都市内の寺院を拝観して、昼食を食べた後京都を離れます。
 
 その後愛知県の瀬戸市に入る予定です。瀬戸は瀬戸焼が有名です。絵付け体験をしていただこうと思っています。旅行から帰った後で届くお土産も一興かしら??と。絵付けの出来る工房を検索して下見をしました。
 
 その後、国宝犬山城をお庭から臨む名鉄ホテルに宿泊予定ます。老朽化による耐震などから、来年秋ごろには現在の建物を壊し建て替える予定になっていることを、丁寧に説明してくださいました。建物は古いかもしれませんが、とても風情あるホテルです。お夕食時間には、美しい夕日を見ることができました。
 
 ここは良いけれど、そこが気になる・・欲を言い出してはきりがありません。何をメインにするのか、決めることは難しいことです。
天台宗 東円寺