寺庭のつぶやき

庫裡の繰り言

 寺庭のつぶやきは、日々感じる矛盾、人間関係、お寺ならではの苦悩、時には、つぶやきではなくぼやきもありますが、四苦八苦しながらお寺で生活をしているリアルタイムな話題を、お届けしたいと思っています。
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忙しすぎました・・・

2011-07-04
 今日は、住職のスケジュールを頭に入れているだけで、私の頭が一杯になるほど、分刻みのスケージュールでした。開眼供養、納骨、葬儀の手伝い、富士山文化世界遺産の会議、通夜。梅を漬けたり・・・
 近所の通夜の為、私はお手伝いに行きました。留守は、娘にお願いしました。なかなか、しっかりと準備していたので、それなりにしっかり仕事してくれたようです。

 富士山世界文化遺産の会議は、いよいよ登録に向けてのムードだったようです。これから、どのようになっていくのか、しっかりと国の動き、県の動き、村の動向を見守っていかなくてはいけません。

 あっという間に、一日が過ぎていきました。

戒名料自粛の動き・・

2011-07-03
 朝日新聞の朝刊に、「戒名料受け取れない」という見出しの記事が載っていました。東日本大震災の被災地では、多くの命が失われました。寺院によっては、葬儀2ヶ月待ちというところもあるようです。
 「戒名料30万円だして、100人の葬儀を出して、被災者から三千万円受け取るのか。」といわれ、「無料で戒名をつけることにした。」と書かれてあります。
 地域によって、戒名料+お布施をいただくところがあります。東円寺では、先代の頃から、「檀家に戒名をつけるのは当たり前のことだ。」ということで、葬儀は、お布施だけいただいています。改まって戒名料をいただくことはしません。どちらが、正しいということはないと思います。
 しかし、新聞にも書かれていましたが、お寺の維持管理費は、お布施によってまかなわれています。また、東日本大震災では、お寺も被災しているところが多くあります。復興には、莫大なお金がかかります。
 復興のために、被災者の皆さんから、震災以前と同じお布施をいただくことに、抵抗なく葬儀ができるご住職は、ほとんどいらっしゃらないと思います。皆さん、葛藤しながら、毎日お経をあげていると思います。

 顔の浮かぶおじいさん、おばあさん。その様に、身近な人の葬儀を、2ヶ月もかけて毎日続けることは、精神的に苦痛以外の他にありません。お金だけを取り上げずに、住職のこころの葛藤を活字にしていただきたいと、痛切に思います。

 同じ立場になったとき、東円寺はどうするのでしょう。答えは簡単にはでません。新聞を読みながら、被災された方々の悲しみと、その悲しみを受け止め、亡くなられた方々を慰め、極楽浄土へ導き、残された遺族が、希望を持って前進できるよう、支える役目が、お寺ではなかと思います。考えさせられます。

過密スケジュール

2011-07-02
 今日は、お茶の水にあります、池坊学院に行きました。夏期講習会が開催されているからです。講堂で、講師の先生の講義と、デモンストレーションを見ながら、生け花を学びます。10時開講ですが、富士山駅(旧富士吉田駅)を午前6時21分に乗りました。お茶の水に到着したのは、午前9時です。約2時間30分・・・小旅行気分です。
 電力不足の影響から、電車の空調は高く設定されていると覚悟していました。しかし、土曜日だったからでしょうか、天気も悪く気温が低かったからでしょうか、少し寒く感じました。

 講義終了後、せっかく東京まで来たのだからと、買い物をして帰ろうと思いましたが、今日は、午後6時半から同級生との食事会の予定が入っていたので、まっすぐ帰ることにしました。富士吉田に着く頃、電話が鳴りました。隣のおじさんが亡くなられたと・・・
 昨日、近くで救急車が止まったようでした。まさか、お隣とは知らず・・ただただ、驚くばかりです。脳梗塞だったそうです。詰まった場所が悪かったそうです。家に着くと、駐車場には、車がたくさん止まっていました。
 ご近所でも、お付き合いの深い家と、そうでもない家とあります。この家は、娘と同級生のお孫さんがいて、とても可愛がっていただきました。お嫁に来て、まだ間もない頃、93歳のお婆さんがいて、ご近所の葬儀を初めて経験したのが、お隣さんでした。娘も、その時の葬儀は、鮮明に記憶があるようです。亡くなられた最初の晩に行われる、枕経に私も行きたいと言うので、枕経初参加をしました。午後8時からでした。

