寺庭のつぶやき

庫裡の繰り言

 寺庭のつぶやきは、日々感じる矛盾、人間関係、お寺ならではの苦悩、時には、つぶやきではなくぼやきもありますが、四苦八苦しながらお寺で生活をしているリアルタイムな話題を、お届けしたいと思っています。
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ホッとする間もありませんが・・

2011-08-17
 お盆も終わりましたが、どのような都合なのか?今日になって護寺会費を持って来られる人、お盆の棚経料を持って来てくださる人など、お盆は終わっていないようです。

 車庫の建築も始まりました。お茶入れも普段通りです。忙しい日々は、続いていきます。最近感じることは、「慣れは恐ろしい・・」です。忙しさも慣れてしまうと、無理をせず、気負わなくなります。体力は確実に落ちている気もしますが、年を重ねると言うことは、こういう事なのかもしれないと思う、この頃です。

 埼玉の遠縁から、ジャガイモが届きました。心のこもったお手紙が同封されていました。昨年の今頃、埼玉からかわいい兄弟が遊びに来てくれていました。一年は、あっという間です。サッカーチームで頑張っているとの、近況報告もあり、頑張っている姿を想像して、私も頑張らなければと、勇気をもらいました。

 東円寺便りを更新しました。ご覧下さい。

長かったお盆・・・

2011-08-16
ご詠歌の様子・・
お墓参りの様子・・
鐘楼から迎え火の様子・・
 7月末になると、お盆前の掃除に来られる檀家さんを見て、お盆モードになります。今年は、車庫の建築が重なった為に、あれこれと忙しい日々を送っていました。お盆に入ってからは、記憶が無いほどです。買い物は、娘にお願いしていたので、お財布を手にしたのが4日ぶりでした。一体私は、何をしていたのだろう?と、思ってしまうほどです。しかし、休むことなく、懸命に働いていました。

 今日も多くの檀家さんがお墓参りに来られました。世話人さんは、寺務所に座り、年会費(護寺会費)を受け取る窓口になってくださいました。年々お墓参りの時に、持って来て下さる檀家さんが、増えているようです。

 住職は、今日も忙しい日々でした。昼前に、火葬場に行き、午後5時からお通夜。明日の葬儀が終わらなければ、仕事をやりきる達成感を感じることは出来ないと思います。

 午後6時梵鐘をつき、迎え火を焚くと、お墓に向かって煙がきれいに流れて行きました。「無事、仏様が迷うことなく、お寺に帰ってきたのかしら?」と冗談話がでるほどでした。

 しかし、「えっ」と驚く、親子の会話も耳にしました。鰐口をたたきに、男の子が走りながら、「お母さん、お金は?」の声に、「お金なんていいの。」と云う言葉を聞いてしまいました。亡くなった祖父の口癖でしたが、「お寺さんでも、お宮さんでも、手を合わせるときは、空参りをしてはいけないよ。」と言われたもです。空参りしないとは、1円でもいいから、お賽銭をあげなさい。ということで、必ず頼み事、または、願いが叶った報告なのだから、感謝の気持ち、お願い事を聞いてもらうなら、対価を払いなさいと言うことだったのではないかと、今になって思います。

 そんなことや、あんなことがあった日々でしたが、無事にお盆を終えることができて、安堵の気持ちでいっぱいです。

お疲れ様でした・・

2011-08-15
 お手伝いのお坊さんのお陰に、無事棚経が終わりました。住職が、「終わった〜」の声を聞くと、本当にホッとします。今日は、これで仕事が終わることが出来ませんでした。12日に亡くなられた方の、枕経を午後8時から行ってきました。明日、お通夜、明後日葬儀です。

 毎年、お盆明けは、お疲れ様旅行を企画します。しかし、今年は、車庫を建てているので、完成するまでは気を抜くことなど出来ません。体調管理をしながら、毎日の仕事をかたづけて行きたいと思います。

 明日は、総代さん方が寺務所に座って、護寺会費を受け付けています。現在建設中の車庫を作っていただいている大工さんが、寺務所を作ってくださいました。3年前に作っていただきましたが、今もケヤキの香りがします。

 気付けば8月も半ばを過ぎました。少しずつ日暮れも早くなっているような気がします。忙しさに、何か大切なものを忘れてはいないか?心配になります。

地獄絵図・・

2011-08-14
 東円寺の本堂には、7日から地獄絵図の掛け軸がかかっています。お盆の時だけの、期間限定です。今日は、東円寺寺子屋の子供達と、地獄絵図を見ました。

 中学1年生の子供達は、真剣な眼差しで食い入るように見ていました。簡単に説明をしました。施餓鬼についても簡単にお話しました。理解できているのか、半信半疑でしたが、良く話を聞いてくれたようでした。

 16日までの間に、檀家さんには是非見ていただきたいと思っていますが、本堂に上って、お詣り下さる人は、少ないと思います。とても、残念です。

 気を長く持って、仏教の教えが、檀家さんに理解していただけるよう、精進しなくてはと思います。

今日一日無事に・・・

2011-08-13
鷹野家の仏壇・・
送り火・・
龍石寺さん・・・
 毎年、お盆の棚経に歩く住職達が、体調を崩さないか心配です。炎天下の中、傘や帽子などできません。熱射病や、各家々で容赦なく振る舞われる、飲み物や食べ物。進められるがまま、口にしていたら、具合が悪くなります。

 今年は、亡くなられた方が多く、新盆の棚経に歩く住職は、何とか気分を盛り上げようと、朝から気合いを入れているのですが、その様子を側で見ていると、気の毒に思う以外ありません。それ以上に気の毒なことは、「先生、ぼた餅を食ってけよ。俺っちの嫁が作ったぼた餅だ。うめぇぞ。」と、ほとんどの家で進められるそうです。「何軒もの家を歩かなくてはいけないから。そうそう食べられないよ。悪いね。」と断ると、「他の家の物は食わなくていいから、うちのを食ってけ。」と、この言葉も、ほとんどの家の人が、言われるそうです。

 その言葉を聞くたびに、がっかりするそうです。自分の家の事だけ考えているからです。様々な、何気ない会話に、「えっ」と思わされるそうですが、そんなこと以上に、棚経を終わった家を、塗りつぶしながら「ここまで終わった。後残り何件。」と思いながら、必死に歩いていることを、知る人が少ないことに、私は悲しく思います。

 午後6時になると、鐘楼を撞きます。お寺からは、送り火を焚きます。無事、子孫の元に帰ることができていると思います。今年は、都留の龍石寺さんがお手伝いに来てくださっています。住職の帰りが遅くなりそうだったので、送り火のお経を、龍石寺さんにお願いしました。わらも良く燃えて、煙は、お経とともに風に乗って、魂が各家々に帰って行くような気がしました。今日も一日、お疲れ様でした。
天台宗 東円寺