寺庭のつぶやき

庫裡の繰り言

 寺庭のつぶやきは、日々感じる矛盾、人間関係、お寺ならではの苦悩、時には、つぶやきではなくぼやきもありますが、四苦八苦しながらお寺で生活をしているリアルタイムな話題を、お届けしたいと思っています。
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ホワイトデー・・

2018-03-14
 今日は孫の誕生日です。3歳になる孫は、甘いもの特にチョコレートが大好きです。チョコレートを食べることができなかった時の怒った様子は、その怒る姿が愛らしく噴き出してしまうほどです。
 
 半年ほど前、幼稚園で誕生会があり、おやつがチョコだったそうです。上手に包み紙を開くことができず、包み紙の上から食べてしまったために、チョコレートとよだれで制服の襟が茶色になっていたこともありました。
 
 今日も誕生日プレゼントよりも、バースデーケーキが楽しみだったようです。子供の嬉しそうな顔を見ているだけで顔がほころびます。
 
 3月生まれのため、4月生まれの同級生とは1年近く違いますので、物事が分かってくるようになると、やりたくてもできないこと、言いたくても言葉にならないこと・・自分と戦う日々が続いているようです。
 
 ある日、「ばーばがいつも傍にいるからね・・イライラしないで、一つ一つ頑張るんだよ・・」そう話すと、「ハイ」と返事をした孫がどれほど愛おしかったでしょう・・孫は本当に可愛いものです。

始めての体験・・・

2018-03-13
 20年以上使っていた簡易的なミシンを卒業することにしました。セールで安く購入しました。購入特典で、ミシンに慣れてほしいという企画なのだと思いますが、簡単な洋服を作るお試し体験があり、生地から講習料無料というお得なお話を聞き、体験することにしました。
 
 生地は裁断してくださり、アイロンがけも終わったものが用意されて、ミシンで縫うだけになっていました。ロックミシンも初体験でした。
 
 直線に縫うだけですから、難しいことはほとんどなく、1時間かからず、簡単な洋服が一着出来上がりました。実力があったかのように感じてしまうほど、簡単に出来上がったので、モノづくりの楽しさを改めて感じた時間でした。
 
 欲深い人間ですから、自分で縫い縫いしたものを誰かに指しあげれたら・・と妄想がよぎりましたが、何もかもと欲張っては何も得られませんので、いつかその時がきたら・・世の中には、楽しい習い事がたくさんありますが、その中でお花を習いたい・・御詠歌を習いと・・と思ってくださる方が増えるよう、努力することが現在の課題です。

御詠歌の練習・・

2018-03-12
 1月と2月はお休みだった御詠歌の練習が、3月から始まります。春彼岸の中日には、戦没者慰霊祭が行われます。慰霊祭では御詠歌をさせていただきますので、今日は慰霊祭にお唱えする曲の練習をしました。
 
 現在は教本に載っていない曲があるのですが、東円寺ではずっとお唱え続けられています。それが良いことであるのか、そうではないのか・・現時点での判断は難しいところですが、口伝のように唱えられています。
 
 御詠歌の練習が終わりますとお茶の時間です。先日、東日本大会のDVDが届きました。詠舞などもありますので見ていただきました。
 
 私が参加しているものを見たい・・という話になりました。私はとても自分の映像を見る勇気はなかったので、いただいてから封を切らずにいました。自分が出ている映像は、見るに忍びない、想像以上のものでした。マイクの感度が良いので、音が外れていることも分かります。手が震えて鈴の音がしっかりでなかった時に、しまった・・という顔が、そのまま映像に残っていました。
 
 不細工でも、太めでも迷惑をかけていないと思ってきました。ところが、アップはいけません。もう少し外見がきれいに見える努力も必要だと・・・痛烈感じました。

震災の記憶・・・

2018-03-11
 生きるということは、自分の力だけでどうにかなることは少ないように思います。生死を分けたものはなんだったのか・・そんなことを思っても答えは見つかりません。生かされながら苦しみを感じる人も少なくないことを、震災を忘れないために・・・という様々な特集番組が放送されることで、苦しむ人を救う手立ては難しいと思うばかりです。
 
 国会はうんざりするほど同じ質問と答弁が放送され、真実は誰がどのような形で教えてくれるのか・・それは本当に真実なのか・・そんな疑問をいつまでも持ち続ける時間は無駄とは言わないのだろうか・・国会が開かれていると1日で大金がかかるそうです。この大金を浪費しないように、建設的に話を進めてくださる救世主は現れないのでしょうか・・
 
 一昨年フィギュアスケートの羽生君が出演して注目を浴びた「殿、利息でござる」という映画の原作、「無私の日本人」磯田道史著という本を読んでいます。農民を守るはずの幕府の政策は、真逆に農民を苦しめていました。その制度をどうにかしなければ、村はなくなってしまう・・そこで、村の有志が立ちあがり、お金をかき集め幕府にお金を貸し付け、利息を取るという、本当にあった涙なくては語れないという内容のお話です。
 
 一人の知恵者がいて賛同する仲間・・生きるという意味で本当に必要なことは、利害の追求ではなく、賛同する者は損をする覚悟が必要で、その覚悟が大業を成すのだと思います。幕府=政治家と言った構造でしょうか・・いつの時代も、利害を考えない政はできないのかもしれません。
 
 人が苦しむ姿は、見たくないと思う気持ちは皆一緒だと思うのですが・・無力さを感じる追悼の日です。

ため息・・

2018-03-10
 数年ぶりの海外旅行でした。旅支度は慣れていますが、海外は勝手が違い、準備するのは精神的に大変でした。大変と感じるのは、年を重ねて慎重になっているのだと思います。そう思うと、当たり前ですが、重ねている年を実感します。
 
 慎重になっているというと聞こえは良いのですが、慣れていないというのは体や心が自由自在に反応できていないことに愕然とする瞬間ばかり・・自己反省をしています。
 
 今日の気温は暖かくなるという予報でしたが、何となく肌寒く、移動疲れが抜けないまま、実家へ向かって、数時間後には帰宅する。こぼれるのはため息だけです。