 6時半からの同級生との食事会は、幹事です。お金を預かってしまっているので、少し顔をだしました。「料理がもったいないから届けるよ。」というので、それでは申し訳ないので、「9時頃までいるのなら、枕経後行きます。」と言ってしまいました。
 9時過ぎに、食事会に参加・・・まさか2次会が待っているとも知らず・・・
 断れない雰囲気と、このような機会もほとんどないと思い、参加したのが運の尽き・・・けれども、とても良い雰囲気で、参加させていただき楽しい時間を過ごしました。明日は、午前7時30分には、近所の人たちと、お焼香に行くことになっています。今朝4時30分に起床、就寝は午前2時でした。長い一日でした。
   

嬉しい知らせ・・

2011-07-01
 4月24日は、子育て地蔵尊祭でした。子供の健やかな成長を祈願するのとともに、子授かりの願掛けをされた方がいらっしゃいました。「住職、子供が授かりました。嬉しくて、涙がでました。ありがとうございました。」と・・・
 とても嬉しい報告でした。

 今日は、忍野八海清掃活動をしました。活動報告を更新しました。

  今日から7月です。富士山は、山開きでした。日本橋から歩いて富士山を登られた方々もいらっしゃいます。富士急行線の富士吉田駅は、今日から富士山駅と名前が変わりました。駅には、大きな鳥居のレプリカがありました。デザイナーを頼んで駅構内を改築したようです。
 個人的な感想ですが、あまり感心しません。鳥居がとても気になります。鳥居をくぐるとそこは、神域です。レプリカとしても、鳥居の向きは、皆さんを迎えるなら、駅に向かうはずです。しかし、駅を背に鳥居は建てられています。神域は、駅構内になってしまいます。
 以前から、がっかりすることがあります。神様事、仏様事は、必ず決まりがあります。その決まりには、そうでなければいけない理由があります。そこを、しっかりと学んで理解してほしいと思うのは、難しい事なのでしょうか?

 造ってしまったものを、良くないといったところでどうすることもできません。だからこそ、慎重に学んでほしいと思います。

新鮮な野菜・・

2011-06-30

 ここの所、お天気が続き、昨日は、夕立が降りました。お野菜は、ぐんぐん育っているようです。昨日、ブーケレタスと、青梗菜をいただきました。青々としたお野菜は、キラキラ輝いていました。
 私は、お魚も、鶏肉以外のお肉も、得意ではありません。どちらかというと、お野菜が好きですが、特に葉物が好物です。光輝いているお野菜達を、新鮮な内に、美味しくいただきました。

 お野菜を持って来てくれた家とは、不思議な縁があり、一生忘れる事の出来ない、偶然にしては、あまりにもできすぎた思い出があります。
 
 3年前の3月、娘が高校を卒業したり、様々なお祝いが重なったので、「思い切って遠くに旅行しよう。」と清水の舞台から飛び降りた気分で・・・と思い、海外旅行を計画しました。万が一、葬儀が出てしまったら困るので、近隣のお寺さんに、事情を説明して出かけました。旅行先に着いた所で、葬儀の電話が入りました。すぐに帰ることは出来ないので、結局、お願いしてあったお寺さんに、葬儀を頼む事となり、忍野村中の人が、私たちが、家族旅行に行っていることを、知らせることになってしまいました。亡くなられたのは、お野菜を持ってきてくれた人の、弟さんでした。
 次の年の3月。春休みを使って、2泊3日で韓国に行くことを計画しました。到着した日の夕方でしたが、葬儀の電話がありました。帰るために、飛行機の手配をすると、ファーストクラスしか取れません。住職は、一足早く、ファーストクラスで帰りました。この時に亡くなられたのは、野菜を持って来てくれた人の、お母さんでした。「そんなことがあるんだな。」と、その人の顔を見る度、悲しい旅行の思い出を、思いだします。

天台宗 東円寺