本文へ移動

寺庭のつぶやき(2011年)

RSS(別ウィンドウで開きます) 

落ち着いて・・

2011-01-05
 お正月気分もそろそろ切り替えて、明日は、今年初めてのお通夜です。5日前には、除夜の鐘を撞きました。新年を迎えるための、大きな行事を終わらせていますが、私個人は、毎日変わらない生活を送っているので、「新年だ、頑張るぞ」と切り替えきれない感情に、「これで、良いのかしら?」と思案しているところです。
 しかし、「お正月には、お寺に行くものではない?」と言った、不思議なことを言う村人のお陰に、2日間は、静かな日々を送ることができ、気持ちも穏やかです。電話も、「壊れているの?」と思いたくなるほど、静かです。
 明治の廃仏毀釈以後、また、戦後の物の無い時代でも、お正月には、お寺に米の団子を届けて下さったり、ご挨拶に来られたりと、賑やかだったそうです。いつの頃から、現在のようになってしまったのでしょう?
 私が嫁いでからも、葬儀は自宅葬から、葬祭場にあっと云う間に変わってしまいました。自宅葬の場合は、必ず本堂で葬儀をして、納骨、初七日をしました。お施主さんと必ず挨拶ができました。しかし、葬祭場では、初七日の法要を済ませ、49日忌まで納骨をしない場合など、49日忌の法要まで挨拶もしなことは、よくあることです。
 私個人は、とても楽をさせていただいています。本堂を使用すると、掃除や、供物などの飾り付けなど、仕事が多くなります。しかし、どこの家のどの方が亡くなられたのかを、寺庭として知らなくて本当に良いのかしら?と疑問に思います。とても、寂しくも感じます。
 「面倒なことは、したくない。」誰もが同じ気持ちですが、面倒なことから、人間関係が生まれ、人と人との付き合いは、円滑に行くのでは?と感じるこの頃です。

受け継がれていること・・

2011-01-04
バースデイケーキ・・
何よりの贈り物・・
 今日、住職は朝8時から、世話人さんと檀家さんのお宅にお年始に伺いました。全檀家ではありません。院号の家だけです。
 天台宗の戒名は、三段階あります。信士・信女、居士・大姉、院号居士・院号大姉の位です。一番高い位が、院号居士・院号大姉になります。院号の位をいただくには、お金があるだけではいただくことはできません。
 東円寺の院号の檀家さんは、何百年と続いている家が多く、お正月の1月4日のお年始に伺う風習は、江戸時代から続いているようです。けして、不公平なことではありません。明治以前は、お寺の行事、また、災害などに合った場合、一番に駆けつけ、再建するための費用などの段取りをするのが、院号のお宅です。言い方を変えると、再建するための費用を負担しなくてはいけませんでした。そのようなことから、「今年もよろしくお願いします」と、お年始に伺っていたのだと思います。
 時代は変わり、皆平等という精神からでしょうか、院号以外の檀家さんの中には、院号の家にだけお年始に行くのは、不公平だと言うことを耳にしたことがあります。しかし、古い歴史や、お寺に対する貢献は、積み重ねてきた先祖の思いでもあります。そこのところを、ご理解いただきたいと、毎年思います。
 毎年と言えば、今日は住職の誕生日です。子供たちで、バースデイケーキを作りました。(スポンジは買ったものなので、デコレーションしただけですが)お祝いをすることができました。充実した日でした。

仏教を知る・・

2011-01-03
 今日、ビートたけしさん出演の、日本テレビ午後9時からの番組が、とても興味深く見ることができました。ご覧になった方もおられると思います。
 菩提寺がありながら、菩提寺を身近に感じている人は、少ないと思います。東円寺でも、檀家さんとの関係は、都会のお寺さんに比べて見ますと、とても身近かに感じますが、仏教という教えについて、理解して下さっている人は、非常に少なく感じます。
 お寺は、自分の一番大切な人の最期を任せている所です。しかし、大切な人の最期を、任せる意識を持っている人はどのくらいいるのでしょうか?私自信を考えると、お寺にお嫁に来なければ、意識することなどなかったと思います。
 今感じることは、私は仏教を知る機会を与えてもらった事に、感謝しています。人が生きる意味、また、死んでいく意味を、何となくですが、分かるような気がするからです。少しでも分かってくると、もっと知りたくなります。その積み重ねが、人生を豊かにしてくれるような気がします。
 このつぶやきの更新も、毎日のお寺の生活を少しでも伝えることができて、知っていただくことができたら、お寺の見方が変わって、仏教を知りたくなってくれるのではないかと思ったりしています。(つたない文章ですが・・・)
 まず知ること、知ってもらうことが大切だと思います。菩提寺が、身近な場所になる良いのですが・・・

新年のご挨拶・・

2011-01-02
 午前10時、新年のご挨拶に世話人さんがいらっしゃいました。お雑煮を出し終わったところで、住職の従兄弟が、ご挨拶に来てくれました。お客さんが、重なってしまったので、バタバタしてしまいました。
 昨年、解体工事の片付けをしていると、従兄弟の亡くなられたお父さんの学生時代に使っていたノートが、出てきました。絵を書くことが好きだったそうで、地理のノートには、世界地図や、人体の模型図が書かれてありました。一生懸命勉強していたことが伝わってくるものでした。
 従兄弟に渡すと、とても嬉しそうに、「仏壇にしまっておくよ」と言って、持って帰られました。70年前のものでした。
 皆さんがお帰りになり、片付けが終わった頃、葬儀の電話がかかってきました。年末の頃から、危篤状態でいることをお聞きしていました。家族は、年賀状を出すことや、お正月の準備もどうしたらいいのか迷うほどでしたが、今日まで生きていてくれたので、お正月を迎えられたことに、安堵していました。
 いつもと変わらない日常のようです。

明けまして おめでとうございます・・

2011-01-01
なんとか、美味しくできました・・
世話人さんたちに・・
 明けまして、おめでとうございます。
 一年で一番つらい日が、一月一日元旦です。2年前までは、1日の10時には、世話人さんが新年のご挨拶に来てくださいました。2日は、組より合いという地域の集まりがあるので、1日にしなくては、ご挨拶する日が取れなかったようです。時代は、少しずつ変わり、組より会いが4月に変更されました。そこで、東円寺も新年のご挨拶を2日の10時に変更させていただくことになりました。お陰で、少し楽をさせていただきました。
 昨晩から、除夜の鐘の手伝いに、住職の弟と息子さん、息子さんのお友達が来てくれていました。午前中は、おせち料理を食べながら、和やかに楽しい時間を過ごしました。
 午後11時30分に娘は、箱根駅伝に出場する山梨学院の応援のために、出かけました。明日は、私も応援したいと思います。
天台宗 東円寺
TOPへ戻る