近況報告
スターダスト
2017-08-06
「スターダスト」という芸能事務所から、座禅の問い合わせがありました。これからデビューする女の子たちが、ベルボトムスタジオで1泊2日の合宿をすることになったそうです。ベルボトムスタジオさんから、話を聞いたということで、座禅体験をお引き受けしました。
ところが、朝食も食べられるそうですね・・写経もさせてください・・境内清掃も・・一日で盛りだくさんな内容の体験になりました。東円寺に来られて、何をするのか事前説明はなかったそうです。ただただ緊張の連続だったと思います。6名の修行体験をする女子に対して、7名のスタッフ・・その背景を想像しますと、将来有望なのかもしれません。
一日の体験で、どのようなことが心に残ったのでしょうか。これからの活躍に期待したいと思います。
午前6時30分~ 事前説明 境内清掃
7時~ 座禅体験
8時~ 朝食 片づけ
9時~ 写経体験
10時~ 解散
座禅・精進料理
2017-07-19
個人ツアーの募集で集まった中国人10名の団体様が来られました。当初、25名ほどの予定が、最終的に10名になりました。東円寺の精進料理は15名限定です。人数が減ったことで精進料理を頼まれました。
最近は日本人でも一人一人のお膳でいただく習慣はないと思います。東円寺の精進料理は食を楽しむというより、食事をいただくということを考える場所になってほしいという願いで始めました。ご飯茶碗が左、汁椀が右・・当たり前だった日本の食卓が当たり前ではなくなっているようです。
お膳にすることによって、定められた空間に、器が並びます。その器には、高級食材ではなく四季を感じられる料理が置かれています。ひと昔前までの日本の食事は、質素だったと思います。
日本文化に触れたいと海外の方は思っておられます。「茶道」についても関心があるようです。茶道と簡単に言われましても、想像するほど簡単にお出しできるものではありません。精進料理も見た目以上に、神経を使います。
第8回親子座禅体験
2017-07-17
親子座禅体験という名目で年に一度開催させていただいていますが、どなたでも参加可能です。忍野村には、世界的に有名な会社があります。様々なストレスを解消する方法は、自分で心を解放することが何よりも重要です。しかし、言葉で言うほど簡単ではありません。
座禅によって得られるものは、心を鎮めるということを意識できるということです。自分のこころをコントロールするヒントが、座禅にあると思います。しかし、なかなか参加者は少ないのが実情です。来年は、より多くの方に参加していただけるよう周知したいと思います。ご参加いただいた方々に心から感謝いたします。
フランスバスケットボール協会視察のため
2017-07-16
忍野村では、東京五輪事前合宿キャンプ地を誘致していました。フランスバスケットボール協会の会長と奥様と娘さんもご一緒に来日されていました。
会長さんが体育館などを視察している間に、奥様と娘さんは日本文化に触れたいという希望があったようです。通訳さんもついて座禅体験をされました。
何よりも違和感を感じるのは、一般的に日本人が座禅や宗教観をもっていないことです。宗教観なく、座禅体験の経験のない方が、通訳している場面がほとんどです。住職が話す言葉を、何らかの言葉に変換して通訳をされるのだと思うのですが、どのような内容が伝わっているのでしょうか。
けれども、寺院独特の雰囲気は感じていただけたようです。後日、キャンプ地誘致に係る基本合意書が締結されたと聞きますので、フランスのバスケットボールチームが忍野村で練習をする姿を間近に見ることができることは嬉しいことです。
欲を言えば、通訳の方には、忍野八海の歴史や宗教的な背景を事前に学んでいただけば、多くの方に日本の文化をより深く感じていただけるように思います。