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寺庭のつぶやき(2011年)

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千羽鶴・・

2011-03-22
 数日前に、千羽鶴のお願いをしました。問い合わせをいただいた方もいらっしゃいました。昨日は、上野原の法性寺に春彼岸会に行ったところ、つぶやきを読んでくださったお檀家さんが、千羽鶴を折って持ってきてくださいました。嬉しくて嬉しくて、申し訳ない気持ちになりました。
 震災の被災に遭った方の一日も早い復興を祈りながら、時間のあるときにコツコツと折っています。けれども、昨日の思いがけない千羽鶴は、とても幸せな気持ちになりました。有り難い気持ちでいっぱいです。

 人と人との心のつながりは、目には見えませんが、目に見えるものより暖かい気持ちになります。皆さんから少しずつ届けられている鶴をつなげてみました。時間がかかってしまうかもしれませんが、千羽折って祈りを届けたいと思います。

放射能汚染・・

2011-03-21
 震災後、被災者以上に福島原子力発電所の事故が大きく報道されています。放射能汚染について、世界中が注目しています。今朝の新聞には、「福島の原子炉は廃炉となるだろう。使える原子炉があっても、福島県民の合意は難しだろう」と・・・書いてありました。えっ??使えるなら使うの???と驚き呆れました。
 私の大好きなほうれん草に、放射能汚染があったそうです。大気中に放射能が飛んでいるのですから、当然のことと思います。しかし、人間様の食べるものに対して、過剰に反応していますが、動物はどうなるのでしょう??

 忍野村に春を告げるのは、小鳥の鳴き声です。小さな小さな体から、大きく響く声で、「春が来るよ、春が来るよ、待ちに待った春が来るよ。」と、あちらこちらから、ピーチクパーチクと鳴き声が聞こえて来ます。昨日は、温かかったので、小鳥たちが元気に飛び回っていました。あの小鳥たちに、放射能はどの程度影響するのかしら?自然界にすむ動植物には、なんの罪もないのに、これからどれほどの影響を与えてしまうのでしょう。
 東電は記者会見をして、「国民の皆さんに」と謝罪しました。けれど、謝罪しなければいけないのは、私たち人間です。便利さを求め、利益を追求した事に対して報いを受けているだけです。けれど、罪のない動物をこの事故によって苦しめることになるはずです。
 本当に申し訳なく思います。便利な生活を捨てる事ができるでしょうか?電気のない時代のような生活までではなくても、原子炉を稼働させなくても出来る生活をしなくてはいけないと思います。
 地球温暖化は、原子炉というものができて加速したのではないかしら?と思う今日です。
 今日、東円寺では戦没者の慰霊祭がありました。戦争で亡くなられた人達も、人の欲が招いた報いです。犠牲のうえにある人類の発展など無意味だと思います。これからは、誰の犠牲もない、未来を造っていかなくてはいけないと、痛切に感じました。

東円寺のお墓参り事情・・・

2011-03-20
 昨日も、予想以上のお墓参りに驚きましたが、今日も朝7時頃には、子供さんを連れた方がお墓参りに来ていました。その時刻から、午後4時頃まで、駐車場には、たくさんの車が止められていました。お昼頃がピークでした。毎年お中日が賑やかなのですが、明日の天気予報が雨ということと、計画停電が午前9時20分からと言うこともあるからでしょうか。法事を頼みに来る方など、来客の多い一日でした。

 明日は戦没者の慰霊祭が午前10時からあります。計画停電のこともあり、問い合わせもありました。明日の午前中の計画停電は、中止だそうです。少しホッとしました。住職は毎年の事ですが、午前中東円寺で、戦没者の慰霊祭をした後、上野原の法性寺に、檀家さんが集まって彼岸会の供養をします。忙しい一日です。

 私と娘は、明日、戦没者慰霊祭後の役員さんの食事の支度に追われました。あっという間に時間が過ぎて、気づくと夕方5時でした。歴代住職のお墓参り、先祖代々お墓参りに親子3人で行きました。まだ、数件のお檀家さんが、お墓参りされていました。
 今日は、お墓参りの人が多かったので、明日は少ないかなと思っても、案外多くてびっくりします。明日も忙しい一日になります。

お墓参り・・

2011-03-19
 今日は、朝早くから夕方までお墓参り来られる人が、後を絶ちませんでした。3連休の1日目ということもあるのかもしれません。
 金曜日がお花のお稽古の日ですが、昨日は計画停電もあったりしたので、今日に変更していただきました。しかし、なかなか時間が取れず、午後8時からお稽古をしていただくことになってしまいました。年間には、このようなことが度々あります。こんな私の時間に合わせてくださる師匠のお陰に、10年以上続けています。
 先生のお宅に向かいながら、すれ違う車の少ないことに驚きました。燃料の調達が困難であるという事情もあります。しかし、私の都合のいい解釈では、皆、被災地の人々と痛みを分かち合っているのかしら?と思ったりしています。
 
 しかし、報道されない被災地もあるようです。親戚がお墓参りに来てくれました。長野と新潟の県境に住む知人のご両親と連絡が取れないそうです。先週、実家近くまで行きましたが、土砂崩れのため車が入って行けないほどで、とても歩いて行ける距離ではないので、この時は断念したそうです。この、3連休を使って、もう一度様子を見に行くそうですが、絶望的だそうです。まだまだ、被害は把握されていないと思うと、気持ちは重くなりますが、人々に笑顔が戻る日が来ることを信じて、祈りたいと思いました。

春彼岸の入り・・

2011-03-18
 今日から、春のお彼岸に入りました。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われます。暖かな春の訪れを、これほど待ちわびる年はないと思います。春の温かい日差しが、人々の心を温めてくれるはずです。
 平成23年度初の忍野八海清掃をしました。参加者13名と、計画停電など大変な中、皆さんにご協力いただき、無事に終わらせることができました。心から、嬉しく思います。

 今日の朝日新聞朝刊の「天声人語」を読み、複雑な気持ちになりました。文章の締めくくりに、「歳月と文化はさかさまにはいかない。電気を知った我々は、もう灯を消しては暮らせない。・・・・必ず家族のもとへ、全員無事に帰ってほしい。」と、宮沢賢治の「グスコーブドリの伝説」を引用しての記事でした。言いたいことは、よく分かります。しかし、灯を消す勇気を、一人一人持つべき時がきたのではないかと、私は思います。
 原子炉という、人の手に負えない巨大なモンスターをこのままにして良いはずがありません。石原都知事が陳謝した「天罰」発言は、会見に使う発言としては適切ではなかったかもしれませんが、便利さを求めすぎた当然の報いであると思います。誰かの犠牲のうえにある便利さなど、あってはいけないことです。
 日本は、被爆国であり、原爆の悲惨さを世界中で知る、唯一の国です。敗戦後、焼け野原の中から、経済大国になった国です。原子炉に頼った産業ではなく、国力を強くすることを、想像できる国であると信じています。
 計画停電になって、電気のない生活も悪くなと感じます。病院など、命に関わる電気を必要とする人以外、電気がなければないなりに、皆生活を楽しめると思います。
 「国の豊かさの象徴が明かりの数」という時代は、終わったのだと思います。
天台宗 東円寺
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