不滅の法灯とは…
天台宗を開基された、伝教大師最澄が一乗止観院(現根本中堂)を建立した際、ご本尊である薬師瑠璃光如来の宝前にかかげた灯火「明らけく 後の仏の御世までも 光つたえよ 法のともしび」と願いを込めて灯され、1200年以上の間、比叡山延暦寺根本中堂に灯し続けられている。
不滅の法灯 全国行脚
最新情報
伝教大師1200年大遠忌 不滅の法灯 全国行脚
令和3年6月に迎える伝教大師1200年大遠忌を機会として、全国のみなさまに伝教大師最澄を感じていただきたいと考え、全国を4地区にわけて天台宗各寺院を行脚します。
※伝教大師一千二百年大遠忌事業「不滅の法灯全国行脚」につきましては、令和2年4月2日「分灯式」の後、差し当たっては2ヶ月程度比叡山延暦寺にて法灯を護持保管し、行脚が可能となりました時期より開始することといたしておりました。
全国の緊急事態宣言は解除されたとはいえ、新型コロナウイルス蔓延の第2波、第3波発生の可能性があり、現段階での開始は困難であると判断いたしました。
従いまして、現在予定しておりました日程については一旦見直し、状況の推移を見ながら来春からの開始を目途に日程の再考をいたします。
詳しい日程が決まりましたらホームページなどで発表いたします。
令和2年6月25日
天台宗祖師先徳鑽仰大法会事務局
伝教大師最澄1200年魅力交流委員会
来春に・・
2020-07-13
「不滅の法灯全国行脚」実施のため、去る4月2日比叡山の根本中堂にあります不滅の法灯が4つに分灯されました。全国を4地区に分けて、寺から寺へ引き継ぎながら各所で宗祖伝教大師への報恩感謝を示していく予定でした。しかし、新型コロナウイルス感染による緊急事態宣言、また緊急事態宣言が解除されたとは言いましても第2波、第3波発生の可能性があり、現段階での開始は困難であると判断されました。従いまして、予定されていました日程を一旦見直し、状況の推移を見ながら来春からの開始を目途に日程を予定しております。詳しい日程が決まりましたら、ホームページ、東円寺だより等でお知らせいたします。
不滅の法灯行脚 延期に
2020-04-01
6月8日(月)~6月12日(金)まで予定されておりました不滅の法灯は、新型コロナウイルス感染の影響を考慮しまして延期されることが決定しました。延期後の日程は現時点未定ですが、決定され次第ご報告いたします。
不滅の法灯 東圓寺に
2020-02-03
東圓寺は、山梨県にありながら神奈川教区に属している。天台宗寺院が少ないという理由から、隣接する県はいくつもあるが神奈川教区に統合されている。神奈川教区山梨部東圓寺。天台宗寺籍簿にそのように記載されている。
天台宗では伝教大師一千二百年大遠忌を令和3年に控え、「1200年の不滅の法灯 全国行脚」を今年4月2日からスタートさせる。全国を4地区に分け、寺から寺へ法灯を引き継ぎながら約14か月かけて巡り、各所で宗祖伝教大師への報恩感謝を示していく。このほど、各地域のスケジュールおよび不滅の法灯の最初の引継ぎ寺院が発表された。
1月31日、神奈川教区宗務所内で不滅の法灯行脚についての会議が行われた。神奈川教区は第二地区に分類され、信越教区から引き継がれることになっている。6月8日(月)神奈川県川崎市で「神奈川教区一隅大会」が開催される。信越教区から引き継がれた不滅の法灯が奉安される。信越教区から引き継がれた不滅の法灯は、神奈川教区一隅大会終了後に東圓寺に引き継がれることが決まった。8日(月)夕方から12日(金)まで。
天台宗にとって不滅の法灯は、788年に伝教大師が一乗止観院(現根本中堂)を建てて自ら刻んだ薬師如来を安置された際に灯された灯明である。織田信長によって比叡山は焼き討ちされ多くのお堂を焼失した歴史は有名だ。法灯は、慈覚大師円仁が山形県にある山寺立石寺に分灯していたおかげで、伝教大師の灯明は1200年の時を超え現在も守り継がれている。
「天台ジャーナル」によると、「不滅の法灯は、一千二百年に亘って受け継がれてきた信仰の対象であります。」伝教大師は、山川草木悉有仏性(さんせんそうもくしつうぶっしょう)人間だけでなくすべてのものは、仏になれる性(種)をもっている(御誓願)と説かれました。祖師先徳鑚仰大法会事務局ではで、法灯行脚の出発までにポスターを掲示して広報するほか、各地域で行われる行事などをホームページや報道各社に随時配信して周知する意向だ。分灯式は4月2日午後1時から、比叡山延暦寺根本中堂にて営まれる。
今後の活動についてはホームページやFacebookなどで随時配信予定。不滅の法灯が東圓寺に奉安される。またとない特別な仏縁をいただいた。今年はオリンピックの聖火も忍野八海を巡ることが決まっている。2020年、忍野村は様々な意味で歴史に残る意義深い年となりそうだ。